13話、ついつい長くなっちゃいますね。てへぺろ

 

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

シグナル  시그널 英題:Signal

 (tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)

対象:15歳以上

脚本:Kim Eun Hee

演出:Kim Won Suk

 

※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、1話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。

極力、ドラマ上、「なるほど!! この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。

余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。

 

前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。

 

#13-1 #13-2

 

【Episode 13-3】

 

さて、引き続き、過去は過去なんですけど、ここで一旦、ヘヨンの高校生時代に移ります。

 

過去

 

高校生のヘヨンが、ちょっとだけグレてたのは、前述のとおり。

 

屋上で、さぼって寝ているところにやってきたのは、同級生の女子。

名前は、ハン・ドヨン。

 

ドヨン「はぁ、たいしたものねぇ」

足で、ヘヨンが寝てる台を蹴とばすドヨン。

ドヨン「こら、パク・ヘヨン!!」

 

この女優さん、ファン・スンオンって言うんだけど、『두근두근스파이크(ドゥグンドゥグンスパイク/邦題:恋のドキドキスパイク)』って、ラブコメの主演したりしてた人で、私、なぜかあのドラマ、見てたんだよね。(笑)

ただ、日本語訳では見てないと思うので、おそらく内容把握は、おいしいところをつまみ食いって感じだったと思います。

30歳近かったソン・ジェリムが(設定上、ダブってる役だけど)生意気な高校生役とかって、もう、なんでもありだったの。うわ~懐かしい。。

・・・って書きましたけども、実際、イ・ジェフンだって、この

『シグナル』当時、31歳くらいだったはずで、劇中、高校生役してるじゃん(笑)

 

 

ドヨン「次の授業、数学のテストだよ!! 平均で80点取らないと、全員、運動場を10周走らされんのよ!! うちのクラスの平均点下げたら、あんた、〇ぬよ!!」

 

そう言って、ノートだけは置いていってあげるドヨン。

 

小学生の頃の、ユンジョンといい、

このドヨンといい、黙ってても、女子からアプローチされるタイプなのね、ヘヨンってば。(笑)

 

寝っ転がったまま、そのノートを開いてみた時、

屋上にやってきていた不良たちに、ドヨンが絡まれる声が聞こえてくる。

「お~、ハン・ドヨン、どこ行くんだよ?」

「俺とデートしてくんねぇ?」

「ほぉ~、たまんねぇなぁ」

「超いけてるよなぁ」

「どこ行くんだよ?」

 

特にそれ以上、なにかされるわけでもなく、ドヨンは階下に降りていき・・・、彼らも、不良と言え、制服を着崩してる程度かな。。

 

「おい、なんだ? おお、こんなところで、お前ら二人なにしてたんだよ?」

ヘヨン、見つかりました。

 

めんどくせぇ・・と、ノートを閉じ、枕代わりに目をつぶるヘヨン。

 

「さすが、イケメンはやることが早いな、いや、違うか。兄貴同様、手が早いってだけなのかもな・・」

 

"兄"の一言が出た段階で、薄目をあけるヘヨン。

 

「噂を聞いたんだよ。いやぁ、お前の兄さん、マジですげえな。今、インジュと聞けば、お前の兄さんのことを思い出すよ」

 

ゆっくりと起き上がるヘヨン。

 

「一体、何人だったんだ? こいつの兄貴は、普通じゃな・・・」

 

ヘヨン「それ以上、一言でも言ったら、死ぬぞ」

呟くヘヨン。

 

「「「おお、おっかねぇ~~」」」

ふざけて声を合わせる不良たち。

 

「なんだよ?お前も、兄貴のこと、恥ずかしいのか? 無理もな・・・」

 

相手の言葉を待たずして、カバンを投げつけるヘヨン。

 

そこから、1対4かな?

 

人と関わりたくなくて、いつもアウトローで、それなのに、こんな風に絡まれるから、致し方なく、ケンカが強くなっていったと思われ。。

 

この程度の人数なら、苦も無く、相手できます。

 

後ろから、羽交い絞めにされるヘヨン。

「おい、押えとけよ!!逃がしたら承知しないぞ」

 

一瞬で、交わし、首謀の生徒を、ぼこぼこに殴りつけ、締めあげるヘヨン。

 

「もうよせ、やめろってば、もう十分だろ」

本気で、止めに入る仲間たち。

 

「放せよ!!」

傍にあった、植木鉢を手にとったヘヨンを見て、「待て、待て、待て、俺が悪かった。ごめん、ごめん・・悪かったよ」と泣きを入れる生徒。

 

その姿を見ながら、いつまでたっても、こんなことをされ続けてる自分も、相手をしなければならない自分もみじめで・・・うわ~~と絶叫しながら、手にした鉢を壁に投げつける。

