実は、この3/4の展開、Jintaたちのシーンを前倒しして、“Achiの気づき”部分だけにしたいくらいでした。
(Jinta、Min・・・あなたたちがお邪魔だと言ってるわけではないのよ(;'∀'))
ただ、長く長く片思いをしていた相手が、第三者になにかを言われたからとかじゃなく、なにかをきっかけにこんなふうに気づいてくれたなら・・・、その時だけでも、自分のことだけを真剣に考えてくれたなら・・・、それだけで、きっと心の底から嬉しいに違いない、という単なる私情です(笑)
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Cherry Magic』
30 ยังซิง
2023年(Thai)Dec.9/2023~ Feb.24/ 2024
47分×全12話
制作:GMM 25, ViuTV
原作:豊田悠『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
分割しています。
前のエピソードをお読みでない方は、こちらから。
Episode 06−3
煮詰まったところで、ちょっと気分転換しましょうか。
Jintaたちの出番です。
でました!
この赤い鳥居のような柱の、宗教的なモニュメント(?)というか、(今は当然使用されてない)巨大ブランコです。
子供の頃に家にあった絵本に、どこか物悲しい絵のサーカスのブランのりの話(「ぶらんこのり」画・丸木俊 話・佐藤義美/フレーベル館)があって、見開きいっぱいに、ブランコから手を離して飛ぶ姿が描かれてたんですが、その時、誰か大人の人から、昔、シャムという国には、本当に空を突き抜けるブランコがあったんだって、という話を聞き、その後、アルプスの少女ハイジのアニメが始まり、どんどん記憶がゴチャゴチャになっていったのでした(笑)
実際、ここ、ストビューで見ると、今のビデオカメラの性能と編集技術に驚かされますね。← プロなんだから当然と言えば当然なんですが。。
ええええええ こんな遠くから撮ってんのぉ~~~?って思わず、叫んじゃいました。
~本屋さん~
How to本のあたりに、やってきたJinta。
手に取ったのは・・・
『最初のデートで、彼女の心をつかむ101の方法』
この簡易装丁の感じ、いいねぇ(笑)
Jinta「つまり、101もトリック(罠)があるってことだな」
そうとも言う(笑)
この恋愛小説家の頭の中には、恋愛=騙される の構図があるようです。
パラパラとめくってみるJinta。
Jinta「なんで、こんなような本がこんなにたくさんあるんだよ?」
あなたのような人がいるからです!
Jinta「これを書いた奴にも、相手がいるってことなのか? どうやって確認すればいいんだ? 自分が、ハウツー本に頼らなきゃならないなんて、信じられん」
なにげなく、外を見ると・・
店の前に、Minがいます。
驚いて、とびのくJinta。
目をこすりながら、← このベタさ!
Jinta:とうとう、幻覚まで見るようになってしまった・・・
心の声が聞こえるようになっちゃった人が言うと、真実味あります(笑)
気持ちを落ち着けようと、サプリを口にいれてみるJinta。
(Zinc・・・BrightくんがCMしてるヤツ)
幻覚と目が合いました(笑)
Jinta「Jinta、お前の眼には問題あるぞ。Minがこんなところにいるっていうのか?」
幻覚が、店の中に入ってきました(笑)
うろたえるJintaに、「P’Jinta!」と声をかけてくる幻覚、ちゃうわ、Minよ(笑)
Jinta「(小声で)マジで本物か?」
Jintaのところに、まっすぐやってきたMin。
今日は仕事中じゃないのかな。
私服姿も爽やかです。
ちらりと、本棚を見るMin。
Min「P’も、こういうの読むんですか?」
内心、あ・・見つかった、と思いながら、そろ~~っと、ソファーコーナーに移動するJinta。
Jinta「作家っていうのは、仕事に関係するものなら、全部読まなきゃならないんだ」
Jintaが見ていた本を手に持ち、Minも、そのあとについて、ソファに腰掛ける。
Min「なるほど。じゃ、次は、恋愛小説なんですか?」
Jinta「ど、どうしてそれを?」
Min「ああ、だって、デートのハウツー本の前にいたから・・」
聞いてみれば、なんてことないことですが、それだけ、舞い上がってるJinta。
Min「でも、こういうのって本当に助けになるんですか? 実際のデートと、どうやって比較できるんですか?」
Jinta:おいおい、これって、Minがデートに誘ってるなんて言わないよな?
顔に出る、出る!
