②ベルギー・ブリュッセル4泊6日で、私が食べた・行った・した事7つ | 里井真由美オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フードジャーナリスト。テレビや雑誌、webで活躍中。全国47都道府県、世界20ヶ国以上を着物で食べ歩きグルメ誌に連載中。日本の食文化に精通し、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員に任命される。

ブリュッセル首都圏観光投資局さんのお力添えで、ベルギー・ブリュッセルに4泊6日で行ってきました。感謝♡ 食べた・行った・した事ご紹介しています。
前回の記事はこちら→https://ameblo.jp/i-kitchen/entry-12309592137.html

3.工場・工房見学行きました


①ベルギーと言えば、ビール!

そう思い浮かべる方も多いでしょう。行ってきましたよ〜。
とはいえベルギーには醸造所だけで120カ所、銘柄も700種類〜1500を超える銘柄
があるそうで全制覇なんてきっと無理ですが、ポイントを抑えつつ3カ所廻ってきました。
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●ブラッセルズ ビア プロジェクト(略してBBP)さん

生化学と醸造学を学んだSébastien Morvan 氏とOlivier de Brauwere氏のお2人が立ち上げられ、

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ベルギービールの伝統を重んじつつ「クリエイティブ」で「クラフト」なビールを造る、世界から注目されているブリュワリーです
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入口入ってすぐはバー。奥に製造所とコミュニケーションスペースがあります

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多くの醸造所を訪ね、失敗を重ねながらもクリエイティブなビールを造りづける・・・

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飲み比べてわかる、ほんとベルギービールは奥が深い〜例えば冷やさない方が美味しいビール、温めて飲むビール、スパイスで味付けされていたり、フルーツ味、チョコレート味、etc 色も白から黄金~茶~黒まで

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ところで、そもそもベルギービールとは? ということで♡おさらい♡


ビールの多くは「ラガー(下面発酵)」というタイプに分類され、特に日本では「ピルスナー」というスタイルが主。一方、ベルギービールは「エール(上面発酵)」「ランビック(自然発酵)」など馴染みの少ないタイプが多いです。日本では淡色(黄色)にホップの苦みとさっぱり後味が多いのに対し、ベルギービールは多種多様!


そんな体感をさらに2店めでも実感▼
●マイクロブリュワリー moederlambic へ
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マイクロブリュワリー(小規模な工房)とはいえ、常時店頭にも50種弱のビールがあり、ブルーパブ(ビールをその場で造り提供するパブというイメージでしょうか
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そして地下には確かな品質のビール工房が
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原料へのこだわりや季節変化への意識も高く、熱く語っていただきながら8種を飲み比べ
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人間の味覚には「甘・塩・酸・苦・辛」最近では「うま味」も入り、食感、のど越し、香り、温度感を加えたら実に多種多様です。ベルギービールはそんな感性を色んな角度から攻めてくる〜
 
 
私はどうやら「甘・苦・冷」のビールが好きみたい。

桃のビールとか冷えてて泡がいっぱいの。あ、ベルギービールはそもそも泡立つものが少ないです。日本では注ぐときに液体と泡のバランスを考えるほど発泡性を重要視しますが、その文化はあまり感じられませんでした
 
 

 

●「cantillon」さん
「自然発酵(ランビック)」という、時間も手間もかかる伝統的な醸造法をされています
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店内はバーと言うよりコミュニケーションスペース、という雰囲気。ロゴが入りグッズ(Tシャツや鞄とか)も大人気でステイタス感ある店内。
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さすが伝統的な醸造方法。大量に作るから大きい、という訳では無くて「重厚な存在感」。
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♡おさらい♡

そもそもビールは、麦芽、ホップ、水、酵母の4つの原料で作られています。

ビールを作る過程の多くは人工培養された酵母を使用しているそうですが、ランビック自然発酵とは「酵母が違う」。つまり、醸造所や自然に生息する酵母で自然発酵させます。

自然発酵したビールは、通常の酵母では分解できない炭水化物も分解するのでカロリーも低め、熟成期間が3年を超えると糖分が全体の0.2%程度になる。健康志向が高い方にも人気だそう

工房には見学者さんも多く、日本で言う「日本酒の酒蔵」さんに来た感じでした
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飲み比べた「自然発酵」のビール。薫り高かったー。おそらくこれが自然発酵の特徴なのかなと思いましたが「酸」の薫りが高めかな?おいしかったです
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自然発酵にはさらに手法も多種あるようです。あー、ベルギービール奥が深くて楽しい。今回は3箇所でしたが、日本でもクラフトビールをもっと勉強しようと思います。
 
 
 

工場見学、もう一つ面白かった!

●「permafungi」さん
何と、コーヒーのカスを使ってキノコを栽培する。サスティナブルな取り組みをされています!
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工場見学に行ってきました(場所がまた素敵でした。以前は駅で倉庫街だったそう(→話したいけど話すと長すぎる、割愛。笑)
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で、最初にコーヒーのカスを活かしたキノコ栽培の原料を見たのですが、何となくイメージがわかず。ボクシングのサンドバッグみたいな状態。。。。これを発酵や乾燥をさせ「育てる」と
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!!!! キノコ〜 
こんな風に育つのですね。感動的だわ。面白い。びっくり。わーわー何枚写真撮ったか。笑
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しかも「繁殖キット」として売られてます。自宅でキノコ→www.permafungi.be/
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さらに、今回ヒットだったのが、この後 偶然、ランチに「permafungi」さんのキノコが出てきたのです!うわー。これって引き寄せだー

●Le Mess
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テラス席が気持ち良かったな〜
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permafungi  キノコ〜!
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日本で言う「ヒラタケ」「マイタケ」を足して2で割ったような。ヒラタケより食感あり、先の部分がマイタケのようにビラビラした感じ。そこにソースが絡まっておいしかった〜
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リゾットやラヴィオリ、チキン、お魚、デザートまで。ランチコースおいしくいただきました
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ビール工房は気軽に飲めるショップなので、お立ち寄りのご参考に。
キノコ工場 HPは → www.permafungi.be/


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