9話全体の筋追いが終わらず、少し、間隔が空いてしまいました。

 

この9話も、なかなか、中身がぎっしりで、ぎゅうぎゅうです。

どのシーンも、大事に思えて、キャプチャーの手が止まりません。

 

そう言えば、この筋追いを始めた時には、主だったサブスクでの配信はしてなさそうだったんですが、勘違いだったのかな?

J-comとかは、やってるぽかったですが・・・アマプラとかユネクは見られなかったですよね。

そしたら、最近になって、ネフリでやってるのに気づきました

びっくりびっくりびっくり

 

おそらく、訳部分はかなり違ってると思いますけども(笑)、そこんとこは、ひろ~いお心でお許しくださいませ。

 

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

シグナル  시그널 英題:Signal

 (tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)

対象:15歳以上

脚本:Kim Eun Hee

演出:Kim Won Suk

 

※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、1話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。

極力、ドラマ上、「なるほど!! この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。

余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。

 

前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。

#8-1 #8-2 #8-3 #8-4

 

【Episode 9-1】

 

後半戦突入です。

≪今までのお話≫という形で、1分10秒ほど流れますが、最初の頃の、ユンジェ誘拐事件くらいの時の映像も入ってきたりするので、あらすじというよりは、前半のトピックをつなぎ合わせたって感じでしょうか。

というわけで、いつもの如く、割愛します。口笛

 

現在

 

8話ラストに引き続き、アン・チスの机から、例の無線機を見つけ出したところからですね。

 

引き出しを開けると、電源が入った無線機が入ってました。

思わず、取り出すヘヨン。

 

ヘヨン「なぜ、これが・・・ここに?」

 

その時、「パク・ヘヨン・・・」と声をかけるアン・チス。

さすがに、電源が入っていることに気づいていたら、別の追求が始まりそうなので、おそらく、ここでは気づいていなさそうですね。

 

ヘヨン「なぜ、これを、係長ニムが持ってるんですか?」

アン・チス「それがどうした?」

 

捨てたはずなのに・・・と混乱しまくってて、パッと答えが出てこないヘヨン。

 

アン・チス「おまえのものだとでもいうのか?」

 

ヘヨン「なんだか、これが誰のものなのか知ってるような口ぶりですね」

ようやく反論できました。

 

アン・チス「知りたいか? それはな、イ・ジェハン刑事が持っていたものだ」

 

すぐには、飲み込めないヘヨン。

 

ヘヨン「これが・・・イ・ジェハン刑事さんの無線機なんですか?」

アン・チス「そうだ。イ・ジェハンは、その無線機を、幸運のお守りみたいに、いつでもどこにでも持ち歩いていたよ。15年前、奴が失踪した現場で見つかったものだ。車が見つかった周囲で発見されたんだ。つい最近まで、証拠として保管されていたが、その必要がなくなったため、処分することになった。なのに、どうして、お前がその無線機を所有することになったんだ?」

 

ヘヨン「・・・・! どうして、私が持っていたことを知ってるんですか?」

 

アン・チス「・・・・・・」

ヘヨン「まさか・・私を監視してたんですか?」

 

アン・チス「俺の質問にだけ答えろ。お前とイ・ジェハン刑事はどんな関係だ? なぜ、イ・ジェハン刑事の背景を探っている?」

 

ヘヨンに少しずつ、形勢逆転の兆しが出てきたみたいです。

ヘヨン「どうしてですか? 私がイ・ジェハン刑事を調べたらまずい理由でもあるんですか? それとも・・イ・ジェハン刑事失踪には、私が知ったらまずい秘密でもあるんですか?」

 

黙ったまま、ヘヨンのほうに、一歩二歩・・と進み出るアン・チス。

アン・チス「イ・ジェハン失踪事件に関して、秘密などまったくない。」

ヘヨン「・・・・・・・」

それを信じろ、というのは、さすがに無理があるのでは・・・。

 

ヘヨンの反逆のターンかと思いきや、そこへ、広域捜査班の刑事たちが戻ってくる。

 

チスとヘヨンを見た彼らが、会話をピタっと止めたのをきっかけに、これ以上のここでの会話は無用だと判断したアン・チス。

 

