4話の予告見たら、1週間が途方もなく、長く感じます!
VIP会員でお金払ってても、結局、次週への待ち遠しさは変わらないわけで(苦笑)、そもそも「1話先行」って、いいシステムなのか、『ACTL』の時から、甚だ疑問🙊🙈🙉
本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。
残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。
(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Manner of death』
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.02】 (3/4)
~Viangpha Mork病院~
夜の病院って怖いよね。。。
おお、Fan看護師だ(笑)
何もないのに、笑っちゃ失礼よね。
Fan「さ、あなたの番ですよ、お坊ちゃん」
入院してるKids患者への注射かな。。。
当然のごとく、嫌がる男の子。
Fan「信じなさい、怖がらなくてもいいのよ。さ、すぐ済むからね~。アリんこに噛まれるようなものよ」
男の子「やだよ~」
Fan「ねぇ、あっちにある飛行機、見える?」
部屋の隅を指さすFan看護師。
男の子「え? どこ?」
Fan「とっても大きいのがあるでしょ。青いの。見える?」
男の子「どこ? 僕には見えないよ。ちっとも見えない」
Fan「さ、すんだわよ。痛かった?」
男の子「え? 全然」
びっくりする男の子。
さすが、ベテラン看護師。
その時、Bunが入ってくる。
Bun「さすが、Fanさんだ。まだ、僕が子供の時とおんなじ古い手を使ってるんだね」
Fan「あら、私のやり方が、時代遅れだとでも言いたいの?」
Bun「こういうのは、クラッシックって言うんですよ」
Fan「よしてちょうだい、Bun先生。(患者Kidsくんに)さぁ、もう席をたっても大丈夫よ」
Bun「ちゃんとおさえてるんだよ」
男の子「全然痛くなかった」
注射のあとを押さえるように言われた男の子がFan看護師と一緒に処置室を出ていく。
ピコン!
携帯を取り出すBun。
午後、ロビーでFai医師と一緒に話しをしていた時と、たった今、この処置室での姿を撮った写真が添付されている。
Janeの死を自殺だと発表しろ。これ以上、この問題に干渉するな
送信時間は、20:34・・・。
こりゃまた、古典的な脅迫ね。
それでも、驚くBun。
診察処置室を出て、廊下をきょろきょろと見回すが、誰もいない。
~Tanの塾~
段ボール箱に、荷物をいれて、片づけをしているTan。
写真立てを手に取る。
Nam、Natty、Jane、Sorawit の4人。。。
すでに、この中の二人はすでに、亡くなってるのよね。
Tanを訊ねて来たBun。
この角度も、目鼻立ちの綺麗さが際立つよね。。。
警察にはいかずに、先に、ここに来たってことですね。
Tan「救急車を呼んだ覚えはないんですが・・・」
入って来たBunを見て、ジョークを言うTan。
お近づきになりたいのは、僕も同じですよ・・・と、見えてしまう。
Bun「私も、ここに、勉強を教わりに来たわけじゃない」
Tan「なら、よかった。あなたに教えるとなると、相当高い授業料を請求することになりそうだ。あなたにその支払い能力があるか、心配ですからね」
Bun「Janeの事件について、もっと知りたいんだ。それには、時間外手当をいくら払えばいいのかな?」
合わせ鏡のように、腕組みをして相対する二人。。。
Tan「おかけください」
そう言われても、立ったままでいるBun。
Tan「なにが知りたいんですか?」
Bun「君は、Janeが自殺したと思うか?」
Tan「お答えできませんね。剖検の報告書を待たないとならないと思いますが・・・」
Bun「それなら、質問を変えたほうがよさそうだ。あの日、彼女は、下に行って、鍵を閉めるように、君に頼んだ。つまり、彼女は、階下に降りたくなかったから・・・もしくは、もう、降りることができなかったからなのでは?」
Tan「あなたは、僕を疑ってるんですか?」
首を振るBun。
Bun「みんなが容疑者だ。だが、君は、他の人間より、疑わしい。」
頷いて見せるTan。
怯むことなく、Bunに対して、余裕のある表情を見せるTanの、この雰囲気を信じたいのです。
Bun「しばしば、死体を発見するのが、殺人者自身である場合もある。そして、君は、あの日Janeと最後に会った人間だ」
