今のところ、わりと順調にアップしてますが、自分でも読み返すと、これ、どういうことだっけ?とか、ここなんで、この台詞につながるんだっけ?とか、前後の映像を見返したり・・などなど、その都度、追記してたら、どんどん増えていって、押し出されて、今、8話分割までいってます。。。
映像で見てるだけの皆様、把握力、マジですごすぎ!!
なお、こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、今回は特に、1800年代中期のタイが舞台ということで、国史、文化・風習など、まったく知らないことだらけ(笑)
その辺は、かなりアバウトになってると思います。
なにどういうこと? へぇ、昔ってそうだったの? など、それら無責任な視点も含め、ラストまでの完全ネタバレです。
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Man Suang』
แมนสรวง
2023年(Thai) Aug 24, 2023
2時間4分
視聴可能対象:13歳以上
制作: Be On Cloud
今回も(勝手に)分割です。
前記事をご覧になってない方は、こちらから・・・
『ManSuang』#4
~中華人街 市場~
ようやく、本日の目的地の生地屋さんに到着。
Chatra「なぜ、“ManSuang”に来た?」
生地を見ながら、そんな話になり・・
Khem「俺は、ペートリウ出身なんだ。俺、孤児でさ、俺の両親は、俺に、着物一枚くるんだだけで捨ててったそうだ。」
Chatra「・・・・・」
Khem「老僧に育てられたんだ。踊るのが大好きで、だから、ここで、研修を受けられるって聞いた時、そのチャンスに飛びついたよ。」
笑顔で、身の上話をするKhem。
その部分に関しては、嘘はありません。
Khem「あんたは? あんたの話はどうなんだ?」
Chatra「俺の故郷は、ソンクラーだ。親父はシャムで生まれた中国人で、燕の巣の税の徴収人だったが、でも、俺は、商売人にはなりたくなかった。」
さすが高級食材。
でも、“ツバメの巣税”ってそんな昔からあるの??? Σ(゚Д゚)
岩礁のツバメの巣を取ったり、都会に人為的にツバメのためのねぐらを提供する業者のドキュメントとか、以前、見たことあります。
Chatra「俺の胸の中では、いつも、タホーン(太鼓)を叩く音が鳴り響いているんだ。酉年に、俺の街は、コレラに悩まされ、両親も死んだ。父親の稼業をどうやって続けたらいいのかわからなくて、それで、職を求めて、ManSuangに来たんだ」
Khem「つまり、俺とあんた、二人ともみなしごってわけだ。」
身の上話を通じ、また一つ結びつきを感じ、Chatraを見つめるKhem。
そこへ、生地をもって、店の主人がやってくる。
主人「これで、よろしいですか?」
金の代わりに、例の孔雀の許可証のようなものを見せるChatra。
すぐに、納得したような店主。
“ManSuang”は、中華系の店じゃなくても、市場全般に幅を利かせてるってこと?
無事に、緞帳用の布を購入し、飲み物を飲みながら休憩する二人。
Chatra「君に話しておきたい秘密があるんだ」
身を乗り出すChatra。
Khem「改まってなんなんだ?」
Chatra「これは、とても重要な秘密なんだ。俺たちだけの間に留めておくと約束できるか?」
周囲を警戒するKhem。
Khem「ああ、約束する」
Chatra「実は、俺が“ManSuang”にやってきたのは、親父が、先祖の財宝の手がかりがある、と言ったからなんだ」
Khem「先祖の財宝?」
Chatra「本国から船で運んできた財宝のことだ。考えてもみろよ。もし、俺らが見つけたら・・」
もうその辺から、おかしくて仕方がなくて、顔をあげられないKhem。
Chatra「なんで、笑ってるんだ?」
Khem「あんた、夢追い人なのかよ」
Chatra「本当の話なんだ。」
Khem「本当じゃないなんて、言ってないだろ」
Chatra「・・・・・」
Khem「わかるよ。俺たちみたいな下層階級は、夢でもみないとやってられないもんな・・」
Khemが信じてないばかりか、小馬鹿にしてるのもわかり、無言になってしまうChatra。
ゆっくりと、お茶を味合いながら、ちらりと、(ちょっと不機嫌になった)Chatraの様子を窺うKhem。
視線を向けるだけなのに、あまりに色っぽくて、勘違いしちゃいそう。
Khem「なぁ、凧あげしたことあるか?」
急に、話しが変わり、「はぁ?」と聞き返すChatra。
場面かわって、いきなり、凧揚げに夢中になる二人。
Khem「右に寄りすぎだよ。もっと左に引っ張って」
原っぱで、はしゃぐ二人。
Khem「わからないな。あんたは都会に住んでたのに、凧揚げをしたことなかったのか?」
Chatra「からかうなよ」
その時、他の凧に煽られるChatra。
慌てて、糸を操るKhem。
喧嘩凧をしかけてくる“お歯黒Boys”!!
