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ハピネス 해피니스
【Episode 5】4/4
~スーパー~
敷地内のスーパーです。
先頭はいつしか、銃を構えたセボム。
警戒しながら、少しずつ、店内に入っていく一同。
ムンヒとアンドリューがカートを押してきました。
セギュ「ところで、さっきの人たち、少し変だったけど、感染してるようには見えなかった。我々も、弁当を待っていたほうがよくないですか?」
イヒョン「じゃ、戻って、彼らと一緒に待っててもいいですよ」
セギュ「・・・・・・・・」
この段階でも、未だ懐疑的なセギュに、ちょっと厳しめのイヒョン。
これはしょうがないな
イヒョン「さぁ、先に食料を手に入れよう」
カートを押すムンヒに、「待って。食べ物よりも、水を手に入れたほうがいいです」とアドバイスするセボム。
ああ、水は何より大事、と納得するムンヒ。
この奥さんは、気働きもできるけど、基本は、とにかく旦那さんと子供のため、が最優先って感じがします。
それぞれが売り場に移動していく。
イヒョン「この分の、会計はどうしたらいいかな?」
セボム「うわ~、あんたって、私が思ってるより、ずっと正直者なのね」
そう言われて、バカにされたような気になるイヒョン。
イヒョン「いや、そんなんじゃない」 ← なんで、今さら悪ぶりたいの?
非常時でも、そういう感覚って大事だと思うけど。
セボム「(いや~)当然、そうでしょ」
イヒョン「俺はただ、ルールに従って、最善を尽くしてるだけだ・・。一度でも、線を超えたら、俺の人生、ぶれるかもしれないだろ」
スポーツマンシップみたいなことを言ってます。 ← スポーツマンなんだってば(笑)
セボム「ああ、はい、先生様。うわ、とてもかなわないわ。一体、何者なの? 聖人? あんたの前では発言に気を付けた方がいいみたいね」
あの~~、そろそろ・・・レジ係の女の子のことを思い出そうよ。
あ。いた!
レジ台の陰で、震えている人影を発見するセボム。
回り込んで、下を向いているレジの女の子の肩に手をかけるイヒョン。
悲鳴をあげるボラムの口をふさぎ、「しっ! 大丈夫です。おちついて。おちついて・・・」と言い聞かせる。
その頃、棚から、手あたり次第、食品や生活用品をカートにいれていくムンヒたち。
結果的に、偵察だけじゃなくて、こうして、物品調達に来ることができた、と考えると、外に出るっていう無謀さも多少の功績があったと言えるのかな?
そっと、セギュがカートにお酒を入れたり、万が一を考え、包丁を入れたりするムンヒ。
おそらく、一番、店の奥あたりね。
トイレットペーパーを手にとり、カートに入れたアンドリューの動きが止まる。
セギュ「どうした?」
ムンヒもやってきて、視線の先にある床に落ちた血痕をたどっていく・・・。
アンドリューが、商品棚の奥に向かって、確かめにいく。
「行くぞ!」と、ムンヒを掴み、一目散に逃げ出すセギュ。
ドンヒョンが録画しながら、床の血痕をおって、倉庫に迷いこむ。
そこで、発症した人間たちに遭遇する。
間一髪のところで、アンドリューに助けられるドンヒョン。
バックヤードの棚や段ボール箱の隙間に身を潜める二人。
アンドリュー「静かに!」
~レジ付近~
ボラムが聞いていたのは、ラジオ?
・・・かと思ったら、英語の学習テープだった。
この子、高校生だったの?Σ(゚Д゚)
震えながら、説明するボラム。
ボラム「突然、押しかけてきて・・・みんな、目が変になってるみたいな人たちばかりで、怖かったから、ここに隠れてたんです」
イヒョン「感染者はどうなったの? みんな出ていった?」
ボラム「わかりません」
イヒョン「(セボムに)出よう。」
その時、カートを押してセギュとムンヒがあわただしく戻ってくる。
ムンヒが、「血・・血があったんです」
イヒョン「もう出ましょう。他の人たちは?」
アンドリューとドンヒョンのことです。
ムンヒ「わからないんです」
先に店外に出ようとしていたセギュ。
品物がゲートを出た途端、警報音が店内に鳴り響く。
お酒に取り付けられたタグのせいだ~~!
