おそらく、見比べていらっしゃる方の中は、語りまくる『だかいち』と、語りを抑える『TOP FORM』の根底に流れる違いが気になっているかもしれませんが、Boss監督の経歴やIGを見ると、コマーシャルやMVとかも作ってらっしゃるんですよね。

 

 

これらの映像表現をみると、“語らせない美学”が、なんとなくわかるような気がしました(笑)


・・・まぁ、いつものごとく、自分だけがわかった気になってるだけ・・ですけどね(笑)

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『TOP FORM』

กอดกันมั้ย นายตัวท็อป

  2025年(Thailand)20.March~ 15.May

 45分×全11話  

 原作:"抱かれたい男1位に脅されています。" by 桜日梯子

   制作:WeTV Original

 演出:"Boss" Wasakorn Khumklaowiriya

 対象年齢:18歳以上 ๑๘+

 

 

TOP FORM EP.6

#6-3

長くなったので、分割しました。

前記事 未読の方は、#6-1 #6-2  からどうぞ。

 

・・・怒涛の一夜があけまして。。

朝陽が昇りました。

 

はだかんぼで、目覚めたAkin。

気だるい朝です。

Akin「くっそ・・なんで、こんなに頭が痛いんだ?」

おはよう、Akin・・・ショボーン

 

自分の胸に、急にのってきた男の手を掴むAkin。

ここ、Jinの手だと思って、ちょっと嬉しそうなの、ツボる。← その分、辛さも増す。

Akin「おい、まだ、早すぎるだろ、Jun?」

 

反応なし。

 

そうして、隣の男に目をやれば・・・ ← いつもと場所が反対側だけど(爆)

※案外、こういう習慣って侮れないものよ。

どうみても、Johnny。

そっくりさんじゃなくて、Johnny。

 

飛び起きるAkin。

一応、パンツ履いてる影がちらっと見えますが、それはドラマだからよね。

 

ここはね、本来、全裸でなければだめなのよ(笑)

 

動揺したAkinの首元や身体には、はずかしいくらい、キスマークが複数くっきり。

まだ、自分自身の目で全部、確認できてないのが、救いになるのか、ならないのか…微妙なところ。

そう、虫に刺されたなんて、言い訳ができない感じの奴(苦笑)

 

例えるなら・・・これ?(笑)

『Until We meet again』#13-2

 

前を隠した布団をちらりと持ち上げたときの、

この絶望の淵を覗いた瞳。

Boomくんの表情もうまいなぁ(笑)

 

とにかく、脱ぎ散らかされた服を着て、

スマホとサングラスをひっつかむと、部屋を出るAkin。

 

ホテルの前に停まっていたタクシーに飛び乗ると、

運転手さんから、「うわ~お、お客さん、昨晩はお楽しみだったみたいですね」と言われちゃう始末。

 

咄嗟に、首元を隠すAkin。

たぶん、まだ、見る余裕なかったと思うけど、さすがに、これはお隠しになったほうがよいレベル。

 

運転手「恥ずかしがることないですよ。そんなの普通のことじゃないですか。俺だったら、もう1ラウンドくらいやったと思いますよ」

そんな呑気な話じゃないのに~~~(苦笑)

 

さて、家に帰ってきたAkin。

すぐさま、スマホを充電します。

あ・・・バッテリー、死んでたんだ!

 

イライラしながら、電源を入れると・・・

 

136回着信

メッセージがあります

Jin、一晩中、掛け続けたんだ。そりゃ、🔋死ぬわ。

 

目を疑う数字に、愕然となるAkin。

 

Akin「や、やべぇ・・・」

 

それ以外の言葉なんて、思いつかないわ。 

餅つけ、Akin!!

 

とりあえず、Lineを開くと、平和なわんにゃんの呑気なスタンプのやりとりが続いてて、その後に、昨日の分が始まってました。

 

まず、Jinが最優秀新人賞にノミネートされた記事が貼り付けられてました。

一番に知らせたかったのね。

これ、送られてきたのがいつかわからないけど、

なんで、気づかなかった~~~!! と思っても、後の祭り。

 

実は、逃げ帰る時に、破られたコンドームの袋も床に落ちてた。← 記憶の断片ってやつね。

 

どうしよう・・・・

それでも、勇気をふりしぼって、電話をかけるAkin。

出ません。

もう一度かけてみます。

呼び出し音が虚しく繰り返されてます。

 

