これは、2023年12月から投稿しはじめた『劇場版 美しい彼~etarnal~』の再編集版です。

 

【おことわり】

こちらの再編集版は、便宜的に1話からの内容に沿って進めていきますが、筋追い版のように、細かく時系列にそって、筋、シーン、セリフなどを追ったものではありません。

ご好評をいただいていたびびのピンク字(雑感)や、紺字(登場人物の心の声=捏造てへぺろ)をメインに、好きなシーンや語りたい場面などにスポットを当てた、必要以上に思い込みの強いレビューです。

やむなく削ぎ落とした部分の補填につきましては、皆様のドラマ愛に甘えさせていただきたいと思います。

大好きなドラマの内容をよりよく把握するために、映像上、見えたり聴こえたりしている中に隠された意味、メッセージ、演出の行間を解釈したり、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露が中心です。

 

当然、視聴済みを念頭に置いた完全ネタバレが前提となります。

 

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『劇場版 美しい彼 ~etarnal~』 

~My Beautiful Man: Eternal~ 2023年(日本) movie

原作:『憎らしい彼 美しい彼2』 by 凪良ゆう

監督:酒井麻衣

脚本:坪田文

©︎2023 劇場版「美しい彼〜eternal〜」

 

シーズン1の記事未読の方は、こちらからどうぞ 

『美しい彼』#1 #2 #3 #4   #5   #6 

『美しい彼』S2 #1 #2 #3 #4前 #4後

 

前記事を未読の方は、こちらからどうぞ 

『劇場版 美しい彼』#1 

 

Part.2

 

~安奈の写真集の撮影現場~

屋外(森)での撮影です。

未来の大女優候補だとか我儘だとか、週刊誌にはいろいろ書かれてはいるが、本当の安奈は違う、と、撮影の手伝いをするようになった“ひら”にもわかる。

安奈は、目の前にいる平良が、清居奏の恋人だとは知らないけれど、押し入れの祭壇のことは知ってる。(笑)

欠けてる情報で、実は繋がってる二人。

 

木立に降り注ぐ自然光に陰りが・・・と思ったら、ゲリラ豪雨がくる、との情報が入る。

野口「安奈、びちょびちょに濡れてもいい?」

安奈の「平気です」の一言と、「社長の確認OKです」という仕事の早い現場マネさんのおかげで、撮影続行。

 

平良 : 雑で荒っぽい撮り方、支離滅裂な指示。

だけど眩しい。奇妙な迫力。

眩しくて、眩しすぎて、まっすぐに見つめられない

 

と、心の内で呟く平良の感受性の豊かさ。

 

野口大海の真骨頂の撮影風景。

 

平良:これが、写真家として生きる、ということ。

 

撮影は無事成功。スタジオに戻ってきて、今日撮影した写真をチェックしている“ひら”

“顔なし”と自虐するほど、自分の個性(カラー)よりも、被写体に寄せる野口の手法。

昔は、風景を撮っていたけれど、全然芽が出なくて、喰ってくためにポートレートに切り替えたんだって、と教えてくれる香田先輩。

香田先輩が帰ったあと、せっかく「どうよ、俺の写真」と聞いたのに、平良の棒読みのような感想に、文句を言っちゃう可愛い野口さん。(笑)

 

以前、撮りたいものがある、と力強く言っていた“ひら”が、今日、それを問い直されて、しばらく押し黙り、「・・・・いや、ないです」と否定してしまう。

あの時は、自ら、野口の言葉を打ち消してまでも、「あります」と宣言したのにね。

 

平良:モデルの個性に寄り添って、魅力を最大限に引き出す。あんな生命力あふれた写真は・・・自分には撮れない 。

野口センセの写真に圧倒されちゃったか。。。

 

 

とある昼下がり、平良の自宅にて、シーツを取り替えているときに、乱入してきた“きよい”と一緒に、二人仲良く紐結びラブラブ

 

正確には、清居にはハードル高く、平良がやってあげたんだけど。

この時の、“ひら”の「貸して・・・」の響き、すごく好き。

 

親がいた時には、家事などほとんどやっていなかったという平良。

食事の支度も、掃除も洗濯も・・・それは、清居に快適に過ごしてほしいから・・・。

 

私には、野口センセが、自分の個性よりも、被写体の個性を最大限に引き出そうと寄り添うのと、根っこは同じに思えるけどね。
でも、今の“ひら”には、それに気づけない。

 

清居奏として、野口大海に写真を撮ってもらうことになり、一歩ずつ、二人の間の目標に向かって進んでる実感を得て、素直に、一緒の現場だと微笑む“きよい”