セギュ~~~~!!
一方、倉庫では、アンドリューが「行くぞ」とドンヒョンに声をかけ、倉庫を飛び出していく。
追いかけてくる感染者。
視覚より、聴覚の方が鋭敏なのかな。
スーパー出口では、すぐさま、ゲートを遮断し、逃げようとするセボムと、戻ってこないアンドリューたちを待つというイヒョンの間で、ちょっとした意見の相違があり・・・。
悲鳴と共に、逃げ惑うドンヒョンたちが、なんとか、イヒョンたちのいる、鉄格子シャッター出口に滑り込む・・・と同時に、シャッターを下ろすイヒョンとセボム。
半信半疑だったセギュたちも、発症した人たちの様子を、ようやく目の当たりにし、恐怖に震え、一目散に逃げだす。
発症者が狂ったように、人間を求めて、隙間から手を伸ばすようすを、呆然として見てしまうセボム。← なんとなく、この時のセボムが気になる。。
イヒョン「どうした? 行くぞ!」
空のカートを押しながら、セボムの手を引き、スーパーから脱出するイヒョン。
~501号室 警警ハウス~
ダイニングで勉強しているソユン。
時計を見ると、10:08
ソファで眠っているジョングクを起こすソユン。
ソユン「小父さん、1階のロビーに行こうよ」
ジョングク「どうした?」
ソユン「オンニ(セボム)が、10時になっても戻らなかったら、下に降りてきたほうがいいって言ってたよ」
ジョングク「・・・・お、OK」
この時のソユンの行動と、セボムの先んじた判断が、正しかったとわかるのは、約3分20秒後です。
~1Fロビー~
外を覗き込んでいるヨンオク。
夫のウチャン「ほんとに見たのか?」
ヨンオク「そう言ったじゃないの!こんな危険な時に、あいつら、なんで外にでたんだ?まさか、みんな感染したんじゃないだろうね?」
ウチャン「そうだよな。」
その時、サンヒと共に降りて来たジュヒョン。
ドアの前に立ちふさがるヨンオク。
ヨンオク「安全だと確信できなければ、この扉は開けませんからね」
ウチャンも「ええ」と同調する。
ジュヒョンも笑顔で、「ええ。どうぞ・・・」と返す。
そして、このじ~っと、ジュヒョンを見ているサンヒの眼。。
側を離れるジュヒョン。
ジュヒョン「(小声で)あのおばさん、俺と同じ穴のムジナだな・・・」
サンヒに呟く。
この男は、バカだけど、頭が悪いわけでも、世の中の浅ましさがわかってないわけじゃないから、始末が悪い。
逆に、無駄なことを言わずに、情勢を見つつ、頭の中で計算しているサンヒは、自分が悪事を働くまでの度胸はない。
カートを押して、全速力で戻って来たイヒョンたち。
「ドアをあけて!!」
「なにしてるの? 早く、扉をあけて!」
ヨンオク「誰も感染してないですか?」
セボム「早く、扉をあけて!」
首を振るヨンオク。
ヨンオク「一人一人、近寄って、私に顔をみせてください」
そんな悠長なことを言ってる場合じゃないと、セギュが扉に詰め寄ると、「なぜ、顔に血がついてるんですか?」と、完全に疑ってかかるヨンオク。
ヨンオク「噛まれたんですか?」
セギュ「いいから、戸を開けろ」
ヨンオク「できません!」
セギュ「早くしろ! とにかく戸を開けろ、開けろよ!」
ヨンオク「あなた、噛まれたんでしょ?」
セボム「戸をあけて。私たちは、全員無事よ。早く戸を開けて!」
頑なに拒否するヨンオク。
切迫した様子で、叫ぶセギュやセボム。
こっちも、見ようによっては半狂乱。
その様子をソファに座りながら、興味津々に見ているジュヒョン。
サンヒをたたせると、自分も、表口に近寄ってくる。
携帯を操作し、なにかの音声データを再生するジュヒョン。
サンヒ「なんの音?」
ジュヒョン「ミンジが立ててた音だ」
サンヒ「それでどうする気?」
