ラスト・スパートォ~!
画像数が、とんでもない状態です!
4ブロックからラストまでは、一気に駆け抜ける感じで行きます✨
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
5分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.12】 (4/5)
~Gene 自宅のテラス~
Gene先生、Hinのアドバイス通り、実家に戻って来たみたいです。
少し目をむけると、川の流れが見えて、せせこましい隣近所の雑音は聞こえず、暑くも寒くもなく、まるで、カフェのテラス席のような環境下で、誰にも邪魔されず、在宅ワーク中(笑)
でもね、どんなに完璧なセッティングでも、イライラする時はイライラするんです。
打っては消し・・・・の繰り返し。
ふらりと、ウィスキー片手に表れたのは、Jab兄さん。
Jab「どうした? そんなにイライラして・・・」
Gene「スランプで、なにも書けないんだ」
Jab「え? で、どうするつもりなんだ?」
Gene「さあな。・・・あ、P’Jab?」
Jab「ん?」
Gene「Nubsibの奴、帰って来たか?」
首を横にふるJab。
そうか・・・と、ゆっくりと深く頷くGene。
そんなGeneを見ていたお兄ちゃん、そろそろ期は熟した、と判断したようですね。
Jab「Gene・・・」
Gene「ん?」
Jab「お前が書いてる小説って・・どこからインスピレーションを受けてるんだ?」
Gene「実際に・・・あったことから・・・」
Jab「もしそうだとしたら、どうして、その記憶がつくられた思い出の場所に戻ろうとしないんだ?」
Gene「思い出の場所?」
Jab「うん・・・ああ、なにかいいものが見つかるかもしれないぞ」
その言葉を、じっと考えるGene。
それにしても、Hinと言い、Jabと言い、Geneをうまく誘導してくれますね(笑)
兄の言葉を考えながら、2階に上がって来たGene。
※ ここからは、過去の自分を振り返りながら、今のGeneが、思い出をめぐります。
Ep.07 2/4
~ 回想 ~
そう、かくれんぼをしていたSibを残したまま、Jabの部屋でゲームをしていたあの日です。
ゲームに夢中になってる兄たちを見て、そっとドアを開いて、覗き見ているSib。
ちびSibにまた、会えた!
<その様子を、大人であるGeneが見ているという構図です>
諦めて、そっと静かにドアをしめたSibが、肩を落として、階下に降りていく。。
部屋の中では、廊下に誰かがいたような気配を感じたGeneが、兄たちに訴えても、真剣に受け止めてもらえず、結局、部屋から出てきてしまう。
そのまま、Geneも階下に降りていく。
<ここで、少しずつ、記憶を取り戻していくGene。>
そのまま、子供の頃の自分を追うことなく、部屋の中に入ってみるGene。
~回想~
ムチ叩きのあと、Ornおばちゃんに伴われて、帰宅してきたGene。
Orn「Ornと言います。すぐそこに住んでます」
Run「ありがとうございました。Ornさん、私はRunです。ここには、引っ越してきたばかりなんです」
Orn「そうだったんですね。お互いにもっとお近づきになりましょう。子供たちもいい遊び相手になれますわね。」
お互いの母親が挨拶をしている背後で、手を繋いだGeneとNubsib。
そう、あの日を境に、急速に親しくなった二人。
いつも、手をつなぎ、お互いを気にしながら、一緒に過ごしてきたのよね。
今、Geneの手には、握り返してくれる、温もりはないの。
この手~~~~!
この喪失感、二度と手を離さないと、あの日あの時、約束したのに・・・。
この表情、たまりません。
子供の頃、喧嘩したまま、ベッドに入り、ようやく仲直りして、抱きあいながら眠ったあの晩のように、
ベッドに横たわり、そっと、Sibがいた場所に手を伸ばすGene。
構図がピッタリ。
******************
そんなふうに、思い出をめぐりつつ、家の外に出て来たGene。
ふと、Sibを呼ぶOrnおばちゃんの声(記憶の声)が、耳に蘇り、その場に足を止める。
「Sib、Sib、Nubsib、出てきなさい」
「Sib、どこにいますか?」
キョロキョロと辺りを見回すGene。
Jab「Gene、出てこい。他人の家に入っちゃだめだろ?」
だれかに背中をポンと押されるGene。
「み~つけた!今度は、Geneの番だよ」 ← この声!!
その声に振り返ると、
Gene「・・・Sib」
そこには、なぜか、天使が・・・いや、ちびシブが立ってて・・・。
ちびSib「Gene、目を閉じて、10まで数えて!・・・ね、早く早く~」
声が、声が、いや、声までも、かわいすぎる!
