
ハピネス 해피니스
【Episode 6】4/4
おそらく、これが、セボム達の隔離されたマンションを含むセヤン市の一帯?
かなり、山に近いけど、ここも、本当なら、数年先には、ほとんど空き地がないくらい、建設が進んでいくって感じなのでしょうか。
真新しい高速道路が、料金所の手前で閉鎖され、大渋滞となっている様子。
止められた人々の怒号が鳴り響いている。
その中継を、手元のパッドで見ている会長。
今日は、ベッドの手前に置かれた、ソファに腰かけてるのね。
いつぞやと同じように、防寒具を着込んで、部屋を訪れたテソクとジス。
会長の正面に腰かけるテソク。
会長「お前が、青瓦台で、感染が最も広がっている地域を管理する必要があると、進言したそうだな」
※青瓦台・・・大統領官邸。転じて、政府や大統領を示す場合もあり。
テソク「感染者が爆発的に増加した場合、止める手段はないと申し上げました」
会長「そうだろうな。 お前には、治療法などないのだから。 お前に出来る最善の方法は、感染者を保冷し続け、鎮静剤と睡眠薬でおとなしくさせておくだけだからな」
嫌味全開な奴。
テソク「会長にも、それほど、残された時間はありませんね。あと、ひと月ほどでしょうか」
会長「同じことが、お前の妻にも当てはまるだろう。彼女がほぼ同時期に感染したんじゃなかったか?」
よくも、ぬけぬけと!
感染させたのは誰だ!!(怒)
テソクの心情を思い、気が気ではないジス。
会長「だから、お前は、是が非でも、この1ヶ月以内に治療法を見つけ出す、と考えておる」
テソク「会長が、お急ぎであることは、承知しております」
ソファから立ち上がる会長。
相変わらず、腰は、ふといチェーンで繋がれている。
会長「今の制限区域については、諦めるつもりだ」
会長の意図に気づき、さすがに、立ち上がるテソク。
テソク「会長は、今まで、ほとんど、我々のやることに関与されませんでした」
実質、これは抗議です。
会長「お前が言ったように、我々はもう、これ以上、感染者を増やすことはできない。電源の供給を止め、食料も与えるな。国中でエアコンを使っているのだ、これ以上、エネルギ―を無駄にすることもあるまい」
ちらっと、足元の停止線を確認するテソク。
会長の話の途中で、停止線の中に足を踏み入れる。
慌てて、ジスが前に歩み出る。
テソクが自分の意志で停止線を越えたことを確認し、そのまま、その場で様子を見るしかないジス。
平然と、ベッドの上で、座位の姿勢を取る会長。
ベッドに近寄るテソク。
テソク「つまり、電源を切り、感染者が自身で死ぬのを待てとおっしゃるのですか?」
会長「たとえ、治療法が確立できても問題は残されるだろう。(一度)人の血の味を覚えた人間は、たとえ、それが病気の時に起きたからと言って、許されるべきではないだろう」
テソク「会長も、血の味に魅入られています」
会長「私は別にどうなろうと構わん。私は、前もって、お前に話しているのだ。なにか、計画があるようだからな。」
当然、テソクにも監視を付けてるからこその発言でしょう。
憮然とするテソク。
今日は、凶暴化することなく、話を終えたのね。
会長の部屋から出て来たテソクとジス。
ジス「あの方を止めるべきではないのですか?もし、電源をストップしたら、次は水です。それでは、感染していない人たちまで、死んでしまいます」
テソク「奴らが、いつ、電気を止めようとしているのか、大至急、調べろ」
それだけ、ジスに命じるテソク。
*********************
~602号室 弁護士夫婦の部屋~
投票を終え、戻って来たヘソンたち。
ソユンが味方をしなかったことを根にもっているヘソン。
ヘソン「おい、なぜ、俺がお前と結婚したと思う?」
え・・と固まるソユン。
ヘソン「秘書なら秘書らしく、 俺が説明しなくても、上司に従えよ」
ソユン「でも、今は、夫婦でしょ。あなたと私は、違う意見を持ってもいいし、それに、自分が間違っているとも思ってないわ」
ヘソン「それで、俺達が感染したら、責任とれるのか? はぁ~、まさに、無教養な人間と結婚すべきじゃないというのは、こういうことだな。あ~、まったく、俺としたことが失敗だったよ」