ジュヒョン「言ってなかったか?俺たちは、あの階下の夫婦を始末する必要があるんだ。死人に口無しだからな。死んだら、何も話せん」
サンヒが、恐ろしさに頭をかかえる。
ようやく、不気味な音に気づいたヨンオクたち。
感染者が壁を打ち立てている音が、外部から聞こえてくる(ような気がする)。
撮影していたドンヒョンでさえ、携帯をポケットにしまう。
外を警戒するイヒョンとセボム。
周囲を見回すムンヒやボラムたち。
(レジ係のボラムが、無言で大人たちの様子をじっと見つめる姿が時々インサートされるのも、ちょっと気になる)
携帯ではなく、包丁を構えるドンヒョン。
セボムが、入り口へと戻り、銃を構える。
セボム「今すぐ、扉を開けなさい」
ヨンオク「感染者を中には、いれられないわ」
大騒ぎのさなか、ソユンの手を引いて、降りて来たジョングク。
ジュヒョンが、携帯で音を出していると気づき、とびかかる。
慌てて、サンヒと共に逃げ出すジュヒョン。
ジョングク「おい、この音を消していけ!(怒)」
その時、状況を理解したソユンが、ドアのつっかい棒をはずし、「オンニ、早く入って」と叫ぶ。
Good Job
渾身の力で、扉を開けると、ヨンオクに掴みかかるセギュ。
セギュ「よくも、この野郎!」
本気で首を絞めようとするセギュを、後ろから、牧師の旦那が必死に止める。
なんとか、全員無事に、ロビーに入ることができ、入り口の扉を閉めるイヒョク。
ソユンを抱き締めるセボム。
ジョングク「この音を切ってくれ!」
携帯を受け取ったイヒョンが、操作するより、一刻も早く音を止めようと、床に力いっぱいたたきつけると、
ようやく音が止み、静かになる。 ← ここ、心底、ほっとする。。
動きを止める一同。
ジョングク「オ・ジュヒョンの仕業だ・・・」
エレベーターが上にむかっているのをみたイヒョン。
恐怖と極度の緊張に包まれた一同に、すぐに安堵の表情は浮かばない。
荷物の中から、なにかを掴み、 ← あとで出てきますが、セギュの血まみれのエプロンです。
階段を昇っていくイヒョン。
~6階 エレベーター前ホール~
ジュヒョン「あと少しだったな・・・、絶好のチャンスだったのに。残念だ・・・・(サンヒを見て)どうした? 俺はなにもしてないぞ? なにも悪いことなどしてないだろ」
引きまくってるサンヒに、まるで、悪びれもせず。
その時、ガタン!と階段室の非情ドアが開き、「オ・ジュヒョン!!」と、イヒョンが怒鳴りながら現れる。
ジュヒョン「ど、どうして、あんたが私の電話をもってきたんだ?」
手にしていたものを全部、廊下に投げ捨てると、ジュヒョンを壁に押し当てる。
自分の手に、血まみれのエプロンの血をなすりつけるイヒョン。
ジュヒョン「なんだ、なんだ、今度は一体なにで逮捕するつもりだ?」
感染者の血を、ジュヒョンの顔に塗りたくるイヒョン。
ジュヒョン「あんた、狂ったのか?」
両手を広げて見せるイヒョン。
イヒョン「これはな、外部の血だ」
意味が分かり、叫びだすジュヒョン。
イヒョン「どうだ、怖いか? 恐ろしいか? この人でなし!」
目が完全にイッチャッテます。
あの温厚なイヒョンが、狂ったように、ジュヒョンを追い詰める。
イヒョンのあとを追ってきたセボムが、「イヒョナ、やめて!」と引き剥がす。
狂ったように、悲鳴を上げ続けているジュヒョンを、恐怖に引きつりながら見ているだけのサンヒ。
~302号室 玄関前の廊下~
大興奮状態で、戻って来たドンヒョン。。
家に入るまえに、「ネット回線が復旧したら、俺は有名人だぞ」
・・・と盛り上がりつつ、携帯を探すと、どこにもない。
ドンヒョン「あ~!」
ん? 下で、映してたから、1階にあるんじゃないの?
