タイトルの【お試し】ってのは何?
疑問に思われて当然ですよね。
3月に入り、はや5日。
個人的には、まだまだ、『Manner of Death』の余韻冷めやらぬ・・・という状態です。
なにしろ、最終回の筋追いも、4日前にリリースしたところなので、頭は、まだまだバリバリ『MOD』モード。
要は、腑抜けてるんです。
でも、昨年、発表になってからというもの、ずっと見たかった『Lovely writer』が始まっちゃったんです。
『Tharntype』でお世話になった(?)Tee監督作品ですからね。(笑) ← 知り合いでも、友達でもなんでもないけど。。
見たらこれ、1話が1時間超えの長さなんですね。
なんか久々に、この長さが戻って来ました。(笑)
なにしろ、『Manner of Death』は、公称45分、実質40分弱、体感10分くらいだったので(笑)、最初、『Lovely writer』の表示時間を見たとき、どうなってんの、と思っちゃいました。(爆)
しかも、Uネクストで、WeTV配信後1時間後に、英字幕版を、「見放題」枠で配信するよ~ってお知らせが来て・・・。
さらに・・・よくよく読んだら、1週間から10日後くらいには、タイ語→日本語の字幕版に切り替えるよ~ですって。
夢のようなお話なんですが、とりあえず、1話だけ、様子見で、英字幕版を訳し始めました。
<まだ、今日現在、日本語訳に変わってないっぽいし。(3月5日午後8時)>
とにかく、何かがある・・・ような気はする。 ← 自信なさげな言い方。。
そう思いながらも、ぐずぐずしてるうちに、2話を視聴。(こっちは45分くらいだった)
とりあえず、続けてみることにします。
いつもながら、お気に入りのドラマに堕ちたあとの後遺症は大きい!
あと、第1回目の配信以降、数日間あれこれやりとりをしていたのですが、映像データが入手しずらい(画質も良くない。本当なら、HD録画してるYoutuberさんたちに頼りたいが、それはアカンよな・・・)のは事実なので、いつもの感じではお届けできない可能性もあります。
そうなると、筋追いじゃなくて、ふつうに雑感に変更する場合もあります。
一応【お試し】という形で、1話の筋追いを、順次、アップする予定です。
ちゃんと、続けるつもりになったら、【お試し】は取ります。
あと、1日に全部アップするとかいう、『MOD』方式ではありません。小出しに戻します。
で、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
とにかく、どんなお話なのか・・・については、直前にだされたティーザーがあるので、それを置いておきます。
(どんどん簡略化するワタクシ・・・)
字幕、日本語設定できま~す。
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.01】 (1/6)
このドラマの主人公、作家のGeneが、PCに向かって、まさに原稿執筆中。
ずいぶん可愛らしいエディターソフト使ってるじゃん(笑)
《ベッドルームの白い壁に押し付けられ、あいつの手が滑るように、俺の両手首を握ったその瞬間・・・》
・・・と書きかけ、「ベッドルーム」を「バスルーム」に変更! ← なにか、変わるかしら?
《あいつの顔がゆっくりと近づいてくる気配に、俺は目を閉じて、背を向けるしかなかった。》
と訂正し、怒涛のように打ち始める。
《“ああ、もう嫌だ” 目の前のこいつを押しのける力があることもわかっているのに、なぜ、俺の身体は動かないんだ?
俺の手首をロックしていたはずのあいつの手が、いつのまにか、シャツの下でうごめくのを感じている。
あいつの唇が俺の唇に押し付けられた時には、すでに、俺の感情は、爆け(はじけ)飛んでいた!!
息が苦しくなり・・・目の前は真っ白になった。 あいつの暖かい手がゆっくりと下に下がりながら、俺の下着の端まで愛撫してきたとき、はっきりとうずくのを感じた。俺のかわいい“そいつ”をあらわにするように、ゆっくりと引き下げて来た。あいつの手でこすり上げられると・・膝の力が抜けていった・・・》
そこまで書いた時、溜息を一つ吐き、全ての文字を消してしまう。
Gene : こんなの、セクハラじゃねぇか~~~!!!! これのどこがロマンティックなんだよ~~~~~!!!
PCの画面を意味不明な文字で埋めて、不満を爆発させるGene。
Gene「こんな内容の台本なんて、どうすりゃいいんだよ。もう、何も思い浮かばない~~~!」
うつぶせても、
起き上がってみても、
部屋の中を歩き回っても、
しゃがんでみても、
尻餅をついても、
飲み物を飲んでみても、
だらけてみても、
飛び跳ねてみても、
キックスケーターで部屋の中を回ってみても、
・・・・無理なものは無理。
仕方なく、机に座り・・・キーボードの前に手をスタンバイ。
ピン!