そう指摘された時にみせる、この“貯め”の美しさ・・・。
そして、意識的か、無意識か・・・こういう時、Tanは、絶対、Bunのパーソナルスペースに侵入してくるよね(笑)
Bunに近づくTan。
Tan「あなたは、それだけで、僕を犯人だと決めつけるんですか?」
Bun「もし、君が彼女を殺していないのであれば、なぜ、彼女の葬儀に姿を見せなかった?君たちんの関係はうまくいっていなかったのか?」
Tan「そんなにも、僕に会いたかったんですね」
Bun「君は容疑者だ」
Tan「Janeの葬儀が、たった一晩だけだとお考えですか?」
Bun「気を付けたほうがいい。私は、君を監視し続けるよ」
のぞむところよ(笑)
でも相手は私じゃないんだって。。
ちっ・・・(笑)
疑っていると言いつつ、Tanへ向ける視線のまっすぐさ、目が澄んでる感じ、思いが駄々洩に見えてしまうのです。
それだけ言うと、塾を出ていこうとするBun。
Tan「ではまた・・・」
Bun「・・・・では」
おお、この、何も明らかになっていない時でも、S極とN極が引き合うような磁力線が見えるような二人。。
腕組みをして何かを考えるTan。
私の「いい男」コレクションが、こうして、増えていく(笑)
~Por&Peudの自宅~
ここは何の建物なのか?と思うくらい、表面(おもてめん)からは誰が来たのか一目瞭然、到達まで時間のかかる作りで・・・背後は深い森林・・・という威圧っぷり。
家の中は、伝統的なアンティークハウスに、いかにもって感じのクラシカルな調度品が並んでます。
タイの麒麟って、鼻が象?
このパターン、はじめて見たかも。。。
これだけでなく、ただ若干、雰囲気が柔らかくないと申しますか、どことなく好戦的な調度品(笑)が飾られております。
振り向いた中年男性は・・・誰? ← ミスターPorです。
Peudのパパで、表向きは町の権力者。
実態は、組織(裏社会)のボスって感じでしょうか。
どの程度の地域を掌握しているマフィアなのか、まだ、規模はわかりません。。。
口調は穏やかです。
Por「久しぶりだな、捜査官。最近は、どんな感じだね?」
M「お久しぶりです。なんとかやってます、先生」
Por「何かあったのかな?」
M「我々は、Jane Jiraの事件に関するいくつかの証拠を見つけました」
あれ、Gunだけじゃなくて、Puedもソファに座ってた。。。
M「それで、Puedさんにご相談する必要があってまいりました」
牽制するパパ。
Por「この件とうちの息子になんの関係があるのかね?」
Pued「俺にできることであれば、なんでも協力は惜しまないよ」
Puedとしては、検察官としても、Janeの元カレとしても、警察と敵対する気はないって態度ね。
私は、基本、Bunの人間性というか、倫理観というか、正義感も含め、立ち位置自体を信じたいので、Bunが友達だと信じているPuedのことを、心底、悪い人だとは思えないんですよね。。。
M「Janeさんが亡くなる前後、あなたは、彼女に電話をしています。なんの件についてお話をされてたんですか?」
Pued「ただ、迷惑をかけたことを謝りたくて、電話しただけだ」
M「つまり、あなたの電話に、彼女は応じたということですよね?」
Pued「ああ」
Gun「そして、あなたがおっしゃった迷惑をかけたこととは、あの晩のあなたとTanさんとの喧嘩についてですね?」
やりとりを黙って、見下ろしながら聞いているミスターPor。
息子が余分なことを言い出さないか、見ているとしか思えないんだけど。。。
M「あの晩、起きたことについて、詳しくお聞かせ願えますか?あなた方二人の間に、なにが起きたのか?」
Pued「Tanは、私とJaneが連絡を取り続けていることに不満を持ってたんだ。彼らは、つい最近、急速に親しくなったからね。」
その言葉を決して、鵜呑みにはしてないMくん。
~Bunの自宅~
このおうち、木立の中に、こじんまりと立ってて、可愛らしいよね。
広めのウッドデッキから、玄関につながってるの。あ、ちなみに平屋ですが、湿気対策で、かなり基礎部分は上げてると思います(笑)← そんな住宅情報は今、関係ない。。。
いろいろなことが起こりすぎて、ベッドに入ってもなかなか眠れないBun。
窓の外に人影。
(こんな時でも、二の腕のぱっつんぱっつんした筋肉が、静かに存在感を主張してます(笑))
はっとして、起き上がるBun。
Bunの気のせいじゃなくて、本当に、マスク・帽子・服、全身黒づくめの男が潜んでます。。。