そして・・・・Geneも、子供の頃のGeneに代わってます。
目を閉じて、数えはじめるGene。
Gene「ヌン、ソン、サーム、スィー、ハー、ホッk、ジェー、ペァーd、ガーォ・・・」
笑顔のちびシブが、現在のSibに代わり、
Geneの首元に手を添える。
「・・・・スィプ(10)」でGeneに、キスをする。
完璧!!
あとはね、それはそれは、もう、熱烈なちうです(笑) ← 言い方!
どのくらい、熱烈かと言えば・・・
カメラアングルで誤魔化してない奴(笑) ← だから、それは今どき、ないって!(笑)
唇ピッタリ閉じたり、ただハムハムしてるだけじゃない奴(笑)
こっちのアングルで、Geneさんの表情も追っちゃうよ(笑)
ようやく・・・唇が離れた二人。
このあとも、しばらく、Geneの首、固定されっぱなしですけどね。。
離れても、まだ、キスが続いてるように、美しい。。。
Gene「お前・・・」
Sib「なんですか?」
Gene「なんで、ここにいるんだよ?」
Sib「あなたを待ってたんです、ずっとあの場所で・・・」
固く抱きしめ合う二人。
気がつけば、ここも、かなり長めのハグ・・・
どんどん、密着度が高くなってきてます。
ようやく、再び、二人の時間を取り戻せたのね。
さて、Sibはどのくらい待ってたんでしょう(笑)
~Geneの家 テラス~
フレームインした時から、すでに、片時も離れられない・・って感じのお二人です。
いや、ここは、ふざけてないから、笑っちゃだめよね。。
なぜか、デニムもおそろいで。。。
なんか、ここ、個人的な思い入れの強さと意図を感じるのは、私だけ?
Jab「なぁ~~~~~~んだよぉ」
お兄ちゃん、完全に、揶揄いモードです。 ← 気持ちはわかる(笑)
いたんだ、っていうか、さっきから、ずっと飲んでたのね。
Gene「なんだよ、P’Jab」
Jab「お前の顔、俺が酔っぱらった時でも、そんなに赤くはならないぞ、Gene」
Gene「からかうなよ」 ← くそったれ、と言ってるような気がしてなりません(笑)
Jab「なんだよ、照れてんのか?」
ちっちゃく頷いてます。。。
誤魔化しきれないって、白旗あげてます(笑)
背後で、楽しそうに笑ってるSibが、最高です。
Jab「ああああ、もうわかったよ! お前らのことは放っておくよ」
ボトルを持って、家の中に入ってしまいました。
睨みつけていたGeneが振り返ると・・・「照れてるの?」と被せてくるSib。
それに対する答えが、肘鉄って・・・・(笑)
Sib「ああ、もうこんなに可愛くて・・・」
どうしましょう、と言わんばかりに、GeneのほっぺをムニムニするSib。
脇腹をつねるGeneに、「Gene、そんなことしないで」って、もうイチャイチャのほうが始まりました。
~Geneの部屋~
Sib「今夜、Geneの部屋で寝てもいいですか? ね? おじさんたち、家にいませんよ。」
Jab兄は、今夜、Nubsib家に避難確定(笑)
Sib「僕がどれだけ、寂しかったか、わからせるために、抱きしめてもいいでしょ?」
Gene「それって・・・もし、寂しくなかったら、俺の事を抱きしめないって意味なのか?」
なんか、拗ねた顔して、すんごいことを言ってますよ(笑)
Sib「もちろん、抱きしめますよ。それって、あなたも同意してくれたってことですよね」
Gene「やだ、また、注目の的になんかなりたくない」
Sib「その件なら、もう終わりました。」
きっぱりと宣言するSib。
ん?それ、どういうこと?と Sibを見返すGene。
Sib「彼らと私の契約は終了したんです。これからは、僕とGeneだけの間で、契約を交わすんです」
Gene「お前、黙らないと、俺、吐くぞ」
Geneを抱き寄せるSib。
Geneの手を取り、「これからは、お互いの手を離さないって約束してくれますか?」と訊ねるSib。
Gene「やだ」
拗ねるGene。
思いっきり、不満顔のSib。
有無を言わさず、首元に、ホームケーム。
Sib「約束してくれますか?」
Gene「やだね」
Geneの首元に、ホームケーム連続攻撃(笑) ← 攻撃じゃないし・・・・
Gene「ああああ、わかった、約束する!」
半分、狼化してるSibの唇を遮るGene。
Gene「約束するよ」
この時の言い方が、本当に、穏やかで、全てが一掃されたって感じで、ぐっときます。
グッときたSib本人は、当然、ちうです。
Gene「もう、約束しただろ。なんで、キスするんだよ?」
Sib「だって、ただ、したいんだもん。なんで、だめですか?」
