10話は、ここで終わりですが、事件そのものは、しばらく続きます。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #10-1 #10-2

 

 #EP10-3

 

 

~王浩・宋敏杰の自宅~

 

リビングの壁一面に掛けられたたくさんの、男の子の写真。

放火の際に、亡くなったお子さんね。

 

李晗「宋さん・・・きょう、董一旦殺人事件と関連する状況についての捜査でこちらに伺いました。ご協力いただけると幸いです」

 

宋敏杰「・・・・・」

そう問いかけられた宋敏杰。

 

髪型もひっつめただけだし、服装も老人でも着なさそうな程の極端に地味な感じでまとめてるけれど、元はとても綺麗な人だとわかる。

 

 

蒋峰「宋さん、あなたと、董一旦の関係はどういったものですか?」

 

強張った表情のまま、「彼は、私どもが雇った法律コンサルタントです」と答える宋敏杰。

宋敏杰「8年前、うちの息子は、ネットカフェの火災で亡くなりました。悪名高い“海速ネットカフェ放火事件”です。三人の犯人は、たった数年の刑を宣告されただけで、しかも、すでに出所しています。私は、ただ、現在の彼らの居所を突き止めたかったんです」

時折、壁の写真に視線を向けながら、説明する宋敏杰。

 

蒋峰「彼らの居場所を知って、なにがしたかったんですか?」

宋敏杰「違います。私たちは、ただ、彼らの現在の状況を知りたかっただけです。彼らがうまくいっていないことを知るだけで、私たちの気持ちは落ち着きますから」

8年経っても、あの三人に対する怒りや恨みが収まっていないのは、自動車工場前に集結していた、例の被害者家族たちと同様ってことなんだろうね。

 

蒋峰「そうして、(居場所を)発見したんですね」

 

宋敏杰「董一旦という男は、嘘つきなんです。いつも手がかりがある、と言っては、繰り返し、お金を要求してきましたけど、彼が提供したのは、全部、なんの役に立たない情報ばかりでした」

 

李晗「ですが、我々は、一昨日、あなたが董一旦のオフィスに行ったことは調べがついているんですよ?」

 

すぐさま、否定する宋敏杰。

宋敏杰「私は、返金を求めるために、そこに行ったんです。彼が提供した情報は、まるで役立たずだったんですから。・・・・最初、彼は返金する気はないようでした。でも、私が、彼を訴えると言ったら、ようやく同意したんです。実際のところ、私は、彼が本当に返金するかどうか疑ってさえいました。でも、一歩ずつ進むしかありませんでした」

 

李晗「それだけですか?」

 

え・・と、李晗は見る宋敏杰。

 

宋敏杰「ええ、それだけです」

ひざの上で組んだ両手の、指が落ち着かなく動いている。

 

本人の口から話されないのであれば、仕方ありません。

 

李晗「・・・宋さん、実は、我々は、現場で、ボイスレコーダーを発見しているんです。その中には、音声ファイルが入っていました。どうぞ、こちらをお聞きください」

 

蒋峰がバッグの中から、ワイヤレスイヤフォンを取り出し、宋敏杰に渡す。

 

緊張しながら、それを受け取り、耳に嵌める宋敏杰。

 

再生すると、例の、情事の最中の音声が流れてくる。

明らかに、強制的なレイプではなく、情事の音声なのは間違いない。

 

宋敏杰「・・・・!」

 

すぐに、イヤフォンを耳から外す宋敏杰。

 

李晗「我々は既に、現場に残されていた女性の体液を採取し、そのDNAも検出しています。」

 

もう言い逃れはできないのだ、と悟ると、テーブルに、イヤフォンを戻し、

「私です」と答える宋敏杰。

 

宋敏杰「でも、強制させられて、そうせざるを得なかったんです」

 

李晗「つまり・・・董一旦があなたに強制したと?」

 

宋敏杰「(強制したのは)夫の・・王浩でした。」

 

え???

思わず蒋峰を見てしまう李晗。

 

蒋峰「王浩? あなたの旦那さんの?」

 

宋敏杰「あなた方が理解できないのも無理はありません。誰だって理解できませんよね。あなた方は・・・ご存じないんです。我が子を亡くしてからの人生がどんなものだったか、私が・・・今までどんなふうに生きてきたか・・。
彼は、毎日、私を監視するようになりました。この家は、私にとって牢獄になり、王浩は看守のようでした」

 

~宋敏杰の回想~

 

この人が、王浩ね。

仕事から帰ってきて、飾り棚に何もない状況なことに気付いた王浩。

 

宋敏杰「あ・・・おかえりなさい。ちょうどよかったわ。食事にしましょう」

すでに、テーブルには夕食の準備が出来ている。

 

子供を失くし、かなり、やつれてはいるけれど、それでも、家の中のことはちゃんとやってたんだね、奥さん。

 