Khem「あいつら・・・懲らしめてやる!」
火がついちゃったKhem(笑)
ただ、どうみても、相手の凧のほうが大きくて、無勢な、Khemたちの凧。
Khem「もっと引っ張るの、手伝ってくれ」
息の合った二人のコンビネーションと、Khemの一撃で、相手の凧、墜落!
Chatra「やったな!」
「次は、勝てないからな」
負け惜しみを言う相手をみて、有頂天になるKhemとChatra。
気付けば、自分たちの凧が、近くの大木にひっかかってしまい・・・それを取るために木に上った二人。
この木の上で語らう二人のシーン、画が綺麗なのよ。
Khem「あんたが、木登りの仕方を知ってるとは思わなかったよ」
Chatra「凧のあげ方は知らなくたって、他に知ってることぐらいあるさ」
あ・・ちゃんと、凧取れたんだね。
Khemの手にありました。
Khem「中国語以外に、何語が喋れるの?」
Chatra「英語」
Khem「いつから?」
Chatra「子供のころから、うちの家族は、西洋で仕事をしたりしてたんだ」
Khemが、Chatraに対して、質問を重ねるのには、理由がありました。
少しだけ躊躇うKhem。
Khem「俺にも秘密がある」
周囲を気にする二人。
Khem「本当は、Bodisorn卿が、反乱軍逮捕に役立つ証拠となる秘密の書類を探し出すために、“ManSuang”に俺を送り込んだんだ」
あ、打ち明けた!!
真剣な表情で聞き入るChatra。
Chatra「本当か?」
Khem「本当だ。あんたの、宝探しよりももっと大真面目だよ」
Chatra「秘密の文書ってなんだ?」
Khem「英語で書かれた武器の取引の契約書さ」
なるほど。
英語の文書か・・。
確かに、たとえ、この先、それらしい書類が見つかったとしても、Khemには、内容がわからないもんね。
Chatraに対する信頼が完璧の域か、と問われれば、それはまだ、芽生え始めた程度かもしれないけれど、“ManSuang”の中で動ける味方は必要です。
Khem「かつては、Suthin様が持っていたものだが、彼が殺された時に、消失してしまったんだ」
話が壮大になってきました。
一瞬、固まるChatra。
Chatra「おい、君が、Bodisorn卿の僕(しもべ)だなんて言わないでくれよ。」
Khem「ちがう」
そこは、はっきり否定するKhem。
Khem「俺とWanは、彼の甥殺し(の罪)にハメられたんだ。もし、その文書が見つからない、もしくは見つけられなければ、審判にかけられる」
それも、やる前から、ほとんど有罪確定のね。
Chatra「それで、真実はどうなんだ? 殺してないんだよな?」
Khem「俺には証拠がない。一体、誰が俺の言うことなんて信じる?」
Chatra「もしそうだったら、どうして逃げ出さなかったんだ?」
Khem「俺には出来たかもしれないが、Wanには無理だっただろう。あいつを見捨てられないよ」
いままで、なんとなく、KhemとWanの力関係はそうなんだろうなぁ~と見てきましたが、とうとう、Khemがどう思っているのか、Khemの口から明らかになりました。
Chatra「・・・・・・」
目を閉じるChatra。
Chatraの目からみても、おそらくそう見えていたんでしょう。
Khem「(でも仮に)脱走できたところで、下層階級から抜け出すことなんて出来ないだろ。俺、踊りが好きなんだよ。踊るたびに、自分の中から、優雅なオーラのようなものが溢れてくるのを感じるんだ。自分のことを誇らしく思えるんだ。・・・でも、俺がいくら優秀であっても、どれだけ努力しても、人が俺に求めるのは、俺の身体だけ。俺の、ちょっと見た目のいい外側(容姿)、ただそれだけさ」
