『シグナル』#7-1の筋追い雑感　※ネタバレ

ちょっとだけ、一息つこう！

いや、是非とも、つかせてください！（笑）

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、（英語ができないくせに）果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

いつものごとく、本格的なネタバレ＆上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。

シグナル　 시그널　英題：Signal

(tvN　Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016　1時間15分×全16話)

対象：15歳以上

脚本：Kim Eun Hee

演出：Kim Won Suk

※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、１話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。

極力、ドラマ上、「なるほど！！　この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。

余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。

前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。

#6-1　#6-2　#6-3　#6-4

【Episode 7-1】

今回は、冒頭のオープニングソングを飛ばして　５話くらいからの内容を90秒ほどにまとめた"ダイジェスト"が流れますが、割愛します。

過去

実は、＃6-4で交わした、ヘヨンとジェハンの交信には、まだ、明らかになっていなかったやり取りがありました。

ジェハン「家に住みついたねずみを捕まえるには・・どうしたらいいでしょう？」

これは、わからなくて聞いているというニュアンスではなく、当然、わかりきっているときの問いかけです。

画面上は、そのやり取りに基づき、ジェハンが行動した部分が映し出されます。

～ハン家前～

運転手が、洗車中に、話しかけるジェハン。

ジェハン「なんで、あのような若い方が、こんな大きな車に？」

運転手「・・・・・・」

また、あんたか、と、手を止め、警戒する運転手。

ジェハン「いやぁ、俺の家のトイレよりデカいな・・」

黒い高級車を覗き込むジェハン。

運転手「なんなんですか？」

ジェハン「他の車はどこにあるんですか？　お金持ちのお坊ちゃんが、たった１台だけってことはないでしょう。」

運転手「・・・・・・・これだけですよ」

ジェハン「黒じゃないのも一台あったと聞いたんですけどねぇ。なんでも、すごくかっこよくて、ピカピカな・・赤っぽい」

つついてやりました（笑）

運転手「もう、お答えしましたよ。これしか持ってません！」

そして、その夜。。

ちょっとつついてやっただけなのに・・・どんぴしゃ！！

人目を忍ぶように、家から出てきた運転手。

その車を密かに追うジェハン。

ジェハン「ハン・セギュは、裕福な家の息子で、しかも、コネがあり、令状も取れません。そうは言っても、奴は、あまりにも世間のことなど何も知らない怖がりで小さな、ただのネズミです。ほんの少し、揺さぶってみれば、奴は簡単に、溢れさせるはずです」

セギュ、ちょろすぎ！🐭

人里離れたところにある、倉庫のような簡素な小屋の鍵をあける運転手。

その中には、カバーに覆われた、セギュの赤い車。

ヘヨン「刑事さんのおっしゃる通りです。奴はアマチュアです。自分の痕跡を完璧に隠しきれたりはしてないでしょう。彼の自宅は、とても危険すぎます。おそらく、他人には近づけない、どこかプライベートな場所に隠したに違いありません。」