アン・チス「もし、二度と俺の机を触ったりしたら、そう簡単には容赦しないぞ」

ヘヨン「私のものに関しては、取り戻させてもらいますよ」

 

堂々と、係長席から離れたヘヨンの姿に、

それ以上、特になにも言わず、会釈して席に戻る先輩刑事たち。

 

良かった・・・。

とりあえず、無線機、ヘヨンの手元に戻ってきたよ。

 

振り返ったアン・チスの顔が怖い。。。

 

~ヘヨンの部屋~

ホワイトボードがホワイトだ。。

そういうの、いいから絶望

 

なんだか、"大盗事件"が終結したって、物理的に言われてる気がします・・・。

 

机に座り、考え込んでいるヘヨン。

うわ・・・もしかして、ヘヨンのPCの壁紙って、お兄ちゃんの木のお墓なの?(涙)

今まで、そんな画面あったかな?

 

ヘヨン:イ・ジェハン刑事さんが、お守りのように持ち歩いていた無線機。。俺が発見したあの晩、処分されるところだったんだ。

 

~回想 #1-2

 

携帯電話に耳を当てていたヘヨンが、別の場所から聞こえる微かな音を頼りに、

なにかに導かれるように、トラックの荷台へと足をすすめる。

 

ジェハン<パク警衛ニム・・・こちら、イ・ジェハン刑事です>

 

突然、聞こえてきた声に、携帯電話からだと思い、耳を押し当てるヘヨン。

ヘヨン「もしもし?」

 

ジェハン「いらっしゃいますか? パク警衛ニム?」

 

はっきりと、荷台の方から声が聞こえ、足を止めるヘヨン。

 

慌てて、廃棄処分の袋を漁り、証拠袋の中から、電源が入った無線機を見つけ出す。

 

ヘヨン「あなたは何者です?」

 

 

ヘヨン:あの時・・・この無線機が俺の手に渡ったのは、本当に単なる偶然だったんだろうか・・・?

なぜ、(交信スタートはいつも)23:23なのだろうか?

なぜだ?

一体、どうして、俺だったんだろうか?

どうして?

 

混乱につぐ混乱で、かなり疲れもたまっているヘヨン。

 

アン・チス<15年前、奴が失踪した現場で見つかったものだ。車が見つかった周囲で発見されたんだ。>

 

 

ヘヨン:イ・ジェハン刑事の失踪事件には、どこかに秘密が隠されている。

なぜ、俺だったんだ? どうして、この無線機の交信は始まったんだ?

 

そう、それを突き詰めていった先に、『シグナル』というドラマの真骨頂があるのだよ。

 

ジェハンの失踪事件の調査書をめくってみるヘヨン。

(突破口となりそうな人物の写真が大写しになってますね。)

 

ヘヨン:イ・ジェハン刑事は失踪し、汚職警官の濡れ衣を着せられた。何者かが、彼を罠に嵌め、証拠を固めたんだ。警察組織の中にいる誰かが・・・。

 

おそらく、警察組織の誰か・・・については、ぼんやりとではありますが、輪郭が見え始めているのかもしれません。ただ、今のヘヨンには、当時の、ジェハンとボムジュの確執はおろか、そこにアン・チスがなぜ関わるのか、など、何一つわかっていることはありません。

 

ヘヨン:その人間を見つけることができれば・・・イ・ジェハン刑事さんが、なぜ、どのようにして、行方不明になったのか、わかるはずだ。

 

実際のところ、それを言うなら、視聴者も、アン・チスの回想によって、ジェハンを撃った場面も見てしまってはいますが、まだ、人ひとりの命を奪おうとするまでに至る、もっと大きな背景について、知らされていません。

 

ヘヨンの中では、今のところ、アン・チスがかなり怪しい人物として浮上しています。

 

~キム・ソンボムの事務所~

はい、その突破口さんです(笑)

 

札束を数えているソンボム。

しかし、散々悪いことをして、金を稼いでる割には、場末感、半端ないな。

クラブかなにかも経営してるのかな?

