どんどん佳境に入ります。。

 

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。

苦手な方は、ご注意ください。

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

 
『Manner of death』

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.08】 (4/4)

 

~リビング~

しばらくして・・・・とりあえず、ソファに座ることになった二人。。。(苦笑)

 

床にぶちまけられたファイル類を整理しながら、元通りに片付けていくBunを、ただ黙って見ているTan。

まずは、第一関門突破です。(笑)

 

喋り始めるときの、緊張の唾ゴックンは、後入れの効果音?(笑)

Tan「警察を呼ばなくていいんですか?」

ちょっと身体を傾けたりして、どっちかというと甘えた口調で、仲直りの会話の糸口作ってます。(笑)

 

Bun「どうせ、役立たずだしな。警察は、君にも、親切にしてくれるかもな」

Tan「Damは、法を犯したことはありませんよ、Bunさん」

Bun「でも、君たちはいつも、法律に触れてるじゃないか。特に、君の二人の兄たち・・・」

二人の兄たちって言い方をしてるので、ほぼ、間違いないですね!! 

種明かしどおりです。

 

Tan「Porは確かにそうです。でも、Puedは・・・悪い人じゃありません

Bun「私は、自分の眼で見たものしか、信じない!」

 

わかってても、このがんこちゃんぶりには、あきれてしまうTan。

 

がんこ「呼んだか?」

Tan「呼んでない!」

 

あしあと あしあと あしあと あしあと あしあと

 

Bun「君の家も荒らされたんだって?あいつらの狙いはなんだと思う?」

Tan「おそらく、ノートPCか・・・SDカードでしょう。幸いなことに、僕はもう、他の場所に移してあったんです」

さて、ど~こだ?

 

じっと、Tanの顔を見つめるBun。

Bun「でも、不運なことに、君は、傷を負ったわけだ。」

さっきから、気になってたんでしょ?

手当してあげたいんなら、さっさとすればいいのに・・・。(笑)

 

口許を示し、「いいえ、この傷は・・・」と言いかけて、ちょっと言いよどむTan。

Tan「・・・・Puedとケンカしたからなんです」

Bun「なんだって?」

 

ようやく、本題に入ろうとするTan。

Tan「Puedは、彼のもとに、あなたを連れてくるように頼んできたんです。」

Bun「なぜ?」

Tan「彼は、なにかとても重要なことをあなたに話す必要がある、と言ってました」

ちょっと考えるBun。

Bun「じゃ、いつ行く?」

この単純さ、他人事とは思えない。。

喧嘩してても、つい忘れちゃって、普通に話しかけちゃうんだよね~。

 

それを聞いて、笑みが止められないTan。

Tan「じゃ、僕のこと、信じてくれるんですね?」

そうストレートに言われると、この人は、反発したくなるんです。

Bun「まだだね」

 

でも、ここまできたら、もう、ペース掴んだも同然のTan。(笑)

Tan「あなたに信じてもらうには、どうすればいいんですか?」

ほぼ口説き文句の体!(笑)


Bun「携帯かしてみろ」

素直に、自分の携帯を差しだすTan。

Bun自身の携帯を取り出し、Tanの携帯とシェアリングするBun。

Bun「さ、これで、お互いの携帯がつながった。これなら、俺も、君が何をしてるのか、どこにいるのか、確認できる。これからは、俺に嘘をつくのが難しくなるかもしれないぞ」

浮気防止のGPSを入れた時の彼女さんのように、さも、これで万全、とばかりに得意げになってますが、それと彼氏が裏切り行為に走るか、は、全然、別問題なのである。(笑)

 

ちょっとだけ、微笑むTan。

Tan「いいですね」

Bun「・・・? なにがいいんだよ?」

Tan「僕たち二人が一緒に団結したみたいな感じです」

恥じらいすら感じさせるように微笑むTanを見て、こいつ、なに言ってんだ・・・って顔してますが、あなたこそ、嬉しそうですよ。

とっくに、許してたくせに・・・。

 

Tanのこの顔、ずっと、この顔でいてほしいです。。

 

ここのやり取り、まじで好き!

