【業務連絡】明日は七夕🌌🎋です(笑)
で、いつものご注意をば・・・。
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『KinnPorsche』
รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.13】前編
《オープニング Story》
13話の配信前にアップされた、khun坊ちゃまソロの番宣画像。
テンクンが座ってたのは、噴水の先、階段上がったところの大鉢がズラリと並んでるところです。
【実際のロケ地】
Red Brick Kitchen by Chef Aue
ホテルの一画かと思ったらレストランでした。
ラートプラーオって言えば、ああ、あの8話に出てきたスコーンのデートのお店(ロケ地)に、まぁまぁ近いじゃん!(笑)
3Kmくらいあるんで、 歩きたくはないけど(笑)


そして、ここも、このお店の内部でした✨
*********************
~隠れ家 監禁部屋~
何度目の事後かは、わかりませんが、とにかく、二人、頭の位置を揃えて、それぞれ互い違いに仰向けになってます。
この構図って、トレンド?
Vegas「お前、自分がどれだけセクシーなのか、わかってるか?」
ちらり、と、Vegasに視線を送り、「ん・・・」と答えますが、本気で、自分をセクシーだと思っているかは、また別の話です。
Vegas「最初は、自分のことをおかしい奴だと思ってたんだ・・今の今までな・・」
Pete「お前は、自分が、本当は何者なのかってことを受け入れるべきだと思う・・」
Vegas「お前のように?」
Pete「俺は、現実主義者ってだけだ。俺がどう感じるか、それが俺の考える全てだから」
Vegas「このクソみたいな世界で、一体どうやって、(そんな風に)生きていけるっていうんだ?」
自嘲も込めて、Peteに訊ねるVegas。
Pete「なんでだ? 俺をいい奴だとでも言うつもりか?」
Vegas「いや、お前のただのバカだ・・・」
Pete「・・・・・・」
その言葉が、なぜか、Peteの心に突き刺さったように見えました。
冗談めかして言ったつもりなのに、Peteが無言になってしまい、急に(内心)不安になり、Peteの耳に触れ、顔を自分の方に向けさせようとするVegas。
この手が、Vegasの弱さそのものなのに、どこか、委ねたくなってしまう。。。
~本家 中庭~
向き合うKinnとPorsche。
Kinn「それで、お前、本当に(戻っても)大丈夫なんだな?」
即答せず、少し間をあけてから、「うん」と、強めに返事をするPorsche。
※ どことなく、自然な感じがしないのは、例の写真を、前話のラストで見ているからですね。
それを聞き、頷くKinn。 ← 違和感、感じなかったのかな?
Porscheの立場になってみて、今は100%は無理でも、時間をかけて少しずつ、気持ちがほぐれればいいと思う気持ちもあるのかな。
Kinn「父さんは、俺達が戻ったと知ったら、きっと喜ぶに違いない」
手を差し出すKinnと、それを掴むPorsche。
Porsche「そうだろうな・・・」
嬉しそうに、歩き出すKinn。
あの写真が意味することのバックボーンはわからなくても、Porscheの本能は、この状況を、圧倒的に自分の立場が不利で、危険だと警報を鳴らしてる。
たった一つ、確実にわかっていることは、ボスパパKornは、両親との関係について、まだ自分に、全てを語ったわけではない・・ということ。
ボスに対して、不審を持つということは、この『本家』という場所自体が全て信用できないということ。
ただ、全てにおいて、迷いがないわけではなくて・・・。
目の前にいるKinnの立場を思うと、うかつなことはできない。
言うべきだとはわかっていても、まだ言えない。
今の状況で、真実を語らないボスパパの思惑に、たとえ、Kinnだとしても、対抗できるものはなにもないから。
あの写真のことを明らかにする前に、まず、自分で調べてから・・・ということなんでしょうか。
~ベランダ~
テーブルで、スープを飲んでいるパパ。
二人の姿を見ると、「ああ、戻ったのか」と声をかける。
ここで、終始、Kinn(だけ)がご機嫌なのが、泣ける。
Korn「掛けなさい」
メイドさんに、KinnとPorscheの分のスープも持ってくるように指示するパパ。
Korn「調子はどうだ?」
Kinn「おかげ様で。我々二人で、よく話し合いをしました。過去は手放し、今日から、新しくやり直すことにしました」
Kinnの満面の笑みに、
張り詰めた表情だったPorscheもうっすらと口角をあげ、同意します。
Porsche「はい・・・」
これが限界です。
Korn「それが、お前たち二人のためにいいことだろう」
二人のために運ばれてきたスープを見て、
「さぁ、食べなさい。これは、熱いうちが美味しいんだ。それか、冷たく冷やしたものか・・・」と声をかけるパパ。
険しい表情で、スープの皿を、手前に引き寄せるPorsche。
どうしても、脳裏に浮かぶのは、自分たち家族の中に収まっていたKornの姿。
~回想~
おじさん《俺はな、まだ、お前らを自分の甥としてみてるんだよ。だから、お前らの事を本気に心配してるんだ。なにしろ、あのクソみたいな本家の奴ら、誰一人だって、信用できないからな》
ちなみに、おじさんの名前は、ARTHEE(アーティ)!