今まで、辛い思いをし続けてきたKhemの自己分析は・・・悲しいかな、当たっている部分もありますが、決して、「それだけ」じゃないはず。
人前に立ち、自分を受け入れてもらい、自分の魅力を大勢の人に伝えられるようになるには、それ(器量良し)も必要不可欠な武器だから。
Chatra「・・・・・・・」
Khem「もし、この任務を成功させられれば、身分や名声が与えられるんだ。もう誰もが、軽蔑するような卑しい身分なんかじゃなくなるんだ。でも、今、それを諦めたら、これ以上、上に行くことは望めない。」
Chatra「どうして、これを俺に話すことにしたんだ?」
Khem「Suthin様の秘密の文書を見つけ出すのを助けてほしいんだ。その代わりに、俺も、あんたの家の財宝の在処の地図探しを手伝うよ。」
Give & Take ですね。
今はまだ、足もとのおぼつかない不安定さの中で、かろうじて、バランスを取り合ってる二人の関係。。
この構図、好きです。
肩の力を抜き、小さく頷くChatra。
Chatra「よし・・」
表情は硬いまま。
決して、両手をあげて、万歳気分じゃありません。
それでも、Chatraという仲間を得て、笑顔を見せるKhem。
~KhemとWanの部屋~
木箱を開けるKhem。
これは、一応、二人の私物?
Bodisorn卿から差し入れられたものなのかな?
中に、くるんであった布を取り去ると、拳銃が出てくる。
もともと危険な任務なんです。
Khem「言っておきたいことがあるんだ」
Wanが身を乗り出す。
Khem「俺、うちらの任務に、Chatraを参加させることにした」
驚くWan。
Wan「何言ってんだよ!?」
興奮して、声を荒げるWan。
Khem「なんで、そんなに叫ぶんだよ!」
誰かに不審にでも思われたりしたら、ただでさえ、アウェイな状況なのに、ますます面倒なことになります。
小声になるWan。
Wan「あの、タホーン奏者か? あいつは、明らかに中国人だぞ。顔を見てみろよ。Tua Hia(中国マフィア)の一員かもしれないじゃないか!」
Khem「だからと言って、彼が悪い人間だというわけじゃないだろ」
Wan「もしかしたら、Suthin様を殺したのかもしれない」
Wanの中国人嫌いは筋金入りって感じです。
Khem「おい!」
名前を口に出すな!と言ってます。
立ち上がり、窓の外を確認するKhem。
Khem「そんなのありえない!彼は、西洋の宣教師たちから学んだから、英語をよく知ってるんだよ」
Khem、Wanの説得に必死です。
一方・・・
~Chatraの部屋~
なにかを手に取り、複雑そうな表情のChatra。
たしかに、ちょっと謎多き男だよね。
~KhemとWanの部屋~
Khem「俺たち二人だけで、(英語の文書を探し出すなんて)出来ると思うか?(ここにきて)ほぼ、ひと月経つが、俺たちはまだ、なにも掴めてない」
名前を口にする前に、再度、周囲を窺う。
Khem「もし、Wichien卿が、先に見つけたら、お前も俺も破滅だぞ」
結構、焦っているKhem。
Wan「でも、俺は奴を信用できない」
Khem「黙れ!」
Wan「・・・・・」
固まるWan。
今まで、こんなふうに、自分に対して、独善的に接するKhemを見るのは珍しいことだったんじゃないかな。
Khemも言っていたとおり、この二人の様子を見るからに、Wanは、優しいけど、ちょっと気が弱くて、Khemほど、頭の回転もよくはなく、ずっとKhemに守ってきてもらってた雰囲気あるよね。
しゅん・・・と黙ってしまうWan。