 

粉々だ・・・。

 

~食堂~

制服姿で、コッテギ屋にやって来たヘヨン。

 

座るなり、「オムライス」とだけ告げる。

まるで、自分の家のようです。

 

そんなヘヨンを、軽く睨むアジュンマ。

それでも、厨房に作りにいきます。

 

テーブルの上に置くアジュンマ。

店主「もうちょっと早く来なさい、何時だと思ってるの?」

注意の仕方が、ほとんどお母さんです。

 

本当に、オムライスを出したのを見て、「息子さんかい?」と訊ねる客。

店主「息子? いや、常連だよ。」

客「でも、家で食べないで、なんでここで食べてるんだ?」

店主「お客さんには関係ないことですよ。いいから、お飲みなさい」

アジュンマにそう言われてしまい、場違いな高校生の客に、眉を顰める客。

 

そんな雑音など我関せず、ひたすら、オムライスを頬張るヘヨン。

 

偽証言をしたダルから、全てを聞かされたのは、その少し前のことだったみたいです。

 

~回想 #12-3 ~

 

ヘヨン「うちの兄貴はやってないんだよな? なに一つ知らないまま、はめられたんだな? なんで、嘘ついた? 答えろよ!」

 

 

悪人にも、わずかな悔悟のおもいありって奴?

 

とうとう、ぶっ倒れるヘヨン。

それでも、ダルを離すまじ、と、足に食らいつく。

その目は、兄を想って必死です。

 

ヘヨン「誰だ? うちの兄貴にそんなことをしたのは・・・」

視線を合わせるように、しゃがみこむダル。

 

ダル「おい、お前・・・なんで、お前の兄貴がやってもいないことでハメられたか、わかるか? 金も後ろ盾も、権力もなかったからさ・・・、」

 

子供っぽい正論など通じないのはわかってる。

でも、世間に対して、背を向け、へそをまげていても、何も変わらない。

とにかく、今のままじゃだめだ、と思い知らされたジェハン。

 

~ハン・ドヨンの自宅~

朝、ハン・ドヨンが登校しようと、家の外に出てくると、

門の脇に、フードを被ったヘヨンが座り込んでました。

 

ドヨン「な・・あんた、こんなところで何してんの?」

 

立ち上がったヘヨン。

 

ドヨン「あんた・・その顔!」

血だらけのヘヨンを見て、目を丸くするドヨン。

 

ヘヨン「大学に入るためには、なにをしなきゃならないんだ?」

ぼそぼそと呟くヘヨン。

ドヨン「え?」

 

ヘヨン「大学に入るためには、何をしなきゃならないんだ?」

繰り返すヘヨン。

 

おそらく、一晩、ボロボロの身体で考えたんでしょうけど、さすがに、朝からこれをみたら、通報されるレベルだよ(笑)

 

~高校 校庭の片隅~

木の棒を使って、地面に書いて説明するドヨン。

面倒見いいよね。

青春だなぁ。

絶対、ヘヨンのこと、好きだよね。← ふふふ、すぐ、話しをそっちに持っていきたがる。

 

ドヨン「座って」

自分の隣に腰掛けさせる。

 

ドヨン「いい? 昔は、国語100点、数学100点、外国語100点、社会100点の合計400点満点だったの」

 

ヘヨン「お前な、俺がそんなことも知らないとおもってるのか? システムが変わったことくらい知ってる。どう変わったんだ?」

 

これだから、せっかちは困る、と言いたげなドヨン。

ドヨン「それが、一番、やっかいなのよ。まず、大学入試の試験では、成績に基づいてランク付けされるの。それに、普段の学校での内申とかも加算されるわ。」

ヘヨン「なんで、そんな複雑にしたんだよ」

 

その段階で、壁は一気に跳ね上がりました。

 

ドヨン「どこの大学を志望してるの?」

ヘヨン「誰でも入れるようなところじゃだめだ。もっといいところ。」

 

呆れて、口半開きのドヨン。

 

ドヨン「あんたが? (学科)試験そのもののことはさておき、あんた、内申とかどうするつもりなの? いくら2年生の分は15%くらいしかカウントされないとしても、あんたの成績なんて、目も当てられないじゃない。もし、例え、あと2年間狂ったように勉強したとしても・・・」

ヘヨン「狂ったように勉強するさ」

 

ちょっと圧倒されるドヨン。

一応、本気らしいということは伝わったみたいです。

2年生になったばかりなのかな?