反して、浮かない表情の“ひら”

 

はっきりと自覚した劣等感と、見えない不安が織りなすどす黒い感情のまま、“きよい”に圧し掛かる。

こんな風に求めるのは違うとわかりながらも、今だけは何もかも、頭の中から、追い出したい。

 

首元を強く吸われ、痛い・・と呟く“きよい”。

急に我に返る“ひら”

全然、構わない、続けろよ、と促す“きよい”に、“ひら”は、呆然と「俺、病院に行ったほうがいいかもしれない」と中断してしまう。

ベストアンサーまじかるクラウン:お前は直ちに病院に行くべき

無意識に、囚われてるみたいだねうさぎ

 

清居「は? 何言ってんの?」

部屋を出ていく“ひら”を見ながら、首筋を押さえ、

時々、自分の理解の範疇をこえ、どこか違う世界にいってしまう彼氏に戸惑う“きよい”

※この座り姿を、「紡木 たく」っぽいと書いたら、結構、賛同者がいて嬉しかったです。

困惑と不安と・・・誰かといても、どこか寂し気で、繊細な感じと言えば、「紡木たく」

 

いや、そんなことはどうでもいい。。
 

安奈の時のように、野口が、清居を撮ることを想像しただけで、嫉妬の感情が暴発した“ひら”。

 

きっと、俺より、清居をキレイに・・・でも、誰よりも、俺こそが清居を一番美しく・・

“ひら”がここまで踏み込んで、清居の写真を撮ることへの秘めたる情熱や自信、そして執着を見せたのは、はじめてだったような気がして、正直どこか、怖くなる。

今はまだ、眠れる獅子を起こしたくない心境が、私の中にあったのかな。。

ただの一視聴者なんだけど・・・。

 

 

~野口のスタジオ~

鏡をのぞく“きよい”

 

挨拶の場で、野口も、思わず、キレイな顔してんねぇ・・と言ってしまう。

 

撮影自体は、すんなり、そして、つつがなく終える。← 安奈の時とは大違い。。(苦笑)

 

良かったね、“ひら”

野口にとって、今の清居は、まだその時じゃないのか、それとも、その対象となる被写体じゃないのか。どっちだろ。ニヤリ

 

キョロキョロと、“ひら”の姿を目で探す“きよい”。

大学の授業がある、とか言って休んだらしい。

逃げたか。

 

清居が平良と知り合いらしい、と察知した野口。

“ひら”に関することは、ビビビとアンテナが動くのよ。 ← 変な意味じゃないよ。(二度目)

 

高校の同級生だと答える“きよい”に、友達?接点なさそうだけど。 でもまぁ、平良は、“羊の皮をかぶった王様”だから。そうミスマッチでもねぇのかと、ずばりついてくる野口。

 

これには、内心驚き、固まってしまう“きよい”

清居「いえ・・あの、わかるんだなって・・」

この“きよい”を見て、“ひら”が一緒に住んでる相手だと見抜けないわけないと思うけどなぁ(笑)

 

野口「わかるよ。気弱そうに見えて、我が強い。自分の中に誰にも触れられたくない場所があって、そこを荒らされると、途端に牙をむくタイプ」

清居「誰にも触れられたくない場所・・・」

これを聖域と評しましたね。

 

「自分の中に聖域を持ってるクリエーターは強い。それを邪魔な足枷とするか、自分の売りとするかは、本人次第だけど」と、いずれ、これがこの青年を通じて、平良に伝わるような気がしたのか、それとも、この外見的には王様然としてみえる青年にも伝えたかったのか、いずれにせよ、ちゃんとアドバイスしてる。

この人は、自分で自分の聖域を売り渡した、と思っているのだろうか。

 

隣でチェックしてる香田先輩、普通に聞いてるってことは、野口大海の“ひら”評に、まんざら意外性を感じてないのかな?

 

ここで、清居奏、爆弾発言。

清居「あの、あいつ・・・野村伊兵衛賞、取れそうですか?」

 

写真部の後輩くんの「無知ってある意味、強いですよね」の、具現化だ(笑)

 

香田先輩、耐えきれず、その質問は、学生映画でアカデミー賞を取れるか、という質問と同じだ、と説明してあげる。

 

清居「じゃ、可能性はゼロじゃないってことですよね」

みんな、清居奏のことを、理解力が足りないとか、人の話を聞かないとか、過小評価しないでね(笑)

もちろん、スーパーポジティブではあるけれど、基本的に、“きよい”は常識人です。

ただ、“ひら”のポテンシャルの高さを信じているからこそ、時々、こういうことが起こりうる。(苦笑)

