これで、3ブロックめです。

【Ep.05】 (1/5)

【Ep.05】 (2/5) あっぷ済み。

 

そういえば、

 #YniverseAwards2020

ご覧になりました?
 
BL界も、新勢力が確実に伸びてきてますね!

 
うん、タイムリーだ(笑)
 
あとはね、Moon of Y universe Awardと Iconic Star賞、がるピがWで獲ったどー✌️
爽やかで、優雅で、輝いてた!
だって、Moonだもん <(`^´)> えっへん!
あと、『UWMA』や『マイエン』の一団は勢いあったね。
うわ~、言い始めると、終わらないよ~~!
 

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

5分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.05】 (1/5)

【Ep.05】 (2/5)

 

『Lovely Writer』

นับสิบจะจูบ

【Ep.5】 (3/5)

 

 

~撮影スタジオ 正面出口~

Tumが外に出てみると、すでに、バイクに寄りかかり、待っていたTiffy。

かっこいい・・・!口笛

 

Tiffy「私を置いて帰っちゃったのか、と思ったわ」

Tum「悪かったよ。Nubsibとライブをしてたんだ。さぁ、行こうよ」

フルフェイスのメットをガシっと、手渡すTiffy。

ここ、ちょっと、待たされた感じをぶつけてるっぽい(笑)

Tiffy「これ、つけて・・・」

 自分も、バイクにまたがるTiffy。

 

メッセージ着信に気づき、携帯を見るTum。

P’0Tam<Tum、戻ってきて、ニックをドリアン先生の演技クラスに連れて行きなさい>

 

そのまま、無視し、携帯をポケットにしまうTum。

 

Tiffy「今までに、(バイクに)乗ったことないの?」

Tum「ああ・・・うん。ええっと、ほとんどないんだ。だから、本当に慣れてなくて・・・」

Tiffy 「私のウエストにしっかり捕まっていれば安全よ。私、事故ったりしないわ」

ようやくヘルメットをかぶり、バイクにまたがったものの、やはり、Tifffyのウエストに手を回すのはためらうTum。

自ら、Tumの手を取り、自分の腰に密着させるTiffy。

 

Tiffy「なんでよ? なにか不愉快? それとも・・・私に気があるとか?・・・大騒ぎになるわね」

最期に呟いたのは・・・思わず、気があるとか言っちゃった照れ隠しというか、落ちても知らないから、とか、そんなニュアンスのような・・・。とにかく、Tiffyの率直さのなかの可愛らしさが満開です。

 

エンジンをふかし、出発するTiffy。

 

~レストラン~

Tuffyの化粧品を買い終わった様子の二人。

Tiffy「選ぶのに、つきあってくれて、ありがとう。レビューには目を通していたけど、なんか買うのが怖くって・・・。いっつも大袈裟に書いてるから・・・」

Tum「実際、その人の肌次第だよ。ある人は、最高だってレビューするかもしれないし、一方で、ある人は、そうでもないって言うだろう。それが普通だよ。でも、俺もレビューを参考にして買うよ。自分が使ってみて、効果がないものは、モデルの子たちにあげたりするんだ」

Tiffy「でも、正直なところは? 私は、結局、いつも、同じのを使っちゃう。。。あるブランドなんかは、もう5本も使ってるもの。」

頷くTum。

Tiffy「でも、あなたは本当にこういうことが得意なのね。私なんかより、よっぽど詳しいわ。本当に、美意識が高いのね。女子よりもかわいいんじゃない。それに、今日の服は、感じが違ってる・・・。外見を変えようとしてるの?」

Tum「どうして? これ、良くない?」

Tiffy「いいと思うわよ・・・でも、今まで着てたような感じじゃないわ」

Tum「でも、気に入ってるだろ?」

肘をつきながら、ちらっと、Tumを見るTiffy。

急に、意識しちゃうところが、なんとも。。。(笑)

 

Tiffy「な、なによ?な、なんで、私が気に入るかどうかなんて、聞いたりするの?そういうのが好きなら、ただ、それを着ればいいじゃない。他人のいう事なんて、気にする必要ないわ!」

ドギマギして、早口で畳みかけるTiffy。

この子は、こんなに可愛いのに、中身も仕草もボーイッシュで、あんまり女の子扱いに慣れてないのかな?

