4ブロックめです。
最初のほうを読んでない方は、【Ep.05】 (1/5) ~【Ep.05】 (3/5) 遡ってくださいね。
ちょうど、りんごのシーンで、OSTが効果的に使われたので(笑)、貼っておきます。
あと、発表になってるのは、
だんだん、シビアな人間模様も出始めたので、バラードもお待ちしております。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
5分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.05】 (4/5)
~撮影現場~
休憩スペースのテーブルで座りながら、なにかブツブツ呟いているTum。
Tum「愛は、ジョークなどではないからです。言いたくても言えない、聞きたいけど聞けない・・・この愛の物語をすべてを語ることなど出来ないし、簡単ではないのです。でも、この愛は本当に素晴らしい。あなたに伝えたい。 それをあなたに伝えたいのです。 毎日、あなたが聞けるよう、愛をこめて・・・」
なにしてんの?
口説き文句の練習?
このTumの独白、詳細や対象者がわからないので、語尾の付け方がいまいち、きまりません。 ← わかったら、こっそり直しておくかも・・・。
そんなTumの様子をうかがいながら、前の席に座るGene。
Tum「ああ、今日も来たのか?」
来ちゃ悪いかよ! ← 2回目(笑)
Gene「朝早くからここにいるんだぞ。まじで、今日は、朝早くから来てたんだ」
Tum「なぜだ? 俺がSibの面倒を見なきゃならないのに、お前が朝早く起きるなんて、変だろ・・・。なにがお前を朝早くに、お前の部屋から、お前を追い出したんだ? ・・・・Sibか?」
Gene「それと、あいつと、なんの関係があるんだよ?」
Tum「だったら・・なんだろうなぁ」
Gene「(前の日)早く眠ったからに決まってるだろう。それに、小説のリサーチのためにしなきゃならなかったからだ」
Tun「ふ~ん、で、もうSibはお前に会ったのか?」
ここ面白いよね。
お前はSibに会ったのか?でしょ、普通(笑)
Gene「知るかよ!・・たぶん、まだだと思うけど。。。」
Tum「ま、どっちにしろ、あいつはすぐにお前をみつけるだろうな。だって、お前に、見えないGPSを持たせてるから・・・」← これが言いたかったのね(笑)
ふふ、Tumったら、うまいこと言うじゃん(笑)
言い返す気力もないGene。。
たぶん、自分でも感じてるからでしょうね(笑)
その時、Tumの携帯にTiffyからの電話が入る。
Gene「これ・・なんだよ?」
仕返しとばかりに、のぞき込むGene。
あんたたちは、中学生かい!(苦笑)
Tum「・・・・・すぐ戻るよ。これ、持ってくからな」
食べ終えた食器を持って、いそいそと立ち上がるTum。
(ああ、ここで、後ろの後ろのテーブルに、Aeyが腰を下ろしたのね)
一人になったGene、携帯を取り出し、見始める。
そこへ・・・GPS発動したSibが近づいてきます。
ポッキー食べてる。。。
CMかよ!(笑)
少し、きょろきょろと見回し、Geneを見つけるなり、目がキラ~~ン!
※ ただね、すでに、後方の席に一人で座っているAeyが、同じ画面に映ってるの。不穏。
そ~っと、Geneの前に腰を下ろし、携帯に夢中になっているGeneの口元に、ポッキーを差し出すSib。
そのまま、抵抗なく、もぐもぐと小刻みにポッキーを咥えていくGene。
餌付けが楽しいSibさん。
一本食べ終わったGene。
Sibの指に唇がついたのに、まだ、気づきません。
その様子を当然、後方の席から見ているAey。
ここだけ、氷河期?
二本目を差し出すSib。
それも咥えようとして・・・・ようやく気づき、正面のSibを見るGene。
慌てて、きょろきょろと周囲を見回す。。
Sibもつられて、周囲を見回す。
一応、変なふうには見られてなかったみたいです。(Aey以外には・・・)
Sib「あなたは、ハムスターなんですか?ほっぺたに溜めておくことはできませんよ」
むっとして、水を飲むGene。
Gene「なにしてんだよ?」
Sib「Geneさんに、おやつを与えてたんですよ」
Gene「それはわかってる!(俺が言ってるのは)なんで、俺にくれたりするのかってことだ!」
Sib「だって、食べてほしかったんです」
Gene「食べたいなら、自分だけで食べればいいだろ!俺は、別に腹は減ってない」
Sib「でも、Geneさんは、噛むのを止めませんでしたよね?」
言い返せないGeneに、
笑ってしまう勝利者(笑)
Gene「・・・・セットに入らなくていいのかよ?」
Sib「もうすぐ行きますよ。もうじき、着替えないと・・・」
そう言っていると、スタッフが、着がえの準備ができたと言いに来る。
Sib「じゃ、行ってきますね」
ん・・・と小さく頷くGene。
そっと、残りのポッキーを、Geneの前に差し出すSib。
Sibがいなくなって、はじめて・・・・一つ置いた席に、Aeyが座っていて、こっちを見ているのに気づいたGene。
最初は、こんな蔑んだ目でみていたのに、
Geneが気づいたと知って、笑ってみせるAey。
目は笑ってないけどね。
一瞬、固まったものの、なんでもないように、強張った微笑みを浮かべながら、会釈するGene。
全然、何でもなくないから!