~501号室 洗面所~
だいぶ落ち着いたのか、黙々と手を洗っているイヒョン。
その様子を、後ろからじっと見守っているセボム。
我を忘れたことも、心配をかけたことも、すべて、自覚しているイヒョン。
イヒョン「ごめん・・・・取り乱した」
ここで、この自嘲したような表情をもってくる “イヒョン”と言う人物像に、やられてしまう。。。
セボム「あんたがいなかったら、私たちみんな、感染してたわ」
イヒョンの行動に対し、非難めいたことをいろいろぶつけていたセボムとしては、精一杯のねぎらいの言葉でしょう。
イヒョンに近づき、ゆっくりとハグするセボム。
イヒョン「お疲れ様、イヒョナ・・・」
まだ、呆然としたままのイヒョン。
確かに、セボムの言葉やハグは、今はまだ、実戦で戦い抜いた同僚をねぎらう言動に近いのかもしれない。
でも、関わりのあるなし関係なく、他人の命を、命がけで守るということの意味を知る、2人にしかわからない特別な時間のような気がします。
ここで、高校生の時の写真が反射して写り込んでるのが、また、泣けます。。。
あの時、屋上で本当は、「(怪我しちゃったかもしれないけど)あんた、ここまで、よく頑張ったじゃん」って、心の中ではねぎらっていたのかもしれないなぁって思ってしまったよ。。。😢
~テソクの執務室~
モニターから、声を張り上げているデモ隊の声が聞こえてきている。
「謝罪しなければならない!」
謝罪しろ! 謝罪しろ!
「隔離を解除して下さい!」
解除しろ! 解除しろ!
「私たちの生活を守ってください!」
守れ! 守れ!
「補償して下さい!」
補償しろ! 補償しろ!
なんとまあ、矛盾したことを言ってるシュプレヒコールだね。
そこへ、ジスから報告の電話が入ってくる。
ジス「中佐! 感染者1名をマンションの外で、捕まえました。(発症者の)症状を見せています。そちらに連れてもどりましょうか?」
閉鎖したマンションの前で、デモ隊が押し寄せている様子をモニターで確認しながら、「そのまま、開放しろ」と指示を出すテソク。
ジス「・・・え?」
さすがに、聞き間違いか、と聞きなおしてしまうジス。
テソク「そいつを解き放して、抗議者にわかるように、感染者が逃亡したと見せかけるんだ。ただし、誰も傷つけさせないようにしろ!」
マンションの前で、隔離政策に抗議の声をあげるデモ隊の様子を見ているテソク。
ジス「中佐・・・」
言葉を失うジス。
テソク「感染者に同情をよせさせたらだめだ。彼らは恐れられ、避けられる存在でなければならない。それが、我々が抗体を開発するまでに、時間を稼ぐやり方だ」
電話を切るテソク。
ハン・テソクの苦悩はまだまだ、終わりません。
そして、この出来事が、さっきまで映し出されていたマンションの中と、同時間軸なのかも気になります。
★『ハピネス』5話4/4 雑感★
イヒョンママが、「(イヒョンは)感情的になることがある」と言っていたのが、ああ、こういうことだったんだな~と思いだしましたが、それでも、最後の最後のギリギリのところで、狂いきってない感じ、イヒョンはそうでなくっちゃ・・・って感じでした。