 

ボーイ「兄貴に御届け物だそうです」

見ると、アン・チスとだけ書かれた紙が貼ってある封筒。

 

ソンボム「なに見てる!さっさと行け!」

ボーイを追っ払うと、早速封筒を開ける。

 

ハンソンビル裏の駐車場。午後4時。携帯電話は使うな

イ・ジェハンの件でやってもらいたいことがある

 

 と、印字された紙が一枚入っていただけ。

 

~ハンソンビル裏の駐車場~

 

ソンボム「ちっ、まったく。。。」

呼びつけられて、ちょっとご機嫌斜めです。

ソンボム「俺におとなしくさせたがってるとばかり思ってたんだがな。わざわざ、こんなところまで来させて、一体、なにをさせるつもりだ?」

 

その時、背後から、「あんたは、奴が言えば、そのとおりに、行ったり来たりするんだな。忠実なことだ・・・」という聞きなれない声が聞こえ、振り返るソンボム。

 

ヘヨンでした。

ヘヨン「宅配メールサービスっていうのは素晴らしいな。途中で無くなることもないし、直接、届けてほしい人間のもとに、時間ぴったりに届けてくれる」

 

ソンボム「なんの話ですか?」

ヘヨン「つまり、アン・チス係長だったってことか? イ・ジェハン刑事を汚職警官に仕立て上げた人間っていうのは・・・」

ソンボム「アン・チスって誰ですか? そんな人のことは知りませんよ」

ヘヨンが刑事だとわかっているので、一応、敬語でしゃべってます。

 

ヘヨン「もちろん、彼ひとりじゃ、こんなこと、できっこないですよね。このスケールは、さすがに大きすぎる。奴の背後には誰がいる?

 

ヘヨンの追求は止まりません。

ソンボム「何もしらないって言ったじゃないか。もし、あんたが、そんなに捜査したいなら、令状でもなんでも取ってくればいいだろ? ん?」

最後は、すごんでみせるソンボム。

 

それだけ言うと、肩をイカらせて、帰っていくソンボムの後ろ姿を見ながら、くすっと笑うヘヨン。

とにかく、揺さぶる作戦みたいだけど、まだ、全容が見えてないのに、大丈夫かな。

 

過去

 

裏通りを、上の通りから監視しているジェハン。

 

情報屋「あいつが、お話ししたキム・スンボムって奴ですよ」

すっかりおなじみですね。

でも、名前等はわかりません(笑)

 

二人の部下を連れ、肩に風を切って歩いているキム・スンボム。

情報屋「2年ほど前から、ピラミッド詐欺(ねずみ講)やらでだいぶ儲けてるって噂です。どうして、あんな奴に関心を持ったんですか? 知ったら、ヒョンだって無事じゃいられませんよ

 

車のトランクを開け、カバンから段ボール箱に、札束を入れ替えているのが、上からも丸見えです。。

騙した金の回収か、貸した金の取り立てか、札束の量に、ひょ~~っと感心する情報屋。

 

視線を感じたのか、スンボムが上を見上げたところで、

さっと、身体をひっこめるジェハンと情報屋。


 

ジェハン「どうしようもない奴らだな」

 

その後、情報屋は帰り、車の中で、資料を見ているジェハン。

ジェハンが見ているのは「チニャン洞 ピラミッド詐欺事件」の捜査報告書です。

 

担当者名として、署名してあるのは、キム・ボムジュ。

 

ジェハン「この詐欺事件は、20億ウォン以上の被害があったのに、証拠無十分だと? ああ、キム・ボムジュ、あのくそったれ。かなり大胆だな。こいつは面白いぞ。」

 

つまり、ボムジュの資金の裏側を独自に調べているってことですね。

 

~チニャン署~

もうクリスマスが近いのか、署の入口で、クリスマスツリーの飾り付けをしているスヒョン。

もう制服ではなく、私服での勤務になったみたいです。セーターが可愛い。。

 

そこに戻ってきたジェハン。

 

慌てて、手を止めるスヒョン。

 

スヒョン「一体、どこに行ってたんですか?」

ジェハン「なんで、お前がそんなこと知りたがるんだ?」

ま、普通に考えて、正直にしゃべるはずないですね。

 

スヒョン「先輩ニム、クリスマスはどうされるんですか?」

 

振り返るジェハン。

今のジェハンに、クリスマスを気にしてる余裕なんてないだろうなぁ・・・

 

パンツのポケットから、チケットを取り出し、差し出すスヒョン。

スヒョン「映画のタダ券があるんですけど、おともだちとでもいっしょに見に行ってください」

 

