タイ語はむつかしい。ショボーン 

韓国語も難関です。ショボーン

中国語は、ひとくくりにしてはいけない言語ですショボーン

いや、それを言うなら、私の日本語力だって怪しいもんだぞえー

ついでを言うなら、ベトナム語は・・・さらに混沌真顔

 

 

【おことわり】

Youtube版を貼り付けておきますが、今回のUncut版は、Youtube版の+15分くらいの内容になってます。。。

全部の比較はしませんが、書きたいことが、Uncutに関わる場合は、ちょっとだけ補足するかもしれません。

 

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『Love Sick 2024』

 ชุลมุนกางเกงน้ำเงิน

 2024年(Thailand)9/14~ 12/22, 2024

 44分×全15話  / Uncut版 75

 原作:Indrytimes(Original)

   制作:Channel 9

 演出:"Cheewin" Thanamin Wongskulphat

 対象年齢:13歳以上 ๑๓+  ※Uncut版 18歳以上 ๑๘+

 

Love Sick #12-4

 

前記事未読の方は、ここからどうぞ。

#12-1  #12-2

#12-3

 

 

ようやく、ここで、エピソードタイトルのテーマにたどり着きましたね。

 

~Phunの自宅~

シンボルのペガサスが、神々しい。。。

 

ホールで、ピアノを弾いているPaeng。

お嬢様だけど、ちゃんと習ってはいないみたい。

 

戻ってきて、そっと、Paengの後ろに立つお兄ちゃんとお姉ちゃん。

 

気付いて、すぐに、声をかけたのは、「P’Noh!!」

Noh「誰かさんが、この近くにいる女の子が、宿題を拒否してるってぼやいてたんだ」

 

すぐさま、言いつけたわね、と、Phunを睨むPaeng。

Paeng「P’Phunが?」

 

さぁね、と首をかしげるNohと、「本当じゃないか。だったら、いつ勉強するのかな?」と強気なPhun。

 

Paeng「まず、私に、(BL)ドラマ1話だけでも見させてくれないと・・」

うん!そこは聞いてやっても・・・あ、1話じゃ終わらない可能性も。。。

Phun「でも、宿題をやったら、ご褒美があるんだよ」

そういって、買ってきた戦利品の袋を揺らしてみせる兄。

となりで、微笑み、力強く頷く義姉。

いや、兄妹のやりとりが新鮮な一人っ子。

 

Paeng「いらない・・・太っちゃったから。」

 

なんで、そこで二人揃って、下を向くのよ。物申す

そんなことないよ、可愛いよって、否定してあげなよ!!

 

Noh「う~ん、だったら、こういうのはどうかな? 1教科終わらせたら、僕がピアノを教えてあげるっていうのは・・」

 

Paeng「本当に?」

 

Noh「でも・・早く勉強しないとね、夜8時くらいまでしかいられないからね」

その時、一緒に期限を決めることも忘れない。← これ、結構、コツだよね。

 

Paeng「はい、Paeng、勉強してきます」

一気に、顔が明るくなるPaeng。

 

ちゃっかり、ケーキの袋も受け取り、

足取り軽くホールを出ていきました。

 

可愛いなぁ。

 

Phun「Paengは、本当に、君のことが好きみたいだな」

お兄さん、目が笑ってませんが、まさか、ヤキモチですか?

Noh「イケメンなんだから、当然だろ!」

(ここにも、おウマ🐴がいた!!)

 

二人とも、ちょっとずつ、ピントずれてます(笑)

Paengは、お兄ちゃんの好きな人が、お兄ちゃんを好きでいてくれるのが嬉しいんです。

 

ちなみに、旧作のPaengがAimのことを毛嫌いしてたのはナイショ🙊です。← だいぶ前に、書いてましたてへぺろ

 

そんな会話をしていると・・・二人の動きがぴたりと止まりました。

 

Phunの両親が、二階から降りてきたのです。

パパ、はじめまして。

おうちにいるときは、ラコステのポロシャツをお召しなのね。

定番がお好き、と、お見受けしました。

 

二人揃って、挨拶します。

 

小さく頷くパパ。

Nohのほうをみて、小さく微笑んでいたので、Nohに対しては、特になにもないのかな。

フライデーの制服効果かな。

 

ママ「お久しぶりね、ノンノー」

 