王浩「あの子の写真はどうしたんだ?」

え・・と、動きを止める宋敏杰。

 

宋敏杰「・・・しまったわ。整理したかったの。例え、なにがあったとしても、私たちにだって、自分たちの人生を生き続けることも必要でしょ? 前を向いていかないと・・・」

 

そういって、ごはん茶碗を渡す宋敏杰。

 

突然、激高し、茶碗を払いのける王浩。

王浩「よくも、前を向くだなんてことを言えたものだな! 俺は、毎日一生懸命、外で働いてきた。お前に望んだのは、子どもの世話をきちんとしてほしいということだけだった・・・。その一つさえできなかったのか?」

 

立ち上がり、床に散らばったごはんを集める宋敏杰。

 

王浩「うちの息子は何歳だ? 15歳・・・15歳だぞ。ちょっと目を離したせいで、ネットカフェで一夜を過ごしたなんて・・・。お前は一体、どんな母親なんだ!? それなのに、もう、前を向きたいだって? そんなの、ありえないだろ!!」

 

息子を喪った怒りの矛先を、全て、宋敏杰に向け、叫び続ける王浩。

 

今まで、ずっと、心の中で、妻を責めてきて、ここで爆発したってことかもしれないけれど、子供を失くして辛いのは同じなのに、なぜ、一番身近な人が敵になるんだろう。

 

ご飯を拾いながら、「あの日・・・眠ったりすべきじゃなかった。。なぜかわからないけど、とても疲れていたの。私は有罪よ・・私のせいだわ・・・私がいけなかったの・・・」

泣きながら、自分を責める宋敏杰。

 

そんな宋敏杰を掴み、壁に押さえつける王浩。

 

王浩「お前、有罪なんだよな? 一つ言わせてくれ、もし、本気で、有罪だと感じているなら、うちの息子を殺したあの三人のガキどもを見つけ出し、あいつらを殺してこい。それでこそ、お前の罪を償えるんだ!

 

 

涙を浮かべながら、話し終わった宋敏杰。

 

宋敏杰「でも、私にはどうすることもできませんでした。ただ、何度も何度も、董一旦に会いに行き続けるだけでした。少しでも正気でいるためには、何かしなくてはならないでしょう? 董一旦は、いつだって曖昧な情報を与えて、私を引き延ばし、交渉を持ちかけてきました。
私だって葛藤したし・・・抵抗もしたし・・・、でも、そのうち、彼に辱しめを受けている間、少しばかり心の平安を見つけることができていたんです」

 

壮絶な話です。

 

李晗「・・・・・」

 

宋敏杰「私には、(そんなふうに)自分を壊すことも、一種の償いのように思えたんです」

時に切々と、時に淡々と訴える宋敏杰。

 

この壁一面の息子さんの写真も、宋敏杰が片付けた反動で、飾ることになったものでしょう。

まさしく、ここは、目に見えない牢獄。

無数の写真から向けられている目は、息子くんの目じゃなくて、妻を責め苛む王浩の目。

 

両親がこんな状態だったら、逆に、この子は、安らかに眠れない。

 

王浩は、きっと、あの放火事件を境に、狂ってしまっていたのね。

誰かを責めずにはいられず、自分より弱い人間を虐げることで、かろうじて留飲を下げ、社会生活を営んできていた。

 

そして、この宋敏杰もまた、同じ。

ただのカモにされていることに気づきながら、それでも、自分の身体が汚されることで罰を受けた気になり、気持ちが少しだけ軽くなるような気がする・・・と語る精神状態のこの人に、さっさと夫と別れて、自力でここから逃げ出せ、というのは酷なことなんだろうか。

 

宋敏杰にしてみれば、自分を罰するため、と言いながらも、董一旦だけは、自分を女として求めてくれる気がして、関係を断ちきれなくなった・・ってこともありえるような気もするし。

 

 

ある日、出かける前に、バッグの中に見慣れないものを発見した宋敏杰。

宋敏杰「王浩は、おそらく、私の変化に気づき、それで、私のバッグにエアタグを仕掛けたんです。 もう何もかも終わった、と思いました。彼は、きっと後をつけてくるに違いありません。そしたら、駆け込んできて、私を殺してほしかった。もし、私が死ねば・・・このすべてを終わらせることが出来るのに・・・。でも、彼は来ませんでした」



蒋峰「あなたが去った時、董一旦はまだ生きていたんですか? 誰か証明できますか?」

宋敏杰「董一旦は、私がタクシーを拾うのを見送ってくれました。その時のドライバーは、彼を見ているはずです」

 

蒋峰「昨日の朝、8時から11時頃まで、王浩はどこにいましたか?」

宋敏杰「わかりません」

蒋峰「では、最後に、あなたが彼に会ったのはいつですか?」

宋敏杰「・・・・昨日の夜です」

蒋峰「この自宅でですか?」

 