ジェハン「・・・・・・・・・」

スヒョン、あなたより先に、このジェハンの沈黙の意味をわかってしまってごめんね。

 

スヒョン「あ・・これはその・・先輩ニムには、いつもお世話になってばかりいるので、ただのお礼です」

他に他意はありません、とばかりに強調すればするほど、スヒョンの、可愛い他意しか見えてこない(苦笑)

この時期に、映画のチケット2枚渡すってことはそういうことですもん。

 

ジェハン「俺は、映画は見ない」

 

スヒョン「・・・え?」

 

ジェハン「(映画は)見ないんだ・・・」

 

いつものジェハンなら、「なにが映画だ、この半人前が!」とか、いろいろ言いそうなのに、逆に、この穏やかな表情が、取りつく島がない感じに思えます。

 

"京畿南部連続殺人事件"から、7~8年経ってます。

ウォンギョンのことを忘れることはないのはもちろんですが、時間経過と共に、そういった直情的な感情を表に出すことはなくなり、まるで、恋愛感情そのものを封印した人のような、達観した印象を受けてしまいます。

 

それだけ言うと、階段を上がっていってしまう。

 

チケットを差し出したまま、一人残されたスヒョンがじっと目で追っている。

スヒョン「・・・・・・」

そりゃ、気落ちするよね。

今日一日、きっと、このチケットをいつ渡そうか、って、想いを巡らしていただろうし、勇気を振り絞っただろうに。。

 

 

~強力班~

刑事たちが全員揃っているところでの打ち合わせ?

ボムジュ「本日、通知されたように、我々は市内の小売店への犯罪取り締まりを強化する。管轄担当と力を合わせて連携し、準備をするように。なにか、質問は?」

 

すっと、黙って手をあげるジェハン。

 

ジェハン「たしかに、年末ですし、班長が指示したように、より多くの事件をくい留めることも重要です。しかし、国家に仕える立場の人間として、我々は国民の日々の生活にこそ、気にするべきでしょう。たとえば、このようなものはどうです?江南で6件、江西で5件、合計で11の事件です。こいつは、多くの人から強盗しています。裏金をもたらすような大きな事件とは言えませんが、国民は、経済政策のおかげで、すでに苦しんでるんです。我々が片付けなければならないのは、まさに、こういう犯人じゃありませんか!」

ちょいちょい、皮肉が混じってる(笑)

 

嫌そうな顔をしながら、ゆっくりとジェハンに近づいてきたボムジュ。

現場の写真を見せるジェハン。

 

あ~~、なんでまた、余分なことを言いだしたんだ、ジェハンの奴・・・という空気が、他の刑事たちから立ち上っています(笑)

 

ボムジュ「お前、そんなにこいつを捕まえたいのか? この路上強盗を?」

いわゆる、バイクに乗ったひったくり犯です。

 

ジェハン「(それだけじゃなく、実際に)そうすると言ったら?」

 

ガンと、ジェハンの向う脛を蹴とばすボムジュ。

 

あ・・・痛い、とばかりに、正視できないスヒョン。

 

ジェハン「・・・・痛ってぇ・・」

にらみつけるジェハン。

ボムジュ「見下すな。俺はお前の上司だぞ」

警察は階級社会だということを理解してないわけじゃないので、一旦、黙るジェハン。

 

ボムジュ「もし、捕まえたいのなら、好きにしろ。だが、日中のみだぞ。もし、夜の特別警戒パトロールに現れなければ、命令に従わなかったとして、報告するからな。まぁ、疲れるだろうが、お前なら大丈夫だろう」

ジェハン「もちろんですよ。」

ボムジュ「ご苦労なことだな。昼も夜も、働くなんてな。。しかも、他人の背景まで探るとは・・・

ジェハンがいろいろ調べていることもお見通しだと言ってます。

 

ボムジュ「よし、以上だ」

 

打ち合わせは終わり。

すぐさま、床に落とされた資料などを拾おうと、ジェハンのデスクにかけつけるスヒョン。

 

ジョンジェ「黙って言うことを聞いておけば、機嫌を損ねなかったものを・・。お前のことだって、家に早く帰らせたかもしれないのに・・・」

 