車を乗り替え、隠してあった赤い車を運転する運転手。

じっと、後ろから尾けていくジェハン。

さて、この夜更けの道を走る車の、テールランプ。

（若干の違いはあるものの）一瞬ではありますが、このドラマのオープニングソングのトップに使われている部分なので、

私のように、毎回見てしまう視聴者にとっては、とてもなじみ深く、それだけに感慨深いものがあります。

ジェハン「他人には近づけない、どこかプライベートな場所・・いつでも移動可能で、盗品を隠すのにも十分なスペースがある、と言えば・・・車です。」

すでに、交信をしている段階で、セギュ個人所有の車のことを思いついた時から、確信めいたものがありました。

それが、ジェハンの「奴を逮捕できそうです」という言葉につながったんですね。

水辺に、停止した車。

降りてきた運転手が、周囲を警戒しながら、車の後部を素手で押し始める。

数歩移動したところで、ぐっと車の距離を近づけるジェハン。

懐中電灯で照らしながら、運転手の後ろ手をひねり上げ、手錠をかける。

運転手「私は、なにも知りません。言われたとおりにやっただけなんです」

ジェハン「・・・・・・」

この後に及んで、そんな嘘を言っても無駄です。

ジロリと睨み、車のトランクを開けました。

大き目なボストンバックです。

見つけた・・・

天を仰ぎ、目を閉じたのもつかの間、今度は、運転手を睨みつけるジェハン。

～ソウル中央署～

もう、あたりは明るくなっていました。

連絡を受けた、キム班長以下、強力班が表まで降りてきたところで、赤い車から降りるジェハン。

証拠をもってこい、と言われたので、証拠ごと、乗りつけてやりました。（笑）

「開けてみろ」と同僚に告げ、自分は、「出ろ」と、運転手を乗せてきた助手席側のドアを開けるジェハン。

言われたとおり、バッグを開けてみるジョンジェたち。

そこには、大きめのボストンバックが２つ。

むき出しの札束やら、ジュエリーケースやら、盗品と言われていたものが、どっさり。

ジェハン「さぁ、信頼できる目撃者と証拠があります。これなら、令状も取れますよね？　たとえ、検事長の息子だったとしても・・・え？」

運転手を、同僚に「中に連れていけ」と渡すジェハン。

ああ・・はんじゃんにむ・・

現在

～未解決捜査班～

夜・・・一人残り、机に伏して、うたた寝をしているヘヨン。

（こうしてみると、机ごと何も無い状態の、隣の空間が切なすぎる。）

くるぞ、くるぞ・・・来たぁ～～～と思ったら、窓だけが映っただけでした。

ちっ、風は、まだ、吹かんのかい！

気を持たせてくれます。

過去

～ハン・セギュの家～

なにも知らず、家から出てきたセギュ。

ジェハン「ハン・セギュ！」

ジェハンが先頭に立ち、刑事たちが列をなして現れました。

ジェハン「あなたを、ケス洞連続不法家宅侵入窃盗の罪により、逮捕します」

セギュ「な、なにするんだ」

ジェハン「おとなしくしてください。あなたには黙秘権があり・・弁護士を選定する権利があります。」

ジェハンから有無を言わさず、手錠をかけられるセギュ。

ぐっと、セギュの耳元に顔を寄せ、「お父上は法律をよくご存じでしょうが、あなたを助けることはないはずです。盗品にはすべて、あなたの痕跡が残ってましたよ」と囁くジェハン。

は・・っと、はじめて、弱気な表情をみせるセギュ。

現在

～未解決捜査班～

再び、うたた寝をしているヘヨンです。

今度こそ！！

突然、窓もしまっているのに、書類がパラパラと、舞いました。

やったぁ～～～！！って、喜ぶのは、まだ、早いかもよ。

過去

テレビニュース

アナウンサー「速報です。数週間前から注目されていた高級住宅侵入事件の、別の容疑者が、本日午後、逮捕されました。」

そこからは、各社新聞報道やら、父親の検事長はマスコミに取り囲まれる、などもう大騒ぎです。

アナウンサー「容疑者は、ソウル中央地方検察庁検事長の息子で、被害者宅の息子たちとも関係があり、その友情により、自由に家の出入りができたということで、周辺のコミュニティに大変大きなショックを与えています。」

ハン家の顧問弁護士の声明「依頼人は、自分が犯した犯罪で、オ氏が誤認逮捕されて以来、食事も喉を通らなくなり、（本人が）逮捕されたときには自首を考えておりました。
すべては勘違いした若者の好奇心から始まったことなので、（盗難の）被害者側は示談を希望しております。裁判官におかれましては、妥当な判決を下されますよう、望んでおります。」