 

野口「はは・・・おもしろい。平良はいい友達持ったわ」

清居「友達じゃ・・ないですけど。」

ある意味、ダブルミーニングです。

 

野口「でもまぁ、撮りたいものがありませんって言う状態じゃな」

清居「・・・・え?」

写真を撮る意味を見失ってしまったようだ、と、外部の人によってもたらされる、“ひら”の異変。

言葉をなくし、唇をかむ“きよい”

あいつ、そんなこと一言だって、俺には言わなかった・・・

 

そこに、戻ってきた、マネージャーの菅ちゃんの表情が暗い。

 

~ドラマの撮影現場~

雲行きが怪しくなってきた、というのは、比喩でもあり、現実でもあり。

 

時間になっても、撮影は始まらない。原因は、安奈とアイドル桐谷恵介との熱愛記事がすっぱ抜かれたこと。

同じ業界の人だと言ってた「すっげぇ好き」の相手は、アイドルだったんでした。

 

パン姐さんの冷静な指示のもと、落ち着きを取り戻す清居会。

 

記事を見ないほうがいいのでは、という“ひら”に対し、「なんで? 僕のことはどうでもいいんだよ。安奈、大丈夫かな」と、安奈の身を案じるような発言をする設楽。

 

結局、撮影は中断。

ホテルに引きこもっている安奈の様子を、マネージャーの菅ちゃんと共に見に来た“きよい”

安奈の体調を心配し、ルームサービスでも取ろうと、メニュー表を手に取った清居に、「ごめんね、せっかく来てくれたのに、こんなんで・・・」と謝る安奈。

迷惑じゃなくて、心配してるんだ、と諭す“きよい”

 

桐谷の事務所は、24時間体制で見張りがつき、絶対、わかれさせると息巻いているらしい。

スポンサーがついているということは、大きなお金が動くということ。

安奈「イメージが全てだから! これはもう、私と桐谷くんの問題じゃないと思う」

あのサバサバな安奈が、自分を追い詰めてるというか、かなり追い込まれてるね。

 

自分の前で涙をこらえている安奈をほうっておけない清居に対し、強めに「ほら、行くよ」と促す菅ちゃん。

 

舞台役者としての描写が主だった、ドラマ版の清居奏とは違い、今回は映像の人っぽい感じ。
それだけ、スキャンダルとか、芸能人のイメージとか、が、グンと近づいてくる。
どんなに世間に騒がれて、悪評が炎上しようとも、やっぱり水面下では、なんとかして守ろうとして動いてくれる人たちの存在があって、表に出てないこともたくさんあるんだろうな、と思う。

 

ホテルの下で、車を回してくるから、と、菅ちゃんが離れてしまったのが、フラグでしたね。

 

そんなこんなで、帰宅した“きよい”が、安奈の様子を見る限り、今は人前に出られる状態じゃないと説明する。

すでに広告が1本飛んだ、とか、主演映画の話も止まった、とか、一般人の間では、週刊誌の見出しのようなことが、現実にあるのだ、と聞かされる“ひら”。

平良に置き換えれば、「大学を退学させられ、野口のアシスタントもやめさせられ、俺と別れる瀬戸際って状況だ」と説明しながら、恋愛も仕事も一遍に失いかけている安奈のメンタルを気遣う。

 

しばらく、ここに来てもらうのは、と提案する“ひら”

ここで、一人にするのなら、ホテルと変わらないと危惧する“きよい”に、従姉の菜穂ちゃんにこの家にきてもらい、安奈の面倒を見てもらおう、というのが、“ひら”の意図でした。

劇場版の“ひら”は、やはり頼もしい。

表情もりりしい。

 

菜穂ちゃんは口が堅い、マスコミが大っ嫌い。

彼女に一体なにがあった?・・・と思ったら、旦那の浮気は浮気でも、不倫疑惑で記事になった議員センセイの奥様だったとはね!!

 

そんなこんなで、安奈が菜穂ちゃんと共に、“ひら”と“きよい”の家にやってきた。

 

この縁側に癒される人が、また一人増えた。。。

うん、ここに連れて来たのは、やっぱり、いいアイデアだったね。

お礼を言う安奈に、“ひら”のアイデアだと、ちゃんと、“ひら”を立てる“きよい”💘

清居から聞いていた通りの人物像で、思わず、笑ってしまう安奈。

 

「清居は特別だから」という“ひら”の言葉に、いいなぁ・・・と遠くを見る安奈。

自分も、桐谷君の特別になりたかった、と過去形で話す安奈は、揺れ惑っている。

 

ここから、“ひら”の、揺るぎない“きよい”への愛がさく裂しまくります。

 

「誰にも認められなくても、自分の中に、輝く星が一つあれば、生きていける」

その星が消えたら本当の終わりになってしまうから、自分は死に物狂いで、それを守る、と珍しく強気な発言の“ひら”

視線を感じ、「俺は・・・ですよ。な、なんか出しゃばってすみません」

 

安奈「平良くんの輝く星ってなに?」

平良「清居です」

即答!!

