これは、2023年5月から投稿しはじめた『美しい彼』の再編集版です。

 

【おことわり】

こちらの再編集版は、便宜的に1話からの内容に沿って進めていきますが、筋追い版のように、細かく時系列にそって、筋、シーン、セリフなどを追ったものではありません。

ご好評をいただいていたびびのピンク字(雑感)や、紺字(登場人物の心の声=捏造てへぺろをメインに、好きなシーンや語りたい場面などにスポットを当てた、必要以上に思い込みの強いレビューです。

やむなく削ぎ落とした部分の補填につきましては、皆様のドラマ愛に甘えさせていただきたいと思います。

大好きなドラマの内容をよりよく把握するために、映像上、見えたり聴こえたりしている中に隠された意味、メッセージ、演出の行間を解釈したり、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露が中心です。

当然、視聴済みを念頭に置いた完全ネタバレが前提となります。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


 

『美しい彼』 

Utsukushii Kare~ 2021年(日本) 全6話

原作:『美しい彼』 by 凪良ゆう  

美しい彼 | ドラマ特区 | MBS 毎日放送 

  

これは、第5話です。

前出部分を未読の方は、こちらからどうぞ 

『美しい彼』#1 #2 #3 #4 

 

さよならは別れの言葉じゃなくて

再び逢うまでの遠い約束

(“セーラー服と機関銃”(“夢の途中”) 作詞:来生えつこ,作曲:来生たかお)

また、昭和の歌詞を使ってしまった・・・

これも、思い出多き曲よな。

 

そう言えば、2年の時が変えたものは・・・について、皆様のDMを読ませていただいていたら、「そして二年の月日が流れ去り・・・」(ルビーの指輪)ではなかったんですね(笑)、というお声がチラホラ。

でした、でした、それもありやした(笑)

あはは、昭和の名曲って最高!

 

たしかに、“きよい”自身の心の声で、その折々の状況や気持ちを聞くと、ああ(この時は)まだ、こんな風に思っていたのか、とか、いやいや、行動と言葉と心の内が全然伴ってないじゃんニヤリとか、いろいろ突っ込みながら視ちゃうんですよね、この回。

でも、大好き(笑)

 

1~4話までの間で、想像どおりだった部分と、そうでない部分。

お約束どおりというか、「もう、十分好きじゃん」な状況にも関わらず、認めきれてない部分もあるので、イケズな私としてはちょっと物足りない気もしないでもないですけど(笑)、もしかしたら、描いてない部分に合わせた省略などもあるのかな?

 

そういえば、この曲、「清居奏のテーマ」なんですけど、

 

私が、彼を、キングと称されることにピンとこないのは、この、繊細な旋律のせいかもしれないです。

私、清居奏という人間のこと、なんだかんだ言ってもノープランで(笑)、ずるさがないところが好きなんです。

意地っ張りで、素直になれない、“愛してちゃん”なところがとっても愛らしい“きよい”ばかり、目で追ってしまいます。

 

恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす  

ベベンベン♪

 

心の中では、なんとも饒舌な蝉(たち)ですが、肝心なところまで詰められてないので、心の声もぶつ切りです(笑)

 

青春は短いけれど、蝉の一生よりは長いですからね。

ましてや、蛍のままではいられないでしょう。

 

 

【5話の“きよい”】

いままでの4話は、“ひら”の視点やモノローグが、ドラマをけん引している部分が大きく、“きよい”の本心は見えづらかったのですが、ここにきて、一気に、反転します。

(*^▽^*)

 

<大きくなったら、アイドルになりたかった>

 

母子家庭で、かぎっ子で、独りぼっちだった少年時代。

楽しそうに笑っているテレビの世界に入れたらいいのに・・と思っていた気持ちは、単純な子供の憧れと呼ぶには、切実すぎるものだった、ということが、ここではじめて明らかになる。

 

母親の再婚に伴い、弟・妹が生まれ、自分の居場所を見失った“奏くん”

「ひとり」になるという意味も怖さも知っていたからこそ、“ひら”の「ひとり」に反応したのだということが判明します。

 

求めることをやめた自分。

同時に、求められたかった自分。

 

