三江線全駅訪問(Part 4) | WALKING SHADOW

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全ての旅は一度きり。

いよいよ三江線全駅訪問の旅も終盤に突入です。

Part 3の最後に因原からバスに乗り石見川本の駅前に到着。

 

 

廃線まであと108日。三江線の全長が108.1キロメートルなので少しだけ運命を感じました。

 

 

以前Part 2で訪れたばかりの川本町中心部ですが時刻はお昼を回ったばかり。

次に乗る浜原行きまで2時間ほどあるので今度はしっかり川本観光したいと思います。

と思った矢先。ちょうど三次10時2分発のあの人気列車が入線しました。

 

 

堰を切ったように老若男女が二両編成からホームへと溢れ出し廃止間際の地方駅は一瞬で都会の拠点駅に変貌。

というのは少々言い過ぎで、平日だったため混雑と言うほどの乗客ではありませんでした。

駅前のお土産のおじさんとも話しましたが(田津~石見川越間のあばあさんと同じく、筆者の徒歩旅行には度肝を抜いておりました)、土日の混雑は凄まじく「これぐらいならおとなしいよ」とのこと。

地元路線の廃線という悲しい事実に向き合いつつ商売するおじさんの心中はいかなるものでしょう。

 

 

列車の客もある程度散らばっていき、筆者も川本探検です。

悠邑(ゆうゆう)ふるさと会館と音戯(おとぎ)館は、よくある市民会館的な施設です。

音戯館は石見川本駅のスタンプに描かれてます。

 

 

 

眺めは良いです。中央奥に駅が見えます。

 

 

 

そしてなぜがアポロのスカイラブ3号?

 

 

 

川本町役場。「かわもとまち」と読みます。

 

 

弓ヶ峰八幡宮です。階段を昇った先に堂々とした本社が待ち受ける、内陸部の地方都市の神社らしい場所でした。

 

 

 

またまたタイムスリップ。

 

 

列車までは時間がありますが撮影のため駅まで戻りました。

 

 

 

 

廃線間近だということを感じさせる長蛇の列。

 

 

浜原行き列車が到着します。

ここで皆さんが乗った江津行きと交換します。

 

 

 

 

 

人気列車が去ります。この交換を見られるも最後です。

 

 

長い昼休みが終わり、出発時刻となりました。

木路原駅、竹駅はPart 2で訪問済みなので3駅先の乙原まで乗ります。

三江線の乗車はまだ二回目なのに既に乗りまくった感覚にかられますね。

 

 

 

二回もお世話になった石見川本駅との永久の別れです。

後面展望で駅が遠ざかるのはベタな構図ですが特別な景色に映りました。

 

 

 

乙原駅で下車。これで三江線に乗るのもあと一回となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから浜原まで歩き次の三次行きに間に合う計算です。

駅間距離も短いのでなんとかゴールまで耐えます。

 

 

 

 

 

40分で石見簗瀬駅

 

 

 

 

もう一本の線路が撤去されています。

 

 

 

 

 

 

明塚発電所が見えます。もう少し上流にある浜原ダムからはここに水が送られます。

 

 

45分ほどで明塚駅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本道から少し外れた小道を入ると…

 

 

なんと人も鉄橋を渡ることができます。

撮影スポットにもなってますが列車はまだです。

 

 

 

 

粕淵駅側の入り口がこちら。

少しわかりにくいですがGoogleの衛星写真と睨み合えばなんとかなります。

 

 

粕淵駅です。

美郷町の商工会館が駅舎を兼ねています。

 

 

 

 

委託とはいえ一部有人の時間帯があります。

 

 

 

 

 

 

 

ついにあと一駅となりました。

粕淵一帯の景色をもう一度。

 

 

30分ほど歩くと浜原駅

旅の中では短い距離ですがこれで終わりだと思うと非常に長く感じられましたね。

 

 

 

三江線は1975年に口羽ー浜原間を以て全通し、ここ浜原で記念式典も行われました。

まさか僅か43年弱で廃止になってしまうとは…

筆者がゴールを浜原に選んだのは(時間的な都合もありますが)最後にこの碑を拝むことが最高の形でのお別れだと思ったからです。

 

 

浜原始発の江津行きが停車中。

ついつい運転手さんに「ご苦労様です」と言ってしまいました。

 

 

各駅の愛称に石見神楽の演目を採用しています。

35個全て巡り会うことができて良かったです。

 

 

 

 

 

雪が降ってきました。

 

 

筆者にとっての三江線最終列車が来ました。

 

 

 

浜原に別れを告げます。

雪が美しくもお別れムードを高めます。

 

 

Part 1の最後に訪問した沢谷駅をガラス越しに撮影。もう遠い昔のようです。

 

 

口羽駅で交換。筆者は達成感と疲れで殆ど外に出ませんでした。

 

 

さようなら三江線。(完)

 

 

【行程】

※徒歩時間はGoogle Mapsのものをそのまま記載しています。

 

10月9日

10:05 広島→11:27 三次 芸備線快速みよしライナー
26分 尾関山
46分 粟屋
34分 長谷
30分 船佐
20分 所木
26分 信木
27分 式敷
式敷 14:44→香淀 14:48 三江線口羽行き
53分 香淀 
72分 作木口 
23分 江平
71分 伊賀和志
伊賀和志 18:03→沢谷 18:34 三江線浜原行き
沢谷 19:06→三次 20:40 三江線三次行き

10月10日
5:38 三次→6:35 口羽 7:03→7:12 宇都井 三江線浜田行き
95分 石見都賀
75分 石見松原
44分 潮
11:28 潮→12:07 竹 三江線石見川本行き
39分 木路原
25分 石見川本
13:45 石見川本→14:54 江津

 

12月13日

5:00前 スーパーホテル江津駅前出発

18分 江津本町
33分 千金
6:01 千金→6:08 川平 三江線三次行き
104分 川戸 
86分 田津
37分 石見川越 
50分 鹿賀
50分 因原
12:02 因原インフォーメーションセンター→12:09 石見川本 石見交通石見銀山号
14:00 石見川本→14:17 乙原 三江線浜原行き
40分 石見簗瀬
30分 明塚
46分 粕淵
29分 浜原
17:06 浜原→18:59 三次 三江線三次行き


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