ホントに、なんで、こういうことだけはこんなにポジティブシンキングなのか、感心するよ。
Min「“適切な服を着ましょう” はりきりすぎてるようにみせず、自然に見えること。場所に応じた服装をしましょう。“明るく微笑み続けましょう”・・・うん、この本、なかなか使えるかも・・」
一々、Minが読み上げる内容を聞きながら、自分を照らし合わせてるJinta。
にっこりJintaに笑いかけるMin。
Jinta:なんか、予想外な展開だな
ちらっと、Jintaのほうを見るMin。
続けて読み続けます。
Min「デートの相手が興味をもっていそうなことについて会話を始めましょう。ちょっとしたサプライズもしてみましょう。例えば、相手が望むプレゼントを渡すなど。。スキンシップは最後に、流れに身を任せましょう」
Jinta「こういうの、いいアドバイスだと思うか?」
Min「たしかに、いいデートだなって感じしますけど、おしゃべりが得意でない人にとっては、会話を始めるのはむつかしいかもしれませんね」
なるほど・・と小さく頷くJinta。
Min「P’の主人公は、会話上手なんですか?」
Jinta「いや! まったく苦手だ。彼の社交スキルは最低といってもいい。ロマンティックレベルは、ゼロだ」
Min「それなら、そのキャラクターは、何をするのが好きなんですか?」
Jinta「読書だ・・・あ・・」
語るに落ちる・・・(笑)
Min「誰かと二人っきりで、一緒に本を読むなんていうのも、可愛いですね」
Jinta「誰かと一緒に本を読むなんて、どうやってできるんだ?本のジャンルや読む速度だって調整しなきゃならないんだぞ。同じタイプの本が好きじゃなかったら・・・」
被せるように、否定してくるJintaの手を取り、本棚へと向かうMin。
Jinta「なにする気だ?」
そこからはもう、二人が可愛くて可愛くて!!
大きくて重い本を落としそうになったMinを支えたり・・・
目についた本を互いに見せ合ったり、
顔を寄せ合って、本について喋ったり、
店中、いろんな本を手に取りながら、
笑顔の絶えないJintaを見つめるMin。
自分の気持ちも確認しているのかな。
ま、最初からわかってて、ちゃんと導いてあげた風にも見えます(笑)
ロケに使われた、実際の店内(「Suksit Soam」の様子はこちら。(笑)
テーブルについた二人。
どうやら、Minには用事が入ったのかな?
Min「わかりました、おじさん。取りにいきますね」
電話を切るMin。
Min「もうそろそろ行きますね。今日は楽しかったですよね。まるでデートしてるみたいな感じでした」
ドキっとしちゃって、口がパクパクなJinta。
Jinta「デート?」
うん、と頷くMin。
Min「でも、完了させるには、ちょっとしたサプライズが必要なんですよね」
胸のポケットから、ミニブック?を取り出すMin。
表紙には、“彼女といちゃつくジョーク”って書いてあるよ(笑)
Min「これをプレゼントだと思ってください。P’の小説のための、リサーチの助けになるかもしれません。もう支払い済みです」
もう胸がいっぱいで嬉しくなっちゃうJinta。
慌てて、バッグの中から、ペンを取り出すと、「サインしてもらえないかな?」と差し出すJinta。
Jinta「いつか、君が有名になったときのために・・」
おお、と声をあげるMin。
Min「P’は、僕に最初にサインをもとめてくれた人です」
Jinta「“私の最初のファンへ”って書いてもらえる?」
うん、と頷き、サインを書き終えるMin。
Jintaさんへ
私の最初のファン・・
今日はとても楽しかったです。
Min
アイドルのサインというより、スモールレターだね(笑)
自分の胸を押さえるMin。
Min「なんか、心臓がバクバクしてる・・・。いつか、自分が成功したらどんなに幸せな気分になるか、想像しちゃいました。本当にありがとうございました、P’Jinta」
Minは、 湊と違って、わりあい、自然にいろいろ語ってくれるよね。
今は、その言葉がとても嬉しくて、顔がほころぶJinta。
Jinta「こちらこそ、ありがとう。Min」
立ち上がるMin。
Min「じゃ、行きますね。あ・・・そうだ、もう一つありましたね。最後のひとつです。」
立ち上がるMin。
Min「・・・小さなスキンシップ」
Jinta「え・・それは、ちょっと・・・」
バックハグだぁ~~~~!!
やっぱり、Min、全部わかっててやってるぅ~~~!!
