さて、いままでのは、導入にも満たない導入でした。

 

ここで、もう一人の主役、Kaoくんの登場です。

『Untill We meet again』の視聴後雑感はあげてませんが視聴済み。

いや、筋追いをしていないので、自分の中では、そこまで、ちゃんと理解&消化しきれてないような気さえします。

実際、かなり、世界観の読み込み具合を試される異色なBLドラマだと思ってます。

 

・・・・そのドラマで、むっちゃ、ヴィジュアルが好み~~だったKaoくん。

私、結構、オーソドックスイケメンも好きなんですよ。。。という宣言。(笑)

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 6分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.01】 (1/6)

【Ep.01】 (2/6)

 

『Lovely Writer』

นับสิบจะจูบ

【Ep.01】 (3/6)

「今、何時、お腹空いた~」という声が聞こえつつ(笑)、仕切り直し・・・。

 

演出捕「18番、Nubsibさん、どうぞお入りください」

 

会議室のドアが開き・・・

靴からフレームイン。

 

0018の札を首から下げた 一人の青年が入ってくる。

もう、オーラ見えるし・・・空気変わったし・・・BGMも変わったし・・・それは全部、演出(笑)

 

入ってくるなり、色めき立つMai監督とドラマ班。

そうそう、こういう人のことを「絶対的!」っていうのよ(笑)

 

そんな中、一人、手元の資料に目を落としていて、気づいてもいないGene。

 

お口ぽかん・・・のHin。

Hin「P’、この人、神みたいなオーラだよ。すっげぇ、ハンサム。もし、この人が“Kin”役をやったら、死んじゃうかも・・・」

ちらりと、0018を見るGene。

さりげないけど・・・ちゃんと見てる(目を奪われた)一瞬を切り取りました。。。(笑)

 

そして、これまた、一瞬ですが、このNubsibの視線の先は・・・角度的に見ても、正面の監督ではなく、Geneでしょう。

 

Gene「(小声で)彼には、合ってないんじゃないかな。彼は、Kinを演じるには、華やかすぎるだろ・・・」

Hin「(小声で)P’は、彼が気に入らないの?え~、残念だなぁ」

声を潜めて、会話をする二人。

 

0018「こんにちは。僕は、Nubsib、20歳です。僕は国際経営学を学んでいます。」

演出補「これは、2次のオーディションになりますよね? 以前、キミに渡した台本から、準備してきていると思うけど・・・」

Nubsib「はい。」

監督「OK。じゃ、準備が出来たら、はじめてね」

その時、Geneが、監督に、トイレに行きたいと申し出て、席を立つ。

 

ちらりと、Geneが中座したのを見ると、

Geneが自分の横を通りすぎる、まさに、その瞬間に声をかける。

 

Nubsib「どこに行く気だ? 

(行かせねぇよ!)

※いや、それを言うなら、「言わせねぇよ」だし、我が家のギャグだし。

 

Gene「・・・・(え?)」

立ち止まるGene。

 

ここで、二人だけにダウンライト。。。

見つめ合ったこの瞬間が、スタートです。 ← 本当に?(笑)

 

Geneに近寄り、急に腕を掴む。

わけがわからず、固まるGene。

Nubsib「今朝、起きていたのに、なぜ俺に言わなかった? 俺から逃げられると思うな。俺が君につけたその跡のせいで思い出すんだ・・ お前が俺のものだと」

Gene「・・・・・・・・」

完全に飲まれてます。。。

Nubsib「お前、俺がどんなにお前を恋しく思ってるか、わかってるだろう」

 

そう、目の前にいるのは、自分が精魂込めて紡ぎだした“Kin”そのもの。

Nubsib「さぁ、こっちに来て、部屋に戻るんだ!」

 

掴まれた腕の強さに、なんとか、自分を取り戻そうとするGene。

Gene「あの・・・・僕は・・・これ・・・」

 