頷く宋敏杰。

 

蒋峰「いつもと違うように見えましたか?」

 

涙を拭う宋敏杰。

 

宋敏杰「さぁ、わかりません。私たち、もう長いこと、普通の会話などしなくなってましたから・・・」

 

もう、ある程度、必要なことは聞き終わり、顔を見合わせる蒋峰と李晗。

李晗「宋さん・・・お宅の中の物とかをいくつか見せていただきたいんです。よろしいですか?」

宋敏杰「・・・どうぞ」

 

~王浩・宋敏杰の自宅~

 

洗濯機周辺で洗い終わった洗濯物やら、これから洗うものなどを念入りに確認する李晗。

鑑識の報告で、ベッドシーツが持ち帰られているっていうことがあったからね。

 

キッチンで包丁を取り出し、写真に撮る蒋峰。

 

リビングの飾り棚も一通り探す李晗。

玄関の靴箱の中の王浩の靴の裏側を見て、一足押収する蒋峰。

 

~北江分局 沈翊の部屋~

 

ネットで、阮芳芳の働いている「観釉陶芸工房」のサイトを見ている沈翊。

 

陶芸体験ができる教室を開いているらしい。

 

念入りに、体験者の声を見ていく中で、出来上がったものをもった生徒が講師と一緒に写した写真もアップされているのだが、阮芳芳が手で顔を隠しているのに気づいた沈翊。

 

~観釉陶芸工房~

相変わらず、沈翊一人の時は、市内どこにいくにも、自転車移動です。(苦笑)

 

建物の中に入ってみると、そこそこ広くて、整然としており、

陶器だけでなく、風景画や抽象的な絵なども飾られている。

ああ、ここでも、蝶の標本だ。

 

焼き物の整理をしていた阮芳芳が、ゆっくりと見て回っている沈翊に気づく。

 

阮芳芳「どうしてこちらに?」

彼女の中で、警戒ブザーが鳴り響いてる感じがします。

 

「僕、歓迎されないのかな?」と微笑む沈翊。

普通なら、沈翊のこの微笑みは、瞬殺で、人との距離を縮めるんだけどね。

 

阮芳芳「いいえ、そんなことありません。ええっと・・・あの・・なにか問題でもありましたか?」

沈翊が訪れてきたのは、完全に、事件絡みだと思っている阮芳芳。

 

ううん、と首を横に振る沈翊。

沈翊「ないよ。僕、君から、陶芸を学びたかったんだ」

 

さすがに、ああ、そうだったんですね、とはならず、「あぁ・・」と、戸惑いを見せる阮芳芳。

思った以上に、警戒心のかたまりで、しかもそれを隠そうともしていない。

 

阮芳芳「普段は、事件を扱っているんじゃないんですか?」

沈翊「僕は、似顔絵画家なんだよ」

阮芳芳「似顔絵画家?」

沈翊「うん、絵を描いてる。でも、陶芸についてはまったくわからないんだ。君が、陶芸教室を開いていると聞いて、習いに来てみようかなって思ったんだ」

 

阮芳芳「大丈夫ですよ。では、粘土の準備をしている間、ご自由に見ていてくださいね」

 

事件の件で来たわけではないと言われ、少しだけ表情を柔らかくする阮芳芳。

営業スマイルというか、仮面スマイルですね。

 

だって、沈翊に背を向けた後の表情は、冷たく、なにしにきたんだろう、という疑心そのもの。

 

壁に掛けられた、陶器の破片をちりばめるように埋め込んだ大きなモニュメントに気づく沈翊。

中央部分がぽっかりと空いている。

 

粘土を持って戻ってきた阮芳芳に、「この陶器の破片の中心って、何かが欠けてしまったの? まるで、逃げ出そうとしているかのように、断片化しているように見えるね」と訊ねる沈翊。

 

沈翊には、これが、そういうふうに見えるのか。

 

その言葉を聞いて、何も言わずに、テーブルの上にあった陶器を、いきなりハンマーでガシャンと叩き割る阮芳芳。

まるで、なにかによって、突然、スイッチが入ったかのように。。

 

驚いて、固まる沈翊。

 

平然と、その破片の一つをもって、中央の空いている部分に埋め込む阮芳芳。

阮芳芳「これで、少しは良くなったでしょうか? もうこれで、逃れられませんね」

 

陶芸家が出来上がりの気に入らない陶器を割ることはよく見る光景とは言え、一切、躊躇いを感じさせない阮芳芳の、どこかエキセントリックな一面を見て、その横顔を凝視する沈翊。

瞬間的に、目の前の人の人格が入れ替わったくらいの衝撃だったのかもね。

 

その後、割った陶器の、別のかけらたちを、その周囲に埋め込み、整えていく阮芳芳。

 

そして・・・

ダメだ! 後ろの阮芳芳よりも、視線はろくろを回してるイケメンに釘付け!ラブ

ろくろって官能的だし、それを扱う手ってセクシーよね。

白く滑らかで艶やかな粘土が、まるで、あなたの指と同化したがっているかのように見えるよ、檀健次。

(とても、様になってるように見えるのは、びびの贔屓目? ← ビハインドシーンで、かなり苦労してたのも見ました。)

 

真剣な表情で、集中するのは、芸術家の気質なのか。

 

でも、ほんの少しの手加減で、ぐにゃりと形を崩してしまう、それもまた、セクシー。

← こら!物申す いい加減にしろ!

