これは、2023年5月から投稿しはじめた『美しい彼』の再編集版です。

 

【おことわり】

こちらの再編集版は、便宜的に1話からの内容に沿って進めていきますが、筋追い版のように、細かく時系列にそって、筋、シーン、セリフなどを追ったものではありません。

ご好評をいただいていたびびのピンク字(雑感)や、紺字(登場人物の心の声=捏造てへぺろをメインに、好きなシーンや語りたい場面などにスポットを当てた、必要以上に思い込みの強いレビューです。

やむなく削ぎ落とした部分の補填につきましては、皆様のドラマ愛に甘えさせていただきたいと思います。

大好きなドラマの内容をよりよく把握するために、映像上、見えたり聴こえたりしている中に隠された意味、メッセージ、演出の行間を解釈したり、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露が中心です。

当然、視聴済みを念頭に置いた完全ネタバレが前提となります。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『美しい彼』

Utsukushii Kare~ 2021年(日本)全6話  

 原作:『美しい彼』  by 凪良ゆう 

美しい彼 | ドラマ特区 | MBS 毎日放送 

 

これは、第4話です。

前出部分を未読の方は、こちらからどうぞ 

『美しい彼』#1 #2 #3 

 

先駆けまして、今回、割と多めになっております本文内の紺字はいつものごとく、私の勝手な妄想です!

 

それぞれ、この二人には、そう思っていてほしいという願望が、だいぶ投影されてます。

“きよい”の可愛さ、切なさ、半端なくて、私物化、すみません🙏💦💦


この再会ですが、これはもう、“きよい”サイドに立ったほうが、よりドラマティックだったように思います。

 

会えなかった月日は取り戻せなくとも、なにも変わっていないことを実感したい。

でも、いろいろ気づかされ、嫉妬する分だけ、求めてしまうことも多くなる。

“ひら”の煮え切らなさにジリジリさせられる様子に、平良一成がいなかった間の清居奏がどれだけ辛かったか・・・、まぁ、意識的に描かれているんですけども。(苦笑)

 

あとね、私、『駅』(竹内まりや 作詞・作曲)の歌詞、好きなんですよぉ~~!

 

♪ あなたがいなくても こうして 

元気で暮らしていることを

さりげなく告げたかったのに

 

そりゃ、“ひら”だって、さりげなくなんてできるわけがありません!

 

卒業後の二人編 まいります(笑)

 

 

【4話の“ひら”】

 

3話のラストで、卒業式の日の二人の初キスに目を奪われていたびびは、ここで初めて知るのです。

 

“きよい”に突き飛ばされた衝撃で、“ひら”の携帯が、側溝の水にポチャしたことを・・・。

(スマホが出始めの頃なら、絶望の淵に立ったでしょうけど、今は、番号は引き継げるし、そもそも、防水スマホだってあるし、いい時代になりました。)


・・・が、ことはそういう一般論な展開ではなく、問題の根本は、“きよい”の「じゃ、またな」を別れの言葉と受け取った“ひら”が、携帯をすぐさま拾い上げる気力も失せ、会う理由もない・・と、思い込んだあげく・・・番号を引き継ぐことなく、携帯を新しく変えたようで、それが必然的に、「縁切り」という方向に向かったことなんですよね。

 

<こんな世界、壊れてしまえばいい>

 

明るくもなんともない、大学生編のスタートです。

 

スタートと言っておきながら、“ひら” いつのまにか、大学2年生になってて、それもかなり経ってるみたいです。

結局、内面では、“きよい”との最後の日から一歩も進んでいない“ひら”なのです。

 

そんな“ひら”に声をかけてきた彼の名は、小山和希“こやまくん”

(演:高野洸)

基本、私は、昔から、こういう笑顔の可愛らしいイケメンに弱かった。なんで、今、多種多様なイケメンに、アンテナが全方向、向くようになったんだろうか。

 

・・・写真部に所属した“ひら”にできた、いわゆる最も友達らしい友達。

入部の挨拶で、言葉に詰まった“ひら”を見て、背中に手を当てて、落ち着かせてくれた人です。

「俺の兄さんも子供の時、そうだったから・・つい」

ホットココアのように温かい彼のおかげで、周囲から、侮蔑や嘲笑の類がなくなり、それなりの大学生活を送っている“ひら”

 

