世界中の物販流通がモーマンタイ(無問題)になって、こういう雑誌も気軽に日本でもポチできるといいよね。
本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。
苦手な方は、ご注意ください。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Manner of death』
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.08】 (3/4)
~Viangpha Mork病院~
夜更け。。
静かに、病室のドアが開き、Tanが入ってくる。
病衣を着て、ベッドに横たわっているBun。
さしあたって、そんなに大きなケガはしてない様子です。
枕元に腰かけるTan。
寝ているBunよりも、憔悴しきってます。
そのまま、涙をこぼすTan。
Tan「なんで、あなたは、僕が会いにくるたびに、こんな目にあってるんですか?」
目覚めないBunの手を握るTan。
この人も、一睡もしてない人の顔です。
Tan「本当に、頑固な人ですね・・・頑固すぎて・・・・僕の目の届かないところに行ってほしくないんです。本当に頑固すぎて・・・どこにも行かせたくないんです。」
両手で、Bunの手を包み込む。
Tan「本当に、申し訳ありませんでした、あなたの傍にいなくて・・・。僕の失態です。」
涙をこぼしながら、言葉をつづけるTan。
Tan「僕は、あなたほど、頑固者じゃないんです。もっと意地を張って、あなたを追いかけ
ればよかったですか?もし、僕が、あなたの強情さを半分でも分かち合っていたら、あなたが、こんなふうに傷つくことなんてなかったのに・・・」
後悔してもしきれず、涙をこらえるのに、必死なTan。
Bunの腕をさする仕草が優しすぎて・・・・。
Tan「どうか、もう一度、僕にチャンスをください。どうか、僕にあなたを守らせてください。」
意識のないBunに、語りかけ続けるTan。
Tan「・・・・・・戻ってきてください、僕のがんこちゃん」
握り締めたBunの手に顔をよせて、止めようがないくらいの涙。。。
どば━(;´༎ຶД༎ຶ`)━っっ!!!
(PC画面で見ると、↑のAAは、スマホ以上に、ブス顔に見えますね。)
もう、一緒に号泣。。。
Tanひとりに泣かせたりなんかしないわ!
ただ、モーレツに気になってることが一つ・・・。
Bun、ちゃんと寝てるんだよね?
まさか、寝たふりだったりする?
脱力してる手の感じとか、微動だにしないTul様の演技が無茶苦茶、リアルだし、薄目も開けてないので、Bunセンセーが実は起きていると言いきる自信はないんだけど。
~Mist~
このシーンから、BGMは、『Seacret Love』に切り替わります。
病院を出たあと・・・のTanです。
悲しみは癒えません。
この間、二人で食事をした席に座り、一人、飲み続けるBun。
Bunの飛び切りのいたずらっ子のような笑顔が浮かび、
それを消し去るように、また、グラスに酒を注ぎ・・・
酒に酔ったBunが自分にキスしようと迫って来た直前のあの眼・・・・。
そうなのね?
これが、君はいつから?の疑問への答えなの?
この時から、もう意識しちゃってたって意味なんでしょ?これって・・・・。
~Tanの家~
こら、いくら酔えないと思ってても、飲酒運転は絶対あかんのですよ。
車で戻ってきたTanの、やっとのことで、歩いている足取りの重さが・・・酔ってるせいだけじゃないのが、悲しい。。
力なく、家の前に立つと・・・少しだけ開いている扉。
瞬時に、顔つきが変わって、忍ばせてた拳銃を手にすると、ほぼ同時くらいに、カシャってスライドを引くの・・・← ここ、上半身の体の動きしか映ってないし、手元を見ることすらしないんだけど、ちょっと銃を下に向けるようにしてるはずなのよ。
音だけでも、十分、私の脳内では、完璧に再現されてます。
もう、無駄のない、滑らかな動き・・・
※こんなに興奮してますが、私は、銃マニアではありません。Tanが好きなんです。
銃を構えながら、慎重に家の中に静かに入っていくTan。
2階の階段をあがりきったところで、寝室にいる誰かが、部屋を荒らしているのに気づく。
あ、チェーン、じゃらじゃらの人だ。
Patを射殺した人です。
黒の目だし帽をかぶった男が部屋を飛び出してきたところに、「止まれ」と銃を向けるTan。
Tan「お前、誰だ? 誰だと聞いてるだろ!」
銃を突きつけたまま、動きを封じようとするTan。
相手も、身のこなしを見る限り、そこそこ強く、銃を構えたTanの手を一瞬のスキをつき、くるりと反転させ、激しく突き飛ばす。
デスクに突き飛ばされたTan、床に散らばった紙に足をとられ、滑ってしまい、すぐさま立ち上がれない・・とか、こういうとこ、リアル。
でも、Tanのキック力は相当強いから、相手が一旦倒れてしまえば、蹴り倒すのはわけないです。
とはいえ、倒れた相手もですが、Tan自身も、結構、ダメージ受けたね。
携帯を取り出し、
Tan「Viangpha Mork 277で事件が起きました。何者かが、うちに押し入ったんです。ええ。そうです・・・はい・・・」
腕を痛めたのか、痛そうなそぶりも見せるTan。
警察に通報している隙に、男が背後から襲い掛かる。
箱みたいなもので、ぶちのめされるTan。
なぜ、背中を向けたのよぉ(涙)
逃亡する男を慌てて、追いかける。
Tan「おい!」
実際、男からの攻撃をかなり食らっているので、追いつけず、とうとう、逃がしてしまう。
******************
~Viangpha Mork病院 Bunの病室~
翌日
すでに、着替えているBun。
そこへ、MとGunコンビが入ってくる。
M「具合はいかがですか? 先生」
もう、見るからに不機嫌を隠さないBun。
Bun「平気です。自宅に帰るところですよ・・・」
Gun「ついてましたね、先生。あんなふうに、木に激突したのに、こうして生き残ることが出来て・・・」
ちょっと、その言い方、酷くない?
