夜景デートの多幸感は、しばらく消えます・・・ショボーン

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin 

 2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022

 45分×全20話 

 脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao

    演出: Xing Jian Jun

 

前記事未読の方は、こちらから

#17-1 #17-2

 

 

 #EP17-3

 

~北江分局 杜城の部屋~

 

既に、暗くなってます。

部屋に戻ってきて、レターケースに見慣れない封筒が来ているのに気づいた杜城。

 

中を開けてみると、これまた黒い書類ケースだ。

 

↓例の、夜景デートの時に、展望台で、Mが手元に持ってたものです。

 

こんな、見るからに怪しそうなもの、一人で開けちゃだめだってば。プンプン

 

・・・と思ったら、スマホに着信。

しかも、相手は非表示。

 

出てみる杜城。

 

杜城「もしもし?」

 

「杜刑事さん?」という女性の声。

 

杜城「・・・・賀虹か?」


とうとう、動き出しましたよ。


~ビル? ← 建設中のホテルでした ~

外観はこんな感じで、そこそこデザイン性があって、 見た感じ、内部も超吹き抜け空間のインテリジェンスビルっぽいです。

建設途中で工事がストップしたのか、誰も入ってない、廃墟然としたビルみたいなところが映し出されてます。

※あとで出てきますが、ドラマ的な設定では、建設途中の、5つ星『辉格酒店』っていう高級ホテルという扱いの場所でした。← 実際のロケ地は調べてません。てへぺろ

あれ、黒猫だ。

ここに、住み着いているのかな?

 

猫目線で、がらんとしたビルを見るのは、ちょっと斬新かも。

猫が手すりの間から覗き込んでるのは、床に倒れた人間を見下ろしている、これまた、人間。

 

見下ろしてたほうは、杜城だ。

ふらふらしてる。

ってことは、床に倒れているのは・・・賀虹じゃなくて、M?

 

床にへたりこんた時に、やっと顔を見て、Mだとわかった杜城。

 

そして、握りしめた彼女の手を開くと・・ボタンが一つ。

 

急いで、自分の服をまさぐると、ありましたよ。

むしり取られたあとが・・。

 

ハメられた!!

 

そこからの、杜城はすごかった。

 

ビルの中で、自分が倒れていた床や、自分が触った可能性がある手すりやドアのノブなどを、洗剤を含ませた布で、丁寧に拭いてまわる。

床には、途中階の落下防止の強化ガラスが割れたのか、その破片が散乱していて、ゴロゴロジャリジャリ。

そんな中、指紋や、髪の毛一本に至るまで、残さないように、念入りに見て回る杜城。

しかし、すごいな。 はっきりしない手すりみたいな場所には、砂とか掛けて、吹き飛ばしてた。

さすが、刑事。

最後に、床に落ちていた自分の時計を拾い上げる。

 

自分がここにいた痕跡を完璧に消し去ったあと、立ち去る前に、もう一度、Mの前にしゃがみ、瞼をとじ、

髪の毛で顔を隠す杜城。

 

これ、下手に顔を隠したりすると、知り合いの犯行だって・・・わかっちゃうんじゃないのかな。

 

完璧に・・・と書きましたが、なにか見落としがあるか、まだ、わかりません。

 

立ち去っていく杜城を黒猫がずっと見てました。

この猫ちゃんが居合わせたこと、凶ではないと思いたい。

 

翌日です。

 

~辉格酒店~

ひゃー、見上げると、すんごい吹き抜け。

 

遺体が発見されたらしく、警察関係者がわんさか、出動。

ロンユエたち、鑑識チームも到着。

 

明るくなってから俯瞰で見ると、Mは、吹き抜けの上階から落下して亡くなったってことがよくわかるね。

 

天井を見上げるロンユエ。

 

顔を覆っていた髪をあげると、目を閉じていたM。

顔は負傷して血だらけ。

そんなMの様子をじっと見ているロンユエ。

 

~沈翊の自宅~

あら、珍しい。

キッチンが映った。

でも、料理してるわけじゃなかった。

これ、顔料に糊をまぜて、絵の具作りかな?

実験スペースみたい。

 

シャオシュエンもいるよ。

にゃ~お!