いつしか、家にも出入りする仲に。

明るくて、思いやりもあって、裏表(があってもなくても)見せなくて、一緒にいて楽で、そして、なにより、まだ告られてはいないけど、明らかにオレのことを好きだと思ってくれているらしい。

だからといって、“こやまくん”にしなよ、“こやまくん”でいいじゃん、とは言えません。

 

たとえ、“こやまくん”の気持ちに勘づいてはいても、なにげなくつけているテレビの画面の向こうで、CMにも起用されるようになった“きよい”のことを、こんなにも、食い入るように見つめてしまう“ひら”にとっては、どうしようもできないはず。

 

人物写真を撮ったことはないのか、と聞かれ、一人だけと答える“ひら”

その「とてもきれいな人」が、女子に騒がれていたというふとした会話から、“ひら”の語っている相手が男子なのだということに気づいた“こやまくん”

 

小山「男?」


否定も肯定もしない平良に、デリカシーのない聞き方をしてしまったことを詫び、崩していた足を整え、正座しちゃうくらい、誠実な人。

だけど、心の中では、自分にもチャンスがあるのかもしれないって・・・思っちゃったよね。

どんなに好きでも、まずは、可能性の有無、受け入れる余地があるのかないのか、大きなハードルだもんね。

 

小山「それなら、オレも・・・」

平良「え?」

 

オレも・・の意味を、平良よ、君はやりすごせるの?

 

今度の土曜日(“こやまくん”の誕生日)に、平良と出かけたい、平良がいいんだと誘ったことで、疎くて鈍い“ひら”にも感じるものがあった風でもあり。。。

 

そして、約束の土曜日・・・“こやまくん”のお兄さんが演出をしたという舞台を見に来た“ひら”

ロケ地:シルクロードカフェ

 

それは、カフェを貸し切って、カフェ全体を使うという一風変わった芝居で、カフェの店員だと思っていた人も劇団の役者で、しかも劇中の登場人物でもあるのだと、教えてくれる“こやまくん”

 

そこに登場したのが、帽子を目深にかぶった謎の男。

 

すぐに身じろぐ“ひら”

帽子を脱ぎ、顔を見せたのは、新進気鋭の俳優と噂される「清居奏」でした。

 

“きよい”がいた

 

時が止まったようでいて、実際には、心の中で、ものすごく、いろんな言葉があふれ出している“ひら”

<心臓が爆発しそうにうるさい。膝の上で握りしめた手が細かく震えている>

“ひら”の眼差しも、なにひとつ変わらない。

 

舞台は無事に終わったものの、放心状態の“ひら”。

この時点での“こやまくん”は、まだ、清居奏のファンらしき“ひら”に、彼を会わせたくて連れてきたサプライズ感、満載。

 

<忘れようとして続けてきた努力が、一瞬にして崩れ去ってしまった。なのに、嬉しくて・・・>


2年ぶりの再会。
久しぶりに間近でみる“きよい”に、「ストーカー」と呼ばれ、もう頭が真っ白で、言葉がうまく出てこない。

 

そんな平良の代わりに、高校の同級生だと説明する清居に、「そうなの?」「それなら、もっと早く言えよ!」と驚く“こやま兄弟”

 

しかも、すぐさま、その後の平良に対する”「キモっ」という言葉や冷たい態度を表面的にしかとらえられない“こやまくん”

これはしょうがないか。普通はそうよ。知らなければ無理もない。

 

でも、“きよい”を見る“ひら”の表情をみて、“こやまくん”から、笑顔が消える。

 

前に、恋をすると得られる特殊能力のこと、書きましたよね。ニヤリ

この時の小山くんがまさにそう。

好きな人(平良一成)が好きな人(清居奏)を見る視線で、どれほど手強い敵なのか、気づいてしまうんです。

 

侮蔑的な言葉を浴びせながら、打ち上げに誘う方も誘う方なら、自分との約束など簡単に忘れ去り、嬉しそうに(ほいほい尻尾ふって)「行く」と答える神経も理解なんてしたくない。

 

あとで事情は明かされますが、“こやま兄”は、弟から、“ひら”への想いを聞いているのね。

どうにも歯切れが悪い。

おまえ(和希)、いいのか?と、アイコンタクト。

 

小山(弟):よくない!