笑顔で、頷くNoh。

一方、Phunは、すでに、表情が固いです。

もしかして、例の、お見合い問題から、ずっと冷戦状態なのかな。

 

パパも同じく厳しめの表情です。

パパ「なぜ、こんなに帰宅が遅いんだ?」

Phun「食事をすませてきました。(Nohに)行こう」

パパとの話を早々に打ち切って、部屋にいくつもりです。

 

パパ「Phun」

話しかけられたのが、意外だったのか、父を見るPhun。

パパ「荷物を置いたら、下に降りてきなさい。話しがある」

 

Phun「はい、わかりました」

パパの肩に手を置いて、冷静に・・・と心配するようなママ。

友達が来ていても、あえて、Phunを呼ぼうとするパパの話とやらを、既に知っているのね。

 

その場で、様子を見ているしかないNoh。

 

12話で、とうとう、父子対決のフェーズに入ってきましたね。

 

~Phunの部屋~


ひざ下の細さと長さが、生足感の主張激し目。

 

ソファの上に、カバンを置くと、そのまま、窓の外を眺めるPhun。

 

同じように、カバンを置くと、控えめに、Phunの指をそっと掴むNoh。

 

Noh「大丈夫?」

既に、不穏は感じ取ってます。

 

振り返ったPhunに、笑顔はなく、

それに対しても、ちょっとだけ戸惑うNoh。

 

Phun「ここで待っててくれる? 戻るから」

手をつないだまま、そう頼むPhun。

Phun「PCで、ゲームしてていいから・・・」

 

これは、少し長引くことも考えてのことだよね。

 

そんなこと言われなくても、待つつもりだったNoh。

Noh「待ってるよ」

 

まっすぐPhunを見て答えるNoh。

 

小さく微笑むと、握った手をちらりと見て、Nohの額にキスするPhun。

頭を両手で、包み込むような感じが、本当に、Nohが大切なんだな、って感じがして、勝手に、ぎゅ~~~~ん。

 

そして、こんな風に力をもらわないと、向き合えない存在でもある、ということなんでしょう。

 

Phun「愛してるよ。ここで、待ってて」

 

うんうん、と頷くNoh。

 

心配と不安でたまらないのに、それぞれ微笑みあう二人。

 

Phunを送り出したあとのNohは・・・心配と緊張の塊と化してました。

 

さて、ここからは、こっちも、気力と体力が必要になりますね。

 

#12-4

 

 

~ダイニング~

 

テーブルについているPhun。

 

立派なホームバー・・・まぁ、あの白亜の大邸宅なら、当然、あるでしょうね。

 

Phunのもとに向かおうとするパパに、「おちついてね」と声をかけてるママ。

 

一応、パパも最初に、Phunの様子を見ながら、なんと声をかけようか、と考えたみたい。

第一声は、「勉強のほうはどうだ?」でした。

 

Phun「特に変わりはありません」

パパ「お母さんからは、お前が夜遅くになるまで帰ってこない、と聞いているが・・・一体、何をしているんだ?」

Phun「生徒会の仕事とかあるんです」

ふっと、鼻で嗤うパパ。

パパ「何をするというんだ? 前にも話さなかったか? 生徒会長でもないのに、そんなことは止めろ、と!

Phun「・・・・・・」

不毛な言い合いを避けようとしてるのね。

その気になれば、楽々、生徒会長になれるPhunが、生徒会長に就かない理由やその深慮を理解してほしい、と思ってしまうのは、あまりにも、理想論の押し付けになるでしょうか。

でも、私でさえ、“フライデーカレッジ”の影の会長は、Phunだとわかっているのに・・・。(苦笑)

やっぱり、名家出身の議員さんは、タイトル至上主義なのね。← 若干、決めつけかも。うさぎ

 

パパ「Paoのことは覚えているか? 今、彼女の家は一家で海外に移住してしまったぞ。事態は、思ったよりも深刻だ

パパを見上げるPhun。

パパ「だから、私は、お前に何度も言ったんだ。誰かと付き合うときは、慎重に検討するように、と。友達であろうと、恋人であろうとな。」

 

飽き飽きしているPhun。

 

パパ「この年齢になっても、まだ、人の心というものがわからんようだな。私が、お前をフライデーカレッジに入れたのも、理由があってのことだ。社会的に地位のある友人を選ぶことができるからだ。だが、恋人の場合は、どこの誰かもわからない人間を、家に連れて帰ることになる」