そのまま、部屋に入ってしまう。
ああ、今、私が 口を開けば、ソユンの代わりに、罵詈雑言浴びせる自信あり🐜
呆然と、夫の後ろ姿をみて、立ち尽くし、溜息をつきながら、唇を噛みしめるソユン。
彼女は、決して頭は悪くないし、ちゃんと意思を表明できる女性なのに。
この、常に見下されてるストレスは、結構、心に来てると思います。
~302号室 老夫婦&ドンヒョンの部屋~
ひとまず、ソファに座るソンシル。
息子のドンヒョンが部屋から出てくるなり、携帯を返してくれと迫る。
ドンヒョン「はぁ~、オンマ、撮影しおわったら、ちゃんと返すよ。なんで、今日に限って、そんなに、俺にうるさく言うんだよ? このスマホになにかあるのか?」
ソンシル「・・・そんな、電話になにがあるっていうのよ」
ドンヒョン「だったら、少し待っててよ、な?もっと、撮影するものがないか、探しに行ってくるからさ・・わかった?」
ソンシル「でもね、ドンヒョナ・・ねえ」
ドンヒョン「オンマ~!! すぐもどってくるからさ」
大声出せば、ビビると思って・・・!(怒)
部屋から出て来たドンヒョン。
さきほどの投票時の動画を見ながら、「閲覧数を増やすには、もっとインパクトのある動画が必要なんだよ!」とイライラ、文句を言っていると、次の動画が始まる。
ソンシルが背中の傷を映している。。。
ドンヒョン「この婆さん、なにしてるんだ?・・・・・な、なんだ、これ」
その時、階段室から、スーパーの店員のボラムが出てくる。
ボラム「すみません・・・」
廊下にいたドンヒョンに声をかけるボラム。
慌てて、気づかれないように、携帯をしまうドンヒョン。
あ~、ここ、ソンシルの映像の意味が、わかったのか、わかってないのか、どっちとも取れるよね。
ボラム「携帯を無くしませんでしたか?」
ドンヒョン「どうしてそれを?」
ボラム「入ってくるときに、落としましたよね。玄関の正面に・・・」
ドンヒョン「それで・・その・・・俺が探してるってどうしてわかったんだ?」
ボラム「昨日もずっと後ろで撮影してたし、今日だって、ずっと映してたし・・・。だから、探してるのかなって思ったんです」
それだけ告げると、また、イヤフォンを耳に当てて、戻ろうとするボラム。
ドンヒョン「ちょ、ちょっと待って。イ・ボラムさん。手伝ってくれないかな?」
ボラム「私、外に出るつもりないですよ」
ドンヒョン「金、払うよ」
出た! ジュヒョン2号!
ボラム「・・・・・・」
ドンヒョン「君、金が必要なんじゃないの?」
俯くボラム。
これも、肯定か、否定か、わからない感じ。。。
~15階 廊下~
セフンと一緒に歩いているセボム。
セボム「なにか必要なものがあったら、言ってね」
投票の時に現われたせいで、すっかり恩人扱い?
セフン「ホントに、銃とか頼んでいいんですか?」
おいおい!
セボム「渡すと思う?」
セフン「・・・・・・・・」
セボム「だけど、どうして、軍用品なんかに興味があるの?」
振り返り、立ち止まるセフン。
セフン「本当は、世界の終末に興味があるんです。今、地球は、危機的状況でしょ。たとえ、伝染病がなくても、異常気象、地球温暖化、核戦争、人工知能・・・世界の終わりが近づいているんです」
セボムがふ~ん、と頷きながら、戻ろうとした時、言葉を続けるセフン。
セフン「それで、だから、サバイバル用の装備を集め始めたんです。世界中の軍用食料も持ってますよ」
閉まりかけたドアをパシっと掴むセボム。
セボム「たくさん持ってるの? 軍用食料を?」
いきなり、食いつかれて、しばし、固まるセフン。
セフン「僕のコレクション、みたいですか?」
部屋の中を示され、 「コレクション・・・・? いいの?」
その気になるセボム。
頷くセフン。
にっこり笑いながら、部屋に入るセボム。
まったく、これだから、並みの男性よりも、腕に覚えのある女子はかえって、危ないとか言われちゃうのよ・・・・。
扉を閉める際、ちらりと、廊下の様子を確かめるセフン。
さも、怪しげ~~~~!
