これは、Ep.13の中編です。
前半未見の方は、こちらからどうぞ
『KinnPorsche』EP.13 前編 筋追い+雑感 ※ネタバレ
20時すぎ~数時間、下書きに入ってたみたいで・・・すみませんでした。(7/9)
で、いつものご注意をば・・・。
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『KinnPorsche』
รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.13】中編
~本家 庭~
ふふふ、khun坊ちゃま劇場の始まりです。
死んだと決まったわけじゃないのに、勝手に、Peteのお葬式を上げ始めるkhun坊ちゃま。
これは・・・あちらの世界まで供をする人形(ひとがた)ね(笑)
Arm、Yok、Tankhun、Pol・・・4体あります。
しかも、顔写真から、ポーズまで・・凝ってる!!(笑)
タイ独自の“喪服”という概念を持つ衣服文化はないそうですが、やっぱり、黒い服を着るっていうのが通説なのね。
khun坊ちゃまの来てるのは、喪服のチマチョゴリ?
大きいサイズ、どっから取り寄せたんだ?(笑)
しかも、なんだか、いろいろと合ってない。。(笑)
燃やしてるのは、お葬式用のお金? 普通の紙幣?
Tankhun「Pete、もし、必要なものがあったら、教えてちょうだいね、Armの夢枕に立てば、私に伝えられるからね。」
そりゃ、いくらPeteに同僚愛はあろうとも、そんなことに付き合わされて、ほんと、迷惑千万なArm。
一応、KinnPorsche夫妻も、参列(笑)?
Kinn「兄さん・・・、今、おれが部下にチェックさせてるよ。こんな大袈裟でバカげたこと、すぐに止めたらどうなんだ? あいつだって、無事にやってるかもしれないだろ・・」
ハンカチで目を押さえていたTankhunが、涙ながらに抗議します。
Tankhun「なにが無事よ! このボケKinn!! あんた、覚えてないの? あの家に送り込んだうちのボディガードはね、誰一人として戻ってきた試しがないのよ! それなのに、あんたは、Peteを送り込んで・・・。Peteが無事でいるなんて、とても思えないわよ!!」
ギャン泣きするkhun坊ちゃま。
言いたい放題の義兄に対し、文句をいいたいところをぐっと我慢する弟(ダンナ)Kinnを、一緒にねぎらう嫁。
Polが、Tankhun寄りなのが面白い。
Kinn「だから、ちゃんと確認させてるし、もし、分家がPeteに何かしたとわかれば、俺が奴らを逃がしたりしないから!」
Tankhun「もう、そんなこと言わないでよ!! 今は、あの子の魂がうちにたどり着けるようにしてあげないと・・・。だから、こうして、家に導いてあげようとしてるんだから。ああ、Pete~!」
お葬式というより、迎え火的な意味合いも強いのかな?
呆れて、言葉もないKinn。
Tankhun「心配しなくていいわよ。あんた(Pete)にあげるお金なら一杯あるんだから・・・。ほら、ATMをもってきなさいってば」
側に控えているPolに命じるTankhun。
Pol「ATMもあるんですか?」
Tankhun「そうよ!」
すごいな、khun坊ちゃま。(笑)
あはは、色が可愛い💠
まさか、セットみたいなのが売ってるとか?