 

~通り沿いの店~

すでに、ここが店なのかどうかも定かじゃないですが(笑)、一応、椅子とテーブルが置いてあって・・・表の通りを座って見張っているTatとSorawit。

(この間も、ここでジュース飲んでたから、店のつもりでいたんだけど)

屈託のない笑顔というのは、こういう笑顔のことを言うんでしょうね。

 

Sorn「本当に、ここを通るんですか?」

Tat「信じろって」

その時、車のエンジン音が聞こえ、目で追うTat。

Tat「おい、Sorn!」

Sorn「はい?」

Tat「あれだ!」

慌てて、Tatのバイクで追いかける二人。

案内版がぼけてて、どっち方面なのか、よくわかりませんが、ちょうど、山のほうに入っていく道なのよね。

 

更に進み、舗装されていない道に入っていく黒いバン。

Sorn「どこにいくつもりなんですかね?」

Tat「そんなの、なんで、俺が知ってんだよ。俺は、お前とここに来たのに・・・」

この密着感、なんか、よくない?(笑)

 

少し、間をあけて、バンのあとを追うTat。

 

途中でバイクを置き、草むらをかき分けて、1軒の建物に近づいたSorawitとTat。

昼間だと、こういう感じの家だったのね。

いつもの場所に、黒バンがとまってる。

二人がしゃがんだ場所に、ちょうどPat記者もしゃがんだんだね。

 

Sorn「この地区に家があったんですね。先輩、ここに、Namがいると思いますか?」

Tat「待ってろ」

携帯を構え、ズームして家の様子を見ていくTat。

Sorn「なにか、見えましたか?」

その時、いきなり、黒い目だし帽の男が、拳銃で狙ってくる。

う~ん、あのチェーンじゃらじゃらの人かどうかわかんないけど、この人はこの人で、用心棒的な感じよね。

覆面の人物は一人じゃなさそうだけど、威嚇じゃなく、容赦なく狙って撃ってくるところが、この人、別格。

 

Tat「急げ、逃げるぞ」

二人をバイクで追ってくる男。

 

Sorn「(追ってきてる・・)くそ! 急いで」

どう考えても、二人乗りなんだから、君たちのほうが遅いでしょ。

 

後ろから、拳銃で狙われ、バランスを崩し、バイクを倒してしまうTat。

Tat「走るぞ!」

バイクを捨てて、脇の草むらに入っていく二人。

跡を追う男。

 

途中、廃屋の陰に隠れるTatとSorn。

Sorn「俺たち、逃げきれますか?」

Tat「まず、お前が先にいけ。俺があいつをひきつける」

Sorn「そんなのだめです!先輩を捨てて逃げろって言うんですか?」

廃屋まで迫ってきた男。

Tat「約束したよな、Sorn」

Sorn「でも・・・・」

Tat「行け!」

 

Tatの説得に、迷いに迷い、仕方なく、道のほうに向かおうとするSorawit。

Sorn「俺、助けてくれる人を探してきます!!」

 

そうして、強引に、Sorawitを逃がすと、自分が囮になり、男を引き離そうとするTat。

Tat「おい!」

拳銃を構えた男に、横から挑み、もみ合いになる。

 

銃声が聞こえたSorawitが、足をとめ、廃屋の方に振り向く。

Sorn「P'Tat?」

 

銃で、側頭部を殴られ、気を失ってしまうTat。

今度は、Sorawitを追いかける男。

銃で狙われながら、必死に走り、道路に出たところで、走ってきた車とぶつかってしまうSorawit。

うわ~、Sornがぁ!!(ショック)

 

深追いせず、去っていく男。

 だから、誰?

 

******************

~Tatの車中~

弟分たちがそんな目に遭ってるとも露知らず。

 

Tat「父親が倉庫代わりに使っていた古い別荘があるんです。」

Bun「それも、どうせ、違法なんだろ?」

今更だけど、Bunは、中高とPuedと一緒だったくせに、あのおうちの噂とか、聞いたことなかったの?

お父さんの代は町の実力者だったけど、Por兄の代になってからがマフィア化したの?