なにか降りてきたか・・・と思いきや、表通りの車のクラクションで、集中力は途切れ。
Gene「くそー、なに書こうとしてたんだっけ?」
髪をかきむしり、器用にペン回し。。 ← これ、今の人もやるの? UPくん自身が得意だったとか?(笑)
私の学生の頃は、予備校出身者の特技みたいに言われてたけどね。。。
・・・・と思ったら、ちゃんと練習したらしい!
ひとしきり終わって、また、キーボードに向かったところで、今度は、チャイムというか、来訪者にブザーを鳴らされ・・・・(笑)
イライラ度が最高潮に達したGene。
外に出てみると、門の外に立ち、笑顔で手を振っていたのは、Hin。
Hin「P’Gene♪」
お久しぶり!
Technic@TharnTypeのKenjiくんです。
Hinを見るなり、あきれ果てると、無言で門扉をしめ、中に戻ってしまうGene。
締め出された!(笑)
Hin「ねぇねぇ、イライラしないでよ!・・・まだ朝だっていうのに、なに、かっかしてんの?」
ブツブツ呟きながら、ちゃんと入り、門扉の鍵もしめて・・・勝手知ったるって感じね。
Geneは、お金持ちなのかな? 結構、ちゃんとした一軒家に住んでるのね。(・・・てか、ここ、ホワイトTハウス@I'm Tee Me Too じゃん。(笑))
Gene「今週は顔を見せるな、って言ってなかったか? 俺は、プロット(筋)に集中したくて、ここに来たんだぞ」
Hin「P’Geneに伝える大事な話があってきたんだよ。でも、まだ、プロットすらできてないの?」
Gene「俺の仕事より緊急を要することってなんだよ? 原稿をあげるのに、もう5か月しかないって、Bua(編集長)から言われたんじゃないのか?」
振り返ると、一瞬固まってるHin。
Hin「ねぇ、そんなに怒んないでよ。でも、これは本当に緊急なんだよ。いいから、中に入って話そうよ」
Gene「もし、緊急じゃなかったら、ただじゃおかないからな!」
先に、家の中にずんずん入っていくGene。
Hin「ああ、どうぞ、どうぞ。包丁の準備でもしてなよ、のぞむところだ」
~Geneの仕事部屋~
部屋の床一面に散らばったBL小説本を踏まないように、部屋の奥にすすむHin。
床に落ちていた1枚のポスターを広げてみる。
Hin「俺がもし、P’GeneがBL小説を書いてるって知らなかったら、たぶん、変態だと思うだろうね」
Gene「なんだと? なにが変態だ!口のきき方に気をつけろよ」
Hin「最近、口が達者になったよね。・・・うわぉ、こんなにはまってるくせに・・・」
部屋中に散らばったBL関連本やら資料をみて、揶揄うHin。
コーヒーが切れた、とHinに入れてきてくれ、と頼むGene。
Hin「ねぇ、来たばっかりなのに、もう用事を言いつける気?」
Gene「で、お前は、コーヒーを入れるのか、入れるつもりはないのか?」
Hin「ほぉ、強気じゃん。わかったよ、コーヒー入れてきますよ。少しは落ち着いて・・・。ラテでいいよね?」
小さく頷くGene。
Geneは、ラテが好き。
Hinがカップをもって、出ていくと、さきほどのポスターを見ながら、「なにが変態だ・・・」と呟くGene。
ポスターをどけた下から出て来たのは・・・『Magic Mystery』と書かれた原稿。
~(回想) Buaのオフィス~
たぶん、このBuaって人は、出版社の編集長あたりのポジションかな。
『Magic Mystery』の原稿を、BuaにさしだすGene。
にっこり、愛想笑いをしてみせるBua。
個性的ですけど、どこかありがち・・というキャラです。。
Bua「Gene。あのね、関係者と打ち合わせをしてみて・・・こういうことになったの・・・」
ちょっと間をあけるBua。
Bua「・・・・・・・」
Gene[・・・・・・・」
息を飲んで次の言葉を待つGene。
Bua「あなたの実力はとても素晴らしいし、作品はとても面白いって。」
ほっと、一息つくGene。
Bua「で、こういう結論に至ったんだけど・・・・・・・・」
またしても、次の言葉をもったいぶるBua。
Gete「・・・・・けど?」