戸棚から、なにかを取り出し、Wanに渡すKhem。
Khem「今日、市場で手に入れた」
例のお祖母さんのお店のお菓子ですね。
黙って、受け取るWan。
こんなふうに、常に、自分の分け前を、Wanに渡す・・っていう感じでやってきたように見えます。
Khem「彼のことは、俺にまかせろ」
そういうと、部屋を出ていくKhem。
Wan、納得できてないね。
~“ManSuang 首領室 ~
老酒(LAO CHIEW )を入れているChen師。
※黄酒を陶器の壺や甕(かめ)で3年以上寝かせたものを老酒と呼ぶ。
Chen「君の父上が、酒の鋳造所を一緒にやろうと、私を誘ってくれたことが、まるで、昨日のことのように感じるよ。」
ここね、Google先生、ビール醸造所って訳してくださったんですけど、どうみても、ビールじゃないよな・・と思って調べちゃいました。(笑)
酵母でアルコール発酵させて造る「醸造酒」なので、あながち、的外れとは言えないけど・・・やっぱ、ビールと老酒は、遠いな(笑)
なるほど、“ManSuang”の富の源流は、今までのシャム国では作られていなかったお酒造りだったのね。
Chen「私たちは、兄弟となり、永遠にお互いに忠実であり続けよう、と、血の誓いを立てた。」
仏壇に、茶碗を手向けたってことは、“君の父上”は亡くなってるってことね。
振り返ったその場にいたのは・・・
Chatraかと思ったよ(笑) ← 私の脳内では、ChatraKhemは、ロミジュリじゃないかと疑ってました(笑)
すみません。勝手に言ってるだけなんで、無視してください(笑)
違いました。
えっと、この人は、Hong様についてるTiangだよね。← すでに、Hong様呼び定着か?(笑)
Chen「彼は、君のことをとても誇りに思っているだろう。私は、Hongが、君から出来るだけ多くのことを学んでくれることを望んでいるのだ」
Tiang「Hong様は、既に、私などよりもはるかに優れていらっしゃいます」
Chen「私は、そろそろ、彼(Hong)が“あれ”を受け継ぐ時期が来たと思うのだが・・」
Tiang「・・・・・・」
Chen「もし、君や、他の者たちから、彼の助けを得られるのであれば、私は何も心配する必要などいらぬ」
“あれ”とはなんぞや。
しかも、Tiangを信頼しているようでいても、結局、息子のHongが“跡継ぎ”で、それ以外は補佐としか見てないのね。
ここでもまた、関係性が一つわかりました。
Tiang「心配には及びません。私が、“ManSuang”のために何をしているのかご存じでしょう。」
Chen「よし・・」
~KhemとWanの部屋~
早速、3人で密談です。
Khem「Suthin様が生きているのを最後に確認されたのは、中国の雑技オペラのために、“ManSuang”の連中がここに集まっていた時だった。ステージを見てみろ。ここを出発点にして、Suthin氏に最後に会ったのは誰なのかを探るんだ。」
そこから、聞き込み開始です。
<聞き込み中>
トップバッターは、Thongmakさんです。
Thongmak「あの夜はな、とても大勢の人が、雑技オペラを見にやってきたんだ。俺は、舞台裏の袖にいたのさ。俺の合図で、舞踏用の横槍(やり)を渡すことになってたからな。その時、(客席の方から)大きな音が聞こえたんだ。でも、何も見えなかったよ。で、上を見上げて、様子を見ることにしたんだ。横槍の(刃の)反射を使って見たよ。そうやって、俺は全部を見ることが出来たのさ。」
~“ManSuang”の舞台袖~
実際に、Thongmakが言ったように、横槍の刃の部分を鏡代わりにして、客席に合わせてみることにした三人。