他に置いてあるものも、ちょっと興味あり。
Tankhun「Pete。もし、もっと欲しかったら、ATMからお金を引き出すだけでいいのよ、限度なしよ。」
ここまでするか・・・と思いながら、一応、見届けてるKinnとPorsche。
Tankhun「それに、もし、寂しかったらね・・・」と、自ら人形たちの前に立ち、自分のを取りかけ、「ああ・・・私はまだ、ちょっと忙しいから・・・」と、Yok姐さんの人形を手に取るkhun坊ちゃま(笑)(笑)(笑)
Tankhun「ほら。あんたは、Yokに付き合ってもらいなさい。きっとすごく楽しく過ごせるって私が保証するわ」
そういうと、Yok人形を、火にくべるTankhun。
さすがに、これはまずいんじゃ・・・とオタオタするArm。(笑)
Tankhun「そうだわ、まだ、十分とは言えないわね。さぁ、ArmとPolもあんたと一緒よ。だって、友達なんだもん」
二人の人形を手に取るTankhun。
ArmとPolが、必死に止める中、火にくべてしまう(笑)
Tankhun「泣くのはおよし!ああ、Pete! 私の大切なボディガード・・・」
PolとArmの手を取り、涙ながらに、お別れの歌まで歌うkhun坊ちゃま。
結局、Polも、泣きながら一緒に歌いだす。。。(笑)
何気に、今日のArmは色っぽい!👍
Tankhun「Pete~~~~ォ」
悲しみのあまり、絶叫するkhun坊ちゃま。
その時、お焚き上げの煙の向こうから、
Pete「はい、khun坊ちゃま!」
いつもと変わらぬPeteの返事が聞こえてくる。
「「เชี่ย(シーア)=やべぇ!!」」
すぐさま、Tankhunをほったらかして、逃げるArmとPol。
Porscheも、恐怖のあまり、隣のKinnの背中に飛び乗る始末。
Porscheの髪で、勢いがわかります(笑)
(Kinn様、おんぶしきれなくて、Porsche、足、着いちゃってるけど・・・)
タイミング良くというか、悪くというか、Tシャツの表側に、流血の跡あり。
Tankhun「ああ~~~Pete!! あんた、ゾンビになっちゃったの?」
Peteの全身を見回して、思ったまんまを口にするkhun坊ちゃま。
近づき、抱き着こうとして、一瞬、ためらうも、そこはやっぱり率先して、Peteにハグする、たぐいまれなき母性の塊。
Pete「(い・・痛い)」
普通に、当然、生きてる人間でした。
その感触に驚き、改めて、Peteの顔を見つめるTankhun。
Tankhun「ちょっと!Pete!!」
その様子に、自分も近寄って確かめようとするKinnと、ガッツリしがみついてるPorsche。(笑)
Tankhun「Pete!! あんた、生きてるの?」
頷き、「はい」というのが精いっぱいなPete。
慌てて、後ろを向き「アンタたち、Pete、生きてるわよ!!」と叫ぶkhun坊ちゃま。
ほっとしたように、Peteの頬に、手でピシャリと触れるKinn。
まだ信じられず、恐々、遠巻きに、幽霊じゃないかどうか、確かめようと、指一本でツンツンするPorsche。(笑)
後方、khun坊ちゃまの叫びを聞き、全速力で戻ってきたArmとPol。(笑)
Tankhunが抱きしめ、Armが飛びかかり、どさくさに紛れて、PorscheがPeteを実体だと認め、Polがジャンピングハグして、おしくらまんじゅう状態。
ははは、助けを求めるPeteの手!
熱烈な愛情表現です。。
少し離れたところから、Coolなふりして、微笑んでますが、当然、気持ちは輪の中にいるKinn。
後半のPeteが、あのまま隷従の妖気に引きずられず、なんとか正気を保っていられたのは、帰るべきところがあったから・・・というのが、よくわかります。
いずれにせよ、Vegasとの愛憎については、これで終わりにはなりません。
~バスルーム~
さて、雰囲気一変!
湯船に浸るPeteの、傷だらけの身体を見て、Porsche、内心、発狂しそうなくらい怒ってます。
そんな雰囲気を察してか、にこにこと微笑むPete。
Porsche「一体、なんでこんなことになった?」
笑いも冗談も、一切なしです。
Pete「・・へへ、なんでもないよ。途中、たまたま、野良犬と出くわして、争う羽目になっただけさ。それで、こんな全身ボロボロになったんだよ」
そんな言い訳、通用すると思うか、と、「全然、面白くないぞ」と厳しい表情のまま、告げるPorsche。
Pete「・・・・・・」
もちろん、Porscheがそういう気持ちもわかります。
Porsche「お前にこんなことをしたのは、どこのどいつだ? 俺にだけは話せ! いいから、俺にまかせろ・・・」
Pete「・・・・・・」
黙って、Porscheの顔を見つめるだけ。。
Porsche「な、俺を信じろ。Pete。分家なんだろ?」
ここで、心を鬼にして、聞きだそうとするPorscheもすごい。。。
Porsche「おい、Pete・・・」
でも、Peteは、分家や隠れ家での拷問も含め、Vegasにやられたことは一切、他言しない覚悟をきめているのです。
本当は、ぶちまけてしまいたいところを、必死に耐えるPete。
Pete「・・・・ホントに、家に行ったんだよ」
悲しい作り笑顔を見せるPete。
なぜ、ここまでされて、安全な本家に無事に戻ってこれたのに、Peteが本当のことを言わないのか、混乱するPorsche。
Porsche「おい、Pete・・・」
あきらかに、泣きそうになっているのを堪えて、無理に笑顔を作ろうとするPeteを見て、こっちまで泣きたい!