ジェハン「お前はそうしてろよ。俺には出来ないってだけだ」

ジョンジェ「おい、俺だって、そのひったくりについては、あとで手伝ってやるよ。な?」

ジェハン「ああ、放せよ。俺は一人でやるよ」

 

資料を拾い上げたスヒョン。

見ているのは、バイクに乗ったひったくり犯の写真でした。

 

ジョンジェ「お前のこと、ほっておけないってわかってるだろ」

私のために、BL味を出してきてくれているのかもしれませんが、(私が求めてるのは)そういうんじゃない!(笑)

 

スヒョン「・・でも・・・どうやって、犯人の顔がわかるんですか? (フルフェイスのヘルメットをかぶってたら)まったく見えないのに・・」

ジェハン「・・・・・・」

スヒョン「これで、どうやって捕まえることができるんですか?」

ザ・ド素人のような直球の質問を、真剣な顔で投げかけてくるスヒョンに、脱力するジェハン。

 

ジェハン「返せ・・・」

 

ジェハンににらまれて、すごすごと写真を戻すスヒョン。

 

ジェハン「ったく・・こいつは・・! 強力班の刑事が犯人を捕まえるのに、顔なんて必要か? 刑事の勘って奴があるだろうが!」

 

そんなふうに言われても、わからないものはわかりません・・・とばかりに、その場に立ったままでいるスヒョン。

爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑

スヒョンって、ジェハンに対して、盲目的に従ってばかりじゃなく、案外、拗ねたり、意地っ張りなところ、顔に出すよね。(笑)

 

ジェハン「ああ、もう行けよ! 席に戻れ!」

 

仕方なく、席に戻る際の、納得しきれてないスヒョンの後ずさり方が可愛い。。

 

まだ、ボムジュのやり口が気に入らず、イライラが戻らないジェハンをまぁまぁ、となだめるジョンジェ。

 

~バイクの修理屋~

次の日から早速、バイク屋を当たるジェハン。

 

ジェハン「すみません。ちょっとお話しいいですか? このタイプのバイクは、デヤンですよね? 最近、修理に持ち込まれたとか、ありませんか?」

 

一軒一軒、写真を見せながら、当たっていくジェハン。

 

~強力班 オフィス~

書類を配ったり、アシスタント的なことをしながら、自席で棚にもたれて眠っているジェハンに気づくスヒョン。

ボムジュの言葉通り、夜は警戒パトロール、昼は聞き込み・・を続けているようです。

 

起こさないように、そっと、書類を置きながら、机の上の、バイクの写真に目を向ける。

 

そのうちの数枚を自分のデスクに持ち帰り、じっと見ているスヒョン。

本日も、セーターはクリスマスカラー(笑)

 

そのうち、自分の仕事をしながら、パソコンの前に、ひったくり犯の写真を張り付け、いつでも見られる状態にしてます。

お昼休憩もそこそこに、食パンをかじりつつ、自分の仕事をこなしているスヒョン。

五月雨打ちだけど、頑張ってるねぇ。

 

~宿直室~

夜、斜め掛けのたすき姿で、宿直室に戻ってきたスヒョン。

年末の警戒パトロールに駆り出され、疲れているのは、スヒョンも同じです。

 

当然の如く、宿直室にも、当然、ひったくり犯の写真が、到るところに貼ってあります。

 

数枚どころか、写真増えてない?

全部、プリントしなおした?(笑)

夜、布団に入ってからも、写真をめくりつづけてる。。

「夢の中にでてきてよ」と言いながら眠りにつくスヒョン。

 

~通り~

夜の繁華街を警ら中のジェハンたち。

ただ、パトロールするだけじゃなく、店の中にも立ち入らなければならない感じです。

店主「ちょっと待って下さいよ。今は、一番、慌ただしい時期なんですよ。どうして、こんなこと協力しろ、なんて言うんですか?」

ボムジュに裏金を渡すのは、商店街のお偉いさんクラスで、一般のお店の店主さんの反応は、こんな感じなのね。

 

ジョンジェ「すみませんねぇ。これも、法律で決まってるんですよ」

店主「法律、法律って言われてもねぇ、こっちだって、金を稼がなきゃいけないんですよ。お客さん全員、追い出せって言うんですか?こんなのやりすぎだろ!!」

 

店主とジョンジェが店先で揉めているその時、交差点で止まる一台のバイクが目に入ったスヒョン。

スヒョン「あの男・・・」

 