そのうちに・・ようやく、つながりました。

 

この呼び出し音の分だけ、向こう側での、Jinの逡巡があるってことです。

 

Akin「もしもし・・Jun?」

Jin「なにかありましたか? いつもは・・僕に電話なんかかけてくるような人じゃないのに・・・」

すでに、私(視聴者)は、JinとJohnnyがやりとりをしたことを知っているので、Jinの声が、地獄の底から聞こえてくるような気がしてしまう。

 

Akin「なんでもないよ。ただ、お前が賞にノミネートされたって見たんだ。おめでと・・」

Jin「見ただけですか?」

Akin「・・・・・」

Jin「昨晩、P’はどこにいたんですか?」

 

はげしく動揺しまくって、目が尋常じゃないAkin。

これでも、一生懸命、思い出そうとしてるんです。

 

Akin「昨日の夜は・・・あ~~、昨日の夜は・・・舞台のあと、俺・・みんなで飲みに行ったんだ」

Jin「なにかあったんですか?」

Akin「・・・・・」

Jin「ただ、みんなと・・・飲んだだけですか?」

Akin「・・・・」

ずっと、問いかけ続けているJinにとって、この沈黙がなによりも雄弁なのに。

 

それでも、「ただ、飲んだだけだ・・」と答えてしまうAkin。

 

落ち着いていれば、電話を掛けなおす前に、昨晩一度、通話したっていう記録に気づいたかもしれないけど、この状況じゃ無理だよね。

 

Akin「・・・・あ、あのさ、俺、少し台本読まないと・・、とにかく、Jun、お前は、自分の仕事に集中しろよ。またな・・」

Jin「P’も、稽古してください。またあとで・・」

 

これで、なんとかなった=誤魔化せた・・・とは、到底、思えないAkin。

 

Akin「おい、よく考えろ! さっさと思い出せ、Akin!! 考えるんだ! ああ、昨日の晩、なにがあった?」

・・・・なにも・・・記憶に・・・ありません。

Jinと飲みに行った時の醜態が幼稚園児レベルに思えるくらい、今回の、記憶の失い方は恐怖です。

 

~劇場~

スタッフ「監督、全部、完了しました。ほかにやることはありますか?」

監督「向こうで、証明スタッフの手伝いをしてやってくれ」

 

初日? 最終の舞台稽古?

Akinの姿を見て、嬉しそうに声をかける監督。

監督「おお、Akin! ずいぶん、ファッショニスタばりに、おしゃれしてるな」

全身黒ずくめの長そで長ズボン、そして首元もつまった私服で現れたAkin。

 

監督「お前って、(タイの)天候とか気にしたりしないのか?ああ。そういえば、昨日はどうだった?マジで、やりすぎてたよな・・・」

肩をゆすられ、無意識に、首元に手をやるAkin。

シャワーを浴びたときの、愕然としたAkinも見たかったけど、ま、そこは武士の情け。

胸中、お察しする、としか言えないわ。

 

監督「ちゃんと家に帰れたんだよな?」

 

無言で頷くAkin。

 

その時、聞きたくもない声が背後から・・・

Johnny「今朝は、なにも言わずに、部屋から消えちゃってましたね。本当に心配したんですよ。いなくなってしまったのか、と思いましたよ」

 

監督「おい、おまえら、昨晩一緒に泊ったなんて、言うなよ?」

 

Johnny「俺たち、同じホテルの部屋に泊まったんですよ。」

Akin「同じホテルだったが・・・部屋は違う

 

監督「ああ、そうか、俺も本当に心配だったんだぞ」

これは、ミッキーが単純でよかった、と考えるべき?

 

Akin「いろいろすまなかったな。他の部屋まで取らせて・・(ホテル代)払うよ」

 

無言でにこにこするJohnny。

 

監督「さぁさぁ、役者はこっちにいるぞ。リハーサルしよう」

 

その場に残された二人。

肩をポンポンと叩かれ、「約束通り、ベストを尽くしますよ、Akin先生」と、Akinの耳元で囁くJohnny。

 

がんばれ!!Akin!!

負けるな!!Akin!!