Pete「俺は、家に戻ってたんだ。信じてくれよ。頼むよ・・・」
Porsche「・・・・・・・」
今度は、Porscheが無言になる番です。
絶対に、なにか事情があるはずだ、と確信しているPorsche。
でも、今のPeteに、いくら聞きだそうとしても、絶対に口を割らないということも同時に理解できました。
無理に明るく「手当してくれないのか?」と、湯船の縁においた塗り薬を示すPete。
誰が見ても、犬の噛み跡じゃないとわかるほどの傷を負いながら、こんなに、無理やり、平気そうにするPeteの様子が切なくて、力になれない自分が情けなくて、それでも、仕方なく、薬をぬりはじめるPorsche。
~Kimの部屋~
スマホを手にし、誰かに電話をかけるKim。
~本家 Chayの部屋~
掛けた相手は・・・Chayです。
ベッドの上に、所在なさげに、座り寝の体勢を取っているChay。
Porscheが本家に戻ったことで、結局、Chayも本家に逆戻りなのね。
髪は、まだ、青いままだけど、Porscheは、何も言わなかったのかな?
携帯を手に取り、相手を確認すると切断し、伏せてしまうChay。
~Kimの部屋~
すぐさま、Lineのメッセージに切り替える。
Kim:どこだ?
~本家 Chayの部屋~
Kimからの新着メッセージがあるとの通知を見ると、そのまま、文面も見ずに、ブロックするChay。
~Kimの部屋~
ここまでの拒絶に合い、なすすべのないKim。
~本家 Chayの部屋~
心に受けた傷の深さをどうすればいいのか、わからないのはChayも同じこと。
完全に、虚ろな状態です。
幼い頃からか、兄の負担になっていることに、ずっと引け目を感じていた自分が打ち込める音楽と出会い、その延長線上にいたKim。
Kimから受けた拒絶は、自分を全否定するもの。
ゴミ箱に、乱雑に捨てられた受験用の書類や、散らばったままのKimの写真。
Kimの写真やグッズも処分しようとしたものの、放置って感じなのかな。
ただ、嵐がすぎるように、じっと耐えているChay。
~Kimの部屋~
仕方なく、ギターを手にしたとき、床に落ちている、Chayのポラロイド写真に気づき、拾い上げるKim。
おどけた表情のChay。
あなたのことが一番好き。
あなたがいてくれて、すごく幸せ。
そんな手書きのメッセージが、上下に書かれている。
込み上げてくるものを、振り払おうとするKim。
(ここで、無音だったBGMが、あなただけ のところから再開するところ、最高!)
引き出しを開け、ボックスの中にある写真を取り出してみる。
そこには、たくさんのChayのポラロイド写真。。。
一枚一枚、見ていくKim。
《会いたいな》
《ハグしてもいいですか?》
《毎日一緒にいたいな》
一枚一枚、メッセージに目を通していくKimの表情が歪んでいく。
~回想1 ~
・・・と言っても、本編では、初めて出てくるシーンです。(正確には、本編のオープニングに使われている映像なので、はじめてというのは語弊があるかもしれません)
そのままにしておけば
いつか おかしくなっちゃうかもしれない
だから ボクの心からあふれ出してる
愛という言葉を集めたんだ
歌にこめて キミに聞いてほしかった
どれも ボクの心の声で紡いであるんだ
ねぇ、聴こえてる?
このラブソングはキミのため、キミだけのためのもの
この歌の名前は キミ っていうんだよ
課題のラブソングを、スタジオで弾き語るChay。
一方、サブ調整室にいて、Chayの真正面に座るKimに、ひとかけらの笑顔もない。
これは、一体、いつの話?