証言の検証です。
<検証中>
横槍を高く掲げているのは、Wan。
Wan「Thongmakのおじさん、何が見えたのかな?」
まるで、よく見えません。
Khem「Wan・・俺、わかったかもしれない」
バランスを取りながら、Wanの肩に両足で乗るKhem。
当日の雑技団の団員の視線と同じ高さに合わせたのです。
たしかに、このほうがよく見えます。
おそらく、階段を下ってきたSuthinと、小銭が一杯入ったトレイを持ったボーイ(給仕)がすれ違いざまにぶつかったのでしょう。
階段の途中で、トレイごと落ちた小銭。
これが、大きな音の正体です。
Thongmak「(音がした直後に)高い位置から、反射をみれば、Suthin様とぶつかったボーイが小銭をぶちまけた(あとの)様子が見えたんだ」
舞踊団の小物(横槍の刃)が磨きに磨かれていたおかげですね。
Thongmak「それで、チップが床中に散らばったんだ。賭け事目当てでやって来た客たちが、それらを奪い取ろうと群がり、争った。 Suthin様は、そいつらを避けなきゃならなくなって、階段の横でぎこちなく立ち往生してたのさ。」
つまり、その辺りくらいまで、盗み見てたわけね。
Khem「もし、そうだったら、Suthin様も、その辺りにいたはずだ」
実際に、その場所に立ってみるChatra。
支えるのがしんどくなって、フラフラしてくるWan。
Wan「だったら、Yueanおばさんはどうなの?」
Yueanおばさんというのは、元娼婦の人のことです。
<聞き込み中>
Wanが聞き込みに行くと、怖がって、ソファの後ろに隠れてしまうYuean。
Yuean「あれは人間なんかじゃないよ。幽霊だよ。赤い胸布を巻いた娼婦の幽霊が彼を見つめてたんだ。。きっと、Suthin様の魂を弔いに来たに違いない。 顔は見なかったけどさ、あの晩、ManSuangの娼婦たちは、誰も赤い胸布を身に着けていたものはいなかったんだよ。」
それに気づき、悲鳴をあげたYuean。
<検証中>
Khem「Wan、もうちょっとこっちに寄るんだ」
Yueanが見たという位置に立つKhem。
娼婦をWanが、Suthin氏をChatraが扮します。
Khem「もし、彼女がそこにいたら、Yueanおばさんには、Yuean彼女の顔は見えなかったはずだ」
Wan「それ、確かなの?・・幽霊じゃないの?」
怖がってるWan。
Chatra「人間であれ、幽霊であれ、もし、Suthin様の隣に立っていたのなら、この場所だったに違いない」
Khem「・・・Phitさんについてはどう? Suthin様は子供と話していた、と言ってなかったっけ? それについても、確認してみないと・・・」
<聞き込み中>
Phitさんというのは、マダムPhikunの助手さんです。
彼女は、偶々、二階の回廊にいて、階下を見下ろしてたのね。
Phit「Suthin様が屈(かが)んだのよ。使用人の少年の一人に話しかけたのに違いないわ。あの人たちは、中国人が宙返りをするのを見るのが大好きなのよ。」
だいぶ、主観が入ってるね(笑)
<検証中>
Chatra「それとも、あの晩、Suthin様と赤い胸布をまとった女は、チップを集めるために屈んだ、とか?」
そう言って、しゃがんでみるChatra。
女性or 幽霊 or 少年の姿は、ちょうど死角に入り、視線から消えてしまう。
Phit先生のいた場所から、見下ろすKhem。
~KhemとWanの部屋~
一旦、検証を終え、戻ってきた三人。
Wan「なんだか、混乱してきちゃったよ。結局、赤い胸布の幽霊、それとも、子供?Erbおばさんが話してた背の高い少年の話はどうなったの? あれはなんだったんだ? 」