 

Tan「どうして、そう思うんですか?」

Bun「実際、君の家族は何をしてるんだよ?」

Tan「それは・・・・一部、グレイな部分もありますが、完全に真っ黒というほどではありませんよ」

そういう言い方が一番、わけわかんないのよ、一般人には。。。

 

その時、Bunの携帯に、病院から連絡が入ってくる。

Bun「はい?」

スタッフ「先生、緊急オペが入りました。」

そのまま、Tanに、引き返して、病院まで送ってほしいと、頼むBun。

「すぐ行きます」と病院スタッフに答えるBun。

 

~Viangpha Mork病院~

到着を通路まで出て待っていた看護師に渡されたファイルを見ながら、急ぐBun。

 

ああ、Sorawitが搬送されてきたのね。

術衣に着替えたBunが、寝ているSorawitを見て、思わず、声をあげる。

Bun「Sorawit?!」

そりゃ、驚くよ。

 

もう一人の外科医の先生が執刀医なのね。

ああ、でも、ケガの様子がよくわからないわ。

 

手術室の前で、待っているTan。

ええええ、そうです。これも好みだから、キャプチャーしたんです。認めます。

 

Sorawitの手術だって聞いたかな?

それとも、ただ、Bunを待ってるだけなのかな。

 

かかってきた電話に出るBun。

Tan「どうしました?兄さん」

Pued「おい、Tan、迎えに来てくれ。もう我慢できない。あとで、自分でBunを探し出す」

ちらりと手術室のほうをみるTan。

Tan「すぐ、そこに行きます」

いつ言おう、いつ言おうか、と思ってたんですが、このTanの着てるシンプルな長そでシャツとデニムの組み合わせ、すっごく好みなんですけど。。

 

しかたなく、その場を離れるTan。

 

しばらくして、手術室のドアが開き、看護師や医師が出てくる。

Bun「じゃ、失礼します。先生」

医師「ああ、お疲れ」

待ってるはずのTanを探すBun。

 

携帯を取り出すと、メッセージが。

 

Tan:ちょっと出てきます。これ以上待てないらしくて、兄のところに行かねばなりません。

 

病院のロビーに出てきたBun。

Bun「あ、Oat。 お前の車、貸してくれ」

Oat「どうかしたんですか?」

Bun「早く!」

Oat「はい。事故らないでくださいよ!」

Oatには、今回のBunの事故のこと、なんて説明してるのでしょう?

 

Bun「ああ」

鍵をひったくるようにして、出ていくBun。

Oat「ガソリンナンバー95、500バーツですからね!」

※ たぶん、自分は高いやつを使ってると言いたいのかな。(笑) 

タイはセルフ給油が多くて、ガソリンの種類を番号で覚えてるって、日本の方のブログで読んだ気がします。

Bun「ああ、わかったよ。あとで、給油しといてやる」

ふふ、Bunの声だけが聞こえてる(笑)

 

~別荘~

到着したTanが家の中に入ると・・・Puedが床に横になっている。

Tan「兄さん・・・、兄さん? なんで、こんなところで、寝てるんだよ?」

仰向けにするも、反応のないPued。

兄さん、兄さん、と声をかけながら、慌てて、心臓に耳を当てる。

すぐに、携帯で、救急車を呼ぶTan。

Tan「もしもし、兄の心臓が動いてないんです。・・・そうです。・・はい。Aodの別荘です。急いでください!」

対外的には、ピーシャイ(兄)って呼んでるね。

 

電話を切ると、心臓マッサージを始めるTan。

Tan「兄さん、起きろよ、兄さん! 起きて!!おい!」

必死に、心臓マッサージを繰り返す。

 

Tan「神様!! 兄さん、あんた、強いんじゃないのかよ! 兄さん!」

意識を取り戻さないPued。

Tan「お願いだから、起きてくれよ。・・・起きて、俺を助けてよ」

Tanが、こんなに、お兄ちゃん思いだったなんて、早く言ってよ!えーん

 

Puedの胸にすがって、泣きだすTan。

Tan「兄さん・・・・Pued兄さん。ねぇ・・・」

 

ふと、身体を起こしたとき、少し離れた場所に、注射器が落ちているのに気づいたTan。

拾い上げたところで、背後に、銃をかまえられた気配がして、固まる。

手をあげながら、ゆっくりと振り返ると・・・銃を構えてるMをはじめ、数名の警官が次々に入ってくる。

囲まれるTan。

 

Tan「・・・・・・(罠か)

後ろ手に手錠をかけられるTan。

 

なんで、署長までいんのよ?(怒)

 

~車中のBun~

携帯で、Tanの携帯の居場所を調べながら、後を追うBun。

 

 

Puedは、本当に死んでしまったのか?