~スポーツジム 講師控室~
手錠で、繋がれているスンボム。
ドアの外に立ったヨンオクが、部屋の中に入ってくる。
ヨンオク「少し力を入れたら、そんなの壊せるんじゃないの?」
この人も、ずっと、水飲んでる。。。
手錠を掛けられた腕を動かし、ガシャンと、大きな音を立てるスンボム。
スンボム「さあな」
くすっと笑うヨンオク。
ヨンオク「もし、壊したら、あんたの人生もおしまいだよね。追い出されたくなければ、おとなしくしてるんだね」
スンボム「からかいにきたのか?」
ヨンオク「誤解を解きに来たのよ。あたしだって、あんたを助けたかったさ。なのに、あんたが薬をやってたんじゃないか」
いきり立つスンボム。
スンボム「あんたが俺をいつ助けた?」
ヨンオク「喉が渇いたら、飲みな。どうしても、我慢できない時にね・・・」
自分のタンブラーをテーブルの上に置くヨンオク。
ヨンオク「心配だから、来たんだからね」
こんな風に、真剣な顔で話しているけれど、感染者が水を飲みたい時、どれほど必死に、そして、どれほど凶暴になるか、既に、見て知っているヨンオク。
人の声が聞こえ、「なにか、必要なものがあれば言うといいわ」とそれだけ言うと、控室から出ていくヨンオク。
この表情には、騙されちゃいそうになるよね。
後ろ姿をじっと見据えているスンボム。
声の主は、監視のトップバッター、401号室のヒョンギョン・スミン兄妹。
スミン「なんで、同意なんかしたんだよ」
ヒョンギョン「ちょっと、黙って!」
スミン「なんだと?時々、お前が、精神障害じゃないかと思えるよ」
ヒョンギョン「何言ってんの? よくも、自分の妹にそんなこと、言えるわよね?」
スミン「お前がそんなことするから、言ってるんじゃないか!」
ヒョンギョン「ほんど、オッパが私の兄さんだなんて、信じられないわ」
スミン「おい、考えてみろよ」
控室の中では、水が欲しくてたまらないスンボムが、ヨンオクの残していったタンブラーを食い入るように見つめている。
ジムから出て来たヨンオクが、ヒョンギョンたちと一緒に降りて来たイヒョンと鉢合わせる。
ヨンオク「棟代表として、あの方をなぐさめていました。 お若い方には、さぞお辛いだろうと思ったので・・・。それでは・・・」
会釈をして、行き過ぎるヨンオク。
絶対、おかしいと思ってるよ、イヒョン。
スミン「あの・・すみません。私は、あの人(スンボム)を追い出すほうに投票したんです。それを覚えてると思いますか?」
ヨンオクの後ろ姿を目で追いながら、「彼には、憎んでる人が他にいますから、大丈夫ですよ」と答えるイヒョン。
ガラス扉の前に立つと、「このウィルスは空気感染しませんから、心配しないでください。彼を監視していてください。もし、極端な喉の渇きなどのサインを見せたら、絶対に水を会が得たりせず、5階に来てください、いいですね?」
ヒョンギョン・スミン「「はい」」
イヒョン「これが、彼の手錠の鍵です」
ちらりと、スミンをみて、あまりの怯えように、ヒョンギョンに渡すことにするイヒョン。
イヒョン「必要ないでしょうけど、念のためです」
イヒョン「では、彼と話してきますね」
一人で、控室に入るイヒョン。
スミン「な、お前、怖くないのか?」
ヒョンギョン「オッパこそ、ここに住んでるわけでもないのに、なんで、追い出すほうに投票なんかしたのよ」
控室に入ったイヒョンが、ブラインドを下ろす。
イヒョン「棟代表から、何を言われた?」
やっぱり、気になってたのね。
あ、テーブルの上に、タンブラーがない。
右手で、足の間に隠してる。。。?
スンボム「たいしたことじゃないですよ。それより、刑事さんが知りたがってることを知ってます」
イヒョン「ああ、今すぐにでも、知りたいことがたくさんあるぞ」
スンボム「購入者・・・」
じっと、スンボムを見据えるイヒョン。
スンボム「防護服の人・・・最後に投票しにきた・・・」
~スンボムの回想~
控室で、売人のトレーナーと、セフンが面談をしているのを、掃除しにきて、みかけたスンボム。
「運動で、筋肉が増えるんですよ」
「はい」
「もし、これを摂取したら、ただ、運動をした時の二倍の効果が得られるんです」
錠剤を見せられているセフン。
(回想終わり)
イヒョン「15階の・・・」
あわただしく、控室から出ていくイヒョン。
***************
~ 1階ロビー ~
わ~、また、こっちも、めんどくさい状況になってる。
椅子等が積み上げられた入口の隙間から、外の様子を窺うドンヒョン。
・・・・ああ、ボラムも一緒です。
結局、同意したの?