あ、これは(さっきのNohのことを指してるわけじゃなく、)自分の目の行き届かない、バックボーンの知れない女性と付き合うことを示してるにすぎません。

 

黙ったままのPhunを覗き込むパパ、ようやく椅子に腰かけました。

 

パパ「ミウおばさんが、お前の彼女について教えてくれたよ。」

 

ここで、確かに、帰りしな、父に会うと言っていた、と気づいて、一体、何を聞いたのか気になったのね。

当然、Nohが一緒だったからね。

 

パパ「なぜ、そんなことを他人の口から知らされなければならないんだ!なぜ、私にまず知らせないんだ!」

声を荒げるパパ。

 

さっと、パパの後ろに近寄ってきたママ。

 

Phun「・・・・・・」

それでも、口を開きません。

 

パパ「この父が何も気づいてないと思うな。元カノで女優をしているあの子と、お前の話をしてるんだ」

あ、Aimのことか。。

ちょっとドキドキしたよ。

 

それは、自分のプライベートなことだ、と非難めいた視線をむけるPhun。

 

パパ「だが、私は、彼女の家庭のことを知っていたから、何も言わなかったんだ。」

え・・・一応、有名人の娘だから、黙認していたってこと?

でも、有力者の娘と結びつけようとしてたってことは、いつでも別れさせられるくらいの存在だと思ってたってこと?

 

パパ「今度の相手は? 誰なんだ? どこの家の子だ?」

もし、Nohが自分たちの交際をオープンにすることに同意していたら、Phunは、ここでNohの名前をあげたんだろうか。

 

Phun「・・・・・・・」

当然、名前を出すことはできません。

 

パパ「私に(自分から)話すか、それとも、私に調べさせたいのか?」

 

ママ、頭抱えてしまいました。

ようやく口を開いたPhun。

Phun「お父さんが干渉することじゃありません」

 

パパ「だったら、誰なのか、今すぐここで答えなさい!」

 

だから、それは出来ないんです。

Phun「・・・・・・・」

パパ「言えないような変な相手なら別れるんだな! 一度、レベルを下げてしまうと、それに慣れてしまうんだぞ!!」

パパ、大興奮で、叫んでます。

後ろから、肩を抑えるママ。

ママも、ここまで、パパが激高するとは思ってなかったのかな。

 

Phun「・・・・・・・」

本当は、いろいろ言いたいこともあるけれど、この状況で、Nohの名前を出すことは、さすがの、Phunにも出来ないでしょう。

 

パパ「なんで、黙ってるんだ?! こんな風に、目の前の問題から目を反らすように育てたのは誰だ?」

Phun「お父さんですよ」

ああ、言ってしまった。。

 

なんだと、と立ち上がるパパ。

一緒に、Phunも立ち上がります。

 

Phun「僕がなにも言いたくないのは、お父さんのせいです。もし、僕がお父さんになにか言ったとして、意に染まないことであったら、お父さんは、僕に強制するじゃないですか!」

パパ「お前の選択では、うまくいかないことが分かり切っているからだ!! そうでなければ、生徒会書記などになることを選ぶはずがない!! だがな、たとえ、お前が生徒会長になっていたとしても、それがなんだって言うんだ? 結局、お前は、交際相手を選ぶときに、何一つ私に相談しないじゃないか! それで、どうやって、お前を信用できるというんだ!

 

Phun「どうして、僕が決めた決断に任せてもらえないんでしょうか?」

これだけ言っても、まだ、口答えをするのか、と、呆れ果てるパパ。

 

Phun「なぜ、お父さんは、僕が何をやりたいのか、ということよりも、何をすべきか、だけを気にするんですか?」

さすが・・・Phun。

全然、怯んでないし、言い合いと言っても、ちゃんと、筋が通らないことは言いません。

でも、これって、こういう家庭環境だと、そう簡単なことじゃないよ。

 

でも、きっと、こんなふうに、反発するのは、はじめてだったんでしょうね。

ママが後ろで固まってます。

 

Phun「知ってますか? 友人たちが自分の将来の夢を語るのを見て、自分には、見る夢すらなくて、どれだけ羨ましかったか・・・。僕にあるのは、義務を果たし、うまく成し遂げる、というたったそれだけ。他人よりも秀でて、世話をできる立場の人間であること。でも、僕自身はどうなんですか? 誰が僕のことを、気にしてくれるんですか?