テレビの中のアイドルが、熱狂的に求められる存在だということに気づき、自分もいつか、と願うことで、心の均衡を図ってきたのね。

 

愛情を表現する経験値の乏しさが、役に対する行き詰まりに通じ、「好きだ」というセリフに気持ちが乗らない。

 演出家“こやま兄”の、この絶望的な目。

 

何度も何度も繰り返し、自主練を続ける中、自分の恋愛相手として思い浮かぶのは一人だけ。


思いおこすのは、“ひら”との出会い。

 

教室で見かけた一瞬で、「終わってる存在」だと一瞥しつつ、素知らぬ顔をしていたけれど、“ひら”が自分を見つめるときの、まるで、自分しか存在していないような瞳と視線には気づいていた。

 

そのうち、いちいち、自分にオーバーリアクションで驚く姿に「キモい」と思いつつ、好奇心に勝てず、寝たふりをしていると、聞こえてきたのは、平良の「綺麗・・・」という、まっすぐで、熱のこもった言葉。

<この目で、また、みつめられたい>

 

ほぉ~、胸の高まりっていう自覚はあったんだ。

(当時は)その気持ちの名前をまだ、知らなかった、と回想しているけれど、実際は知るのが怖かっただけなのかもしれないなぁ。

 

高校生の頃の“きよい”が、周囲に集まってくる人間に、良くも悪くも利用されていると感じながら、なぜ、あのグループと一緒にいるのか不思議だったけれど、

なるほど。

孤独の怖さを知っているからこそ、“ひとり”でいるよりは、数倍ましだと思っていたからなのね。

 

だけど、突然、現れた“ひら”は、誰とも違ってた。

自分に何を求めているのか確かめたい。

<あの瞳にどんな感情が秘められているのか?>

<信じていいのか?>

<こいつは他の奴らと違うのか?>

 

切実な響き。

 

<心臓の音が聞こえる>

自分のね。

これはもう、気まぐれや好奇心をはるかに超えた、関係を築きたいっていう予兆だよ。

 

コンテストで優勝できず、手のひら返しをする城田や三木。

そして、遠巻きに、さざ波のように引いていく“その他”。

 

<でも、アイツだけは違った>

 

トマトジュースぶっかけ事件の際、“ひら”が“城田に馬乗りになって殴りつけ、

止めようとした三木たちにつっかかり、止められても止められても、なお、城田に半狂乱で向かっていく“ひら”のシーンが、ここで登場しました。

 

“ひら”の人が変わったような狂暴な姿に、一番驚いていたのは、“きよい”だったのね。

完全に、目がいっちゃってる“ひら”を見て、宗教にハマる人間ってこんな感じなのか、と考えた“きよい”

 

これ、“ひら”が「尼さんになりたい」と口に出す前だったんだから、ホント、“ひら”の思考パターンを理解できる感性の持ち主は“きよい”しかいないということがよくわかります(笑)

 

あれだけ、ひとりになるのが嫌だったのに、また、ひとりに逆戻りしかけていたのに、

 

あいつだけが全力で守ってくれた。 

そんなの、今まで生きててはじめてだった。

 

“ひら”との関係に、ちょうどいい名前を付けられなかったけれど、その心地よさは、知らず知らず、“ひら”を認め、“ひら”を欲していたのね。

 

欲するって、やっぱ、そういう欲求が潜在的になきゃ、手なんか差し出さないよね。

そして ここの、正視できない、“きよい”の高速まばたきに 2万点!!(拍手)

 

これが、今、“ひら”への感謝を伝えるために、“ひら”を引き止めるために、“きよい”に出来る精一杯なんだと思うだけで、胸熱。

 

鎧の下の“きよい”の純真は気高く、そして可愛い。

 

<“ひら”がいたから、俺は澱んだ空気の中でも、前を向こうと思えた>

 

第3話の、“ひら”の言葉と完全呼応するこの言葉!!