そんなTiffyを、面白そうに、見ているTum。

 

着信に気づき、携帯を取り出すTum。

嫌そうな顔を隠さず、仕方なく電話に出る。

Tum「もしもし、姉さん・・・」

姉「あんた、なにしてんの?」

さっきのメッセージ、ガン無視したからね(苦笑)

 

Tum「どうかしたの? 俺、用事の途中なんだけど・・・」

姉「私が指示したことはどうしたの?」

Tum「ニックなら、もう、演技クラスに連れていったよ」

姉「だったら、次は?」

Tum「今日はもう、先約があったんだよ。姉さんこそ、どうして、そう突然に指示してくるんだよ?」

姉「それ、最初に私に言ってた?」

Tum「言ってないよ。でも、もう、姉さんに言われたことは全部やり終えたんだ。だから、個人的な時間をもってもいいだろ?」

姉「その個人的時間とやらで、あんたは何をしてるわけ?」

 

正面のTffyが、口パクで、「(電話の相手は)Tamさんなの?」と聞いてくる。

頷くTum。

 

姉「子供じみた真似をするのはやめなさい、Tum?」

そこまで言われて、さすがのTumも席を立ち、少し離れたところで話を始める。

心配そうに、見ているTiffy。

 

Tum「姉さん、俺には理解できないよ。姉さんに言われたことは全部やってるじゃないか。ほかに、何を望んでるんだよ?モデル事務所にいる俳優たちの管理なんて、面白くないんだよ」

姉「でも、その仕事のおかげで、生活できてることを忘れないことね!あんたは、その単純な仕事ですら、満足に出来ないじゃないの!それに、グラフィックデザイナーとしての仕事を、本気でやりたいの?私には、あんたが生き残っていけるとは思えないし、大体、あんたみたいな人間は・・・」

延々と続く、姉の言葉にたまりかね、電話を切ってしまうTum。

家業を手伝っているとは言うものの、いろんな事情があるものです。

 

席につくTum。

不機嫌なのが丸わかり。

心配を隠せず、Tumに声をかけるTiffy。

Tiffy「ねぇ・・・用事があるならそっちに行ってもいいよ。今日は、ずっと私につきあってくれたでしょ。私、あなたに迷惑かけたくない。」

Tum「気にしなくていいよ」

Tiffyのことも気遣うTum。

Tum「姉さんは、いつだって、こうなんだよ。君も知ってるだろ・・・」

小さく頷くTiffy。

食べよう、と勧めるTum。

 

これは・・・あまり、精神衛生上、よろしくない感じね。

 

 あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

さて、Tumに負けず劣らず、精神上よろしくない状況にある人と言えば・・・・

 

 

~Gene宅、リビング~

ダイニングテーブルに座り、携帯を見ながら、いらいらと足をゆすっているGene。

時計は10時過ぎ・・・。

まだ、Sibが帰って来ないのね。

 

テーブルの上のリンゴに手を伸ばし、一口食べるGene。

ふふふ、結局、ご飯食べてないんだ。。。爆笑

  

~回想~

Sib: Geneさんはどう思いますか? 行ってほしいですか?

Gene: 行こうと行くまいと、お前次第だ

 

そうです。

確かに、自分がそう言いました。

 

だからって・・・あんなふうに、本当に行くかよ?(ムカッ💢)

 

Aey: 僕・・今日、Nubsibに告白するつもりなんです

 

されてんだろうな・・・告白⤵️

自分が悪かったって認められたら、楽なのにねぇ(笑)

 

その時、ドアが開き、Sibが帰ってきました。

 

緊張は最高潮ですが、どう振る舞ったらいいのか、すらわからなくなってる、可愛らしいGeneをしばらく見ていきましょう。(笑)

 

リンゴをむしゃむしゃ食べているGeneを見て、「まだ、なにも食べてなかったんですか?」と訊ねるSib。

ん・・と、目も合わせずに、頷くGene。

 

その態度に、不審を覚えたSib、

この感じ、すごく好き。。

Geneのことは、自分が一番よくわかってる!って、タンカ切ってたけど、実際、そうなんだろうなぁ。

 

黙って部屋に入っていってしまいました。

 

Gene「・・・・(あれ?)

ここで、一時停止。。

 

なんだよ、無視かよ?