監督「ブラボー!素晴らしい~~~!」

スタッフ一同も揃って、拍手喝さい。

監督「私、Nubsibの演技、大好き!あなたの演技は、本当に最高よ! 今の、強くて、厳しさのある態度は、本当に魅了したと思わない? ねぇ、(演技)コーチ?  ああ、あなた、きっと有名になるわよ! ちょっと待っててちょうだいね、あとで話をしましょう。ちょっとだけだから・・・」

長髪の人が、演技コーチらしいですてへぺろ

 

もう、この言葉をもらったら、「合格~!」の太鼓判を押されたようなものです。

このあとの、0019以降の人で、Kin希望者はお気の毒。

 

呆然としたまま、立ち尽くしているGeneに、微笑みながら、謝罪するNubsib。

Nubsib「本当に、すみませんでした。」

Gene「・・・・・・・」

Nubsib「驚かせてしまいましたか?」

Gene「・・・は?」

なんとも、間の抜けた声と顔(笑)

Nubsib「演技の相手を、あなたにしていただけて、感謝しています。」

もう、動揺激しく、なんと言っていいのか、言葉もでてこないGeneは、そのまま、無言で立ち去る。

 

うまくいった・・・と、ちょっと愉快そうなNubsib。

最初からの計画の一部のようでもあり、さっきのGeneとHinの会話を聞いていて、ちょっと、からかったって感じもあり。

どっちにしろ、ターゲットはGeneです。

 

面談終了後、話し合うドラマチーム。

「彼はいいね、メモしておいて」

「この人は、私としては、ないな~って感じ」

頷いている一同。

その中で、一人ずっと俯き、部外者を装ってるGene。

「そうね」

「みなさんはどう思います?私は、Saimhok は、Tawan役に合うと思うんです」

すぐさま、Saimhok と言われた俳優の資料が、スクリーンに大写しになる。

監督「あ~、たしかにイケメンね。身長も(イメージに)あってるし、演技の感じもいいわね。」

スタッフからも賛成意見が出て、どんどん、役柄が決められていく。

演出補「Bossについてはどうですか? 彼はOKです。ルックスもいいし。。」

監督「Okっていうのは・・・(かならずしも)」

その他のスタッフ「OKじゃない!!」

突然の大声に、びっくりして、顔をあげるGene。

 

監督「あの子は、(私の)お仲間よ。冥王星からだって見通して、あら、元気?って言えるわよ」

演出補「どうして、彼じゃダメなんですか? うちらは、Blドラマを作ってるんですから、完璧じゃないですか? 僕は、すごく斬新だと思いますけどね。」

この演出捕は、Mai監督のチーム歴が浅いのかな。

 

その時、女性プロデューサーが、監督に変わって説明しはじめる。

女性PD「(たとえ)斬新でも、私には、あの子は売りだせない」

シビアな話に、ちょっと驚くGene。 

私はもっと、こういう話聞きたいけどなぁ(笑)

 

演出補「そうですかね? イケメンだと思うんだけど」

 

そこは経験値だ、と、鷹揚に微笑んでいる監督。

監督「私は、Aeyのほうが合ってると思うわ。可愛いと思わない?」

ずっと気になってた、この人。。。演技コーチさん?

「私も、Aeyは、いい選択だと思います。演技も的確だし、かっこいいし、なにしろ、女性的すぎないところも・・・。彼なら、“Namcha”役に完璧よ。」

監督「でも、彼は、本当に、受けなのよ。」

ああ、そうだった・・・と頷く。

監督「でも、役に完璧なレベルなのは確かね。彼は、このドラマの主役にふさわしいと思うわ」

演出捕「でも、彼もゲイなんですよね?どうして、今回はそのことを問題視しないんですか?」

女性PD「とりあえず・・・私たちは、LGBTQを啓蒙してるとだけ言っておくわ。彼は、LGBTQを広く宣伝することができる一方で、選ぶのに適切なレベルにいるということよ。私たちは、積極的になって、資金を調達しなければならないの。」

ふふふ、こういうセリフは楽しいなぁ。

 