 

小山くんのその鋭い視線を受けて、せっかく、打ち上げに誘われたのに、今日が“こやまくん”の誕生日だと思い出した“ひら”は、断腸の思いで、その申し出を断ることに。。。

 

本当は、死んでも、殺されても、這ってでも行きたい😭

謝りながら唇をかみしめる“ひら”

 

清居「(ため息)お前が来ようが来まいが、俺にはどうでもいいんだけど」

 

ええっと、ここで、突然登場してきた、「あ・・小山の弟じゃん。(隣の平良を見て)あ・・・!」と指さす先輩俳優の“イルマさん”の言葉の続きを、“ひら”に聞かせないように遮り、“ひら”の前から姿を消す“きよい”のことは、また、あとで・・・。


“ひら”の自宅で行われた悲しき鍋パーティについてはご想像どおり。

 

小山「清居奏があんな人だとは思わなかったむかっむかっ

“こやまくん”の勘違いを「清居はいつも、あんな感じだったし・・」と往なすにとどめるのみ。

 

「ひらといると楽しいからさ・・」と笑顔で答える“こやまくん”の言葉に、雷に打たれたように固まる“ひら”

こんな言葉は、“きよい”は絶対にかけてくれない、と、プレゼント(ストラップ)を渡したり、準備していたケーキを出してきたり・・・この時間を大切にしようと、わかっていても、気持ちは再会してしまった“きよい”のことばかり。

 

“こやまくん”が帰ったあと、「思い出ボックス」に仕舞いこんでいた“きよい”の写真を出してきて、手に取る“ひら”

ああ、そりゃ、ダメだ。これを見ちゃったら、この世に、これを越える人なんていない。

しかもこんな風に、(勝手に、だけど大切に)封印してたんだ、と思うと心が痛む。

 

なにが辛いって、“こやまくん”の好意が負担になり始める時が遅かれ早かれやってくるにきまってるのに、それすら、今は思い至らない。

今はもう“きよい”のことだけ。

 

“ひら”の中で、止まっていた時間は動き出し、それからは、“きよい”の芝居に足を運ぶ日々。

 

案の定、“きよい”と話す機会を得てしまっては、どうにも抗えない。

 

~居酒屋~

期待する意味がない、と自分の逸る心を戒めながら、またしても誘われた打ち上げは、当然のごとく、居心地が悪い。

完全なる放置プレイだ。(笑)

 

飲むしかないじゃん。

 

でも、悪いことばかりじゃない。

席が離れているおかげで、“きよい”を盗み見ていられる幸せ。

 

そんな幸せと引き換えに、“きよい”と先輩俳優とのゲイ疑惑という邪念も植え付けられるけどね(笑)

 

<たしかに、高校時代、あれほど、女子に騒がれながら、“きよい”は彼女を作らなかった。自分が、“きよい”とどうこうなれるなんて思ってない。でも、あの俳優が、“きよい”の恋人なんだろうか? “きよい”はあの男とキスをするんだろうか? それ以上のことをするんだろうか?>

 

ほら、予想にたがわず、激しくずれまくってきたぞ(笑)

この「白昼夢」!!

“ひら”の妄想の中では、すでに“きよい”は、ちゃんと「受け」なのだ!🤭

“きよい”のすべらかな肩、なんたる大盤振る舞い!

今後の18禁な展開を期待させる序章!!(笑)

 

だけど、テレビじゃここが限界か、ちぇっ!(-"-)

はっ・・私ったら、今何を・・!!

 

“きよい”のあられもない姿が脳内で充満した“ひら”の妄想の香りは、自然に、“ひら”の雄味をまき散らしていたらしく、隣に座ってた劇団員の女豹を刺激したり・・・、いつのまにか、こやま(弟)の彼氏にされていたり・・・、“ひら”の思惑とは全然違う方向に進みだす。

 

その後、酔って、一人で店を出ると

なぜか、それ以上に酔っぱらった“きよい”が現れる。

視聴者からすれば、そんなの、なぜか、じゃなくて、当然だけどね。

 

久しぶりの“きよい”からの悪態シャワーと・・・はじめて見る酔った姿。

高校の時より、垢抜けて綺麗になった“きよい”から、目が離せない。

 

次の公演のチラシもくれた。

どうやら、行ってもいいらしい。

電話番号を入力して、戻すとき、“きよい”の顔が見れなかった。

 

あの時、さよならを言われたのに、まだ、こんなふうにつながりたいと思ってしまって、ごめん。。。

 