でもさ、やっぱり、ろくろを回す、と言えば、ゴーストごっこしてほしいじゃん。

(『ゴースト/ニューヨークの幻』1990年アメリカ映画)

エルビスの『Unchained Melody』も効果的だったし、この頃の、デミ・ムーア、すごくチャーミングだったよね。

 

それに、後ろから手を回すのに、うってつけの、身体の大きな人を私は知っています(笑)

 

(ほんと、こんな冗談でも言って、テンションをあげていかないと、『猟罪図鑑Ⅱ』の二人は、なかなか危うくて仕方がないの。ショボーン

 

沈翊「・・・あ・・」

その声に振り返る阮芳芳。

 

ろくろをとめたものの、「これ、難しいなぁ」と照れ笑いする沈翊。

沈翊「力を入れすぎるとすぐに壊れちゃうんだね」

 

阮芳芳「陶芸ってそういうものなんですよ。力を制御する方法を学ぶ必要があるんです」

少し、水で手を濡らし、修正をかけていく阮芳芳。

阮芳芳「圧力が足りないと、形をコントロールできませんし、強すぎても、せっかくの努力が無駄になってしまう・・・。コントロール・・・それが鍵なんです。」

 

これは意味深だなぁ。

沈翊も、この阮芳芳の考え方が気になったみたいです。

 

阮芳芳の手によって、修復された器の続きを試みる沈翊。

今度は、横から、阮芳芳も見ています。

 

言葉ではなく、ジェスチャーで、もう少し上側に延ばして・・・とアドバイスする阮芳芳。

ろくろを回しながら、「ねぇ、なぜ、陶芸工房を開きたかったの?」と訊ねる沈翊。

 

少し、工房内を見回しながら、「この小さな工房を開くことで、静かな場所を確保できたんです」と答える阮芳芳。

阮芳芳「ここには、私の過去を知る人は誰もいません。私も、あの家族たちからの終わりのない嫌がらせからも逃れることができる・・・」

 

沈翊「・・・・・」

 

やはり、さきほどの“逃げ出す”というキーワードが、阮芳芳を刺激したことは間違いなかったようです。

 

阮芳芳「私は逃げられませんから・・。 ・・・あなたが、本当に陶芸を習いたくて、ここに来たわけじゃないってわかってます

 

それには一切、反応せず、真剣に、器の仕上げをしていく沈翊。

 

花瓶かな。

綺麗に、口を仕上げ、手を離す沈翊。

 

沈翊「僕が作ったこれ、どうですか?」

 

小さく頷く阮芳芳。

 

はじめてで、こんなに綺麗に出来るもん?

 

阮芳芳の持つ、二面性に気づいたような感じの沈翊。

ここに来た甲斐、ありましたね。

 

・・・というところで、10話は終わりです。

 

10話のエンディングソングは・・・不穏な時にかかるBGM系の曲ですね。

 

案件突發


 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.10-3 雑感★ 
 

よくよく聞けば、王浩と宋敏杰の15歳の息子は、誰かに無理やり連れ出されたわけでもない。

自分の意志で、母親の隙をねらって、夜、家を抜け出し、友達と遊びに出掛けた。

そこで、放火事件にあい、命を落とすことになった。

息子の非を認めたくない気持ちも、そもそも、死を受け入れられないこともわかるけれど、監獄のような家で、誰の目にも触れることなく、深く進行してきた夫婦の心の闇に関しては、さすがに言葉がありません。

だって、子供を喪ったことに変わりはないから。

同じ立場になった時、必ずしも、そうなるとも言い切れないけれど、自分が狂わない、という保障もない。

こういうサイドストーリーのほうが地味に効いてくる。

 

たしかに、阮芳芳は不穏な感じがプンプンします。

  

彼女が言及していたコントロールという言葉・・・、制御と訳される言葉ですが、時に、状況下によっては、制圧(suppression)という意味で使われることも。

 

身近な人間を様々な言葉で弄(ろう)しながら、コマのように抑制・動かしていく。

【フライングネタバレ】おそらく、その統括的な立場で頂点に立っているのが彼女のような気がします。

 

★『猟罪図鑑』Ep.11-1に続く★