 

~廊下~

稽古終わりです。


控室から出てきたJohnny。

Johnny「今日、迎えに来なくてもいいよ、P’Tom。あとで、飲みにいくつもりだから。・・・わかってるよ、これまでだって、トラブル起こしたことなんてないだろ?・・はい、切るよ」


ちょうど、その時、(海外から戻ると、その足で)Akinを迎えに来たJinとすれ違っちゃったんです。

タイミングよく。

間違いなく、昨晩の男の声でした。

 

瞬間的に、Johnnyの首をしめていたJin、すでに、顔つきが・・やばいです。

Johnny「なにすんだ、てめぇ!」

 

Jin「昨晩、P’Akinの電話に出たのはお前だよな?」

どう見ても、野獣の顔つきです。

 

Johnny「あ~、お前がJunなのか?」

Jin「お前、なにものだ?」

Johnny「これでも、有名人だぞ。なんで、俺のこと、知らないんだよ?」

Jin「お前が誰かなんて知ってるよ、Johnny。俺が訊いてるのはな、お前、何様だってことだよ

ずっと、Johnnyの首元を締めあげているJin。

 

この時のJinは、白羽じゃなくて、黒羽の天使だと思うんですけど、上手い具合に、モノトーン柄のフーディー。

(単純に、CGエフェクト、お金かかるのかな?ニヤリ

 

そこに、廊下にふらふらと出てきたお姫様、もとい、真っ黒クロスケなAkinちゃん。

一瞬、なにしてんのか、意味がわからない風なの、いいよね。

 

Akin「・・・・!! Jun!」

慌てて、止めに入ります。

 

しかたなく、Johnnyを離すJin。

 

Jin「迎えに来ました」

そういうと、有無を言わせず、Akinの手を引き、連れ出すJin。

 

Akin「ちょ、ちょっと待てよ、Jun!! ど、どこに連れてく気だよ」

烈火のごとく怒りまくってるJinと、ほとんど引きずられるようにして消えていくAkinを見送るJohnny。

 

Johnny「つまり、(Akinの相手は)あいつだったってことか?」

そうそう、この深刻ぶらず、飄々としたところが、彼の持ち味のはずなんです。

 

~立体駐車場?~

拉致られたAkinが、連れてこられたのは、ほとんど、誰も止めてない駐車場上階。

 

もう、運転の仕方からして、いつもの、Jinじゃないです。

怖いです。

乱暴に止まりました。

 

Akin「Jun・・・なぁ、俺をどこに連れてきたんだ?」

Jin「・・・・・」

 

 

Akin「それに・・お前、帰国は明日のはずじゃなかったのか? なんで、今日、戻ってきたんだ?」

 

Akinちゃん、廊下で、JinがJohnnyの首を締めあげていたのを見たあとでも、それ聞きますか?

なぜ、Jinがそんなことをしてたのか、疑問に思ったりしませんでしたか?

今朝の衝撃から、ずっといろんなことに対して、頭がついていってないんだよね。

 

Jin「なぜですって? それって、P’Akinの計画を台無しにでもしました?」

 

普通のトーンでしゃべってますが、口調はどことなく投げやりで、内容は、冷たく、残酷です。

なにより、Akinのほうを見ないでしゃべってるんです。

 

シートベルトを外し、Jinに向きなおるAkin。

Akin「どうかしたのか、Jun?」

 

すると、服の上からでも見えてたのか、っていうほど、的確に、Akinの襟元をめくり、キスマークを露わにするJin。

さっと、襟を戻すAkin。

 

小さく頷くJin。

やっぱりな・・・

それ以外、ハイネックなんて着てる理由ないですもん。

 

Akin「そんなんじゃないんだよ、Jun」

Jin「奴と寝たんですか?」

ストレートです。

じっと、Akinを見据えるJin。

 

いつもと全く違うJinの雰囲気に、ちょっと息をのむAkin。

Akin「・・・・・・えっと・・違うんだ、そんなんじゃない。Jun、違うんだ。聞いてくれよ」

 

Jin「もし、今日、オレが戻ってこなかったら、奴と一緒に帰るつもりだったんですか?」

 

当事者である自分の認識よりも、はるか先から、全てをわかってるかのように質問してくるJinに対して、頭は真っ白になるし、論理的なことは何一つ返せないし、説明もできません。

 

 

Akin「そうじゃない・・・俺たちの間には、なにもなかった、Jun・・」

 

もう我慢の限界でした。

 

 