間違いなく、毎日毎晩、ずっと見続けていた写真の男です。

写真だけじゃなく、パソコンで、防犯カメラの映像も取り寄せて見ていたらしい(笑)

 

スヒョン「あれ・・・アイツ!!」

指さすスヒョン。

 

スヒョン「・・・ひ、ひったくり犯!!」

そう言うと、前後見境なく、大通りめがけて、駆け出していってしまいました。

 

ジェハン「お、おい! それは違うバイクだろうが! まったく!!」

叫びながら、後を追うジェハン。

 

「どうした?」「何事だ?」と、あとから追いかける刑事たち。

 

ジェハン「おい、ちょっと待て!!」

この時の、スヒョンを追いかけるジェハンの必死さよ!(笑)

 

ジェハンの叫び声など、耳に入らず、一目散に、信号待ちのバイクに突進していくスヒョン。

手前に停まっていた乗用車のボンネットに飛び乗り、そのまま、バイクの男めがけて、飛び移り、

バイクもろとも地面に倒れ込みました。

 

ジェハン「おい! おい! おい!!!」

 

必死に、後続の車に止まれ、と両手をあげ、スヒョンを助け起こそうとするジェハン。

 

あとから追いついた刑事たちも、車を停めようと必死です。

 

~強力班~

鼻に突っ込んだティッシュにちょっとだけ血がついてるスヒョン。

居心地悪そうに立たされています。

 

ジェハン「ったく・・お前、気でも狂ったか?お?」

本気で怒ってます。(笑)

 

ジョンジェ「まさにそのとおりだ。あいつが・・まさに・・・」

ジョンジェも厳しそうな声付きで続けますが・・・

 

ジョンジェ「真犯人だったとはな! よくやったぞ~~~!!! なぁ、うちのマンネ(末っ子)に拍手を送ろうぜ、なぁ?」

他の刑事たちに声をかけるジョンジェ。

 

先輩たち、快く拍手してくれました(笑)

 

ひとり、おもしろくないのはジェハンです。

 

先輩たちの笑顔を見て、ちょっとだけ、照れくさそうに微笑むスヒョン。

 

ジョンジェ「でも、どうやってわかったんだ? お前、あいつの顔なんて見たことなかっただろ」

スヒョン「夢で見てました」

 

その言い方が可愛くて、笑い出す先輩刑事たち。

 

ジェハン「ほらな! だから、こいつ、完全にイカれてるって言っただろ!」

スヒョンを指さしながら、部屋を出ていくジェハン。

 

ジョンジェ「おい! なんで、犯人を捕まえた人間をそんなにいじめるんだよ?」

 

ふふふ、ジョンジェさん、女子が危険なことをした時、男子が不機嫌になるのは、王道でしかないじゃありませんか(笑)

 

スヒョンが一番、褒めてほしかった人は、なぜか、プンプン怒って出て行ってしまいました。(笑)

スヒョン、がっかり。。

 

ここで、切りますね。
 

★『シグナル』EP.9-1 雑感★

このドラマに出てくる主要3人の主役たちは、自分の意志で、自分の疑問を解決すべく、自分の足で動く・・・が基本なので、その三人をもってしても、すんなり解決するような状況じゃないところも、見どころなんですよね。

 

無線での交信は途絶えていても、アン・チスとの件から、キム・ソンボムを追うことに力を入れるヘヨンと、過去のジェハンが、ソンボムに目を付けるところがリンクするなど、包囲網は徐々に狭まってる感じがします。

 

ヘヨン、がんばれ!!

 

あ、あと、スヒョンの恋物語も応援してます。

 

たしかに、ジェハンは朴念仁な部分もありますが、人間の感情の機微に疎かったら、刑事はつとまりません。

自分の恋愛感情は封印しているつもりでしょうが、スヒョンの、必死で可愛いアプローチもだいぶ蓄積してきてるはず(笑)

 

今は、とにかく、刑事としてはまだまだでも、どこか見込みある後輩として、スヒョンのことを危なっかしく見てる先輩でしかないのかもしれませんが、ちょいちょい、ニマニマしちゃうシーンもあったり、やっぱり、王道好きだわぁ。

 

★『シグナル』EP.9-2に続く★