これは、一人の自立した人間として、という立ち位置で話しているのに、パパは、なにを子供じみたことを言ってるんだ、と呆れ顔です。

 

Phun「Pumpatの屋敷は本当に広いです。でも、そこには何もありません。僕の居場所はここにはないんです

 

さすがに、それを聞いた両親、ショックです。

 

それなのに、こんな緊迫した場面で、かかっているのは、

シーンに反して、曲調的には、全く激しくない、心の奥底に秘めた想いをのせて穏やかに流れるピアノ曲なんです。

 

Phun「実際、ここに、僕は必要ありません」

なんだと、と、Phunを見据えるパパ。

 

でも、ショックが顔に出ちゃってるじゃん。

 

Phun「(お父さんの期待に応え)十分にうまくやってくれる人が必要ですよね。でも、僕は、もしかしたら、それは僕ではないかもしれない、と思っています

それだけ言うと、ダイニングから出ていくPhun。

 

パパ「Phun!!」

 

「ノン’Phun!!」と、追いかけながら、息子の歩いていく先を見守るママ。

 

その場に、立ち尽くすパパと・・・そんな夫と息子を案じるママ。

 

~Phunの部屋~

 

一応、スマホでゲームしつつも、

Phunがいつ、部屋に戻ってくるか、気が気じゃありません。

 

その時、PCで、繋げていた友人たちから、直接、話しかけられるNoh。

 

「おい、Noh! まだ、そこにいるのか?」

Noh「ん?」

「ああ、死ぬほど退屈なんだよ」

「シャワー浴びて寝ろよ」

「俺もそうしようっと!」

「で、Noh、お前、いつ家に帰るの?」

Noh「わからない。Phunを待ってるんだ」

「もう遅いじゃん。早く家に帰れよ。さぁ」

Noh「うん・・・」

とは言ったものの、そんな気はありません。

 

「本当に、Phunの家にいるのか?」

Noh「うん」

「じゃ、ちょっと手伝ってくれないかな? 実はさ、俺の妹、Phunのことが好きで、明日は、妹の誕生日なんだよ。Phunに会いにきてもらえるように、頼んでくれないかな?」

※ これ、声だけなので、確信持てなかったんですけど、例の優等生のKengでした。

13話で、後々判明します。。


Noh「・・・・・・」

なんて、タイミングの悪いことで。。

再び、ちらっと、入口を気にするNoh。

 

Keng「ま、うまくいかなくても大丈夫だけどね」

 

なにも答えられずにいると、そこに、大きくノックの音が。。

 

Paengが入ってきました。

Noh「おい、明日、話そう」

通信を切るNoh。

 

Paeng「P’Noh~~~、どうしたらいいの? 今、お父さんとP’Phunが口論してるの。とても私が助けられる感じじゃないの。ぐすん

そうか・・・と、暗くなるNoh。

 

なにしろ、内容はよくわかりませんが、父親と揉めていたことは知っています。

おそらく、その件なんだろうな、と推察するのみ。

 

それでも、目の前で、不安そうにしているPaengを放ってはおけません。

Noh「Paengは、なにも心配することないよ。Phunは、こういうの、得意だろ」

Paeng「でも、私は、お父さんが、お兄ちゃんとP’Nohのことを知って、別れさせようとするんじゃないか、って怖かったの」

なんだ、ちゃんとわかってたんじゃん。

さすがに、腐女子であっても、現実世界で、そこまでおバカちゃんじゃないってことだよね。

 

Noh「それって、Paengは、Phunが僕と別れようとしてるって思ってるの?」

Paeng「そんなことない。P’Phunは、P’Nohのこと、死ぬほど愛してるもん」

 

優しく頷くNoh。

Noh「だったら、もう、何も心配して考えることはないよね。な〜んにも問題ないよ」

最初は、Paengに父親への口添えを頼むとか、そんなことを“出し”に使っていましたが、結果的には、“瓢箪から駒”

今では、Paengが考えている以上に、愛し合う二人になってます。

 

Paeng「本当に?」

 

Noh「ほんと! さっきのケーキ、食べてみたら? きっと気分もよくなると思うよ」

Paeng「はい!」

笑顔になるPaeng。

 

二人が、立ち上がろうとした時、Phunが部屋に入ってきました。

Paeng「P’Phun・・・」

 

Nohの、極度の緊張と心配が、画面を通して、飛び出てきそう。

 