 

ドヨン「だったら・・・誰もが入れないようないい大学ってどこよ?」

ヘヨン「選抜入学できて、学費が安いところ」

さすがに、高望みだとわかるだけに、声のトーンは落ちました。

 

うわぁ~~、と、感心したように、「つまり、可愛くて、ナイスバディで、人間的にもいい子で、自分に都合のいい女の子が望みってことね」と、突いてくる(笑)

 

ドヨン「そのうえ、財閥の娘を彼女にしたいわけね?」

 

ヘヨン「・・・・・・」

自分が、虫のいいことを言ってるのは、わかっているので、むかつきつつも、反論しません。

 

ドヨン「その条件に当てはまるのは、トップレベルの国立大学だけよ。あなたの今の成績じゃ、ソウル大に入るのも無理ね。海軍兵学校、空軍士官学校、陸軍士官学校あたり・・・は、学校での成績重視だから、うまくいかないでしょうね。」

話は脱線しはじめました(笑)

 

ドヨン「だったら、警察大学は? 学費もかからないし、寮も完備じゃん」

 

ヘヨン「警察大学だと? お前、イカレたのか? そんなとこ、ぜってい、行かねぇよ」

警察と聞いて、顔付きが変わったヘヨン。

 

ドヨン「笑わせてくれるじゃん。行かねぇ、じゃなくて、そもそも、行けないっていうレベルの話よ。あのね、警察大学は、誰もが入れるようなネカフェじゃないのよ!」

 

ドヨンの言葉を反芻するヘヨン。

 

客がほとんどいなくなった店で、うたた寝しているアジュンマ。

 

意を決したようなヘヨン。

ヘヨン「アジュンマ・・・アジュンマ!」

店主「ん? ん? なに? しょっぱかった? 水でも欲しいのかい?」

 

ヘヨン「俺、警察大に行ってみようかな?」

店主「・・・・・」

固まったまま、黙るアジュンマ。

 

ヘヨン「どうしたんだよ?」

店主「人間ってものはね、自分の立場ってものを知るべきさ。あんたは、自分が捕まるほうじゃないことだけでも感謝しないとね。警察になるだって?それも、警察大に行くだって? まったく・・・もし、あんたがホントに入れたら、さっきの言葉は撤回してあげるよ」

 

ヘヨン「・・・だよな? 俺なんかがどうやって、警官になれるっていうんだよな」

自虐的に嗤うヘヨンの耳元に、ダルの言葉が蘇ります。

 

ダル<おい、お前・・・なんで、お前の兄貴がやってもいないことでハメられたか、わかるか? 金も後ろ盾も、権力もなかったからさ・・・

 

どうしても、その言葉が、忘れられなかったのでしょう。


現在

 

その言葉を胸に、宣言どおり、狂ったように勉強をして、警察大に入ったヘヨン。

以前、スヒョンが警察庁の知人に確認したように、家族関係(兄の事件)が問題にされかけたものの、無事に合格し、そして、今、警察組織の中では、警衛という肩書を名乗れているというわけです。

 

~ヘヨンの車内~
昔のことを思い出しながら、古びた店のカードを見つめるヘヨン。

 

その時、時刻は、23:23。

 

久しぶりに、無線機に電源が入りました。

 

なんと声を掛けたらいいのか、わかりません。

子供の頃の自分をずっと見守ってくれていた人だと知ってしまったんです。

知らなかったとは言え、そんな恩人と、こんなにも深く関わっていたことも。

 

それは、1999年のジェハンも同じでした。

本来ならば、しなくてもいい苦労を、あの小さな背中に背負わせてしまった、と思うだけで、言葉がありません。

 

ついに、口を開くヘヨン。

ヘヨン「刑事さん・・・インジュの事件についてですけど・・その・・・」

 

それを制するように、語りだすジェハン。

ジェハン「諦めませんよ。最後まで追求するつもりです。私は・・・とっても、大切なことを忘れていたんです。諦めたり・・背を向けるなんてこともできません。そんなことできません」

 

ヘヨン「・・・・・・」

すでに、目に涙が滲んでいるヘヨン。

 

ジェハン「以前、未解決事件が存在するのは、誰かが諦めたからだ、とおっしゃいましたね。この事件・・・この事件だけは、それらの事件にしてはならないんです

 

ヘヨン「私は・・・刑事さんに幸せになってもらいたいんです。あなたのそばにいる人や、愛する人たちと共に過ごすこと・・・は、事件を解決することなんかより、もっと大切です」

 

それを聞き、小さく頷くジェハン。

 

言葉を選ぶジェハン。

 