<“きよい”がいるから、澱んだ空気の中でも、前を向こうと思う。>

 

ああ、もうこのシンクロは、完璧、コイのチカラのなせる技。

 

そして、問題のあの卒業式。

 

予想どおり、アイツはここに来た。

思わず、笑顔になっちゃう“きよい”

そう、ここまでは予定どおり。

 

でも、そのあとがいけない。。。

常に目の前のことにいっぱいいっぱいで、ノープランな二人。。(苦笑)

 

清居「おまえさ、俺になんかいうことないの?」

<最大限、譲歩してきいてやったのに、黙りこくっている>

 

投げやりに帰ろうとすると、一応、ひきとめてはきた。

 

<最後かもしれないんだぞ・・おまえは俺が好きなんだろう?>

「最後かもしれない」を一番恐れていたのは、“きよい”

 

気づいたら、手から鞄がすりぬけてた。

 

それが合図みたいに・・・“ひら”の頬に手を添えて、どこにも逃がさないように押さえつけて、力任せなキス。

慣れてなくて、酸欠起こしかけるくらい、必死だったんでしょ?

 

<パニックになりそうだった>

 

いや、なってたよ(笑)

何も、ギャーギャー騒ぎ立てるだけがパニックじゃないの。

 

「じゃ、またな」

声だけはまるで普通の挨拶みたいにあっさりと、でも、立ち去るというより、逃げ出すに近い感覚。

  

それも、唇に触れながら・・・。


 

<ファーストキスだった。きっとこれから一生、なにかにつけて思い出す“はじめてのキス”を、勢いで、あんな奴に・・・>
 

私、ここの台詞ね、あんな奴・・・じゃなくて、 あんな奴・・・になってるのが良かったと思っておるのです。

更に私は勝手に、「捧げちゃった」に続けてるけど・・・(笑)

 

“生まれてはじめての口づけを

中年のオジンあげてしまいました。”(星泉)

 

最初に、この記事をあげた時は、この部分入れなかったんですが、数人の方に、DMでご質問いただいたんですよね。

どうして、「と」じゃなくて、「に」で良かったと思ったんですか?って。

 

ふふふ、ドヤるつもりはありませんが、『セーラー服と機関銃』にちゃんと戻ってくるように出来てるんです、私の頭の中では・・・(笑)

 

 

実際、“きよい”の口から直接きく、「ファーストキス」という衝撃。

そういえば、私は、高3より前の“きよい”をよく知らないんだな。

(原作読まない厨ですから・・・)

まさか、キス童貞で、ほかは全部経験済みとか、昔の遊女みたいなことは言わないよね。

 

ん? 今まで、私、“きよい”のことを、“ひら”がたまたまであって、基本は《ストレート》な人だと思いこんでたけど、なんか違和感が生じてきたかも。

なんだろう、この小骨。。。

 

<今、俺がアイツのことを、考えてるなんて、想像もしていないだろう。ある意味、“ひら”こそが自分勝手な“俺様”だった。しかも、それに気づいていない> 

ああそれ、私も、それをなんとなく、ずっと感じてたの!!😂

 

<いつだって、あいつは、俺の気持ちなど知ろうともしない。>

う~ん、それはお互い様だ、と言う部分もあるかもしれないけれど、絶対的に、“ひら”から言ってほしかったんでしょ?

“ひら”から求められたいんでしょ?

それを、人は、“乙女心”というのよ。

 

唇の内側を噛んで、泣くの、我慢してる!

ああ、私の中の、“きよい”の、意地っ張りな可憐度が激増してきてる。

 

卒業後、いくら、“ひら”からの連絡を待っていても音沙汰なし。

我慢できずに、電話をかければ、番号は変わっている。

<卒業ごときで、自分を追うのをやめるとは思えなかった。あんな唯一無二みたいな目で俺を見つめていたくせに>

 

だけど、“ひら”の家に行って、確かめるのは怖かったのね。

誰かに電話番号を聞くなんて、絶対したくない。

これは、わかりみが強すぎる。

こうでなくちゃ、“きよい”じゃないもん。

だからこそ、悶々が悶々で爆発しそうだったんでしょ。

 

出入りするようになった小劇団の演出家の弟の彼氏の話になり、苗字と写真から、それが“ひら”のことだと、例の芝居の前に、知っていたとはね。

 

しかも、事前に、こんなものまで見てたとは・・・。

 

久しぶりに見た“ひら”は、笑っていたのよ、写真の中で。

最初は驚き、信じられない思いでいたのに、傍らの“こやま弟”を見て・・・ぎりぎりと奥歯をかみしめた。

 