ボラム「たしか、あの辺だったのに。 ここからじゃ、よく見えないです」
ドンヒョン「早く、取ってきてよ。俺、ここで、見張ってるからさ」
え? まじで?って、ドンヒョンのほうを見るボラム。
でも、同意したから、ついてきたってことよね?
ドンヒョン「よし、おれ、全部、動かそう」
ドアの前の椅子をどかしていくふたり。
ゆっくりとドアをあけ、外に出たボラム。
自分は安全な建物内にいるドンヒョン。
この間(偵察隊を雇った時の)の、ジュヒョンにそっくり。
様子を窺いながら、一歩ずつ足を勧めると、携帯が落ちてるのを見つけ、拾い上げたボラム。
そのとき、隣の棟の感染者が、「学生さん・・」と声をかけてくる。
「なにか探し物かな?」
入口の中から、ドンヒョンも見守っている。
ドンヒョンも、ボラムも、この人のことは知らないんだよね?
でも、絶対、変な人ってわかるでしょ!
「おじさんが手伝ってあげようか?」
ボラム「・・・・・・・」
ボラムが固まっていると、一瞬、表情が変わる感染者。
この、チョン・ミンソンさんも、なかなか、役名はつくか、つかないか微妙な感じですが、話数完結エピとかでは、印象深い役をされることが多いんですよね。
びびは、『推理の女王』(DV旦那の友人)『甘い監獄生活』(コ課長)がピピピときます。
ゆっくりと、後ずさりをはじめるボラム。
~501号室 警警ハウス~
ダイニングで、牛乳を飲んでるソユン。
そこへ、イヒョンが戻ってくる。
イヒョン「セボマ・・・キム・スンボムさんが言うには・・・」
一目散に、セボムを探し、寝室に入ると、姿がない。
イヒョン「ソユナ・・・セボム、どこに行った」
ソユン「15階のおじさんと一緒に、上に行ったよ」
イヒョン「・・・・・・・・・」
悪い予感に脳天を直撃されたような、この顔に、ずきゅん!
金属バットを片手に、部屋を出てきたイヒョン。
しかし、この金属バットも、大活躍。
ここから、逆算して、イヒョンの野球選手設定も決まったんじゃないかな。。
~ジム 控室~
虚ろな目をしながら、手錠を掛けられたほうの手首を、ゆっくり回しているスンボム。
もしかして、関節でも外そうとしてるの?
できるなら、さっさとやってと思うけど・・・どうかな?
ガラス戸に貼られた付箋メモ。
<退屈しているなら、話し相手になりますよ>
この付箋メモは、ヒョンギョンが書いたのよね。
スンボムの目に入ってるのかな?
外に、置いたテーブルの上で、仕事をしているヒョンギョン。
スミン「ああ、可愛いなぁ」
携帯の家族の写真を、ヒョンギョンに見せるスミン。
たしかに、この写真を見る限り、この人、悪い人じゃないって感じは伝わるね。
小市民すぎるけど・・・。
スミン「おい、ヒョンギョン、こっちが、チェヨルだぞ。ピアノがすごく上手なんだ。あ、お前が今度、音楽についての小説を書く時、チェヨルが助けになるぞ」
自分の子供まで出しにつかうのか・・・と、溜息をつきながら、スミンを睨むヒョンギョン。
スミン「だったら、金だけでも貸してくれよ」
ヒョンギョン「オッパは、お義姉さんや子供たちのことが心配じゃないの?その件は、封鎖が解除されたときに話せばいいでしょ。 」
スミン「あいつらは、心配ないさ。そうじゃないとでも思ってるのか?」
ヒョンギョン「今、仕事中よ」
スミン「おい、腹を割って話そうぜ。お前が、ここで死んだら、マンションの居住権あ俺の物だ。俺は、お前を助けるために、ここまでついてきてやったんだぞ」
ヒョンギョン「まるで、私が死ねばいいって言ってるように聞こえるわね。オッパは一度、そうしようとしたじゃない。ブランコから突き落として、ほら、この傷がついたの。これのせいで、いつも前髪を下ろしてるしかないの!」
スミン「それを言うなら、お前だって、いい妹だったか? お前が肝炎にかかったから、俺は、SAT(アメリカでの大学入学試験)を取り消さなきゃならなかった。 お前の弱い免疫力のせいでな。お前くらいの年齢の奴に、頭を下げなきゃならに俺の気持ちがわかるか?」
あまりの言いように立ち上がるヒョンギョン。
その時、控室のスンボムと目が合う。
ヒョンギョン「外で話そう・・」
ほとんど、泣きそうになりながら、ジムから出ていくヒョンギョンを追いかけるスミン。