スタッフがちょうど、コーヒーをもって、入ってきて、また中断(笑)
Bua「・・・・・・さ、コーヒーをどうぞ」
ありがとうございます、と頭を下げるGene。
Bua「ああ、『Bad Engineer』が、大きなテレビ局でドラマ化されることになったことに関してよ・・・」
ああ・・・と頷くGene。
大興奮のBua。
Bua「でね、関係者たちもすごく感謝してて、彼ら、またまた、こう結論を出してきたんだけど・・・・」
Gene「・・・・・・けど?」
Bun「・・・それがね・・・」
Gene「はっきり言ってください!」
たまりかねて、つい、先を急がせるGene。
Bua「あなたに、新しいBL小説を書いてほしいの!!」
Gene「は? (小声で)思ったとおりだ・・・」
Bua「なにか言った?」
Gene「なんでもありません。ただ、僕は、これで、ダークファンタジー小説の執筆に戻っていい、とおっしゃってくれるのかと思っただけなんです。僕は、BL小説を書くのは得意じゃありませんし・・・」
それ以上、言わせないわよ、くらいの作り笑顔を見せるBua。
Gene「ほら、こうして、いくつか、プロットもおもちしたんです」
打ち出し原稿を差し出すGene。
無情にも、手にも取らないBua。
Bua「ねぇお願い、わかってよ、Gene?」
Gene「でも、得意じゃないんですよ。プロットだって、どう書いたらわからないくらいなんです。大学を舞台にしたBL小説なんてたくさんあるじゃないですか。もう似たようなものを書きたくないですし。。」
引かないBua。
Bua「でも、あなたはもう、とても有名な作家になったでしょ。それに、あなたがどれだけ、わが社の売り上げに貢献したか、知らないの?」
Gene「僕は、そんなの気にしませんよ」
Bua「でも、うちの会社は気にするの!!」
本音って、素敵(笑)
Gene「・・・・・・」
しまった、と、すぐさま、気を取り直すBua。
Bua「ねぇ、もう1本、BL小説を書いてみたらどうかしら? そうすれば、次の作品は、ダークファンタジー小説を書くことができるわよ。」
・・・・きっと『Bad Engineer』を書くことに至る前もその手を使われたんでしょう。
Gene「・・・・でも」
Bua「でも、じゃないのよ!あなたが断ろうとしてるのはわかるけど、正直なところ、うちの会社がここまでこれたのも、あなたのおかげなの。はじめて書いたBL小説がドラマ化されるなんて、あなたには、とても実力があるの。あなたが新作を書くとするでしょ、そうすると、ドラマを気に入った人はその本を買うわ。もし、あなたが新作を書いたらそれもドラマ化されるかもしれない。ほら、Win-Winの状況じゃないの!ね、いいでしょ?ね、私とうちの会社を助けると思って・・・そうしたら、今後はあなたの望むものを、私が提供するわ、無限にね。」
言葉を失うGene。
Gene「・・・・・」
満面の笑みで、Geneの答えを待つBua。
Gene「・・・・・わかりました」
Bua「・・・・(ちょろいけど、可愛い奴!)」
Gene「ですが、プロットを考える時間をもう少しください」
興奮して、机をたたくBua。
Bua「さすがね! 本当に感謝するわ、Gene」
ますます、肩を落とすGene。
Gene「・・・僕のことを評価してくれるのは、あなただけですから・・・」
Bua「あなたがいい人だって信じてたのよ」
Gene「じゃ・・僕はこれで・・・」
Bua「どうぞ・・・」
カバンを持って、部屋を出ようとしたGeneを呼び止めるBua。
Bua「あ、Gene。 NCシーンは、最高に興奮して、ムンムンムラムラするくらい熱いのをお願いね!・・・お子様にはふさわしくない奴よ!」
もう・・・いたたまれずに、そそくさと部屋を出るGene。
交渉に勝ったBuaが、高笑い。
(回想終わり)
・・・・そういうやり取りがあって、今に至るってことね。
少し、時間をもらうことにした新作のプロット作りに、いまだ悪戦苦闘中。
コーヒーを入れて戻って来たHinが、反応しないGeneの耳元に声をかける。
この、ど正面の顔、好み!