なんで、警察がこんなに、タイミング良く駆け付けて来たのか?

Tanはどうなるのか?

Bunは間に合うのか?

なぜ、注射器は残されていたのか?

あの目だし帽の男は誰なのか?

事故に遭ったSorawitの容体はどうなのか?

Tatはあのあと、覆面男に捕らえられてしまったのか? ・・・・etc.

書ききれないほど、再現なく続く疑問のオンパレードの中、悔しそうに顔をゆがめるTanのアップで、8話は終了です。

 

【本日のおまけエンディング】

はい、1話で出て来た天空テラスです。

うん、いつにもまして、曇天なViangpha Morkの山並み。

 

・・・というか、これはいつ?

テーブルの上に、深緑色っぽい紙袋が乗ってます。

(これ、前にも持ち歩いてますが、室内だと光線の加減でグレーに見える、私の中では謎の袋(笑))

薄いブルーグレーのシャツを着てる日ってことなので、探してみました。

はい、これ↓(袋を手に持ってるの、見えますね)

※ おそらく、Bunが退院して、ひとりで自宅に戻る途中で、カフェに立ち寄ったと思われます!

 

一人腰かけて、Viangpha Morkの山並みを見ているBun。

この時、一瞬だけ、こんなふうに、口角あげて、なにかを思い出したみたいに微笑むの。

やっぱり、昨晩の、Tanの涙の独白、聞いてたんじゃないかな?(笑)

っていうか、聞いててほしいんだよね!

 

それ以外、眼前の景色の良さは別として、ブレーキベルトを切断され、殺されかけた人が、ここで微笑む理由は、あるのかな。

 

 

背後から、静かに近寄ってきたのは・・・Tat。

 

Tat「先生・・・こんにちは」

Bun「・・・・!?」

ちょっと驚き、立ち上がると、周囲を見回すBun。

Bun「なぜ、君がここに?」

少し、躊躇いながら、「Tanさんが、あなたをお守りするようにと、私に命じたんです」

その言葉の意味を考えるBun。

 

Tat「以前、数日間、先生のあとをつけていたことがありました。それで、ここが先生のお気に入りの場所だと知ったんです」

ふっ~っと息をはくBun。

「わかったら、なんだか、怖くなってきたよ」と再び椅子に腰かけたBun。

 

Tat「本当は、私も、あんなことをしたくなかったんです。でも、命令なので・・・。改めて、先生にはお詫びをしなければなりません。」

きちんと、頭を下げるTat。

 

首を横にふるBun。

仕方ないから、許してやるよ、くらいのニュアンスです。

Bun「二度と、誰に対しても、あんなことするんじゃないぞ」

Tan「はい、ありがとうございます」

ようやく、直接、謝ることができて、ほっとしたって感じかな。

 

その様子に、少しだけ、穏やかな顔つきで、景色をながめるBun。

こっちも、ちゃんと 和解の時間を持てて良かった。

 

★【Ep 08】4/4 雑感★

まずは、良かった!クラッカークラッカークラッカー

仲直りしてくれた。。。

長く引っ張らなくて助かった。。。← 私が。

 

( あ、ややこしいけど、おまけエンディングの時は、仲直り前ですけどね )

 

頑固だの、意地っ張りだの、がんこちゃんだの、散々な言われようですが、ちゃんと、Bunだって、引き際はわかってます(笑)

※ がんこちゃんと言ってるのは、わたしくらいなものですか?てへ・・・てへぺろ

 

それは、よかったんだけど、Puedが・・・Puedが死んじゃった?

予告で、解剖シーンがあったから、ほぼ、間違いないと思うんですが、今後、直接、本人が語るよりも、もっと効果的な形で、真相を伝えてくれるのかな。

 

今回の8話は、Maxの静と動、迫真の演技が続きましたね。

見ごたえありすぎて、Bunの眼のように、💘になってます。

9話も色々ありそうで、きっと色々あるんです。

 

★【Ep 09】1/4に続く★