いたたまれない~~!!
傍らの携帯を手に取るAey。
Earnからのメッセージです。
Earn:Waewにすべてを準備してもらったわ。今週の土曜日、帰ってきてね
その時、TumとTiffyが二人して戻ってきました。。← これはこれで、なかなかの進展?
Tiffy「ああ、Aey。遅くなってごめんね。道に迷っちゃって、Tumに迎えにきてもらったの。ああ、本当にわかりにくい場所よね」
・・・・だそうです(笑)
携帯をみながら、反応しないAeyを見て、ようやく、様子がおかしいことに気づいたTuffy。
Tiffy「どうかしたの?」
その声に、ようやくTiffyが来ていたことに気づいたAey。
いつもの調子に戻して「なんでもないよ」と平気そうに答える。
Aey「ただの広告メッセージだよ」
Tiffyは、なにも言わなくても、無理してるAeyに気づいてあげられるのね。
Tiffy「あまり気にしちゃだめよ、Aey。あなたがたくさんストレスを抱えてるってわかってるけど、もうすぐ、撮影に入らないと・・・。だから、一旦、全部置いて、集中しましょうね、OK?」
頷くAey。
Tiffy「ただ、あの監督に、ぶうぶう文句を言わせないためよ。。。」
声を潜めると、少し笑顔が出て来たAey。
Tiffy「すぐ戻るわね。。お腹すいちゃって・・・。遅くなっちゃったから、どんなメニューが残ってるか、わからないけどね。すぐ戻るね・・・」
Tiffyが席をはずすと、また、落ち込んだように、俯いてしまうAey。
~Sibの大学 学部校舎の前~
いつものごとく、「Kiss&Ride」 です。(笑) ← だから、ただの送り迎えで、キスはしてないじゃん(by Gene)
いいの、いいの、細かいことは気にしない(笑)
Sib「じゃ、友達から、課題のシートをもらってきます」
Gene「どこで待ってればいいんだ?」
Sib「うちの大学の前で、ケーキを食べたくはありませんか?」
Gene「ケーキ? おいしいの?」 ← わかりやすい人(笑)
Sib「僕はデザートは食べません。でも、前に、サイトで人気があるってレビューを見ましたよ」
Gene[いいね。じゃ、そうするよ。場所を送って。そのカフェで待ってるから」
Sib「OK。あなたは、スイーツの話を聞くと、笑顔が止まりませんね。」
ムカっ!
いいなあ・・・こんなふうに、グラビア級の笑顔でいつまでも、こっちを見てくれてるなんて・・・。
恋人は無理でも、運転手になりたいよ。。
タイの渋滞にも耐えてみせるよ(笑)
・・・でも、Gene限定なんでしょ(号泣)
ふん、と、顔をしかめて見せるGene。
こんなふうに毎日過ごしているから、GeneがNubsibのこと、大学だけでなく、撮影所にも送り迎えしてる、運転手ってことが、かなり広まってきたのかな。
~ カフェ ~
Sibに教えられた大学の前のカフェ・・・お客さんは、女の子が多いです。
一人、チョコレートケーキと、珍しく カフェオレじゃないのを飲んでるGene。
女子学生A「ねぇ、あの人ってツイッターで見かけた人じゃない?」
通路を挟んだ席に座る女子学生が、Geneの噂をしてます。
女子学生B「たしかに・・・写真撮ってよ」
携帯を見ながら、ケーキを食べてたGeneが、その声に反応し、さっと身を固くします。
女子A「すっごく可愛い!もっと写真撮って・・・」
遠慮なく、バシバシ撮ってるじゃん。
続けて、写真を撮ろうとしていると、画面上に、ペパーミントグリーンのトレーナーを着た人物が立ちはだかります。
Sib「他人の写真を撮るのは、感心しませんね」
その声に、顔をむけるGene。
注意されて、そっと、携帯を裏返しに置く女子たち。
女子B「すみません。ただ、彼がとっても可愛らしかったので・・・それで、友達とシェアしたくて、彼の写真を撮りたかったんです。悪気はなかったんです」
Sib「わかります、その件については、議論の余地はありません。本当に彼は可愛いですからね」
ちらっと、後ろを振り向くSib。
Sib「でも、写真を撮る前に、(本人に)許可をとるべきだったと思うんです」
頭ごなしに注意したり、有無を言わせず削除させたりせず、きちんと言い聞かせるSib。
女子B「だったら、Nubsibさんと彼の写真を撮ってもいいですか?」
要求の上を要求する高度な女子(笑)
小さく頷いてみせるSib。
さすが、人心掌握のプロフェッショナル、狙ったとおりに物事を運ばせるSib様(笑)
Sib「Geneさん、この子たち、僕たちと写真を撮りたいそうなんです。いいですか?」
この段階で、誰が断れますか?(笑)
頷くしかないGebe。
ま、そこまで、嫌がってないけどね。。。だって、Sibと一緒だから(笑)
4人で写真撮影。。。
女子A「1,2,3・・・、1,2,3・・・」
こうして、女の子たちが盛り上がっている時でも、ちゃんと、Sibは、Geneを気にかけてるのね。
女子B「P’GeneとP’Sib、ふたりとももっと近づけますか?」
Sib「いいですよ」
はい、喜んで~~~!