エンタメ産業の中で、BLドラマは、LGBTQ理解を得ながら、収益をあげられる部門だっていうことで、かつ、送り手である業界としては、ターゲットを明確に想定してるってことでしょ。

 

じっと、話を聞いていたHinが、口を挟む。

Hin「待ってください。その基準ってなんなんですか?」

女性PD「この業界にはね、かっこよすぎる・・とか、才能がありすぎる・・とかだけじゃだめなのよ。」

監督「そのとおり。わたしたち 長い間、この業界で仕事をしているでしょ。キャスティングが悪いと、ドラマもそうなるのよ。」

納得したのか、笑みを浮かべながら、頷くHin。

 

演出補「で、Nubsibは、“Kin”ですね。」

監督「だれか、納得できない人いる?」

コーチ「いないわよ! 完璧に合ってるわ」

それを聞いて、ふっと、ひっかかりを覚えるGene。

監督「反対する人は私とケンカする気ある? 彼は、役にぴったりよ!神のようなオーラと優れた演技スキルで、激アツだわ! BLファンは、彼女たちに何が起きたのかさえ、わからないはずよ」

絶賛の嵐、吹きあれる。。。(笑)

監督「プロデューサーはどう思う?」

女性PD「役にもぴったりで、演技はうまくて・・・」

コーチ「でも・・・彼って?」

演出補「彼がなんなんですか?」

コーチ「ゲイじゃない?」

 

素知らぬ顔をしていても、なぜか、気になってくるGene。

この顔はそういう顔でしょう。

 

演出補「何言ってるんですか? 本当ですか?」

コーチ「だって、彼が、Geneと一緒に、セリフを読んでるときの、彼の目は・・・そんな感じだったでしょ。私、すごく、彼らのこと、気になったもの」

演出補「本当?」

女性PD「なんか、個人的な感情すぎない?」

監督「Geneに聞いてみたらどう? あなたは、どう感じた?」

みんなの視線が一斉に、Geneに注目する。

Gene「ああ・・・・僕は・・・」

更に、Geneの言葉を待つ監督たち。

Gene「・・・・僕は・・・彼の演技が上手だったからじゃないですか?」

監督「ほ~~」

みんなも、納得する。

監督「あなたは、いろんなところに、鼻を突っ込みすぎよ、彼がゲイであろうとなかろうと、あなたになんの関係があるのよ!」

コーチをやんわりとたしなめる監督。

監督「重要なのは、彼の演技力でしょ。さ、誰か、同意できない人はいる?」

もうほとんど、主役のKin役をNubsibが射止めた流れになりました。

 

監督「ええっと、このあと、GeneとHinは、なにか用事があるのかしら?もし、そうでなければ、このまま、残って、私たちと話をしていかない?」

 

Gene「私は、家に帰って、原稿を書く予定が・・・・」

監督「そうね、そうね。でも、2週間後に別のミーティングがあるんだけど、もし、時間があれば、参加してほしいわ。ね、参加してよ」

すかさず、返事をするHin。

Hin「私も空いてますし、Geneも空いてます」

監督「OK、よかったわ。本当にありがとう」

答えを促されて、「はい、ありがとうございます・・・」と返事をするしかないGene。

Gene「もし、よろしければ、私はこのへんで失礼します」

女性PD「今日は、参加してくださってありがとうございました」

 

Gene「(小声で)行くぞ」

Hinに声をかけるGene。

Hin「コンドミニアム?それとも、郊外の家?」

Gene「コンドミニアムだ、今からじゃ、向こうの家に帰るは、渋滞もするし、遠すぎるよ。」

そうか、最初に出てきた《ホワイトハウス(実家)》は、ちょっと遠いから、都心部にコンドミニアムも借りてるの?

やっぱり、お金もち?