Jintaの呼吸が止まらないか、心配。
Jinta「・・・・!!!」
Jinta:ちょっとまった!! ほんとにこんなことしてるのか? なんて、今日はこんないい日なんだぁ~~~~~!!!」
Min「じゃ、ほんとに行きますね。靴の修理が終わったんです。じゃ、また・・・」
バイバイすると、本屋をでていくMin。
ひとりになったJinta。
Jinta:なんで、あんなに可愛いんだ? Minのためなら、世界中の靴を全部買ってあげたい!!
ミニブックにちゅ!
だったら、本も買ってくれ(店主)
~TOYOKAWA 休憩フロア~
さて、問題の、13:30になりました。
心ここにあらず、ぼ~~としながら、コーヒーをいれ、かき混ぜているAchi。
一口飲んで、全然、溶けてないコーヒーでジャリジャリ。
ドリップのペーパー、セットし忘れた?
Rock「わかりますよ~~、P’Achiも、みんなと同じですよね。大抵、この時間になると、P’Karanがお湯を沸かしてくれてるんですよ。P’Karanがいなくて、みんな、大困りです。もう、そのコーヒー、飲めませんよ。午後、眠くなっちゃいますねぇ。目を大きく開け続けていられないなぁ」
先輩を揶揄いながら、先に、出ていくRock。
Achi「・・・・・・」
その後・・・みんなのデスクを回り、備品の補充をしてまわるAchi。
KaranのデスクにやってきたAchi。
ホッチキスの針まで入れてくれるの?( ゚Д゚)
いたれりつくせり、過保護すぎないかい??(笑)
ふと、デスクの前の付箋に気づき、
08:50
13:00
16:40
じ~~と、しばらく見ているAchi。
そして、デスクに目を落とすと・・・すべて几帳面に整理されてる中で、異様にペンが入ったペン立てを発見。
(本当に必要なのは、グリーンのペン立てに入ってる分だよね(笑) どんだけ、Achiに話しかけようと撃沈して、ペンくれって誤魔化したのよ)
なんとなく違和感を感じるものの、それがなにかわからないAchi。
夕方になりました。
モニターを見てる目がまぶしくて仕方ありません。
Achi「変だな・・・普段、こんなふうに太陽にあたることなんてないのに・・・」
自らブラインドを降ろしながら、何気なく腕時計を見ると、 16:40
そこから、Achiの、脳みそが、逆回転し始めます。
~回想~
そういえば、いつもそこまで 気にも留めてなかったけど、Achiの席の傍にきては、ブラインドを降ろしてたKaran。
でも、今にして思えば・・・
Achi:Karanのデスクには、西日なんて当たらないにも関わらず、たいてい、この席に来て、ブラインドを降ろしてた。
そしてまた・・・
休憩室で、カップを持っていたKaranとすれ違い、何気なく会釈しあっていたAchi。
何事もなく、すれ違うだけだった。。。
・・・と思っていたのは、Achiだけ。
Achi:そういえば、コーヒーを飲まないにも関わらず、Karanが毎日、13:30になるとお湯を沸かすようになって、もう何年になるだろう?
Karanって コーヒー飲まないんでしたっけ
だんだん・・・違和感の正体に気づき始めたAchi。
考えて!
もっともっとよく思い出して!!
急ぎ足で、KaranのデスクにやってきたAchi。
手書きのメモを見る。
3つの時間・・・残るは、8:50
Achi:
8:50・・・
なんの時間だ?
Karanは、その時、何してた?
エレベーター!!
記憶の中のKaranは、紳士的にいつも入口の脇に立ち、エレベーターの戸を押さえて、
自分を先におろしてくれていた。
Achi:今朝、エレベーターのドアに挟まれてぶつかったのは、たまたまなんかじゃなかったんだ!