本来は、Chayの実技試験直前・・・のはず。
このKimの果てしなく暗い雰囲気を見ると、Chayと会うのは、これを最後にすると、決めているようです。
Chayが弾き終わっても、表情一つ変えないKim。
Chay「P’・・・気に入りましたか?」
一瞬、なにかをいいかけて、視線を落とすKim。
そして、ヘッドフォンを外すと、そのまま、無言で出て行ってしまう。
え・・・と、呆然と見送るしかないChay。
やっぱり、こうしてみると、この時は、Porsche・Porchayの両親と、自分との繋がりについて、ある程度、つかめていたように見えますね。
(本当の意味での)真相にたどり着いていたのか、否かは別として・・・。
~回想2 9話後編~
実技試験に通ったと聞いたあとも、ずっと、Chayと連絡を取り合わずにいたChayを訪ねて来たChay。
Chay「あの・・これ、感謝の気持ちです」
白い箱を差し出すChay。
箱を開けてみるKim。
Chay「これ、限定版ですよ。 世界に一つしかないんです。・・・どう・・ですか」
~回想3 10話前編~
Kimの顔を覗き込むChay。
Chay「P’Kim・・・愛してます」
じっと、見つめるKim。
Kimの言葉を待って、ワクワクしながら、見上げているChay。
(回想おわり)
この二人も、本当にいろいろなことがありました。
テーブルの上に、写真を並べるKim。
Chayが拉致をされ、危ない目に巻き込んでしまった時も、気持ちを伝えるべきではなかった、自分のせいだ、そんな資格もないくせに・・・と、もう何百回も後悔して、結果、拒絶という形しか取ることもできず、Chayを苦しめた自分を責めて、それでも、苦しんでいると聞けば、どうしているのか、気になって・・・。
このまま、ひっそりと、人間らしい暮らしを捨てた自分のことを、心から愛してくれたChayの思い出とだけ、共に生きていくつもりなのかしら!(怒)
・・・って、私が怒っても仕方ないのかもしれないけど。
もう終わりにしましょう
自分の心変わりから目をそらし
疑ったりせずに
必ず、何か道は開けるよ。
拓く気があれば・・・。
~隠れ家 監禁部屋~
そして、ここにも、一度、共に寄り添うことを覚えてしまったがゆえに、更なる孤独を噛みしめる人が一人。。。
二人分の食事を、テーブル代わりの箱に乗せて、ベッドに腰かけているVegas。
ねぇ 教えてよ
私が欲しいのは真実だけ
気にしないで 我慢なんてしないから
たとえ あなたが私なんて愛してなくても
ノックの音が聞こえ、外から警護人が、「Vegas様、Peteは、本家に戻ったそうです」と報告を受ける。
ただ 話してくれるだけでいい
もうこれ以上 ひきずらないで
あなたと一緒にいても
あなたの姿が見えないの
たとえどうなろうと
私はまだ あなたを愛してる
それを聞き、激しい喪失と、Peteの無事を確認できた安堵と、涙を流しはじめるVegas。
この激しい矛盾が、VegasPete。
~本家~
自分の、人間としての尊厳を取り戻すために、自らの意思で、Vegasのもとを離れたPete。
夜、一人で、ラーメンを食べようとしているPete。
器のサイドに、両手を添えて、ぬくもりを確かめる。
Vegasが作って来た温かいラーメンの匂いに、自分が生きていることを、はっきり思いだせたPete。
一瞬、戻ってきた人間の心が、Vegasに急速に近づけることにもなったし、Vegasの存在そのもののように刷り込まれたのね。
まだ、痛みの走る手に箸を持ち、ゆっくりと、温かい麺を口に入れるPete。
~隠れ家 監禁部屋~
同じように、スプーンとフォークをもち、たった一人の食事を始めようとして・・・結局、涙にくれるVegas。
あなたの身体を抱きしめることくらいしか
できないというのに
それでも あなたの心には何も届かない
抵抗すれば、まるで会う以上に
更に傷つくだけ
あなたが元通りになって
私のもとに戻るには
一体 どうすればいいのでしょう
~本家~
離れているのに、まるで、隣りあわせに食事をしているかのように、同じように、泣きぬれてしまい、麺をすすることすらできなくなるPete。
ねぇ 教えてよ
私が欲しいのは真実だけ
気にしないで 我慢なんてしないから
たとえ あなたが私なんて愛してなくても
泣きながら、今はなんの枷もない、自由になった手首を見つめるPete。
手錠と鎖で繋がれたときのように、手首を合わせ、
Vegasが自分に触れた手の感触や息遣いを思いだそうとする。
手に唇を這わせ、その手で、自分の首を締めあげる。。
まるで、Vegasが、この場にいて、自分にそうしているかのように・・・。
苦しみと痛みの中に 一瞬、Vegasを感じても、すぐに消えてしまう虚しさに、いつまでも、自分の手への愛撫をやめられないPete。
一刻も早く忘れようと思っても、自分が思っている以上に、Vegasが刻み込まれた身体と心が、求めてやまない。
この激しい矛盾が、VegasPete。
~Kinnの部屋~
うわ~、この金色のLEDの空間、ここもいいよね。
この円型のカウチベンチで、酔っ払ったPorscheがKinnに、ぴとって寝ちゃうシーンも好きだったな。ああ、こんなふうに、無防備に身を任せられる相手だって、無意識のうちに、ちゃんとわかってるんだなぁ・・・って感じで。
2話の時点の出来事です。(笑)
かかってきた電話の相手を見て、周囲を確認してから電話に出るPorsche。
Porsche「もしもし・・・・うん。覚えてる・・・。ああ、なぜだ?・・・・ああ、それじゃな」
Kinnが近づいてきたのに気づき、すぐに切るPorsche。
あ~、それ、やっちゃいかん奴だわ。
Kinn「誰からだ?」
Porsche「保険会社だよ。」
なんで、保険会社?