コンマ0もないくらいの即答!

迷いなし。

 

平良「清居がいてくれたら、俺は世界中から石を投げられてもいい」

ここまでくると、“ひら”が眩しすぎて、何も言えない。

 

菜穂ちゃんに呼ばれた平良が中座したあとの、“きよい”と安奈の会話もよかった。

「すごい彼氏だね」

「キモいだろ」

「うん」

「おい!」

「ごめん、ごめん」

でも、“ひら”の言葉は、確実に、安奈に響いたようだよね。

 

一時的に、家から退避する準備を整えた“ひら”と“きよい” 

“ひら”は平良なりに考えて、パン姐さんの言う通り、清居の身辺に難が及ばないように、自分は野口のスタジオに泊まるつもりだったという。

 

結局、平良の心の中にある「俺は、清居の一番のファンだから」と意識はどうしても拭えない。

 

清居「さいあく!!」

“きよい”の怒りの理由がまだ理解できてない“ひら”。

 

清居もそこそこ付き合いが長くなってきたので、自分が、“ひら”から夜空の星と思われているのはわかってて(笑)、「平良の、宇宙との交信には怒ってない、ってか、慣れた」けれど、でも、だからこそ、きちんと怒りの本質を伝えたい。

 

ぐっと、襟首をつかみ上げる清居。

なにも、特別なことを要望してるわけじゃない。

ファンじゃない、彼氏だ、という自覚を持ってほしいだけ。

 

自分さえいてくれればそれでいい、という“ひら”の言葉を究極の愛と捉える“きよい”

いてくれたらいいっていうのは、傍にっていう意味じゃなくて、地球のどこかに存在してくれてたらいいっていう意味だと説明する“ひら”

完全にすれ違う二人。

 

自分のために、無我夢中で、城田に殴りかかったお前は、もういないのか?と訊ねる“きよい”

“きよい”が、どれほど、あの時の“ひら”に救われたのか、今でもそれがどれだけ支えになってるか・・・と思うだけで、泣けてくるね。

 

でも、何年越しの“ひらきよ”の堂々巡りは、一朝一夕には、解決しない。

 

「撮りたいもん、なくなったんだろ?」

お前の中に、まだ俺はいるのか?

 

その問いに答えられず、引き留めることもできなかった平良。

 

ストーカーのように、なにかあれば、追いかけてきた“ひら”が、自分を追ってこなくなった時が、ある意味、兆し。

この後ろ姿は・・・辛いなぁ。

“きよい”は、実家とか帰らないのかな?

私、お母さんの再婚家庭のことも、実はちょっと気になってるんだよね。

 

こうして、本格的に別居と相成った二人ですが、問題の本質は、高校生の頃となにも変わらず。

 

いつものパターンとは言え、腑抜けのような平良も相変わらず。。。(笑)

野口のスタジオの屋上で、寝袋に入り、星空を見上げてる平良。

この引きの画がなかったら、どういう状況か、わかんなかったよね。(笑)

 

平良:ああ、本当に、“きよい”が星だったらよかったのに・・・。 

何言ってるの!!物申す

星とじゃ、あ~んなことキスマークも、こ~んなこと18禁もできないじゃないの!!

 

互いのつり合いも ← 結局そこか。

芸能界のしがらみも ← 表に出る仕事の宿命だからね。

野村伊兵衛賞も ← それは、一旦、置いておこうか。(笑) 

 

関係ない超空間。

そんな宇宙で出会えていれば・・・と現実逃避してるところに、階下から、ラーメン食べたい、と野口センセに、怒鳴られる平良。

 

飯のうまいアシスタントは、金のわらじを履いてでも探せ(笑)

どの業界も似たようなものですね。
 

野口センセ、「師匠を空腹から救うのも、アシスタントの役目だぞ」なんて口では偉そうに言ってますが、そういうのは、どちらかといえば、親とかパートナーの守備範囲だと思うと指摘する“ひら”

親や恋人に、ふんぞりかえって、「飯!」なんて言おうものなら、鍋が飛んでくるので、圧倒的権力差のあるアシスタントにしか言えないんだそうです。

ここ、パートナーって言い方してるの、いいね。

 