Gene「そうかよ、じゃ、したければしろよ。お前が満足するまで、キスしろよ!!」
でも、ここで、このGeneの挑発に乗らず、がっつかないのが、われらがNubsib様です。
Geneの両手を大切に重ねて持ち、
誓いのキスのように、右、左、と口づけるSib。
それから、自分の両頬にかるく押し当て、
自分の首元に、Geneの手を持ってくると、
今度は、手首に、口づける。
合間に入る、Geneの眼差しが、もう言葉を失うくらい、柔らかくて、「二人の一体感」がもの凄いです。
自分も口づけをし、頬を押し当てるGene。
目を閉じ、大切な宝物を扱うように、Sibの掌を自分の頬に当てると、更に自分の掌を重ねるGene。
見つめ合う二人がとても真摯で愛情に溢れていて、なにより、一連の動きが、気高くて、ふたりだけの儀式のようなの。
私、鼻を押し当て息を吸い込むようなすんすんキス(ホームケーム)をみると、本当に、タイの人たちの、慈しみの表現は奥深いなぁといつも思うんですが、こんなにスペシャルバージョンがあったとは・・・。
柔らかな日差しのような光が降りそそぐ中で、魂が浄化されるような二人の映像を見るのも素晴らしかったのですが、キャプチャーしながら、一瞬一瞬を切り取った「コマ」で見る二人に、いままでにないほどの、感動と刹那を覚えました。
どうしても、この部分、外したくなくて、動きを追わせていただきました。
~ピアノのお部屋~
ピアノの前に座るSib。
Gene「Nubsib。」
Sib「はい?」
Gene「知ってたか? お前、俺と一緒に遊ぶために、ピアノのレッスンをさぼってただろ。それを見かねたOrnおばちゃんが、代わりに、ここで、俺にもピアノを練習してくれって、頼んできたんだよな」
Sib「そうでした。Geneは、あの椅子に座るのがすきでした」
ふと、部屋の片隅にあるスツールに目を向ける二人。
懐かしそうに、スツールを運んできたGene。
Gene「俺がどこに座るのが好きだったか、覚えてるか?」
Sib「ここです」
Sibが視線お向けたその場所に置くと、腰を下ろすGene。
Sib「どうして、ここに座るのが好きだったんですか?」
Gene「ああ、それは・・・(ここが一番)お前の顔がはっきり見えるからだよ。」
ああ、この言葉、Sibは、どれほど嬉しかったでしょうね。
だって、自分だけじゃなかったんだ、って、Geneもまた、好きでいてくれたんだな、って、こんなにわかる言葉ってないでしょう。
Geneも、さっき、家の中をまわって、当時の思い出をたどるうちに、きっといろんなことを思いだして、自分の気持ちに向き合ったのね。
Gene「お前が戻ってきてくれて、本当に嬉しいんだ。愛してるよ、Sib。これから、もっともっと、お前を愛していくよ。お前が俺のことを愛してくれるよりも、もっともっと、愛するつもりだよ」
とうとう、約束を守ったGeneです。
無理強いするつもりはない、自分を信じてくれた時、愛していると言ってほしい、と言っていたNubsibが、その言葉に、感無量で微笑んでいる。
Nubsibが、最初から自分の身分を明かして、兄と弟のように、再会してしまったら、絶対得られないと確信し、遠回りしてでも欲しかった言葉です。
ああ、今の私の顔は、誰にも見せられない。。。(>д<)
立ち上がるGene。
Gene「どけよ」
ふふふ、男の人二人で座ると、このピアノ椅子、こんなに小さいんだ。。。
Gene「シ~ブ、Gene兄ちゃんのためにピアノ弾いてくれよ~~」
ああ。この見つめ合うカットも、永久保存版よね。
ピアノ弾ける男子・・・また、格別なものあり。
実際は、UPくんが、Kaoくんに教えてたの図があったはずなのに、どこかに行ってしまった(涙)
見つけたら、貼っておきます。。。(2021/05/18)追記
★【Ep 12】4/5の雑感 ★
感動編も、思いっきり堪能してこそ、エンターテイメントに昇華すると思い、最後ですし、かなり、本気に、筋追ってみました。。。(笑)
・・・いつも、本気ですけど、好き勝手にやっているようでいて、なかなか、制約も多いんです。
しかし、エンディングを、ここまで、エンターテイメントにしようなんて、心憎いです!
既に、再会したときのキスシーンや、誓いのシーン、そして、ピアノのシーン、普通なら、どれも、ラストシーンとしてふさわしいものばかりですが、Tee監督は、感動もさることながら、最後の最後まで、サービス精神旺盛で、まだまだ、遊ばせてくれるみたいです。
なので、続けて、サクサク行きましょう!