あのさ、平良一成さん、あなたの番号を求めてきたのは誰のほうからだったのか、よーく考えてみようよ(苦笑)

 

帰り際、“きよい”はなんだか変だった。

結局、どこに住んでるのかも聞き出せなかった。

 

それより、話が、どんどん変な方向に進んでいった。

小山の名前をやたら口にしてたな。

 

いきなり、胸倉をつかまれて、本当に驚いた。

小山と自分のどっちが好きか・・なんて、真剣な顔して言い出した清居の意図が、本当にわからなかったんだ。

は?なのか、へ?なのか、自分でもわからない、変な息が口から洩れた。

 

でも、また、清居を怒らせたのは確かだ。

 

その晩は、自身に起きた衝撃を受け止めきれず、封印を解いた“きよい”の写真と添い寝しちゃう“ひら”

顔を見ながらの〇〇も解禁しちゃったんじゃないか、とか、ホント、私の中で思い描く“ひら”のキャラと、地上波が合致しなくても困る。(苦笑)

 

そんなこと書くと、美しいシーンが台無しじゃん!

 

また、“きよい”を追いかける日々が始まる予感がする。

どれだけ追いかけても、手が届くはずなんてないのに・・・と逡巡しつつ、あんなふうに、惑わしてきては、心を手放してもくれない“きよい”が怨めしい。

 

<しんどい、苦しい。なのに、これからもずっと“きよい”のものでいたい>

 

自分には“きよい”しかいないのだから。

 

“きよい”からの着信にだって、かけなおさずにはいられない。

 

間違えてかけたというくせに、「セリフの練習しに、おまえんち行ってもいい?」と言われて了承した途端、“こやまくん”が高熱を出して、倒れたという知らせが入り、病院に連れていったり、面倒をみることになる・・・という、次もなかなかのドラマティック展開よ。

  

 

【4話の“きよい”】

例の、卒業式後の初キスシーンで、見落としていたのは、なにも“ひら”の携帯のことだけじゃありません。

 

唇を離したあとの、とにかくぎこちない、力任せの、慣れないキスにありがちな酸欠状態の「美しい彼」(笑)

 

卒業後は、幼いころに漠然と思い描いていた「テレビの中に入る仕事」につき、エンターテイナーの道に進んだ“きよい”

 

所属事務所を通さず、個人的に参加している小劇場の舞台劇で、客としてきていた“ひら”の姿が目に飛び込んできた。

見逃すはずがない。

このわずかな0.0何秒かの間に、会わなかった2年近くの想いがつまる。

必死で、舞台をつとめあげ、終演後、久しぶりの再会を果たす。

 

ファンだと紹介された“ひら”を、「へぇ・・」と一瞥する。

 

奴は、予期せぬ再会に、口もきけないらしい。俺の気も知らず、いい気味だ!

 

“ひら”に対する第一声はあのころと同じ「ストーカー!」

 

あの頃の、いつもの二人に、戻れる魔法の言葉。

そうやって、“ひら”との絆を深めてきたのだから。

 

言葉に詰まった“ひら”の代わりに、高校の同級生だと、“こやま兄”に説明する。

 

この再会に、“ひら”が動揺してるのに気づかないほど馬鹿じゃない。

それよりも、“ひら”に対する“こやま弟”の、あからさまな好意の寄せ方のほうがずっとずっと気に入らない。

背中を優しく手を当てられたままの“ひら”にもむかつき、「キモっ!」という言葉をあびせかける。

ま、普通の人間に、“きよい”の「キモ!」の後ろにある言葉の意味などわかるはずもなく。。。

 

自分には言葉を詰まらせる“ひら”が、食って掛かろうとする“こやま弟”をとめる様子があまりにも自然なことにも腹が立つ。

 

ここで、最強の一撃。

「このあと、打ち上げあるけど、来る?」

これは疑問形に非ず。

「来るに決まってるよな?」の意の、命令形かつ不可疑問(笑)

つまりは、「決定事項の確認」でしかないの。

 

当然、二つ返事で、「いく」と答える“ひら”の眼の輝き。

そう、“ひら”は、何も変わってない。

 

心のどこかで安心したのもつかの間、「え?」という“こやま弟”の冴えない表情を見た“ひら”が、自分の申し出を断ってきたのを見て、変わったのは、“ひら”ではなく、“ひら”を取り巻く環境だと思い知らされた。

 

カフェを出ていく“ひら”の後ろ姿を気にし続ける“きよい”

 

そして、別日。。。

 

やっぱり、来やがった!!