沈翊「これは、食べられないよ」

 

混ぜてるときは、美味しそうだったけどね。

 

シャオシュエンにとっては、筆もおもちゃになるんだ(笑)

いいな、楽しそうだな。

こういうシーン、もっとほしいな。

 

ピロロン♬

メッセージの通知音がなり、スマホを確認した沈翊の顔が固まりました。

 

~辉格酒店~

 

連絡を受けて、すぐさま、現場に現れた沈翊。

入口からまっすぐ、落下して横たわったままの、Mのもとへ。

 

脇にしゃがみ、その顔をじっと見つめる沈翊。

 

~回想~

 

 

賀虹「本当に、私にそっくり・・」

どこか感慨深げにつぶやく賀虹。

 

 

ロンユエ「この女なんでしょ?」

 

Mなのかどうか、聞いてます。

しばらく、無言のままでいた沈翊が、ようやく立ち上がり、小さく頷く。

認めたくないけれど、事実だから受け入れるほかはない。

 

ロンユエ「まだ、初見の段階だけど、胸郭の広範囲粉砕骨折及び主要関節の重度の骨折で、生きている状態での高所からの転落死の特徴に一致するわ」

 

はるか高い天井を見上げる沈翊。

みんな見るんだね。

 

ロンユエ「北江分局に戻って、詳しい情報を確認するわ」

 

Mの遺体に、白い布が掛けられる。

ロンユエ「諦めないでね。遺体から、また新たな手がかりが得られるかもしれないから・・・」

 

沈翊や杜城が、このMを追い求めていることは、当然、ロンユエも知ってるしね。


その時、走ってくる足音が聞こえ、

息をきらした杜城が到着。


沈翊「なんで、こんなに遅かったんだ?」

杜城にしては珍しい。



杜城「なにがあった?」
沈翊「・・・Mだ」

 

それを聞き、しゃがみ込む杜城。

杜城「本当に、彼女なのか?」

沈翊「ああ」

 

白い布をめくる杜城。

 

【フライングネタバレ】既に、昨晩、沈翔に何も告げないことを選択した時から、杜城の、本格的な長い長い孤軍奮闘が始まっていたんです。

 

現場での検証が終わり、ビルから引き上げる杜城のジープや、パトカーなどの警察車両。

 

~杜城の車中~

 

スケッチを描いている沈翊はいいとして、問題は、考え事をしていて、無言の杜城。

 

~回想~

先日の夜、Mから掛かってきた電話。

 

M<チャンスをちょうだい。死にたくないの。どうかしら? 杜刑事さん・・・興味ある? もし、興味があるなら、二人きりで会って>

 

この電話の内容が、しばらく、小出し小出しにされるわけです。

 

Mの言葉を思い返していて、赤信号に気づかず、

急ブレーキをかける杜城。

 

がくん、と、派手に前のめりになる沈翊。

 

杜城の顔を凝視する沈翊。

普段の杜城らしからぬことが、これで2回目。

 

沈翊「昨日の夜、何してた?」

杜城「え・・? どうかしたか?」

“昨日の夜”なんて指摘されて、ちょい挙動不審。

沈翊「目の下にクマが出来てる・・・」

 

「あ、ああ~」と、ほっとしたように息を吐く杜城。

杜城「臨時の事件を引き受けて、捜査してたんだ」

よくあることなので、誰も気にとめないかもしれませんが、こうして、つきたくもない嘘を重ね、作りたくもない綻(ほころ)びを自ら作っていくのね。

信号が青に変わり、走り出す杜城。

 

沈翊が描いているのは、Mの横顔。

 

沈翊「彼女には、僕に何か話したいことがあったような気がしてならないんだ」

 

前に、小安経由で、組織の人身売買関連のリストを渡してきたことを思えば、そう思うのも無理はないかも。


スケッチブックをちらりと見る杜城。

杜城:でも、今回、Mは俺を選んだ。

 

杜城「死人に口なし。(尸体是永远无法开口说话的)」

 

え・・なんで、そんなことを言うのか、と、杜城を見る沈翊。

確かに、Mの死は痛手だけど、本人が話せなくなっただけで、終わりじゃない。

 

沈翊:それに、一般人ならいざ知らず、今まで、どれだけ、遺体からいろんな情報を得てきたのか、忘れたの?