視線の先には、もう、力なく、ほとんど立ってるのがやっとって感じのPhunです。

 

Phun「どこに行こうとしてたの?」

Paeng「キッチンにパンを取りに行ってこようかなって・・。それで、P’Phun、どうなったの? 大丈夫だった? Paengと一緒に、ケーキ、食べたい?」

 

Phun「Paeng、一人で行ってくれるかな? P’は、Nohと話があるんだ」

Paeng「はい、じゃ、私、行くね」

 

PaengがNohのほうにガッツポーズすると、大丈夫だよ、と同じく、拳を握ってみせるNoh。

 

Paengが部屋を出て行くのを確認するのが、Phunの限界でした。

その場に、へたりこむPhun。

Noh「大丈夫か?」

疲れ切ったように、ベッドにもたれるPhun。

Phun「もう、なんだかよくわからないよ。こんなこと、今まで、一度だってしたことなかったんだ」

Noh「・・・・・・」

Phun「父さんが、(僕に)良かれと思っていてくれるのはわかってるし、僕だって、父さんに安心してもらいたい。でも、僕は・・・」

 

言葉が途絶えたPhunの肩に優しく手を乗せるNoh。

 

腕で、顔を隠すようにして、涙を見せまいとするPhun。

Phun「なんて、ひどい奴なんだ。こんな風になんて、絶対なりたくなかったのに・・・」

なんと声をかけたらいいのか、わからないNoh。

 

拳を握りしめ、泣いているPhunを見て、ただ、傍にいることしか出来ず。。

でも、今、これが出来るのは、世界中でただ一人。

Nohだけ。

 

その後・・・

制服のまま、ベッドに入り、いつのまにか、眠ってしまったPhunの手を握りしめ、考え込むNoh。

そっと手を外し、静かに立ち上がると、Phunの布団を整える。

 

さすがに今日ばかりは、寝たふりをしてる余裕なく、寝入ってしまってるPhun。

 

せめて、しっかり眠って・・・おやすみ・・・

 

Phunの頭を撫でるNohからは、もう“愛”しか感じられない。

 

一人、その場に、立ち尽くし、涙をぬぐうNoh。

さっき、Phunが流した涙は、Phunだけが抱えるべきものではないことを感じ取ってるんだよね。

 

Phunを残し、部屋を出ていくNoh。

 

Youtube版はここで終わりでしたが、実は、終わりじゃなかったんです。

 

 

~ダイニング~

下に降りてきたNoh。

そんなNohを待ち受けていたかのように、椅子に腰かけてシャンパンを飲んでいるママ。

 

一礼して、帰ろうとするNoh。

 

ママ「N’Noh・・」

Noh「はい」

振り返るNoh。

ママ「こっちにきて、少しお話ししない?」

 

「はい」と頷き、傍に近寄るNoh。

もちろん、直立不動です。

この緊張感。

 

ママ「Phunはもう寝たのかしら?」

Noh「はい、寝てます」

ママ「・・・それで、あの子は、Nohになにか話をした?」

 

何回か、小さく頷くNoh。

 

そうよね、とママも、頷きます。

 

ママ「私も、とても驚いたわ。Phunがあんなことを言いだすなんて、思ってもみなかったから・・・それで、Phunが友達と一緒にいるときは、あの子、どんな感じなのかしら?」

Noh「いい人です。本当に、いい人です。Phunのことを嫌う人間なんていません。」

それを聞いて、微笑むママ。

ママ「良かったわ・・・本当に、いつだって、Phunはいい子だったもの。」

頷くNoh。

それは、実感できる言葉です。

 

ママ「Nohは、知ってるかしら? 私が知るPhunはね、とってもいい子で、優秀で、素晴らしくて責任感のある子なの。」

聞きようによっては、とんだ親バカな発言でも、Phunを知るNohには、それは事実であり、否定のしようがないのです。

 

ふふ、と笑い出すママ。

ママ「私は、毎晩お祈りをして、神に感謝してるの。私のもとに、Phunのような子を授けてくれたことを・・・。私もね、つい最近知ったの。本当に大切なのは、うちのPhunがいい子だってことじゃなくて、あの子が幸せになることが重要なんだって、ようやく気付けたことよ。

私も主人も、そんなつもりじゃなかったの。私たちは、それがあの子にとって、妨げになるだろうと考えていただけだったのよ。

真剣に聞き入っているNoh。

 