<聞き込み中>
ここで、Thongmakの奥さんのErbさんの証言も挟まれます。
Erb「私はね、台所で、唐辛子をすりつぶしていたんだよ。隙間から、Suthin様が誰かと話をしてるのが少し見えたんだ。背の高い人間だったよ、すごく背が高かった。」
<検証中>
実際に現場で、椅子の上に立ってみるWan。
そんな背の高い人がいたら、ビックリ人間大集合に出れちゃうじゃん。
検証中に、物音が聞こえ、さっと、身を隠すWan。
「眠れないのか? こんなところで何をしてる?」
団員の一人に声をかけられるChatra。
眠れなくて、散歩していた、と答えると、何事もなく、階段を降りて向こうに行ってしまう団員。
隠れていたWanが出てくる。
~KhemとWanの部屋~
Wan「一体、どういうことなんだ? 謎すぎる。Suthin様は、赤い胸布を巻いた娼婦か、それとも少年と話をしていたの? で、チップの小銭を拾い集め、背の高い男と話をしたって? そもそも、それって誰?」
Chatra「これら全部が真実かもしれない。みんなそれぞれ、違う時間に、違うアングルから見ているだけだからな。」
検証したことからわかったことをまとめるKhem。
Khem「幽霊の仕業には思えない。それに、Suthin様が、チップの小銭を拾い集めるために屈む可能性はほとんどない。それと、もし、その男が、そんなに背が高かった、としたら、Thongmakさんが、その男に気づかないはずがない。つまり、赤い胸布をまいた娼婦が残るだけだ。俺たちのターゲットはその女だ」
消去法を駆使して、一気に核心に近づけるKhem。
Chatra「もしくは、Yueanさんが知らなかっただけで、他に赤い布を着た娼婦がいたのかもしれない。」
<聞き込み中>
そして、第三者のJoさんに確認することに。。
Jo「あの晩、赤い服なんて着てた人は誰もいなかったよ。Chen様が、私たちに、赤い服を着るのを許すのは、縁起のいい日だけだもの」
Khem&Chatra「・・・・」
顔を見合わせる。
また、ふりだしに戻った?
Jo「あの晩、Tubtim以外の全ての娼婦は、紫色の胸当てをつけてたよ。あの子だけは、ベージュがかった白い服を着てたね」
さすが、女性。
他人の服やアクセサリーに関する記憶力は、別脳(笑)
その、Joさんの話しを踏まえ・・・もう一度、現場検証です。
白い服を着て、昨晩の、階段脇に立つChatra。
Khem「ちょっと待てよ。。。 白だよな!」
白なのに、背後のランプの赤に照らされ、赤い服に見える。
Chatra「Tubtimだ!!」
はい、ここで、一旦、切りますね。
★『Man Suang』#4 視聴後雑感★
とにかく、初見で見た時は、すごく、サスペンスフルで、重厚で・・伝統舞踊だの、中国マフィアだの、なんだかんだって、身構えて視聴してた感じがあったのですが、やはり、こうして、一応、内容把握を心がけながら見ていくと、少し印象が変わってきました。
市場デートや、凧揚げ・大樹などの外ロケ、など、開放感も感じられ、変化が顕著です。
検証シーンなんて、若い人が主役の“捕り物帳ドラマ”味、出てきた(笑)
回り舞台の舞台劇のように、“ManSuang”の広間を中心に、場面展開していきますが、一つ一つが安っぽく見えないのはさすが。
色彩や配置、すごく考えられているのがわかります。
かなり時間をかけた企画と言っても通用しそうな気がしますね。
しかし、検証シーン、夜、みんなが寝静まってから、検証するので、画面が暗いんです。。。
キャプチャー画像、暗すぎて、なんだかわからないかもしれません。。