杜城「俺は、もう、この事件に何年も取り組んできた。そして、今、Mが死んでしまい、手がかりはすべて途絶えてしまった」

 

失意の口調の杜城に対して、「それは違う」と意見を言う沈翊。

 

沈翊「今や、Mの死こそが手がかりだよ。たしかに、彼女は死んでしまったけど、事件そのものは、僕たちの最も得意とする領域に戻ってきた」

 

杜城の顔を見る沈翊。

沈翊「・・・殺人だ」

 

沈翊の前向きな言葉に、静かに微笑んだように頷く杜城。

でも、視線を沈翊から外し、前を向くと、真顔になってしまうの。

 

~北江分局 モニタールーム~

 

「辉格酒店の監視カメラは手に入れたか?」と、いきなり入ってきた杜城。


ハン「はい。今から見るところです」

イスに腰掛ける杜城。

モニターのデスクトップのアイコンを指さすハン。

ハン「これです。このファイルがそうです」
 

杜城「ジャン・フォンの奴が今、すごく忙しすぎるようだ。お前、手伝ってやってきてくれないか?」

ここの言い方も、実にさりげないの。

ある意味、完璧なの。

 

ハン「じゃ、こっちはどうしたらいいですか?」

自分の仕事量のキャパを考えると、ちょっと不安になるハンちゃん。

 

杜城「俺にまかせろ」

ハン「ありがとうございます、城隊」

モニタールームから出ていくハン。

 

これで、監視カメラの映像を、チームで最初に見るのは、杜城ただ一人。

 

ハンが出て行ったあと、モニタールームに鍵までかける杜城。

 

もうね、17~18話とか、こんな杜城の姿が続くんで、見てて辛いのよ。

 

念入りに見ていく杜城。

最後まで見てみましたが、特に、動きらしいものは見当たりませんでした。


杜城(なにも映ってないだと? なぜ、そんなことが?)

自分以外の人物が映っていることを期待していたのに、この角度の映像には、自分を含め、映ってなかったらしい。

ほっとしていいのか、よくないのか、いや、もうグッチャグチャな杜城。

 

急ぎ足で、モニタールームに向かう沈翊と、出てきたばかりの杜城が鉢合わせ。

 

杜城「あ・・・」

沈翊「監視カメラの映像が見つかったって聞いたんだけど、何か見つかった?」

こうして、切り取っちゃうと、男子の立ち方じゃなく、乙女に見えてしまう沈翔。

私の悪意か?(笑)

いやいや、演技って、立ち方ひとつとってもって、気を抜けないねぇ。

 

杜城「いや、見たけど、何もなかった」

 

そうか・・と頷く沈翊。

正直、杜城への違和感は、否定できない。

でも、この眼に、"疑い"の色はないのよ。


今度は、ロンユエ姐が登場。

 

ロンユエ「検死結果がは出たわよ」と、ファイルを手渡される沈翊。
 

内容を確認する沈翊に、ポイントを告げるロンユエ。

 

ロンユエ「Mの遺体は転落死した後、何者かに触られている」

 

~剖検室~

場所を変え、二人に説明をするロンユエ。


杜城「指紋は見つかったか?」
ロンユエ「いいえ。遺体が発見されたとき、彼女の瞼はしっかり閉じてた。一般的に見て、頭部に衝撃を受けると大脳の機能が損なわれ、眼球の反射中枢が切断されてしまうから、死者は目を開けたままでいるはずなのよ。」

 

現場で気づいた、気になっている点を告げるロンユエ。

 

白いカバーを持ち上げる沈翊。

 

沈翊の動きを目で追う杜城。


沈翊「つまり、誰かが目を閉じたってことだね」
ロンユエ「ええ。でも、遺体の瞼には、なんの痕跡もなかったし、指紋さえ見つからなかったのよ」

 

杜城「・・・・・・」



鑑定報告書のファイルを閉じる杜城。
杜城「他に生物学的な痕跡は見つかったのか?」
ロンユエ「今のところは何も」

 

期待していた沈翊の顔が、険しくなったね。

 

第三者の痕跡なし。

さすが杜城、さすがプロ・・・と言っていいのか・・・すんごい複雑。ショボーン

 

~北江分局 刑警隊~

ホワイトボードの前に集合したチーム杜の面々。

 