ママ「私たちは、世間の誰からも注目される立場にいるわ。主人は、あの子を守りたい。私は、Phunの世話を焼きたい・・・でも、あの子が、これほど、私たちにイライラしていたなんて、まったく知らなかったのよ

 

Phunのママの言いたいことは、Nohにも理解できる部分はあります。

Phunの家は、やはり特別なんだ、ということ。

Phunだって、親の期待に応えたい一心で、あんなにがんばっていたんだ、と、今日、はじめて垣間見たことも多かったでしょう。

そして、なにより、両親を失望させた、と涙していた姿も。

 

ママ「ねぇ、Noh。教えてくれないかしら? Phunは今、誰とお付き合いしてるの?」

 

一瞬、本当に辛そうなNohをみて、

ちょっと息を呑んだように見えるママ。

 

Noh「Phunが、それを言わないのであれば、僕も言うことはできません・・・」

ママ「そうよね・・」

Nohの手を取るママ。

ママ「私、とても、幸せな気持ちになれたわ。Phunに、Nohのような素敵な友達がいて・・・、こんな状況でも、Phunの側にいてあげてね」

うわ、刺さる。突き刺さる。

 

ママ「とにかく、Phunをあなたに任せるわ。Phunのこと、よろしくね。Phunはとても良い子だから、よい恋愛相手に巡り会える、それだけの価値があるでしょ」

 

ママ・・・もう、勘弁してください(号泣)

聞いてる私のほうが耐えられません。

 

そっと唇をかみしめるNoh。

 

こんな風に、目の前で、辛そうに考え込んでいるNohを見て、なにも気づかないなんてことあるのかな。

それとも、今は、息子のことだけに気持ちがいってしまっているのかな。

 

人には、特に大切な人であればあるほど、できるだけ、悲しませたくない、苦悩を見せたくないと考えてしまうNohが、またもや、いろいろ背負うのかと思うと・・・(本来、そこを克服できるか・・も、このドラマのポイントだと思いますが)

ずど~~~んと重い気持ちで、12話、終わります。

 

 

★『Love Sick 2024』Ep.12-4 雑感★ 

 

正直に言いますと、実は、この筋追い、アンカット部分のほとんどが、英訳ではなくて、他国のインターファンが訳してくれたものを、ワタシが日本語に訳したモノなんです。最後のほうは、英訳があがってきたので、一応ざっとすり合わせはしましたが・・・。

 

で、その国は、漢字圏なのに、フランスに統治されていたので、(漢字を手放し)アルファベットを使うため、語彙は中国に由来、発声は母音が12個、声調6個、文法は英語スタイルという、なかなか面白い言語だということを今回学んだんですけど(笑)、どうやら、“あなた”とか“私”とか、の「人称表現」が無茶苦茶多いのが特徴らしく、相手のあることなので、それに合わせて、自分側の表現も変わったり・・・と、翻訳機だと、その変化についていけない場合があるみたいでして。。

 

12話で例えるなら、Youtube版の部分ですけど、「あなたの元カノとあなたの話」が、なぜか、「私の元カノと私の話」と訳されたりします。

ドラマを知らなかったら、アン・パンティワと、パパが昔付き合ってた、みたいな、とんでもない展開になってしまうわけです。(笑)

それはそれで、ちょっとドラマティックだな、とか思っちゃいますけど、いちいち、訳すごとに、ヘンテコな日本語を脳内で補正していくというのが大変で、慣れるまで、細かなニュアンスが掴みづらかったですね。

 

12話、Yuriとの衝撃的なシーンの振り返りから始まり、いろいろなことが起こって、もう、時間の感覚がありません。

特別、センセーショナルだったり、人が傷つくだの、生き死に関するとか、そんなことはなくて、高校生として日常を過ごしていたら、恋愛にしろ、友人関係にしろ、親との葛藤・将来の不安、どれも、ありがちな事柄ではあるのに、なんで、こんなに濃く感じるんでしょう。

 

旧作も含め、思い入れが強すぎるんですかね。

 

13話は、カット部分が少なくて、Youtube版とそれほど、違いがないみたいです。

なんといっても、英訳が手に入る予定スター

(/・ω・)/ ばんざ~い! ← 中学英語の英語力もない私がなにを喜んでいるのか・・ですけどね(笑)
 

★『Love Sick 2024』Ep.13-1-1 に続く★