再び、下手くそな、変装とも言えない変装姿で、自分を追い回しはじめた“ひら”を見て、血沸き肉躍る。

 

アンケートに、自分を褒める言葉しか書いてないのを確認して、ご満悦。
清居「打ち上げ、来たきゃ、勝手にくれば?」

この人、今日も、“ひら”を打ち上げに誘ったんだよ。必死だな(笑)

 

今日は、邪魔者はいない。

来なきゃ、コロす!

わざわざ振り返った半身で、「来いよ!」と叫んでるのが、オーラとなって見えてます。。。

 

打ち上げなんて、ただの口実だ。

早く、アイツと話をしなきゃ・・・ってのはわかってるけど、まだ、ぬけるわけにはいかない。

 

それなのに、なんだかんだ、“ひら”の周囲に人だかり。

 

あいつ、ぼっちが好きだったんじゃないのかよ。。。


劇団員の女豹センパイにねらわれたり、あろうことか、酔った“こやま兄”が、“ひら”のことを「弟の彼氏」発言する・・など、「混沌」そのもの。

あなたの視線も何も変わってません。

 

思った以上に、酔ったのは不覚。

これでも、急に、店を出ていく“ひら”を見て、焦って身支度して、追ってきた健気な“奏ちゃん”

 

公園での酔いざましタイム。

「そんな見んなよ、相変わらず、キモイな、お前」

そんなんで、どうやって、俺に会わずに、今まで過ごしてこれたんだよ。

 

次の公演のチラシを渡す。

未だに、こんなに単純にしっぽ振ってくる“ひら”をみて、切なくて、嫌味のひとつも言いたくなってしまう。

酔ってはいても、いろいろ言いたいことは、てんこ盛り。。


あのころと少しも変わらず、熱の入った眼差しをむけてくる“ひら”に対し、つい、稽古場の確保が大変だと口にしてしまう。

 

お前がいなくて、ずっとひとりで、誰とも、こんな話できなかったんだぞ。

 

「今のイエ、壁薄くて・・」← これ、別件のフラグじゃないの?(笑)

「うちなら広いし・・・」と自然に口をついてでる“ひら”を見つめる“きよい”の顔・・・思いっきり切ない。

 

こいつ、自分から、俺を切り捨てたこと、忘れてないか?

ま、いいや。とにかく、連絡手段の確保だ。

「ほい、番号・・」

ぶっきらぼうなだけど、“ひら”の番号が欲しくて欲しくて、背に腹は代えられない。

切実なのを必死に気取られまいとする差し出し方が、超かわいい!!

 

「お前、なんで、携帯の番号、変えたの?」

会えたら、絶対に聞こうと思ってた。

いや、一番聞きたかったことじゃないけど、とりあえず、聞いてみたら、なんのことはない。

「水没しちゃって・・・」

「水没したからって番号まで変えないだろ!」

「ご・・ごめん」

本当の理由を・・・“ひら”は言わなかった。

 

「お前・・・このあとどうすんの?」

目いっぱい可愛いお誘い顔、いや、“お誘われを待ってる顔”になってるじゃんか(笑)

 

平良「電車で帰るよ」

清居「そういうことじゃねぇよ!!」

久しぶりの“ひら”攻略にちょっと苦戦する“きよい”の乙女心が不憫すぎるけど、ちょっと笑える(笑)

 

泣きたくなるくらい、話しがまるで噛み合わない。

 

何線(に住んでるか)?なんて、よくも、そんな普通のことみたいに聞けるよな?

俺は、お前が、今、どこでどうしてるのか、片時だって考えなかった日はなかったのに。

お前の中で、俺は・・・俺は・・・どんな存在だったんだよ!

 

清居「お前、小山さんの弟とつきあってんの?」

平良「べ、べ、べつに、付き合ってないけど」

清居「付き合う可能性はあるってこと?」

 

何をきょとんとした顔してんだよ!俺がそんなこと、聞く理由なんて、1つしかねぇだろうが!!

考えろ! ば~か!

 

でも、久しぶりに、“ひら”から腕を強く掴まれた。。。

身体がかっと熱くなる。

そうだ、この強さに俺は・・・

 

待って、待って・・と言いながら、全身全霊で引き留めてくる“ひら”を振り向きざま、締めあげてた。

 

清居「あいつと俺、どっちが好きなんだよ?」

くぅ~~~~

言っちゃったね(笑)

そろそろ、ここらが、“きよい”の限界値?