フォン「9月16日早朝、南郊路367号線付近の建物内で、Mの遺体を発見。生体情報より、身元も確認済み。現場では、容疑者の痕跡は一切見つかっていません。犯行現場となったのは、未完成の辉格酒店内。そのため、監視カメラは1台しか稼働していない状態で、犯行当日の監視記録はすべて回収されてます。現在、さらに分析を進めています。」

 

ちらりと気にする杜城。



イェン予審官「逃亡犯がこれほど長く同じ場所に留まるなんて考えられない。彼女は、再び舞い戻ってきたということなのか?」

 

それはなんとも言えません。


沈翊「北江入境管理所において、各国道でも厳重に監視されている。市内での行動は記録されているはずだから、彼女の顔からあたってみれば、潜伏場所についても辿れるんじゃないか、と思う


フォン「もうそれに関しては確認済みだ。だが、彼女は明らかに変装していたため、監視システムでは捉えることが出来なかったんだ」

 

そこまで聞いた沈翊が写真をよく見るために、前に進み出る。

 

たったそれだけのことで、この杜城の表情よ。

 

沈翊が見たかったのは、Mが着用していたジャケットの写真です。

沈翊「彼女の黒いジャケットには、ラベルが貼られている。もし、電子決済を使っていたら、痕跡が残るはずだ。おそらく、現金で支払ったか、誰かに頼んで購入してもらったか、のどちらかだろう。この店に行って、店員に聞いてみたら、なにか、新しい手がかりが得られるかもしれない」


なにも言わない杜城に代わって、仕方なく「ああ、確認しよう」と返事をするフォン。

今日は、前回の事件の件を踏まえて、あからさまに、沈翊に対して反抗しない感じになったのかしら。

 

沈翊「最初の鑑識からの報告でも何も得られなかった。あとで再確認してみよう」

 

どんどん、話をすすめる沈翊をじっと見ている杜城。



沈翊「イ・ハン、できるだけ早く、監視カメラの映像の分析確認を急いでほしい。手がかりを見逃さないようにね」

こころなしか、腰に手を当てちゃったりして、隊長代理?
ハン「了解です!」

 

フォンの袖を引っ張り、「ねぇ、今日の沈先生、城隊にそっくりだと思わない?」と、ヒソヒソ話するハン。

視線を感じ、振り返る沈翊。


杜城「お前たちみんな、沈翊をもっと見習うべきだぞ。もう一度、全部確認しろ。解散」

みんな、三々五々散っていくなか、沈翊だけが違和感を抱え、杜城の後ろ姿を目で追ってます。

今日の振舞いは、あえて、出すぎた真似をして、杜城の反応を見ていたのかも。

 

ここで切ります。

 

 

★『猟罪図鑑』Ep.17-3 雑感★ 
 

序盤は、まるで、『刑事コロンボ』か『古畑任三郎』のような倒叙トリックを見ているような感じですけど、違うのは、杜城が犯人ではないこと。← これも、ネタバレですか? まぁ、あえて、決定的な場面を出さないようにしているので、視聴者に向けて、杜城が犯人なのかも・・と思わせるような描写と言えなくもないですが、そこからだと、ピンク字がややこしくなって、私が疲れるので(笑)、前提として、先に言っちゃいます。ニヤリ

 

>ビルの中で、自分が倒れていた床や、自分が触った可能性がある手すりやドアのノブなどを、洗剤を含ませた布で、丁寧に拭いてまわる。

 

すみません。ルール違反かもしれませんが、制作陣があえて出してない部分ってこういうところも含まれるんです。

でも、じゃないと、映像で、床をふく意味がわかんないでしょ。ニヤリ

 

杜城が嵌められたとしたら、それは、紛れもなく、組織の仕業です。次はどういう手を使ってくるかわからない。

それだけに、杜城は頑なに、周囲の人間に話しません。

それが、視聴者目線だと、結果的に、情報を得るために進捗を知りたがったり、ビクビクしているように見えてしまう、といったシーンが続いちゃう。

 

いつもの、男らしくて、実は深謀遠慮な杜城さん好きなびびにとって、ここは試練ですね。

 

なんか変だな、と思いつつ、問いただすというより、心配が先に来ている沈翊の視線が、これからどんなふうに変化していくのか、か、結構、見るところ、いっぱいです。

 

★『猟罪図鑑』Ep.17-4に続く★