Hin「P’Gene。・・・・P’Gene!!」
Gene「・・・え、え、おまえ、どうしたんだよ。プロットを考えるのに集中できないのは、みんなお前のせいだからな」
Hin「はいはい、すみませんでしたね。 また、ふくれっ面なんかして・・・・・・」
え?と、気にするGene。
Hin「さぁ、コーヒーはこちらでございます。何回も呼んだんだからね」
Gene「なにが、ふくれっ面だよ。・・・で、急ぎってなんだよ?」
ようやく本題に入ります。
あ~長かった。
Hin「ああ、『Bad Engineer』のドラマのキャスティングオーディションがあるんだよ(P'にも行ってもらうからね)」
思わず、コーヒーを吹き出しそうになるGene。
Hin「だって『Bad Engineer』は、P’GeneのBL小説じゃないか。」
当然のごとく、言ってのけるHin。
Gene「ああ、俺の小説だってのは、よく知ってるよ。なんで、そんなに何度も連呼するんだよ!
で、そのキャスティングとやらに、俺が行って、どうするんだよ?」
Hint「編集者会議で、みんな、P’にも来てほしいって声があがったんだよ」
Gene「やだね!」
Hint「なんで? 行かなきゃだめだろ?」
Gene「それは、ドラマ班が対応すればいい事だろ。なんで、俺に関係があるんだよ」
Geneの後ろで、殴る真似をするHin。
Hin「俺は、P’と行きたいんだよ。それに、その気になれば、P’Geneは発言だってできるんだよ。だって、作家なんだから、登場人物のことを一番わかってるじゃないか。」
Gene「Hin、キャスティングなんて誰だってできるだろ。本を読んだ人間ならな・・・。どうせ、みんな、どれも同じなようなものなんだから。」
なに、これって、BLドラマに対する自虐? あ、いえ、アンチテーゼ?(笑)
あまりの言い草に、目を丸くするHin。
Hin「ただの読者が、どうやって、作家以上に理解してるって言うんだよ?」
ぎろり、とHinのほうを見るGene。
Gene「お前だって、他の誰よりもよく知ってるじゃないか」
Hin「あのね、P’Buaは、ドラマ班が、作品の詳細情報を欲しいっていう事態に備えて、P’にいてほしがってるのさ。P’なら、できるでしょ。。。」
Gene「なんで、そんなに物事をややこしくするんだよ。俺は、見てのとおり、原稿を書くのに忙しいんだぞ。それでなくても、(そんな風に)これが最後だって感じの前と同じような小説みたいなものを書かされたくはないんだ。なんだか、そうプレッシャーかけられてるような気がする。」
Hin「でも、Buaは、締め切りを決めてきたわけじゃないんでしょ?」
Gene「そんなの、(彼女自らがやらなくても)スタッフにやらせるだけさ。 もう、版権を売ったよ。だから、版権は購入したほうに帰属するんだ・・・」
Hin「ねぇ、行くだけは行こうよ、Gene。ねぇ、ねぇねぇ?」
Gene「お前、なに企んでる?」
Hin「そんなの、ないよ。本当になにもないって!ただ、彼女(Bua)に言われただけだって・・・。な、行こうよ」
Gene「・・・・・・・」
じと~~っと、Hinを睨んでいるGene。
場所は送る、というHinに対して、ほとんど諦めモードで、首を振るGene。
Hin「約束したからね」
Gene「ああ。俺に選択権なんてあるのか?」
Hin「ははは、確かにないね。。じゃ、また、あとでな」
結局、押し切られたGene。
Hin「あ、そうだ、忘れてた! これ、オーディションに来る人たちのプロフィールだよ、大切なものだからね。じゃ、俺、本当に行くからね、バイ」
もうすっかり、プロットを書く気力がそがれたGene。
脱力・・・(笑)
そして、机に広げられたプロフィール資料。
運命の出会いまでは、まだ、あと少し。
★【Ep 01】1/6の雑感 ★
会話劇は文字数がかさむし、どういう性格の人物なのか手探りです。
まぁ、開始10分なんで、正直、この段階だと、今はまだ、よくわからないんですけどね。
・・・というより、ドラマ好きなら、特に、目新しくもないやり取り(爆!)
ははは、まだ、わからない、わからない。。。
う~ん、これ、革新的(確信犯的)BLドラマを求めてってこと? それとも、単純なBLセルフパロディって感じ?
ちょいちょいGeneに言わせてる《BLドラマ》へのディスリが、どう、跳ね返ってくるのか、その辺りは楽しみです。
ね、Tee監督!(笑) ← 友達でもなんでもない。。。