やっと会えたのよ。

ふたりきりになれるところにいかなくてどうする?

 

平良「は?」

 

あいつの「は?」には、俺をずっと悩ませていた「色恋」の欠片も含まれてなかった。

さっきだって、これからどうする?って、俺から聞いたよな?

俺だけかよ!

いい赤っ恥だ!

 

くっそ~!

脛キックするしかなかった。

もう、お前なんて知らねぇ。

 

とは言うものの、再会してみれば、それはもう見事に“ひら”のことばかり考えちゃうし、気になっちゃうし、そして、いくら考えてもわからない。

振り回されてるのは、誰がどう見ても、清居奏さんなんですけど、ある意味、私はその姿が見たかったの(笑)


電話番号ゲットしたとなれば、間違えてかけたふりをして電話だってしちゃう。

みっともないとか構ってられるか!

そんなことをしたって、あの“ひら”が気づくとは思えない。

 

でもね、“俺様ひら様”が、今も昔もそう簡単には手が届かないってこと、一番、わかってるのは、“きよい”でしょ。

 

二年の時が変えたものは・・・(細かく見てけば、それなりにあるんだろうけど)

 

最下層の隠れ蓑を脱いだ“ひら”の、《(もともとの)かっこよさ》が露わになって、ちょい眩しい!

比例して、“ひら”のことばかり考えていた“きよい” は、どんどん《可愛いさ》が増し、更に《妖艶さ》まで加味してきた!🤭

 

それでも、現実社会では、俳優としても、岐路にいる“きよい”

 

<あんな男からの連絡をずっと待っていたなんて、自分に猛烈に腹が立った。

アイツがなにを考えているのか、昔も今も、俺にはさっぱりわからない。

無味無臭な数年間、俺はただ年だけを重ねていた>

 

で始まる、貴重な“きよい”のモノローグの続きは・・・

 

次回第5話は、待望の、“きよい”の(ホントの)心の声、大特集!(笑)

 

 

★第4話レビューはここまでです★

 

元記事にて、コメント欄・DMに寄せられた皆様のお声(アカウント名/お名前省力・文章の一部抜粋あり)

 

鉛筆写真にお布団掛けちゃう平良も。
再会して本当は小躍りしたい衝動に駆られた清居も。
切ないほど平行線(笑)

好きな子ほど虐めたい。好きな子に虐められたい。
そこは上手く交わってるのになあ。

 

 

鉛筆>入部の挨拶で、言葉に詰まった“ひら”を見て、背中に手を当てて、落ち着かせてくれた人です。
「俺の兄さんも子供の頃そうだったから・・・」
この時の小山くんの言う兄さんが
カフェ内劇を演出してる兄なのかどうか
気になってるのは私だけでしょうね。ヾ(≧▽≦)ノ

 

>元彼かわかりませんが、“手ほどき”男子みたいな「兄さん」がいたってこと? 

鉛筆元カレだか大好きだった人だかがそうだったと・・・
その人(にぃさん)にも「ゆっくりで大丈夫ですよ」って
手を添えてた優しい小山君・・・
それもいいなぁヾ(≧▽≦)ノ

 

”きよい”が間違えたと称してかけた電話
”ひら”の携帯の表示は「清居奏」でした。

携帯新しくして電話番号変更しても
旧携帯の電話帳は使えるのか?
大好きな人の電話番号は覚えていて
再登録していたのか?
突き放されて
かけることも
かかってくることも無いと
思っている番号なのに?
それとも
”きよい”に新しい番号を教えてから
電話帳に(覚えていた)番号を再登録したのか・・・・
それとも
電話番号のやり取りの場面
”ひら”か”きよい”が
発信ボタン押した設定なのか・・・ヾ(≧▽≦)ノ


携帯を介して電話番号を教えて
入力された番号が本物かどうか
確認の為に発信ボタン押す
この作業の場面結構好きなんだなぁ(´艸`*)
UWMAの時の
自分の番号を相手に教える意味を含む感じも
好きですけどね。


公園のあの時点で発信ボタン押して
”ひら”の携帯の表示に「清居奏」って出るのを
見せてもらいたかったなぁ(´艸`*)

 

 

★【再編集版】美しい彼第5話に続く★