ママの名前のことを、出演者一覧の画像をあげて説明した際に、おじさんのことも触れたほうがいいかな、と思ったんですけど、もう出てこないかも・・って思ってスルーしてました(笑)
最後まで、単なるおじさんで通そうかと思いましたが、今回、あとから、THEEおじさんの名前、連呼するんで、一応、明かしておきます。
(回想おわり)
そして、目の前のスープを見て、何か思うところがあった様子のPorsche。
Porsche「ポープァ(お義父さん ※夫の父)も、カポプラー(魚の浮袋)スープ、好きなんですか?」
ポープァって言ってるよね!! 聞き間違いじゃないよね? ← 本当なら興奮したいところだけど、そんなに嬉しい場面じゃないの。。。
Korn「ん? ああ、健康にいいからね。もう年寄りだから、栄養に気をつけないと・・・」
にこやかに説明する父親を見て、一緒に、おかしそうに笑うKinn。
Porsche「偶然ですね。」
ん?と、Porscheのほうを見るパパ。
Porsche「うちの父も、魚の浮袋スープがすきでした」
Korn「ん~、そうなのか」
Porsche「うちの父とお義父さんには、共通点があるみたいです」
Korn「ふふ・・」
ああ、Porsche、カマの掛け方がちょっとズレてるから、真意はあまり伝わってないよ。
なんて、悲しいの。
でも、今は、仕方ない。
Porscheも、探り探りだもん。
躊躇って躊躇った挙げ句、ようやく一口、スープに口をつけるPorsche。
でも、パパ、なにか、Porscheの異変に気付いたかな。
~隠れ家~
Vegas様、Youtubeを見ながら、お料理中。
ああ、ゆるされるなら、この姿をダイニングテーブルに座って、ずっと見ていたいわ~~!
いや、率先して、黒子に徹してお手伝いしてもいいわ。
Kinnのお料理風景と比べちゃいけないかな。← こら!
性格の出る、とうがらしの切り方!(笑)
大切な人に、美味しいモノを食べさせたいとき、人は自然と、笑みを浮かべながら、料理をします。
ガパオライスだろうけど、脇に乗ってる茶色いの何?
完成したお皿をもって、Peteのもとに急ごうとした時、
「お前、一体何をしたか、わかってるのか!」と声を荒げながら、近づいてきたGunパパ。
Vegasが持っている料理を見て、怒りは頂点に達し、その皿を手で払いのけます。
音を立てて、ぶちまけられた皿・・・床に散らばるガパオライス~。
Gun「本家の奴らが、俺の息の根を止めようとしてるっていうのに!!」
Vegas「俺にどうしろっていうんですか、父さん!」
不甲斐ない息子の言葉に、あまりにも激怒して、口がもごもごしちゃうGunパパ。
Gun「お前は、ホントに、あの母親そっくりなバカものだな! 俺の息子にふさわしくない」
それだけ言うと、立ち去ろうとする父親の背中に向かって「だったら、僕が父さんの息子として生まれたかったとでも?」と、言ってしまうVegas。
ピタリと足をとめるパパ。
「お前、今、なんと言った?」と後ろ向きのまま、後ずさってくる。
指輪を内側に回すパパ。
振り向きざま、手を挙げ、Vegasの頬に命中。
あれ、殴るんじゃなくて、張り飛ばした?
私、殴る前、指輪で傷をつけないように、内側にしたのかと思ったんだけど、ビンタってことは逆じゃん?