Jin「どうして、P’は、オレの頭を混乱させるようなことするんですか! P’が、待ってくれってオレに言ったんじゃないですか! だから、オレ、待ったんですよ」

こんなときでも、激昂せず、淡々と気持ちを吐露するJin。

ただただ、そのとおりだと、頷いてあげたい。

 

Akin「信じてくれ。なにもなかったんだよ」

すでに、Akinの瞳からは、涙がこぼれてます。

 

Jin「P’に近づいた人間は・・みんな、P’に堕とされるんだ。P’次第なんですよ。それに、乗るか乗らないかを選ぶのはね・・・」

 

嫉妬を押し殺しすぎて、一切の感情を排除したような目をむけるJin。

 

Jin「例え、オレたちが、お互いに約束しあっていた、としてもです。そう、オレたち、約束しましたよね。」

頷きながら、話すJin。

 

どれだけ、自分がJinを傷つけたのかわかるだけに、とても見ていられず、目を反らす。

 

Jin「P’は、P’にそんなことをするような奴を受け入れたんだ。P’が、オレのことを、ここまで、バカな・・こんな狂った人間にしたんですよ!

普段のJinとは別人のように厳しい言葉を口にするのを見ても、Jinがどれほど、自分を抑えて話をしているのか、わからないAkinじゃありません。

 

何を言っても、今のJinは聞き入れないだろう、と、車から降りようとするAkin。

Jin「今、P’が車を降りても・・・オレはもう、P’のあとを追いません」

Jinが、泣いてます。

 

Akin「・・・・・・・」

Akinの不安そうな目。

 

それでも、ドアを開け、車を降りるAkin。

 

うわ、降りた!

降りちゃった!

 

振り向かなくても、Jinがエンジンをかけ、走り去ったのはわかります。

 

それでも、放心状態のまま、ゆっくりと一歩一歩、歩くAkin。

その頬には、涙が筋をなしています。

 

片手で顔を覆うAkin。

 

 

今日も、「じゃん! なし」Ver.です。。。

 

エンディングロールで流れてるのは、

 

Third Person

 

ただ、ひたすら涙を誘う、そんな曲調のピアノ曲です。

 

【おまけ】・・・なしです。

 

 

★『TOP FORM』Ep.06-3 雑感★ 


さて、かなり重ためな雰囲気になった6話の中編~後編に関してですが、

 

私自身、自分が数々の失敗を犯してきた人間なので、はからずも、人様から頂いた過分な信頼にこたえられなかった経験などもあり、なんとなく、Akinの立場に身を置いてしまうのかもしれません。

気持ちのどこかで、Akinの弁明をしたくなってしまう、というか、少なくとも、Jinの立ち位置では、このエピソードを見てないような気がします。(爆)← それもまた、極端すぎ~~!(苦笑)

 

実際、心の声が随時、逐一、流れるアニメ版を見てたときは、チュン太が、大型ワンコや天使(白羽でも黒羽でも)の部分を前面に出していても、内心で考えていることがわかっていたので、それほど思わなかったんですが、今回、このセリフを聞いたとき、

 

Jin「P’に近づいた人間は・・みんな、P’に堕とされるんだ。P’次第なんですよ。それに、乗るか乗らないかを選ぶのはね・・・

 

すぐに、この#5-2で、Akinが言ったセリフが頭をよぎりました。

Akin「なんで、人ってのは、俺にそこまで期待するんだろうな?

 

これって、原作に台詞あるのかな?

アニメ版にはなかったよね。

 

私、このセリフが好き、と言うか、すごく身につまされる気分になるんです。

5話で彼が語った時には、この言葉の持つ意味の、一部分だけしかフォーカスされてなかったかもしれませんが、Akinの人生は、わりとずっとこんな感じだったんじゃないかな。

 

ただですね・・・Jinの信頼をやぶったのは、Akin。

そこは、もう、本当にごめんなさい、です。

それ以外、なにも返す言葉もない。

 

何をしたか、とか、

何をされたか、とか、

何をしなかったのか、とか、

 

ここでは、そういった事実関係や第三者の存在よりも、お互い、自分たちのことをどう思っているのか、常に相手のことを思いやり、念頭に置いているのか、あくまでも、二人の間の問題だから。

この罪の意識・・・来週の7話まで抱えるのキツイけど、なんとか、がんばってみます。

 

★『TOP FORM』Ep.07に続く★