 

すぐに、ガチャリとドアが開き、Sibが出てきました。

 

すでに、Nubsibさんは、わかりやすく自分から視線を逸らしているGeneの態度を見て、これは、なにかあるな、と気づいますが、内容まで核心があるわけではないので、これから、追及タイムが始まります(笑)

 

Sib「あの・・・・」

Gene「・・・・ん?」

Sib「なにか、僕に聞きたいことがあるんじゃないですか?」

Gene「聞きたいこと? 聞きたいって何を?」

Sib「あなたはいつも、僕を見てるのに・・・なにか、聞きたいことがあるんでしょう?」

ね?と、Geneを見つめ、促すSib。

Sib「Geneさんが訊ねるのなら、僕はなんでも答えますよ」

 

そこまで、言われちゃ・・・ね(笑)

「別にない・・・・・」と言いかけたものの、やっぱり、そのままにはしておけないGene。

Gene「ああ、そんなに俺に聞いてほしいなら、聞いてやるよ。で、どうなんだ?」

その質問の意味を、計りかねるSib。。

Sib「別に、元気ですけど・・・」

Gene「そうじゃない。」

Sib「だったら、なんなんです?」

Gene「そ・・・それは・・・お前、食事に行ってきたじゃないか。で、どうだったんだ?」

 

Geneがわかりやすいのか、Sibの把握度が高いのか。。。

普通、ここで、こんなに、すぐには、到達しないんですけどね。。。

ニヤリ・・・と笑みを浮かべるSibさん。

Sib「あ~~~。良かったですよ。食事はおいしかったですし・・・。もし、食べてみたかったら、今度、一緒に行ってみましょうか?」

くくく、攻め様ぶり、絶好調(笑)

 

Gene「俺は、そんなことを知りたいわけじゃない!!」

 

Sib「(そんなのわかってますよ!)・・・じゃ、一体、他に、何について知りたいんですか?もっとはっきり言ってくれなければ、僕には、答えられませんよ

Sibの追い込み漁、始まりました。(笑)

 

Gene「・・・・・・・・Aeyは、なんて言ったんだ? もう、お前たち、付き合ったのか?」

 

こんなにわかりやすく妬いてくれて、もう、楽しくてしょうがないでしょうね。。。Sib。。

Sib「ああ、その件ですか。どうして、僕がAeyと付き合うと思ったんですか?」

 

Gene「だって・・・・今日、お前たち・・・駐車場で・・・」

Sib「見てたんですか?」

Gene「あ・・・・その・・・偶然な・・」

Sib「あれは、そうじゃなくて・・・僕は、Aeyと話をしなければならないことがあって、一緒に行ったんです」

Gene「話って? 何のこと?」

Sib「今日・・・撮影の時にAeyと話していませんでしたか? 僕は、撮影中、あなたがふくれっ面をしてたのを見たんです。」

Gene「それで・・・お前たち、喧嘩になったのか?」

それをきき、にっこりして、Geneを安心させようとするSib。

Sib「いいえ。僕とAeyはただの友達です。それ以上のことは、なにもありません」

ふ~んと、まだ、不機嫌そうに頷いてみせるGene。

Sib「もし、Geneさんが嫉妬するってわかっていたら、そもそも、Aeyと出かけたりしませんでしたよ」

 

嫉妬と言われて、顔色を変えるGene。

Gene「嫉妬だって? 誰が嫉妬してるだって? 俺は、ただ、知りたくて、聞いただけだろ」

 

Sib「まさか、僕とAeyがキスしてるのを見て、考えすぎて不安になった・・・なんて、言わないでくださいよ」

 

どうやら、その、まさからしいですよ、Sibさん(笑)

この顔・・・!

結構、傷ついてます。。

 

Gene「・・・・それは・・・今日、アプリのタイムラインで、お前とAeyを見たんだ・・・それに、俺が駐車場に行った時・・・本当に、お前たちがお互いに好きなんだって思ったんだよ」

Sib「Geneさん、ドラマチームの方から、僕たちに宣伝活動を求めてることを、ちゃんとわかってくれないと・・・」

Gene「・・・・・・・でも、本当に、すごくリアルに見えたし・・・」

Sib「ほら、やっぱり・・・。嫉妬したんですね」

もう、ルンルン(笑)

 

Gene「Sib!!」

Sib「(例え芝居とはいえ)本気に見えなくて、誰がそれを信じるんですか? キスについていうなら、あれは、仕事用でしかありません。でも、僕が気持ちをこめてするキスは・・・誰ともしたくありません」

Gene「(え?)