この人も、相当、病んでるな。。
とにかく、右頬が真っ赤になったまま、固まっているVegasを残し、
そのまま、出て行ってしまうパパ。
ゆっくりと身体を起こし、床をじっと見つめているVegas。
今のVegasは、いくら、父親の暴力もまた劣等感の裏返しだという、Peteとの会話を思いだそうとしても、結局、逃れられない暴力の連鎖による絶望に蝕まれていくだけ。。。
~本家 トレーニング場~
煙草に火をつけるPorsche。
ここって、喫煙所?(笑)
写真のことや、さっきのやり取りを考えてるんでしょう。
思い悩んでいるところに、Kinn登場。
煙草と灰皿代わりの紙コップをとりあげながら、
ストレスがたまってるのか、と訊ねるKinn。
Kinn「タバコを吸っても、ストレスは解消されないぞ。もっと、何か他のものを口に入れたほうがいいんじゃないか?」
Porscheの頬に、チュッ!
おじさんみたいな下ネタだし、チュッじゃねぇし。。。
呆れたように見ても、特に反応するでもなく、視線を逸らすPorsche。
覗き込むKinn。
Kinn「さっさと話せ。気になってることがあるんだろ?」
そりゃ、これだけあからさまなんだもん。
気づくでしょ。
もう二人の間に、秘密はなし・・・って約束したよね。
Porsche「その・・・俺さ・・実は・・・話があって・・・」
やはり、Kinnに黙っているわけにはいかないと、話し始めたその時・・。
Chan「Kinn様、ボスがお呼びです」
ああ、大事なところで、邪魔が・・・。
いや、こんな誰よりも威風堂々としたChanさんを邪魔扱いなんてできません!(笑)
頷くKinn。
Porsche「さ、それ、貸して。俺が捨てるから・・。行ったほうがいい。あとで話そう」
さきほど取り上げられた紙コップを再度、受け取り、送り出そうとするPorsche。
Porsche本人は、出してるつもりもないし、それどころじゃないでしょうが、視線に、歴然とした色気が出ちゃうの。
頷きながら、「すぐ戻る」と言いながら、Chanさんを伴い、出ていくKinn。
Porscheの貧乏ゆすりの癖については、あまり触れてこなかったんですが、今日は、立ち姿でもしてるので、相当、ストレス度高いです。。。
~テラス~
木漏れ日の中で、読書する優雅なパパ。。。
マフィアマフィアしてないところが一番怖い。。。
そして、ここを見ると、Porscheの人魚姿🧜♀️を思い出す💡
腰かけ、パパからの話を待つKinn。
Korn「ヴァディム氏との打ち合わせは、すでに延期しておいた。お前も、すこし休んだほうがいいだろう」
これは、Kinnに対して、というより、さっきのPorscheの様子が気になって・・・っていうのが強い気がします。
微笑むKinn。
Kinn「はい、父さん。」
Korn「もし、時間があるなら、どうして、二人で旅行にでも出かけないんだ?」
Kinn「その・・・実は、考えていたんです。あいつを驚かせたくて・・・。」
一瞬、間を置いて、微笑むパパ。
Kinn「私も(酒を)一杯、お付き合いしてもいいですか?」
笑いながら、Chanさんに目で合図するパパ。
Kinn「・・・父さん、健康に気を遣ってるんじゃなかったんですか?」
ちらっと、葉巻を見るパパ。
Korn「いや、なに、ちょっと吸っただけさ」
ああ・・・最後、目が笑ってない。
~Kinnの部屋~
ソファに座って、PCを見ているKinn。
隣に腰かけたPorscheが空けた微妙な隙間・・・。
Porsche「お父さんとは何の話だったの?」
Kinn「特に何も。普通の仕事の話をしただけさ。]
ここで、Porscheは・・・なにか隠してる・・・って違和感を覚えてるね。← 自分のことはさておき!😅
Kinn「・・・で、お前は? さっき、なにか言いかけただろ?」
Porsche「いや、普通の仕事の件さ。たいしたことじゃないよ」
そうか・・と、それ以上、追及しないものの、明らかにおかしいと感じてるでしょ。
舞台裏を見せない同士。
ただ、これ自体を、100%責める気にはなれないかな。
Kinnは、完全に、サプライズ感覚でしょう。
ただ、演技が下手だから、Porscheに不審がられるだけで。。(苦笑)
心配なのは、Porscheよね。
根本は、愛する人に、一切、辛さや苦労を背負わせたくない・・・という気持ちが強い人だから。もし、そんなことになったら、自分を責めぬく人だから。
Porsche「じゃ、先にシャワーあびるてくる・・・」
頷いてみせたものの・・・Porscheの背中から目を離さず、考えてるKinn。
さぁ、どうする? Kinn?