俺・・・Karanに、ずっと面倒みてもらってたんだ
力なく、Karanのデスクに腰掛けたとき、ふと、なにかに手があたり、
見ると、箱には、“魔法のペン”って書かれてて、
中を見ると、Achiがあの時、Karanにあげたペンが入ってた。
すみません。
号泣です。大袈裟でなく、控えめに言って号泣です。
ちゃんと、Achirawitって名前が貼ってある。。。間違いなく、Achiのペン。。
Achi:これは・・・
~回想~
あの晩、公園のベンチで、ひとしきり、泣いたKaranがようやく身体を起こした時・・
Achiが「これで、僕の記憶を消せるよ、Karan。何一つ覚えてないよ」って言ってあげるんだよね。
Achi「今日、起きたことは、絶対、秘密になるよ」
微笑むKaran。
何もしゃべらなくても、視線を交わすだけで通じ合った二人の間に流れる、美しい時間を見せてくれてありがとうございました。
Karan「Achiさん、このペンを見てください」
手渡されたペンをAchiに向け、青白いフラッシュライトを当てるKaran。
あの晩の記憶が蘇る。
Achiがスイッチを押すと、まだ、明かりがついた。。
Achi:あの時から、ずっと持ってたんだ。
急いで、ペンを箱の中にしまうAchi。
すぐさま、Karanに電話をかけると
おかけになった電話は・・・の機会音声が流れてくる。
一度で諦めず、何度もかけるAchi。
Achi:せめて、俺がKaranのことを一度だって嫌ったことなんかないんだって、ちゃんと知らなきゃだめだろ!
Karan「僕は君が好きだよ、Achi」
告白してくれたときの、まっすぐな目をしたKaranを思い出す。
何も答えなかったことで、どれほど、傷つけてしまったんだろう。
あの時、、Karanはなんと言ったっけ?
Karan「君の信頼を裏切って、友達以上の気持ちを抱いてしまったことが申し訳なくて・・・。他の人と一緒にいるときのほうが幸せそうに見えたりして・・・。」
ふたりきりになるのが怖いなんて臆病さを盾にして、どれほど無神経なことをしてしまったんだろう!
ずっと夜じゅう、傍にいてくれていた時だって、
あの手のぬくもりが伝えてくれていたのに・・・。
Achi:Karanにとって、こんなに一途な想いだったなんて、俺、知らなかった・・・。Karanがこんなに真剣に思ってくれていたなんて、思いもしなかったんだ・・・
あの時、あの眩しい光を浴びながら、目を閉じる直前に見えた
Karanの微笑みも・・・
直後に盗み見た
Karanの横顔も・・
自分に向けた視線も・・
忘れたことにしていただけで、全部全部思い出せるのに・・・。
Achi:Karanがこんなにも長い間、ずっと気持ちを隠してきただなんて、知らなかったんだ・・・
繋がらない電話。
Achi:もう1分たりとも、俺のせいで、Karanにこれ以上、傷ついてほしくない!
慌てて、飛び出していくAchi。
会議室から出てきたPaiを捕まえる。
Pai:ひゃん、私の“推し”が何事?!
Achi「Pai、Karanの戻りのフライト、知ってる? 彼と話をしなきゃならない大事なことがあるんだ」
Pai「・・・・・・・」
★『Cherry Magic』Ep.06 3/4 雑感★
あんまり、本気で号泣、号泣って言うと、なんか、興ざめされるかな、と思って、これでも控えてるんですが、ここは無理。
まるで、謎を解くように明かされるKaranとAchiの恋物語が、動き始めたことで、心が揺さぶられる。
Karanの、Achiに対する愛情は、今までも、ちゃんと形として見えていたし、なんなら、心の声だって聞けていた。
最初は疑心暗鬼だったAchiも認めざるを得ないところまできていたし、手に取るように丸わかりになっていく様(さま)を心待ちにしているようでもあったのに・・・。
でも、それは本質的なものじゃなかった・・・
Achiが、「知らなかった」を連発したのはそういうことだと思う。
KaranとAchiを結び付けたかにみえていた “心が読める魔法”や、“二人の仕事を結び付けたペン”という事象やアイテムは、今に始まったことじゃなかった・・・この構成が素晴らしすぎる。
Achiが渡した魔法のペンは、あの後、周囲の妬みやら居心地の悪さに耐えるKaranに、お守りのように癒し続け、はねのけるパワーを生み出し、Achiが管理する備品ペンは、日々、密かにAchiとつながれる喜びをもたらしていた。
24時間、意識し続けるタイプ、心の底にしまっておくタイプ、二人の個性はまったく違う。
けれど、人には、いろんな側面があるし、目に見えることだけが全てじゃなくて。。
時の積み重ねに、想いを馳せるのは、これがフィクションなのか、ノンフィクションなのか、その曖昧さのせいなのか。。
ああ、このAchiの、今までにない、必死さ・・・
๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
ここで、切るのは、あまりにも殺生なので、なるはやで次もアップしたいと思います。
次は、なんてったって
Pai、大活躍!!(笑)
勝手に由来を考えてみよう企画!
Polca will always support them immediately.
(ポルカは、直ちに、常に彼らをサポートします。)