そういう意味ではない(笑)
女子A「はい、カメラを見てください、1,2,3・・・」
何枚か撮ったあとで、自分の携帯でも写真を撮ってほしいと言い出したNubsibさん(笑)
女子B「ああ、はい。」
無言で、Sibを見るGene。
女子B「カメラをみてくださいね、1,2,3・・・」
Sib「僕たちの写真も撮ってくれますか?」
え?二人の・・・と情けない顔で、またしても、Sibを見るGene。
ここ、面白いように、Sibの思い通りに、運んでいきますの、お~ほほほ(笑)
なんか、盛り上がってる女子二人(笑)
A&B「わかりました!」
ニコニコが止められないSibに、文句を言いたいGene。
女子A「笑ってください、こっちを見てくださいね、、1,2,3・・・」
緊張で、変な顔になってるGene。。。
女子A「もう一枚行きますね、、1,2,3・・・。はい、おわりました」
携帯を返してもらい、「ありがとう」とお礼を言うSib。
二人の女子も上機嫌で、席に戻る。
たぶん、すぐに、アップされるでしょうね(笑)
もう・・・まんまとしてやられた、と、アイスコーヒーをぐぐっと飲むGene。
Sib「可愛いですよ・・・」
Gene「なにがだ!」
そういいながらも、しっかりチョコレートケーキをパクつくGene。
~駐車場~
車に乗り込み、シートベルトを締めたところで、Sibに質問するGene。
Gene「あの子たちも、お前と同じ大学なのか? 可愛いじゃん」
Sib「そうですね」
Gene「お前はどうなんだ?お前が大学の友達とどこかに出かけるところを見たことないし、それとも・・お前の友達はみんな彼女持ちなのか?」
Sib「どうして、そんなことを知りたいんですか?」
ちょっとご機嫌斜めってきましたね(笑)
Gene「いや・・・ただ、聞いただけだよ」
Sib「聞きたいのなら、僕のことを聞いてください」
Gene「なんで、もう知ってることを聞かなきゃならないんだよ?」
ぐっと、Geneに身体を向けるSib。
Sib「本当ですか?だったら・・・僕が好きな人、わかってるんですか?」
Gene「・・・・・知ってるさ・・・・」
視線を絡ませる二人。
Gene「・・・俺だろ」
くぅ~~~~~~~~~~!
きょうの、くぅ~~~は、デカいですよ、大音量ですよ(笑)
一瞬、固まるSib。
微笑みあう二人・・・かと思いきや、
Gene「お前が冗談で言ってるってわかってるんだよ」
あれ?
そっちにいきます?(笑)
あ~あ、と身体を戻すSib。
Sib「おりこうさんですね。。だいぶ、僕のことがわかってきましたね」
もちろん、それだけじゃないって、わかっててやってるやりとりです(笑)
★【Ep 05】4/5の雑感 ★
Geneの「俺だろ・・・」
ことのほか、色気が漂ってました。
その色っぽさは、自分の好きな人が誰か知ってるのか、と訊ねたSibに対して、「知ってる」と答えた時から始まってたんですけどね。
この時、かすかに、「え?」って目の動きを見せるSibもすごいですけどね。
「俺だろ」と言われたあとの・・・
微かに衝撃を受けたようなSibの瞳。。。
あ~~~、こういう駆け引きは、大好き!
ま、これも、Aeyのおかげも多少はあるかもね。
人は、自分のものに、ちょっかいだされると、無意識に囲い込もうとするからね(笑) ← これ、ベクトルが逆でも成立するから恐ろしや。
・・・・なにしろ、Sibの知らないところで、あのAeyの氷のような視線に耐えてるハムスターです。
このハム太郎は、Sib相手に、拗ねたり、すかしたりしてますが、芯は強いんだと思います。
ああ、二人のシーン、いいよね。
小出し、小出しだけど、その分、引き出しの中には、一杯、いろんな思いが詰まってるみたいで。。。