************
~隠れ家 監禁部屋~
ベッドの縁に腰かけているPete。
手錠が片側だけになってるね。
俯き、そして、手を胸に当て、なにかを考えているPete。
~隠れ家 ダイニング~
キッチンには、先ほど、料理をしていた時のまな板や小皿などがそのままで。。
テーブルに座り、考えて込んでいるVegas。
言い知れぬ悔しさに、顔をゆがめている。
~隠れ家 監禁部屋~
胸に手を置き、自分に問いかけてるの?
Pete「俺は、こんなの嫌だ・・・」
~隠れ家 ダイニング~
立ちあがり、キッチンの上のものを床に叩き落とし、
イラつきを抑えきれない。
~隠れ家 監禁部屋~
目に涙を浮かべ、自分で自分の頬を叩くPete。
先日のVegasのように。。。
Pete「だったら、なんで、嫌だと言わなかった・・・」
直接的な暴力もそうだけど、言葉で虐げられることも、スイッチが入ってしまうのね。
悲しい自問自答というか、Peteの中には、これは自分の身に起きてることではない、異常な事態は自分のせいじゃない、と、自己防衛するもうひとりの自分もいて、その自分からの自責でバランスを取ろうとしてるみたい。
極限の時期を経て、少し冷静になってきて、Vegasに対する自分の気持ちを、受け止めきれない部分も当然あるのかも。
鍵を外す音が聞こえ、(新しく作り直した)料理を持ってVegasが入ってきたのを見て、平静を装うPete。
同時に、顔を見合わせるVegasとPete。
Vegasの殴られたあとや、眉間に皴が寄ってることにも気づいちゃうPete。
Pete「・・・・」
Vegas「何見てる? いいから、食え!」
そういって、差し出された麺を受け取る前に、「お前の父さんが来たのか?」と訊ねるPete。
Vegas「食うのか、食わないのか?」
イライラして、八つ当たりされてるのもわかりすぎです。
Pete「その顔、どうしたんだよ?」
心配で、触れようとするPeteの手を掴むVegas。
Vegas「放っといてくれ!」
そう言われて、放っておける段階はとっくに過ぎてるでしょ。
Pete「こんなんで、お前、生きてるって言えるのか? 本家を頼れよ。Korn様は、そこまで残酷な方じゃない。」
Vegas「俺のこのクソみたいな人生が、本家のやつらのせいでもか?」
屈辱に顔をゆがめ、声を荒げるVegasに、静かに言い聞かせるPete。
Pete「お前次第だ、Vegas。 お前が選択することだ」
ここで、怒りの感情が湧き上がるということは、Peteの指摘が本当のことであり、まさに自分の弱さをつきつけられた、ということなのですが、Vegasは、それを認められない、認めてはいけないと教えられて生きてきたのです。
その場で、ラーメンをこぼすVegas。
ぐっと、Peteの首を絞めるVegas。
Vegas「たかが、俺と寝たくらいで、口出しできる身分になったとか思うなよ!どっちにしろ、お前はただの俺のペットなんだよ!」
首を絞められた状態で、「おまえみたいな奴は・・悔い改めるなんてことはないんだな」と呻くPete。
腹立ちまぎれに、Peteを立たせると、後ろから壁に押し当てるVegas。
Pete「殺せよ!くそったれ」
それを聞き、正面を向かせ、反射的に、ポケットからナイフを取り出すVegas。
身に沁みついてる動作って感じね。
Vegas「そんなに死にたいのか? はぁ?」
首元を押さえ、ナイフの刃を当てるVegas。
Vegas「望み通り、殺してやろう」
苦しさに顔を歪めるPete。
でも、Vegasの唇の横、ひと際、赤くなってるのが、(さっき、Kanパパからビンタされた時の)指輪のあとなのね。
映像だと、くっきり見えるから、是非是非、確かめてみてね😃
**********
さて、これから、khun坊ちゃまの大活躍です(笑)
~本家 Kinnの自室~
いきなり、ズカズカと、ソファに座るKinnの側に現われたTankhun。
Tankhun「ちょっと~、Kinn。私、嫌な夢見ちゃったんだけど~~」
Kinn「どんな・・・?」