周囲に人や車はいなかったかもしれないけど、ちゃんと他に被害が出ないように、とっさの判断で、木のほうに、ハンドルを向けたんだよ。
状況次第では、本当に、死ぬかもしれなかったのに。。。
さすがに、Bunもむっとしたよね?
Bun「シートベルトのおかげですよ」
M「あ、そうでした。先生にお見せしたいものがあったんです」
ビニール袋にくるまれたものを差し出すM。
物的証拠とシールされた中身は、ブレーキのファンベルトかな?
これだと、よく見えないけど。。
M「先生の車を、うちの技術チームにチェックするように依頼したんですよ。これは、事故じゃありません。」
明らかに、脅しじゃなくて、殺人未遂ね。
Bun「そういうことだとしたら・・・」
だんだん、相手の殺意が露わになってきてるのを感じ、顔色を変えるBun。
M「先生は、Viangpha Morkに来たばかりだというのに、もうすでに、何度も何度も襲われています」
Bun「おそらく、ここの人達は、真実を受け入れられないのでしょう。」
M「先生、先生がやろうとなさっていることを、今すぐ、やめたほうがいいですよ。今後は、こんな小さな事故では済まなくなるかもしれません。」
警察がそれ言う?
建物から出て来たMとGun。
二人とも、身体、どこか痛そうなそぶりとか・・・してないよね?
電話にでるM。
M「はい、署長」
署長「ちゃんと処理したか?」
M「まだです・・」
署長「なにが問題だ? 簡単な事だろう? そんなことすら出来ないのか?」
M「申し訳ありません。早急に解決いたします」
署長「御託はいいから、さっさとやれ、とにかく早くしろ!」
M「はい、署長」
Gun「署長からですね。どうかしたんですか?」
M「・・・・・・なんでもない。行くぞ」
~Bunの自宅~
病院から、一人、退院してきたBun。
あ・・・鍵、開いてる。
玄関の戸がほんの1~2センチほど開いているのに気づき、ガラス窓から中を覗くと・・・・やられた!
リビング、ひっちゃかめっちゃかです。
周囲を見渡すBun。
静かに家の中に入ってみると、ありとあらゆるものが床に散乱してます。
ショックを受けつつ、警察にダイヤルしたところで、背後からTanに腕を掴まれます。
Bun「おい!」
あまりに驚いて、思わず、大声をあげて、電話も切っちゃいました。。
声を潜めるTan。
Tan「まだ、中に入ってちゃだめです。犯人がまだ、家の中にいるかもしれません」
Bunの手を握り締めしめ、様子をうかがうTan。
空き巣被害そのものより、Tanの様子を、ただ、じっと目で追ってしまうBun。
なんだ、その顔のケガは?と思うのと同時に、「Tanが来てくれた~~~」って思ったでしょ。
私が代わりに言っちゃうよ(笑)
気配を探り、「もう、いないようです」と、Bunを安心させるように、告げるTan。
Bun「だったら、手を離せよ!それから、すぐにここから出ていけ!」
そんなこと言わないの!
心底、心配な様子のTan。
Tan「あなたを一人、残してはいけません」
Bun「警察に電話して、引きずりださせたいのか?」
そんなに、睨まなくてもいいじゃん。。。
困ったように、ただ、Bunを見つめるTan。
携帯をポケットにしまうと、← あはは、警察に通報する気、失せましたね。
結局、精一杯、不機嫌さをみせても、それ以上は何も言わないことに、ほっとした表情を見せるTan。
★【Ep 08】3/4 雑感★
Bunが事故に遭ったと聞いたときは、目の前が真っ暗になったことでしょう。
ここは、なんといっても、ベッドサイドで、心を吐露するTanの愛と慈しみの深さに泣かされます。
前回、Bunが思っている以上に、TanはBunのことが好きだ、と決めつけてしまったので、ちゃんと、彼の愛を表現してくれて、ホッとしました(笑)
しかも、本来なら、(皆が)手を焼くBunの頑固さをも、この上もなく、一途に愛しちゃってる!
さすが、Bunの性格というか人となりを、自分の「幸せの象徴」として、具現化するだけのことはありますね。
自分の愛し方が、どこか一歩、線を引いたような「見守り型」だったことも認めてる!
もっと自分が意地を見せていれば、こんなことにならなかったのに、と自分を責めまくる・・・・もう、超ド級の懐の深さです!
(あえて、超ド級の精神的ドMだとは言いません🙊)
だって、危ない目に合わないように「自分がBunを止めていれば」という後悔じゃないんですよ!
Bunの無視が、拒絶じゃないと(自分には)わかっていたのに・・・・罪悪感から、一歩、留まって様子を見てしまった、という後悔なのです。
「もっとBunの想いを分かち合っていれば」
愛する人が命を狙われ、一歩間違えば死んでたかも知れないのに、この言葉はなかなか言えません。
Bunに思う存分、闘わせるために、自分は盾になると言ってるんですよね。
Bunに、戻ってきて・・・と、涙ながらに訴えるTanですが、愛情深いこの人は、いつか、Bunのために、距離をおくことを選択するかもしれない気もします。
Mistで、Bunを想って酒を飲むTanと、自宅で座り込んで泣くBunがそのまま、シンクロ。
でも、今はただただ、Tanの目に映るのは、頑固だけど、そこが堪らぬスウィートハニー
「不屈の、僕のがんこちゃん」ですからね。
公共放送のがんこちゃんからも、慰められた
← がんこちゃんのがんこは、その頑固じゃないけどな。。。
(画像:ぷり画像 Thanks)