野村伊兵衛賞、獲りたい大学生の描き込みが消えたことにこだわる野口。

 

恥ずかしくて耐えられなくなったんだと思います、と答える“ひら”

 

恥なんてわかいときに死ぬほどかいておくもんだと思うけどな、というけど、そうかな。

私は、今だに時々、思い起こして、死んだほうがいいって思うときあるから、どんな恥をかいたのか、すべてはその程度問題だと思うよ。(笑)

 

俺より、うまく撮れる人がいるから・・・

この時の、野口センセの表情、一瞬で、平良の言いたいこと、全部悟ったみたいな感じ、すごくいいね。

 

平良「なのに、諦めきれないんです。抑えなきゃってわかってるのに、自分が浅はかで、傲慢で恥ずかしいです」

 

とことん惚れる対象に出会うと、自分にうまく写しきれるかどうか、怖くなる心理を、“それは恋”だと一刀両断する野口。

今の平良の状態は、被写体を崇め奉るあまり、道を見失ってる状況で、経験の裏打ちの無さからくる、一時的な自信の無さだと見抜いてるんでしょう。
 

自信がついたら、撮りたい、と、平良の目が語ってるんだって。

逆説的ではあるけど、平良の、渇望をちゃんとわかってる。

 

「両極端」は、同じ紙の裏表か・・・。

いいこと言うね。

 

野口にも、そういう、「なにかのきっかけで簡単に裏返る」ことがあったのか、訊ねる平良。

風景画がだめで、喰ってくために人物に鞍替えしたって言ってたじゃん。

人生の・・・それも、自分が精魂込めた道での挫折は、方向を変えても、傷が癒えても、いつまでたっても、胸に剣がささったまんま。

まだ、平良には、その剣が見えなくてもしょうがないのか。

 

野口「・・・忘れた」

うつむいた首筋と肩は雄弁です。

「忘れた」の中身を、彼が話したくなるまで、とことん付き合ってあげてもいいよ。

 

一転、大学生の書き込み、スクショ取っとけばよかった、と、まだ、絡みだす野口。(笑)

 

平良「ほんと、バカですよね」

野口「ああ、俺が失くして、二度と取り戻せないものだ」← これこそ、思慕と渇望だよね。

もしかして、野村伊兵衛賞を取った写真って、野口センセの席の背面にある、木立ちの写真?

  

さて、ここで切りましょうか。。。 

 

★『劇場版 美しい彼』Part.2 雑感★ 

 

“ひら”の、今後のカメラマン人生を思うと、野口大海との出会い、これはもう、言うまでもなく、大きい。
ある意味、シビアで自己完結型の“ひら”にとって、そもそも、影響を与えてくるような、(“ひら”自身が認める)才能の持ち主自体少ない。
 

小山くんに感謝だよ。

清居の、外での平良のことが気になって気になって仕方がない感じ、ほんとに可愛い。

そして、その姿は我が事のように切ない。


“きよい”の、“ひら”にめちゃめちゃにされたいという願望は、叶いそうで叶わなかったけど(苦笑)、たぶん、あれ、続けてたら、違う、なんか変だろ、おいどうしたんだよって、きっと“ひら”を問い詰めてたかもしれない。

今の“ひら”には、それを説明できる言葉は持ち合わせていないし、実際、言葉にするのは辛すぎるかも。
 

写真家としての領域=聖域が、もうすでに、“ひら”にはあるんだね。


劇場版になっても、相変わらず、“ひら”と“きよい”は、距離を置かなきゃならないほど、揉めてしまうわけですが、← ホント、なかなか学ばない二人。

平良は、清居とギクシャクしてるようでも、ちゃんと問題に本質というか、やるべきことが見えているし、人間的な伸びしろだって、ちゃんと持ってます。

(これで、“きよい”とのパワーバランスもちゃんと推し量れると、言うことないんだけど、そこは、“ひら”だから・・・)

“ひら”の、もう一つの課題である、プライドの高さをコントロールできない未熟さについても、そこを、常に煮詰まってしまいがちな恋愛面というより、師弟の関係から、自覚させていく・・・この運びとかもいいなぁ、と思います。

 

才能って、絶対的なものじゃなく、その才能を評価できる人がいて、相対的に基準がつくられていくものだと思うので、“ひら”の受けた衝撃の強さは、それだけ、野口の才能を理解できるからこそ。

 

今回、野口先生のことも、かなり気になってます。

変に、芸術家肌をひけらかさないところがいい。

 

★劇場版 美しい彼~etarnal~ Part.3に続く★~