また始まった、と思いつつ、パソコンの画面から、視線を動かさずに、一応、聞いてあげるKinn。
さすがの、khun坊ちゃまもちょっと言いにくそう。
Tankhun「Peteが死んじゃったの・・・」
いきなりの荒唐無稽な発言に、側に控えていたPorscheも、鼻で嗤ってしまう。
Kinn「あいつは家に戻ってるって、俺が言っただろ」
Tankhun「だから、お婆ちゃんに電話したのよ。そしたら、Peteは来てないって言ったの。」
Kinn「どうせ、友達と連れ立って、でかけてるんだろ・・・」
ここまで言ってるのに、なんで、わかんないの!と、イライラするTankhun。
Tankhun「あんた、そこまでバカになったの?! そんなのとっくに私がチェックしたわよ!」
ん?・・・と、Tankhunのほうを見るPorsche。
Tankhun「Peteは、家になんか戻ってないわ。なんで、あんたたち、急にこんなにバカになっちゃったのよ?」
Porsche「どういうこと?」
Tankhun「ちょっと!! 何言ってんの! 最後の指令で、Peteは分家に潜入させられたのよ。あの、イカれた分家の家の内部によ! Peteのこと、あんたのところに戻ってきて、直接報告もしないような奴だなんて思ってるわけ?」
最後の方は、悲痛な叫びになってます。
兄ちゃん!!
よく言った!!
拍手!!
そこまで言われて、確かにおかしい・・・と感じていた違和感の正体に気づくKinn。
疑いもしていなかったPorscheは大ショック。
Tankhun「ねぇ、なんで、あんたたち、そんな風に落ち着いてられるのよ! もし、Peteになにかあったら、あんた(Kinn)も、あんた(Porsche)も、絶対許さないからね!」
Peteの名を呼びながら、泣きじゃくるkhun坊ちゃま。
さすがに顔色を変えるPorscheと、
想いを巡らせているKinn。
~隠れ家 監禁部屋~
そのPeteと言えば、Vegasにナイフを突きつけられている真っ最中!
(同時刻かどうかは知りません・・・)
Vegas「俺の事、甘く見るんじゃないぞ・・・」
単なる脅しだと、ネタ晴らしするように、声のトーンを落とすVegas。
ときろが、「いいからやれよ、Vegas。殺してくれ」と、涙目で懇願しはじめるPete。
Vegasもね、ちょっとやりすぎた、とわかってるんです。
誰かに頼らねばならない無能で弱い人間だと思われるのが、なによりも耐えられないのだ・・・と、それ、虚勢を張り続けてるって、打ち明けてるのと一緒だと思うけどね。
せっかく、終わらせようとしたのに、更に追い打ちをかけるようなことを言うPeteを睨みつけるVegas。
うわ、この表情もゾクゾクする。 ← 何度目だ、ナウシカ。
Pete「もう、何も残ってないんだ。人間らしい感情のかけらすら・・・」
Peteの言葉に、愕然とするVegas。
Vegas「・・・・・・」
なんと言えばいいのか、わからないVegas。
Pete「今はもう、生きてる価値も感じない。」
Vega「そんなことない・・」
Pete「このままじゃ、なんの価値もない。存在もしない。なんの感情もなくなる。俺の中には、何ひとつ、なくなってしまうんだ」
この、Peteのすさまじい虚無感は、現実社会へ戻るための気力すら、失いかけた自分への恐怖の裏返しであり、最後の抵抗のような気がします。
Vegas「Pete・・・」
思いもよらないPeteの言葉に、混乱するVegas。
Pete「俺、もう自分ではどうしようもできないんだ、Vegas。もう、何もできない・・・。もし、お前が今日、俺を殺さないなら、自分の手でやるよ・・・あ~!」
そういうと、Vegasが構えていたナイフの切先(きっさき)を自分の手で掴み、頸動脈に当てようとうするPete。
ナイフを掴んだままのVegasに、「おい、放せ!」と怒鳴りながら、ナイフをむしり取るPete。
驚いて、もう攻撃するつもりはない、と、掌を拡げてみせるVegas。
Vegas「Pete・・・・Pete・・・」
興奮しているPeteを落ち着かせようとするVegas。
Vegas「悪かった・・・。な?Pete・・・すまない・・・」