廊下に出て来た二人。
スミン「ああ、悪かったよ。俺が悪かったよ。別に俺は、お前になにかしようとしてるなんて、言ってないだろ。俺は、不公平だと思ってるって、それだけだよ」
ヒョンギョン「不公平に思ってるって、なんなの?え? オッパは大学にだって行ったし、結婚したときに、相続だってしたじゃない。私は、1学期の学費しかもらえず、残りは自分で働いて支払ったのよ。だけど、文句言ったりしなかった。それなのに、オッパは、まるで、私にお金を残せって、私のところに言いにきたの?」
あまりに情けなくて、感情的になるヒョンギョン。
スミン「そのことについて、悪いと思ってるけど、あんまり、キツイこと言うのは止めようぜ。俺達、家族なんだからさ・・・」
ヒョンギョン「家族って・・・なによ!」
その時、急に、上の階から、大きな物音が聞こえ、びくっとするスミン。
スミン「な、なんの音だ? ここにいれば、安全なんだよな?」
ヒョンギョン「え?」
スミン「それにしても、あの音はなんだ?」
気になって、2人、廊下を進んでいく。
スミン「いや、大丈夫だ。ここは安全なはずだ」
~マンション 廊下~
同じ音が鳴り響く中、非常扉から飛び出してきたかと思うと、なんとか、ドアを押さえるように、ドアを背にするドンヒョンとボラム。
当然、こっちのほうが音が近いです。
つまり、感染者を中に入れてしまったのね。
いち早く、エレベーターに向かうドンヒョン。
一人、必死に、非常扉を押さえているボラム。
パニックになってるドンヒョン。
ここって、2階だったの?
そこへ、201号室から、日用品を取って来た、ジョングクと ウチャンが通りかかる。
「どうしたんだ?」
ドンヒョン「いいから、早く、逃げろ!」
必死に、扉を押さえていたボラムが、悲鳴をあげながら、エレベーターに乗り込む。
一応、ドンヒョン、ボタンを押して、ボラムが来るのを待ってたんだよね。
うっすら、大理石の壁に反射してます。
事態が飲み込めてないおじさん、2人、呆然。。
その時、非常扉が開き、感染者がなだれ込んでくる。
しかも、一人だけじゃなかった!!
感染した管理会社のイさんもいる。。
すぐさま、銃に手をかけるジョングク。 ← あれ、撃たないの?
感染した警備員が、スチャンに襲い掛かる。
~地階 ~
非常扉に耳を押し付けて、物音を聞いているスミン。
スミン「なにも、聞こえないぞ」
気になって、ドアを開けようとするスミンに、「開けちゃだめだよ」と注意するヒョンギョン。
スミン「おい、俺にそんな風に言うのはよせ。俺はお前の兄貴だぞ」
今、そんなこと言ってる場合?、と呆れるヒョンギョン。
階段室を除くと、誰もいない。
安心したように、振り返るスミン。
スミン「怖かったか? おい、オッパがここにいるだろ、怖がるなよ」
半開きになっていた扉から、102号棟の感染者が現れ、スミンの喉に噛みつく。
目を見開き、固まるヒョンギョン。
そのまま、階段室へと引きずられていくスミン。
一人残され、とにかく、ジムへと、走って戻るヒョンギョン。
あわただしい気配を察し、立ち上がるスンボム。
入り口に鍵をかけ、椅子でバリケードを作りはじめるヒョンギョン。
スンボム「外でなにかあったんですか?」
その声に・・・そもそも、ここには、感染者が既にいたことに気づき、呆然とするヒョンギョン。
~1501号室~
ドンドンドンドン!
玄関のドアを、思いっきり叩くイヒョン。
イヒョン「セボマ!! ユン・セボム!」
その時、ドアチェーンが掛けられた状態で、ドアが開く。
中を覗くと、「セボム、ここにいるんだろう?」と セフンに確認するイヒョン。
セフン「今、ちょっと、手が離せないみたいですけど、すぐに出てきます。ちょっとここで、待っててください」
ドアをしめようとするセフンに、金属バットを突っ込んで、阻止するイヒョン。
イヒョン「クスリ、飲んだのか? ジムで買った・・・」
セフン「・・・・・・」
セフンの顔を、はじめて、まともに見たかもしれない。
イヒョン「セボムを傷つけたりしたら・・・殺すぞ」
★『ハピネス』6話4/4 雑感★
別に、1501号室に関しては、心配なさそうな気がするけど、とうとう、破られた101号棟の入り口。。