納得できず、電話を気にするKinn。
Porsche「ああ、そうだ。 Peteの奴、かなり落ち込んでるみたいなんだ。Yokの店に連れて行ってもいいかな?」
うん、と快く頷くKinn。
KIん「それで、Peteは、本当に家に戻っていたと言ったんだよな?」
確認するKinn。
視線をはずすPorsche。
Porsche「そうだな・・。ただ、あいつの言うことを信じてやろうと思うんだ」
それもまた、納得しがたいながらも、頷くKinn。
Kinn「わかった。 面倒みてやってくれ」
詳細を問いたださないKinnの気持ちに応えるように、首元に手を当てるPorsche。
ここもねぇ・・・。
どうにかならない?
Kinnは、ギリギリまで、Porscheを信じようと、その姿勢を見せてるのに・・・。
さっきから、自分の顔をまともに見られないPorscheを
黙って見ているKinn。
気付いてるもん。
事情があるんだろうって言い聞かせてるんだろうけれど、秘密はもたない、と誓い合ってから、そんなに経ってないのに、この仕打ちは傷つくよ。
やっぱり、このやり方は賛成できかねるよ、Porsche。
絶対、違う方法があるはず。。。
~Hum Bar~
さて、khun坊ちゃまの独壇場がスタートします。
マイクテストまでしちゃうkhun坊ちゃま。(笑)
Tankhun「今日は、私の元に帰ってきた、愛するボディーガードのウェルカムバックパーティーを開催します。そして、それはピートで~す! 拍手~! 拍手~!」
盛り上げる一同。
Porscheは・・・どことなく、一歩引いて、控えてるって感じ?
Peteをハグするkhun坊ちゃま。
Tankhun「さぁ、おいで。もう大丈夫だからね」
歌で慰めるとか言ってるよ。(笑)
Tankhunが歌の準備を始め、側から離れただけで、この表情。。。
そんなPeteの様子をじっと観察しているPorsche。
khun坊ちゃまの歌が始まった頃、店を抜け出すPorsche。
向かった先は、店の裏口。
外に出る通路に繋がってます。
キョロキョロと見回すと、通路に立っていた人間のほうにまっすぐ向かうPorsche。
Vegasだ!
いきなり、問答無用で殴り飛ばすPorsche。
Porsche「これは、Tawanとの一件の分だ。」
なんとか身体を起こしてきたVegasを、
再び殴るPorsche。
痛みで声を上げるVegas。
Porsche「これは、Peteの代わりだ。・・あいつは一言も俺に言わないが、俺にはわかる」
Vegas「気が済んだか?」
そう言われたPorscheが、例の写真を、Vegasに見せる。
Porsche「そこの2人は、俺の両親だ」
薄暗い灯りの中、近付けて、よく見るVegas。
Vegas「最初、Kinnにお前を手伝えない事情でもあるのか、と思ったが・・・(Kornおじさんが絡んでるんじゃ無理もないな)ようやく、わかったよ。お前が、俺のことを思いだしてくれてよかったよ。」
写真を返すVegas。
Porsche「俺は、あんたのことを信用してない。誰のことも信用してない。本家の人間でさえ、誰の事も信用できない。だが、あんただけは、本家の連中の手に乗らない唯一の人間だと思ったからだ」
そんな理屈なの?