 

Hin「ボク、トイレでおっきい方してくるからさ。トイレの前にいてよね」

さっさと立ち上がり、トイレに行ってしまうHin。

 

~トイレの前の廊下~

水を飲みながら、Hinを待っているGene。

その時、通りがかったスタッフの一人とぶつかり、ペットボトルを落としてしまう。

「すみません」

 

転がったペットボトルの行く先は・・・・見覚えのある、ダークブラウンのハイカットシューズ? ブーティ?(笑)

ペットボトルさん、Good Job! (笑)

 

さっと、しゃがむと、手に取ったペットボトルをさしだすNubsib。

Nubsib「どうぞ・・・」

Gene「あ・・ありがとう」

 

Nubsib「本当は、もう一度、あなたに感謝を言いたいと思っていたんです。」

頷くGene。

Nubsib「あなたが、『Bad Engineer』の作家だって知ったばかりで・・・・」

Gene「ああ・・・そうなんだ?」

目も合わせられないの?

 

Nubsib「はい。僕、ついさっき、監督と話したところだったんです。これからは、お世話になります。あなたに助けていただく必要がありそうです

Gene「いや・・・そんなに大袈裟に考えなくてもいいよ。そういうことは、ドラマ班のスタッフの人たちに言ったほうがいい。私はただの作家で、それほど関わることもないんだから。気にすることはないと思うよ」

微かに、うなづいて見せるNubsib。

 

その時、「あ~、まだ、お尻が濡れてるよ、最悪~」と言いながら、Hinが戻ってきました。

Hin「・・・え?Nubsib・・!」

Geneの眼の前にいるNubsibに、驚くHin。

これって、ファンの反応に近くない?(笑)

Nubsib「はい」

Hin「君、もう監督と話はしおわったの?」

Nubsib「いえ、まだです。緊急の電話がかかってきてしまって・・・。それで、トイレにきたんです」

Hin「ああ、そうなんだ。ボクはHin。P’Geneのアシスタントをしてるんだ。ボクたち、これから、お互い、もっと親しくなると思うんだ」

Nubsib「はい」

自分と真逆のことを言うギロッとHinを睨むGene。

Gene「Hin!行くぞ」

Hin「え? もう・・・。今、来たばっかなのに~」

Gene「じゃ、失礼するよ」

Hin「え・・待ってよ」

逃げるように、立ち去るGeneをじっと目で追うNubsib。

Hin「じゃ、またね」

気軽に、Nubsibに手を振るHin。

Hin「なんで、そんなに急ぐの? ボク、、まだ、彼と話してないのに・・・」

自分の手をひいて、ずんずん先を急ぐGeneに、文句を言うHin。

 

しばらく、そんな二人を見送っているNubsib。

 

振り返ったNubsibの顔は・・・

好みだ!💖 

あ、ちょっと調子出て来たかも。。(笑)

 

こらこら、ヽ(♯`Д´)ノ

違うでしょ・・・!! (苦笑) 

 

でも、なんだか、ただ、単純に微笑んでいるようには見えないんですけど~。

 どことなく『狡猾』な微笑。

 

 

★【Ep 01】3/6の雑感 ★

だめだ~~~!

こんな、ちゃんとした恋愛物(?)を見てるっていうのに、、『MOD堕ち症候群』の今の私、絶対、必要以上に疑ってかかるという、病に侵されてます。

 

ねぇ、Tee監督、言いたいことがあるなら、ちゃんと言ったほうがすっきりするんじゃないの?(笑)

<BL業界のここが問題!>とか

<私が今まで受けて来た仕打ち>とか

(笑)(笑)(笑)

 

でも、この姿が見れて、私は、単純に嬉しかったです。

 

確かに、劇中にも出て来たとおり、収益があがるプログラムになりつつありますけど、誰もが撮れるわけじゃないですし、BLなんてはじめて~っていう男の子たちに、誰もが演技を付けられるわけでもない。

表に出る俳優も大変だと思いますが、監督に課せられたものも相当重いはすです。

 

Kaoくんにしても、演技力あると再三、絶賛される役っていうのも、プレッシャーよね(笑) ← これは、BL関係ないけどね。ニヤリ

 

★【Ep 01】4/6に続く ★