<こんな男のために、俺との連絡を断つなんて>

こんな精一杯のマウントが、おかしみと哀しみしか誘わん(苦笑)

 

結構、かっこいい、とか、独特の雰囲気があるとか褒める団員に、内心「(お前に“ひら”のなにがわかるんだよ!)」と毒づく“きよい”

もう、ここから先は、密かに、みんな敵認定!!(笑)
 今の“きよい”の心の影には、マシンガンが見えるはず(笑)

 

弟を心配し、その彼氏のことが気になる演出家“こやま兄”に「会ってみればいいじゃないですか、舞台に招待するとか言って・・・」と入れ知恵する“きよい”

 

劇団員たちも「会ってみたい」と、その案に賛成する。

 

あの日、あの舞台劇に、“ひら”を呼び寄せたのは、“きよい”だった、ということに、まず驚いたわ~。

マジで必死すぎる。。

 

スタンバイしている“きよい”が、ど緊張状態だったのは、芝居を前にしてるからじゃなかった。

<<心臓が爆発しそうにうるさい。膝の上で握りしめた手が細かく震えている>>

“ひら”が“きよい”の姿を見た時によぎった心の声、実は、劇場の代わりとなった喫茶ルームの表と中で、“きよい”も全く同じことを思ってたのが嬉しすぎる。

 

<俺は、この顔が見たかった>

 

他の人間に、“ひら”の熱が上がったことなんて、わかるわけない。

けど、“きよい”にはわかる。

自分もそうだからでしょ?

 

打ち上げに誘えば、「行く」と二つ返事。

<勝った!と思った。小山さんの弟には悪いが、諦めてもらうしかない>

 

ここまでは順調だったのに・・・

結局、“ひら”は、誕生日を祝ってやるために“こやま弟”と帰っていくという番狂わせ。

 

<俺よりもあんな男を選んだのか、あんな目で自分を見つめていたくせに>

 

“きよい”が感じた危機感と焦りは、これで終わりになるはずもなく。

 

しばらくして・・・

 

またもや、嬉々として、自分の前に姿をみせはじめた“ひら”に対して感じたのは、最初は、なんで?という混乱と、やっぱりという安堵と嬉しさ。

 

“こやま弟”なしで呼んだ打ち上げで、“ひら”をわざと放置プレイしてやった。

ちょっとしたこどもっぽい意趣返し。

 

だけど、自分に気があるっぽい先輩俳優“イルマさん”に、“ひら”とのことを邪推されそうになり、「聞く話だと、好きなやつに、キレイだ、キレイだってストーカーして、写真撮りまくる、友達もいないきもい奴・・・」と、そんな風に貶めるようなことを言ったのは、天の邪鬼な面が顔を出しただけ?

違うよね?

 

このことが、まわりまわって、誰かさんの耳に届けばいい。

失望し、見限ってくれればいいっていう牽制の気持ちはなかったの?

 

入間「でも、打ち上げには誘うんだ」

ふふふ、大人をなめちゃいかんぜよ。(笑)

 

入間「好きだってうまく言えないなら、俺で練習する?」

清居「またまた、やめてくださいよ」

 

ここ、腿に乗せられた“イルマさん”の手を両手を使って(全力)阻止してたのね。🤭

悪いわね、諦めて、入間氏!

 

<違う! 全然違う! こいつに、見つめられても触られても、全然、胸は高鳴らない>

おめでとう!

なんにせよ、他人と“ひら”との歴然とした違いをはっきり自覚できたのはいいことです。

 

<俺が欲しいのは・・・・>

 

さっきからずっと、天井をむいて、手を丸めてのぞき込んでいたのは、ファインダーのつもり?