Sib「Geneさん以外とは・・・」

 

Gene「・・・・・・・・・・・・🐥」

うわ~~!!ラブ

Geneが固まった!(笑)

そして、バックでかかってる歌詞が、そのまんま、I wanna Kiss Kiss you~♪

もう、お聞きになってますよね?

超可愛いメインOSTの『One to Ten 』です。

 

Sib「だから、僕に嫉妬する必要なんてありませんよ」

 

Gene「だから、そうじゃないって言っただろ」

 

ふふふ・・・

 

Sib「はい・・・そういうことにしておきましょう」

 

ふくれっ面のGeneのほっぺを、かるく、ぷにっと摘まむSib。

Gene「・・・・・!」

 

(ノ≧▽≦)ノ可愛いぞ!ぷに(笑)

 

慌てて、顔を遠ざけるGene。

微笑んでるSib。

Gene「な、なにすんだよ?」

Sib「Geneさんがヤキモチを焼くとき、膨れっ面になるからですよ」

 

そ、そんなの、はじめて言われた。。。って顔してますね。

 

Sib「すっごく可愛いって、わかってます?」

 

もう、ぐうの音も出ません。(笑)

 

Gene「・・・シャワー浴びてくる」

食べかけのリンゴをのこして、席を立つGene。

 

Geneを目で追いながら、そのリンゴを一口かじるSib。

本日も勝たせていただきました~(笑)

 

 

~Aeyの自宅~

 

Sibとのディナーから戻ってきて・・・・テーブルの上に、ぽ~んと一輪挿しの花束を無造作に置くAey。

同じく、テーブルの上に置かれていた、お誕生日のプレゼントに手を伸ばす。

Aey「Happy Birthday  Aey・・・あなたの可愛らしさが永遠でありますように Artより」

カードを読み上げ、自分も席に座る。

他の袋から、クッキーを取り出すと、一口食べては、おいしくなさそうに、食べかけを戻し、蓋をしめてしまう。

次々に、他のパッケージを開けたり、ケーキを食べたり、そんなことを繰り返すAey。

「全然、おいしくない・・・」

「まじで最悪・・・」

 

だるそうに、テーブルに伏してしまうAey。

携帯を取り出し、なにかの記事に目を通している。

 

見出しは・・・フランスでのベーカリー留学

<できれば、このまま、タイには戻りたくない。ここで、パンを焼いていたい>

そんな記事をよみふけっていると、Earnから、メッセージが入ってくる。

 

Earn:: 今週の土曜日は、あなたのお誕生日でしょう。家族は、みんなあなたを待っているわ。

 

それを読むと、ふっと、小ばかにしたように、鼻で嗤うAey。

携帯を伏せて、また、憂鬱そうな表情にもどってしまう。

 

 

★【Ep 05】 3/5の雑感 ★

TumとAey・・・

二人の抱える問題が、なんとなく、垣間見えました。

家族、仕事、生き方、人間関係・・・複合的に絡み合って、しかも、昨日今日はじまった感じでもない。。。

Aeyが見ていた、フランス留学の話はこれから出てくるのかな?

そう言えば、やたら、プレゼントに、クッキーやケーキが多かったし、「おいしくない」って言ってたのは、心情だけじゃなくて、本当に、味がわかる人間だからってこと?

 

Tumのお姉ちゃん・・・声だけ聴くと、どこぞの、大手芸能プロダクションのやり手社長って感じです。

思った以上に、社内権力集中、たとえ、家族であっても、下のヒエラルキーの人間にとっては、がんじがらめでしょうね。

私なら、たぶん反発という名の逃避行動に出ちゃいますが、そうできない人のほうが多いはず。

 

ただ、企業人として、姉として、身を入れて、仕事に取り組んでいないTumの態度にイラつくのもわかるし、そういう人間は何をやっても成功しない・・・って、哲学でモノを言ってるところもあるんだろうけれど、Tumも相当、抱え込んでるのね。。

 

そのふたりのどちらにも深くかかわっているTiffy。

 

ボーイッシュでさっぱりとした気性だけど、なんでもかんでも私にまかせておきなさい、っていう、ありがちな姐御肌じゃないところ、結構、好きです。

 

★【Ep 05】4/5に続く ★