どの口が言う、ヘソが茶をわかす、とは、このことです。

その間、靄（もや）の中、釈放されたオ・ギョンテが、刑務所をあとにする。

現在

目を覚ましたヘヨン。

むくり・・と、頭を持ち上げ、目をこすっていると、昼食から（？）戻ってきたケチョルとホンギの会話が聞こえてくる。

いつもどおりの、呑気な感じです。

ケチョル「ああ、俺には理解できんね、なんで、お前さんは、カラオケバーでエスプレッソなんか注文したりするんだよ、おーほほほ」

ホンギ「どうしてです？　なんでですか？　どうして、みんな、エスプレッソマシンを置かないんでしょう？」

ケチョル「ああ、もううるさいよ。」

ホンギ「あの人たちは、エスプレッソマシンがどれほど重要なのか、知らないんですよ」

ケチョル「（ホンギを無視）はぁ～～、これを見てみろよ。おれら、今度は、これを捜査すべきだろ・・」

見れば、ホワイトボードは、ケチョルが以前、書いた未解決事件一覧のままです。

二人の様子を見て、何かが変わったんだ・・・と察したヘヨン。

ヘヨン「チャ・スヒョン刑事さんは、どこですか？」

真っ先に確認するヘヨン。

ケチョルとホンギが同時に振り返る。

ヘヨン「チャ・スヒョン刑事さんは・・？」

改めて、同じことを聞いてくるヘヨンの様子を見て、不思議そうに顔を見合わせるケチョルとホンギ。

～チャ・スヒョンの自宅～

インターフォンを押しても、なかなか反応がなく、

再び押そうとしたところで、ドアが開く。

オンマ「はい～～、どちら様～～？」

ヘヨン「・・・・・」

当然、あの晩、泣き叫んでいたオンマのことは覚えているでしょ、ヘヨンならば。

オンマ「どなたかしら？」

頭をさげるヘヨン。

ヘヨン「ごめんください。ソウル中央警察の未解決班で、チャ・スヒョン刑事さんとご一緒させていただいている、パク・ヘヨンと申します。」

オンマ「お～～、うちのスヒョンの同僚の方ってことね？」

ヘヨン「・・・はい」

オンマ「ああ、どうぞ。入ってちょうだい。さぁ、どうぞ」

おずおずと、遠慮がちに家の中に入るヘヨン。

〜家の中〜

本日も変わらず、わんぱく小僧たちは、通常運転です（笑）←　姿は見えないものの、がっつり声が聞こえてます（笑）

オンマ「さぁ、どうぞ、座って。」

そして、オンマもオンマで、安定のピンクを着て、首には花柄のスカーフを巻いてらっしゃるの。

オンマ「コーヒーと紅茶、どちらがお好きかしら？」

ヘヨン「どちらでも結構です」

そういって、リビングに入ると、続き間の、扉を開けっ放しにした部屋がまる見え。

さすが、壁紙も、ピンクの花柄だった。。

完璧だ（笑）

ベッドの上では、わんぱく小僧たちが暴れまくっており、←　スヒョンおばちゃん、懐かれてるね。

固まるヘヨン。

わんぱく（兄）「よし！　捕まえたぞ」

わんぱく（弟）と共に、不自然に盛り上がった布団の周りをまわりながら、俺の銃はデカい、とか、いろんなことを言ってます（笑）

布団から、もぞもぞと抜け出たのは、ピンクのふわふわフーディーを着たチャ・スヒョン、その人でした。

ヘヨン「・・・・・・・・」

こうして、家まで押しかけたものの、スヒョンの顔を見るまでは、とても信じられないと思っていました。

スヒョン「なによ！あんた、風邪で寝こんでる人間、みたことないの？」

ヘヨン「・・・・・・・・」

でも、実際に見ても、やっぱり信じられませんでした。

いろいろ犠牲にしてしまったかもしれませんが、それでも、スヒョンを取り戻すことが出来ました。

～回想～

うたた寝から起きたヘヨンが、ケチョルたちに、スヒョンはどこだ、と訊ねた続きです。

ヘヨンが、振り返ると、

机も椅子も元通りに、元の場所にありました。

写真立ても、皆、元のままです。

不思議そうなホンギとケチョル。

ホンギ「チャ・スヒョン刑事なら、病欠だって連絡ありましたよ。」

ケチョル「お前も、そこにいただろ・・」

ゆっくりと、じわじわと・・笑みがこぼれてくるヘヨン。