 

集中したいのに、集中できない苛立ち。。。

そして、また、もう一つ、呼び覚まされる高校時代の思い出。

 

高校3年に進級した新学期の朝、周囲に人がいるところを見ると、実は遅れていたわけじゃなかった“きよい”

(そういえば、教室に入ってきたとき、「寝坊しました」じゃなく「寝てました」って言ってたっけ。)

 

汚い用水路に浮かぶアヒルのおもちゃが気になって、目をこらす。

 

<なんだか自分みたいだと思った。望まぬ場所に連れてこられ、なじめず、どこかに仲間がいるんじゃないか。いるわけないのに>

“きよい”も、アヒル隊長を自分に見立てていたなんて、思わなかったなぁ。

 

反対側で写真に撮っている“ひら”を見て、「キモい・・・」と呟いたことまでちゃんと覚えてる。

そりゃ、あのアヒル隊長が、“ひら”の部屋にいるのを見たら、思わず手に取っちゃうでしょ。

 

これが、“ひら”も知らない本当の出会い。。。

 

<忘れられるわけない、こんな奴、俺は“ひら”のことが・・・>

 

「好きだ、どうしようもないくらいに」

 

演出の“こやま兄”から、「そう! その気持ちが恋なんだよ」とOKをもらう。

 ほんとにいいの?演出家の小山センセー。。🤭

 

<なにが、恋だ!>


どんなに苛立ちが募っても、恋に翻弄されていようとも、ひとたび練習着を脱ぎ捨てれば、隠せない浮き出た胸筋腹筋上腕二頭筋(笑)

こんなに胸板も厚みがあって、肩もがっちりしてるのに・・・なんで、誰よりも可愛い“受け”に見えちゃうんだよ~~~!

 

もう一度会いたい

もう二度と会いたくない

苛立てば苛立つほど、すべてのパーツが不安定に、揺れ動いて見える!

 

“ひら”の瞳に敵うものなんてないって、ちゃんとわかってる。

 

気づけば 電話かけちゃうし、

ワンギリしちゃうし・・・(笑)

折り返しを期待すると、ちゃんとかかってきた。

 

清居「間違えてかけた」

ふふふ・・・(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

 

清居「まぁ、ちょうどいいや。セリフの練習しに、おまえんち、行っていい?」

 

なにが、まぁ、ちょうどいいや、だ!!(笑)

 

でも、上出来!!

よく言えました 合格

 

 

【5話の“ひら”】

 

具合が悪かった“こやまくん”を病院に連れて行き、自宅で休ませたのか、少し休んだら、わりと回復したみたい。

 

(ちなみに、事前に、清居には連絡をいれたのに、つながらなかったのよね。)

 

“ひら”の家で、たくさんの、“きよい”の写真を見てしまい、“ひら”と“きよい”の間には、表面的に見えるもの以上のものがある、と気づいた“こやまくん”。

これで、気付かなきゃバカだ。

疑念は確信に変わった。

 

はちみつ生姜をあげたり、「顔色よくなってよかった」って言ったり、それはそれで、罪作りな“ひら”

とうとう、“ひら”の服を握りしめ、「今日、泊ってもいいかな?」と関係をすすめようとする。

 

平良「今日は・・・」

“きよい”と再会してしまった今、とにかく、今日であろうとなかろうと、未来永劫、そういう意味でのお泊りは考えられない“ひら”。

とにかく、今日は、人生最大にまずい日です。

そりゃ、もうすぐ“きよい”が来るからね。

 

ピンポーン。

Just in time!!

玄関に向かおうとする“ひら”を、「待って、行かないで」と引き留める“こやまくん”

 

家の外の、せっかちさんは、チャイム2回が限度です。

勝手知ったるなんとやら・・・で、門をあけて入ってきてます。

 

小山「好きだ」

振り向きざま、強い力で抱きしめられる。

彼の“好きだ”は、決して、思い付きやノリなんかじゃないのはわかる。

 

でも、その姿を“きよい”に目撃されたと知るや、

“こやまくん”を自分の身体から引きはがし、押しのける。

ここの拒絶が、それ以上でも以下でもなく、平良一成の全てでしょう。

 

慌てて、追いかけ、門扉で追いつき、いつものごとく、腕をつかむ。

必死で「違う」と言っても、「なんだよ!! どうでもいいって言っただろ!じゃあな」と冷たく返され、失意で動けなくなる“ひら”

 

“きよい”の口調に、今までになかった強さを感じたからだよね。

 

“こやまくん”の気持ちに気づいていながら遮断できなかったのは事実。

心の隙という奴に選ばれたら、そんな言い訳なんて通用しないのよ。

 