ジェハン「私も、警衛ニムに、幸せになってほしいです。・・・貧しくても、一つ屋根の下で、家族と共に過ごし、そして、みんなで一緒に、温かい食卓を囲むんです。一緒に食事をして、一緒に眠り、寂しく過ごすことのないように。。あなたには、そういう、他の人のような、ごく当たり前の生活をしてほしいんです。そんなふうに生きていってほしいんですよ」

 

ジェハンの暖かい言葉に、もう十分だ、と涙ぐむヘヨン。

 

ヘヨン「刑事さん、もう、インジュの事件に関わるのは止めてください。この事件のせいで、あなたは危険な目にあうんです。」

もう、そのことを告げないわけにはいきませんでした。

 

答える前に、一瞬、微笑むジェハン。

ジェハン「そんなの、かまいませんよ・・・我が国の強力班の刑事が、そんなことで怖れたりすると思いますか?」

 

そう言うより他に、ジェハンには、どうしようもできませんでした。

 

 

ヘヨン「最初に、無線を送ってきたのは、私じゃなく、刑事さんなんですよ」

 

え・・・と、ここで、認識のズレに気づくジェハン。

 

ジェハン「私が、最初に、交信をしはじめたと?」

ジェハンの記憶では、最初の交信は、"京畿南部連続殺人事件"の山狩りの時でした。

なぜ、見知らぬ警衛から、無線連絡が来るのかもわからないくらい、ど新人だった頃の話です。

 

ヘヨン「ええ。刑事さんは、こうも言ったんです。"また、(交信は)始まる、と。そして、1989年の自分を説得するように・・と。その時、銃声が聞こえました" インジュ事件のせいで、危険な目にあったんです。だから、刑事さん、インジュ事件の・・」

 

ジェハン「わかりました。もう、何も聞かないことにします」

 

ヘヨン「・・・・・・」

ジェハン「私は諦めませんよ。なにが起ころうとも、私は最後までやり通します」

ヘヨン「・・・・・」

そこで、無線は切れました。

 

半泣きのヘヨンに比べ、

ジェハンの顔は、清々しくさえあります。

 

ヘヨンの言う「危険」の示す意味に気づいていないジェハンではありません。

 

でも、今のジェハンは、事件の背後は、そう単純なものではない、ということも気づきつつあるのです。

 

自分のなすべきことを悟っている彼には、進むべき方向にブレはないのです。

 

ここで、切ります。

 

 

★『シグナル』EP.13-3 雑感★

 

ヘヨンとドヨンのシーンも、このドラマの中で、ちょっと独立してて、好きなんですよね。

私の記憶が確かなら、ドヨンが登場するのはここだけだったはず。

Part.2で、(ナレーションだけででも)ドヨンの消息がわかったら、嬉しいなぁ。

 

 

#9-1 で、ヘヨンは、すごく悩んでいました。

 

ヘヨン:あの時・・・この無線機が俺の手に渡ったのは、本当に単なる偶然だったんだろうか・・・?

なぜ、(交信スタートはいつも)23:23なのだろうか?

なぜだ?

一体、どうして、俺だったんだろうか?

どうして?

 

混乱につぐ混乱で、かなり疲れもたまっているヘヨン。

 

 

この交信は、偶然なんかじゃない。

 

最初から、イ・ジェハンとパク・ヘヨンの間で、取り交わされるべきものだったんだ、と、今は、それぞれが、それぞれなりに、納得できたのかもしれません。

 

時を超え、協力しあいながら、いろんな事件を解決しながらも、ずっと(個人的な)関わりがない、と思ってきたのに、だんだん、ジェハンがスヒョンの直接の先輩だったとわかったり、身近に感じられるようになった矢先、とうとう、お互いの正体・・というか、なぜ、この交信がはじまったのか、という当初からの疑問に、ある程度、答えが見えたような感じです。

 

幸せになってほしい、と互いに願う二人。

 

ジェハン「貧しくても、一つ屋根の下で、家族と共に過ごし、そして、みんなで一緒に、温かい食卓を囲むんです。一緒に食事をして、一緒に眠り、寂しく過ごすことのないように。。あなたには、そういう、他の人のような、ごく当たり前の生活をしてほしいんです。そんなふうに生きていってほしいんですよ」

 

ジェハンがこれだけ、幸せについて熱く語ったのは、ほかでもない、スヒョンとアボジと三人で囲んだ誕生日の食卓の記憶があったからでしょう。

ジェハンにとって、あの時間が、彼が思う、人の営みの中で感じる、唯一無二の幸せの象徴だったに違いありません。

 

 

 

同僚とも、友人とも、ましてや、身内とも違う。

いうなれば、相棒のような、戦友のような・・・でも、ある意味、とても、近しい人。

 

この関係性、ズシンと胸に迫ってきます。

 

 

 

 

★『シグナル』EP.13-4に続く★