笑顔で立ち上がると、「す、すぐ戻ります」と席を立ち、部屋を出て行ってしまう。

ケチョル「宿直室で、仮眠取ってこいよ」

そんな寝ぼけるくらいなら、という感じで言ってますが、連日、京畿南部事件からずっと、ヘヨンが徹夜続きだったの、知ってるんだよね。

ホンギ「ほらね、だから、エスプレッソマシンが必要なんですってば。うちの未解決捜査班にも投資すべきですよ」

ケチョル「ああ、なし、なし。。・・（ホワイトボードを見ながら）なあ、どれがいいと思う？」

オ・デヤン事件のことを、スヒョンにきっぱり、嫌だと言われた記憶は、こっちの時間軸でも有効なのかな？（笑）

・・・ということがありまして、ヘヨンってば、その足で、スヒョンの家に来ちゃったみたいなんです。（笑）

わんぱく小僧たちにとっては、いい遊び相手のお兄ちゃんがやってきたようなものです。

「가위바위보（カウィバウィボ）！」

弟くんのまけ。

罰ゲームのダンスかな？

自発的に踊ってる？

あはは、この踊り。。。なんだっけ。

『シンデレラオンニ』（2010）で、テギョンと、子役ちゃんがぶわ～～って重なる場面の奴。。←　これはこれで、泣けるドラマで。。。

私にとっての、"一途な연하남（ヨナナム＝年下男子）"と言えば、これがまず先にくるかなぁ。

思い続ける系に弱くて。。

あ！思い出した、ケダリ（개다리춤）だ。。たぶん。

違ってたらごめんなさい。

やっぱり、ちっちゃい子が踊ると可愛いねぇ。

スヒョンオモニが、「はいはい・・静かにしなさい。向こうの部屋に行ってなさい！」

となんとか、追い立てて、リビングが静かになりました。

コーヒーとお菓子を出してくださいました。
オモニ「ねえ、おかしくなりそうでしょ？」

ヘヨン「いえ・・・」

そう言いつつ、小さい子に慣れてない感満載のヘヨンが可愛い。。

オモニ「いえ、それでね・・今まで、スヒョンの同僚の方がうちに見えたの、はじめてなの。」

ヘヨン「はぁ・・」

オモニ「どうぞ、召し上がって」

甲斐甲斐しいオモニ。

来るぞ、来るぞ・・（笑）

オモニ「それで、あの・・・（あなたは）おいくつかしら？」

ヘヨン「・・・・・」

この流れで、年齢を聞かれる意味に、ピンときてないヘヨン（笑）

その時、ガラッと、部屋の戸が開き、ピンクじゃない恰好に着替えたスヒョンが登場。

スヒョン「（オンマに）なんで、そんなこと知りたがるの？」

鼻声です。

オンマ「あら、なんで、着替えたのよ？」

咳をしながら、「私のこと、迎えに来るってことは、それくらい忙しいからに違いないでしょ」とヘヨン。

ヘヨン「あ・・いえ、そこまで大変ってわけではなくて・・」

座ってるヘヨンのお尻を足でポンと蹴るスヒョン。

ヘヨン「痛っ・・・！？」

スヒョン「行くよ」

オンマ「ちょっと、あなた、病気なのよ。（小声で）どこいく気なのよ！」

スヒョン「彼は、ちゃんとした理由があって来たに決まってるでしょ」

ヘヨン「・・・・・」

席を立たないと、ぬっころすと、目で言われてる気がします（笑）

ヘヨン「ああ・・・あの・・はい。実際、重要でして、チャ・スヒョン刑事さんの助けが必要なんです」

よし・・と呟くスヒョン（笑）

立ちかけたヘヨンの腕をガシッと掴むオンマ。

オンマ「・・・お願い、帰る前に、あなたがいくつなのかどうかだけ、教えて・・・」

オンマ最高（笑）（笑）（笑）

もう、遠慮せずに、ヘヨンの腰を足で蹴っ飛ばし、急がせるスヒョン。

スヒョン「さっさと立ちなさい。行くよ」

ヘヨン「は、はい・・」

連行されていくヘヨンのことを、ずっと目で見送るオンマ。

～車中～

ヘヨンが運転してます。

咳が止まらないスヒョン。

咳をしていようと、風邪であろうと、生きてる・・・。

変わらず、生きてる。

（こっちの世界で、どこの時点とつながるのか、と言えば、すぐには、ちょっとわかんないけど、おそらく、少なくともヨジンの誘拐事件が起きる前ってことは間違いありません）