その後、縁側で、話しをすることに。

小山「ごめん、好きになって。俺、平良を困らせてる、でも、俺、平良が好きだ」

 

そう言って、手を頬に添える彼を見て、なんで俺なんか・・・って悲しそうな“ひら”

“こやまくん”は、“ひら”を庇護したいタイプ。

でなきゃ、この手は出ないと思う。

 

それでも、その手をさりげなく、でもはっきりとよけた。。

 

ほぼ、それが答えのようなもの。

清居奏を好きだと認めた“ひら”に対して、どうしても諦めきれない“こやまくん”

一縷の望みは、平良を前にしたときの、清居の態度が彼を好きなように見えないこと。

 

平良「昔からそう。俺はそんな清居が好きだったんだ」

この時の“ひら”は、“きよい”の気持ちには触れないけれど、一方的に、“きよい”を庇ってるわけじゃない。 

でも、“こやまくん”には、“ひら”の一方的な想いにしか思えない。

 

小山「わかんないよ、なんで・・・そんな奴のどこが好きなんだよ?」

平良「ごめん、説明できない」

 

淡々と対峙していた“ひら”が見せた、きっぱりとした意思。

万民にはなかなか理解しがたい部分を含む関係性かもしれないし、“ひら”にとって、ある意味、“きよい”本人にすら伝わるかどうか定かではない「心の聖域」なのは確か。

 

それに対し、“こやまくん”の言葉には、好きな理由を問うているようで、実質、どこか見返りがない恋を否定しているような響きがある。

 

「俺じゃだめなのか」にくるんだ自身のエゴにも気づいているんでしょう。

だから、“こやまくん”は、自分をいやな奴だと言う。

「そんなことないよ、小山はいいやつだよ」

当然、“ひら”はそう否定する。

 

小山 「やめろよ」

やめてくれよ 惨めすぎる

 

小山「理由なんてないけど好きって、一番強い。俺もその気持ちわかる」

 

立ち上がり、荷物を持った“こやまくん”が、最後に「さよなら、平良・・」って言い残し、“ひら”の家を去っていく。

 

さよなら・・なんだね。

“ひら”のために、自分の想いの区切りのさよならを言ってあげられる人なんだね。

 

ひとりになり、 “きよい”の写真を見てはいるけれど、

思いは、乱れるばかり。

 

<今までどおりでいたい。けど、そんな都合のいいことはできない。もう、元の場所には戻れない>

 

退路を断つことで、開ける道もあるね。

 

後半で、こやまくんに対して、ちょっとキツイ表現になってしまったかもしてません。

 

実は、ずっと、私、少なくとも彼は、受けじゃないような気がしてたんですよね。

平良の頬に手を当てたのを見た時も、そんなふうに思えたんです。

イニシアチブを取っていたい人に思えて・・・。
 

ただ、いろいろ考えてるうちに、揺らいでいます。

 

主体的な恋愛に、エゴはつきもの。

そこに、攻めも受けも関係ない。

言葉尻が優しいか、冷たいか、それも関係ない。

小山くんのエゴは、人として、当然のエゴだから。

言い換えれば、常に「メンタル優等生」だったのかもしれない。

 

基本、誰に対しても「いい人」がベースにある人のはずなんだけど、そう単純じゃない“こやまくん”については、もうちょっと考えてみたい気がします。

 

★第5話レビューはここまでです★

 

元記事にて、コメント欄・DMに寄せられた皆様のお声(アカウント名/お名前省力・文章の一部抜粋あり)

 

鉛筆わたし、美しい彼 では ひらからではなく、きよいから視線でみるストーリーが好きだったので嬉しいです。リブロさせていただきます。キュンキュンします💕 切ないけど、可愛い。

 

鉛筆懐かしい、薬師丸ちゃん!

マシンガン持った清居🫣
あの狂気は真似出来ないけど、見てみたい(笑)

何だろう、清居はちゃんと平良自身を欲して止まないのに、平良は畏れ多いと言いつつ生身の清居を欲してないような。
自己完結って言うんだろうか?
相手の気持ちより自分の気持ち優先なのよね。

キング👑は一体どっちなのか。
オドオドに騙されちゃいけません(笑)

 

 

 

★【美しい彼シーズン1 最終回】に続く ★