写真を掲げて見せるPorsche。
Porsche「この写真について、なにか知ってるか?」
Vegas「No」
ノーと、きっぱり答えるVegas。
Vegas「何も知らない。それに、Kinnも、その件に関しては知ってるとは思えない。俺もお前と変わらず、大人たちから、蚊帳の外におかれてたんだ」
一縷の望みも絶たれ、失意のPorsche。
Porsche「Thee叔父だけが、この件について知る唯一の人間だ。だが、連絡が取れない」
腕組みをしながら、少し考えるVegas。
ああ、この感じ、かっこいい。
うわ、ついに、私もVegasに堕とされたのかしら?
・・・ってよく考えれば、腕組みして壁に寄りかかるっていう、いつもの私の大好物ポーズなのでした(笑)
ちらりと、Porscheを見ながら、「俺が、Thee叔父を探すのを手伝ってやろう。それから、500万THBの件も俺がなんとかする」と申し出るVegas。
不審そうなPorsche。
Porsche「なぜ、俺を助けようとするんだ?」
そもそも、Porscheは、Vegasに、事前に、どの程度のことを説明済みなの?
Vegas「お前の母親の写真を見るのは、これが初めてじゃないからだ」
さっきは、知らないって言ったじゃん。
Porsche「母さんをどこでみたんだ?」
少し顔色が変わるPorsche。
Vegas「父さんのオフィスでさ・・・」
それが何を意味するのか、この時の私は、下衆の勘ぐりしかなかったです。
Porsche「・・・・それで?」
さっきよりもショックが大きいPorsche。
Vegas「確かじゃない・・・。でも、この件は、俺に任せろ。」
確かに、今のPorscheには、何の駒もない。
Vegasの言葉に、託すしかない。
無言は、了承を意味し、そのまま、立ち去ろうとするPorsche。
Vegas「おい、待てよ、Porsche」
引き留めるVegas。
Vegas「俺の頼みについてはどうなった?」
本気で切実なのね。
Porsche「ここに連れてきた。あとは、お前次第だ。」
緊張するVegas。
Porsche「だが、これ以上、あいつになにかしたら、お前と俺、もう一度、会うことになるだろうな」
その時は、赤の他人として、敵として、容赦しない・・・って感じでしょうか。
今度こそ、立ち去るPorsche。
壁に寄りかかり、Porscheのパンチを受けた口元をぬぐうVegas。
★【Ep 13】中編の雑感 ★
Peteが無事に戻って来た、と喜んだのも束の間、その身体に刻まれた暴行のあとを間近で見たPorscheの、驚きと怒りと、頑なに真実を語ろうとしないPeteへの疑問・・・。
同時並行的に、Vegasと連絡を取り合うことになったPorsche。
タイミング的に、KinnがKornパパとのミーティングに出向いてから、部屋に戻るまでの間、Porsche、もしくは、Vegasから連絡を取り合ったってことになるよね。
どちらが先だったかは定かじゃないけれど、かなり焦っていたPorscheの方から・・だったような気がします。
それに、Vegasが、Peteと会わせてくれることを、交換条件にしたっていう流れ?
そのVegasに依頼自体、二人の間に、なにかあるって考えたのかな。
さっきも、Barで、Peteを観察してたし。
う~ん、Peteの様子から、この数日間、ただ拷問を受けただけじゃないなにかがあった、とPorscheが感じなければ、絶対、連れ出すはずがない。
夜、ラーメンを食べているPeteの様子を、隠れてみてた、とか?
Porscheって、人の気持ちには敏感で繊細だけど、そこまで、察しがいいとは思えないので、なにか、もうワンシーン、友達のために・・・っていう起爆場面が欲しかった気もします。← わたし、なにか見逃してる?(笑)
そして、VegasとPorsche。
この二人、互いに抑圧された魂の波長をキャッチできるかのように、どこか、馬が合うっていうのは、否定できないんだよね。
Vegasが推察したとおり、ボスパパKornが絡んでいるのであれば、状況がわかるまでは、Kinnに話すわけにはいかない・・・って流れでよかったのかな。
ああ、なにかが足りない。
最終的に、Porscheが、Kinnを頼れなかったことに対する納得できる理由が欲しいです。
Kim~😢