感無量で、言葉がないヘヨン。

そりゃ、盗み見ちゃいますよ。

ヘヨンの視線を感じ、どうにも調子が狂うスヒョン。

スヒョン「なんで、そんなに見てくるのよ」

ヘヨン「大丈夫なんですか？　もっと休んでいたほうがいいかもしれませんよ」

はぁ～と、ため息をつくスヒョン。

スヒョン「あんたには、あれが休んでいるように見えたの？」

ホントは笑うとこなのに・・・ヘヨン、笑えないんです。

ヘヨン「・・・・・・・」

横を向き、そこにいるスヒョンを見るだけで、少しずつ、実感しようとしてますね。

スヒョン「なによ、また！」

ヘヨン「後悔したことありますか？　危険な仕事ですよね、警察なんて・・」

スヒョン「どうかしちゃったの？」

ヘヨン「常に、犯罪者と対峙して・・、普通の結婚生活も送れず・・・」

その時、「ああ、もういいわ。そこ、そこ、そこに曲がって」と話をぶった切るスヒョン。

ヘヨン「え？」

スヒョン「だから、そこの道の脇に入ったら停めて」

右折して、すぐに車を停めるヘヨン。

車を降りるスヒョン。

ヘヨン「？？」

スヒョン「私がいないからって、さぼるんじゃないわよ。次の捜査までに、綿密な計画を立ててるように、期待してるからね」

ひょこひょこと、サウナに入っていくスヒョン。

ヘヨン「・・・・・・」

～未解決捜査班～

結局、またまた、一人残って、その後の変化について、調べているヘヨン。

ヘヨン："大盗事件"において、ハン・セギュは有罪が立証されたが、初犯であり、深い反省の念を抱いているということが考慮され、懲役６か月、執行猶予２年の判決を受けた。

そして・・・次の記事の見出しが大写しになる。

前科者がハニャン大橋事件の恨みにより、男性を殺害

ショックで、目を伏せるヘヨン。

今回は、セギュの逮捕により、ギョンテの誤認逮捕が明らかになったところから、歴史が変わり、それ以降の時間軸が変わりました。

ただし、それ以前に起きた、逮捕劇もハニャン大橋の事故もそのままだということです。

釈放後、シン・ドンフンに恨みを募らせたギョンテは・・・

～刑務所～

ギョンテに面会にきたジェハン。

青い囚人服を着て、無表情で座るギョンテ。

悔しさと怒りと・・どうしようもない憐憫と、入り混じったように、ギョンテを見下ろすジェハン。

ジェハン「時間を無駄にしたよ。もし、お前が、ここに戻ってくるだなんてわかってたら、お前の嫌疑を晴らしたりしなかったのに・・・」

ギョンテを救いたくて、無実を晴らしたくて、必死に、セギュを逮捕したのに・・・そう思うと、悔しさがこみ上げるジェハン。

出勤しようと自宅を出てきた、シン・ドンフン。

当時は、あんな豪邸ではなく、普通のマンション住まいだったんだね。

車に乗り込もうとしたドンフンの腹部に、ナイフを突き立てるギョンテ。

ギョンテ「奴は、自分のしたことの代償を払い、俺も、自分の罪を償うまでだ」

感情を失くしたかのように、淡々と告げるギョンテ。

ジェハン「こうして、ここにいるのは、ヒョンだけじゃないか！　関係者全員、再び、自分の人生を生き始めたっていうのに、なんで、ヒョンだけがまだ、こんなところにいるんだよ！　なんで、こんなことをし続けるんだ！？　本当に悪い奴らは、全て、なにもなかったように忘れて、自分たちの日常を続けていくのに・・・なぜ、なぜ、ヒョンだけが、こんなところにいるんだよ？」

興奮して、怒りをぶつけるジェハン。