泣きながら、喉に当てようとしたまま、動かせないPete。
それでも、必死にナイフを掴むPeteの掌から、ぽたぽたと血が滴り落ちていく。
ようやく、ナイフを首元から、少しだけ外すPete。
Vegas「わかったよ、降参だ、Pete。 ごめん・・・。俺を捨てないでくれ。頼むよ」
今まで、父親以外に謝るなんてしたことのないVegasが、思わず、本音をもらします。
それでも、首元にナイフを向けたまま、
Pete「俺は、人間なんだよ、Vegas。感情だって・・あるんだよ」
訥々と訴えるPete。
Vegas「最初から、もう一度やりなおせないか? 俺とお前だけで・・・。俺にはお前が必要なんだよ、Pete。な、お前と俺の2人だけで・・・。お的と俺だけだ・・・Pete・・・」
Pete「俺が必要だと? 自分の感情をただ投影させるための、なんの感情も持たないペットのようにか?」
小さく首を振るVegas。
Vegas「違うんだ・・・」
Peteの胸元のナイフをなんとか下げ、自分の額を、Peteの額に押し当てるVegas。
こんな愛情表現しかできないVegas。
激高するPete。
Pete「だったら、これは何なんだよ!!」
左手につけられた手錠と、そして、それに付けられた鎖を見せるPete。
Vegas「わかった、Pete。わかった・・・。でも約束してくれ。俺を置いて行かないと・・・。俺を捨てたりしないとだけ、約束してくれればいい」
そういって、手錠のハマったPeteの手を掴むVegas。
Peteの首元に、手をかけ、ゆっくりとキスをするVegas。
Vegas「俺と一緒にいてくれよ」
額を押し付け、懇願するVegas。
なによりも、このVegasの執着に、自ら応えてしまいそうになる自分が一番恐ろしくて、必死に歯を食いしばるPete。
Vegasに気づかれないように、そっと、もう片側の、ぶら下がっている手錠を握りしめ、「ごめん・・・」と言いながら、Vegasを引き離し、殴りつけるPete。
意識を失い、その場に倒れるVegas。
手を開き、血だらけの痛みを目にし、そのまま、横たわるVegasのもとに膝をつく。
手錠のカギを探すPete。
この時、Vegasの腿にそっと添えた手が、やるせない。
泣きながら、手錠を外すPete。
隠れ家の庭を小走りに走り抜け、
目の前の川(?)で投網している小舟の漁師に気づき、
大声で助けを叫ぶ。
もしかして、これが、これだったの?

★【Ep 13】前編の雑感 ★
ラス前で、畳み掛けるように、いろんなことが大きく進むのかと予想してましたが、まるで、今までのパターンの焼き直しのような展開の中で、それぞれの思惑を、わりと時間をかけて、一段、掘り下げて描くつもりのようですね。
今まで見てきた、それぞれのキャラクターが取る行動面での経緯を踏まえ、その時、どんな気持ちだったのか、どういう感情で動こうとしているのか、どの程度まで気持ちをぶつければいいのか、どう変化してきたのか・・・。
それを重視していたような気がします。
なので、余計、一見、裏表なく、思ったことをストレートにぶつける、khun坊ちゃまに賞賛をあげてしまいます。
いや、結構、欲望に忠実で、細かい計算もしてますが(笑)、この人のすごいところは、自分をよく見せようとかいう打算がないところですから。
そこが、ある意味での“信頼”でしょうか。
今回も、かなり、クン坊っちゃまの破天荒な愛情深さに救われてるびび。
あと、Peteが見せた、息が詰まるほどのVegasとの攻防は、ラブシーンと同等に濃密で、狂気をはらむ二人の愛憎にぴったりです。
Peteが、あのまま、自我を失う寸前まで追い詰められていたことに対し、人の自由を奪い、監禁するという罪の大きさを、Vegasとの愛憎と一度、生木を剥がすように切り離すことで、まずは描いたことも好感が持てます。← 何様視点、健在!
あとはやはり、Build(Biu)の件ですね。
過去のこととは言え、とても残念だと思います。
本人の反省の言葉と、事務所の対応を見て、受け止めるしかない気がしますし、静観していようと思います。