窓の外を覗いても、特になにも見当たらず、ベッドに戻るBun。
すぐに、外に出ていかないところ、Bunは、やみくもに突っ込んでいく武闘派ではないわね(笑)
~スタッフルーム~
翌日、病院の防犯カメラを確認するBun。
あの画像が送信された時間に、処置室に近づいた人物を探すのね。
黒づくめの男が現れ、処置室のドアの隙間から、撮影している姿がばっちり。
でも、顔までは見えません。。。
「Bun先生・・・」
急に、声をかけられて、びっくりするBun。
Bun「なんだ、Fanさん・・・。どうしたんです? びっくりしましたよ」
Fan「先生のことをたずねていらした方がいますよ」
Bun「ああ・・、誰ですか?」
なんだ、Sorawitじゃん。
Bun「Sorawit!」
Sorawit「ああ、先生、僕、先生の昼食を買ってきました」
Bun「そんなことしなくていいのに・・・ありがとうな」
受け取るBun。
Sorawit「とんでもないです」
Bun「君は、本当にいい子なんだな。誰が、そんなふうに君を殴ったのか、興味があるよ」
Sorawit「僕は、先生に、バイクでこけたって言ったのに・・・」
Bun「Sorawit、もし、そうだとしたら、そんなふうなあざにはならないんだよ」
お見通しか、と頭をかくSorawit。
Sorawit「Tatにやられました」
Bun「Tat?」
Sorawit「はい。でも、Tatは怖い奴じゃないんです。PorさんのところのDamって若い人を手伝ってるんです」
※Porさん・・・Puedのパパのことです。
つまり、Sorawitを殴った、Tat率いるあのちびっこギャングたちは、Porの組織のDamのそのまた、下のチンピラ予備軍みたいな感じ?
※英訳の「That 」→ 「Tat」として修正かけました。べりんださん Special Thanks
Sorawit「僕だって、Tatを殴ってやれたんですよ、先生。でも、Damがそれを聞きつけたら、もっと最悪な事態になるから、あいつらに殴られてたほうがましだと思ったんだ・・・」
首を切られる真似をするSorawit。
笑い出すBun。
Bun「そんなに、Damは怖いのか?」
Sorawit「はい。Damは、幽霊みたいな奴だって聞きました。黒い服が好きだって言ってました。誰も彼の顔を見たものはいないそうです。もし、だれかが彼とトラブルを起こせば、顔を見ただけで殺されちゃうんです」
Bun「ちょっと待てよ、君は、Damの話をしてるの? それとも、X-Menの話かい?」
Sorawit「まじめな話なんだよ、先生」
Bun「わかった、わかった、Dam、Damだよな。ああ、仕事に戻らないと。」
Sorawit「はい、さようなら」
Bun「またな・・・」
Sorawitくんは、私たちに、こういう情報をもたらしてくれる「狂言回し」的な役割でもあるのね。。。
~スタッフルーム~
やっぱり、考え事で、ぼ~~っとしてしまうBun。
Oat「先輩、ラボの報告書が上がってきましたよ」
受け取るなり、中身を確認するBun。
~食堂?喫茶店?~
早速、報告に来たBun。
Bun「血中にジアゼパムの成分が発見されました。(しかも)異常に高い値です。」
M「しかし、Jane先生は、不眠症で苦しんでいたんですよね。我々も、事件現場で、睡眠薬を見ています。その薬を大量に摂取したあと、彼女自身で首を吊ることは可能なんですか?」
Bun「不可能です、捜査官。私は、自身で、彼女の腹部剖検を行いました。もし、彼女が自分で薬を大量に摂取した場合、胃に残骸があるはずです。」
M「もし、そうなら、なぜ、その薬の成分がJane先生の身体に?」
Bun「可能性はたった一つ、注入された場合です」
結果の入った封筒をテーブルの上に置くBun。
Bun「毛髪検査のラボの結果からも、メタンフェタミンの存在が見つかりました」
報告書に目を通すM。
Gun「あの子(Natty)と一緒ですね」
M「どちらにせよ、報告書の作成を急いでください、先生。そうすれば、我々も大至急、捜査を開始できます」
頷くBun。
Bun「できるだけ急いで、仕上げます。心配しないでください、捜査官」
★【Ep 02】3/4 雑感★
タイミングよく、ミスターPorが出てきてくれたので、Tat率いるちびっこギャングや、黒づくめのDamなどなど、Sorawitの話がつながりやすくなりました。
次から次へと、クセのある人々が出てきます!
実際に、狙われるとなれば、個人なんて無防備なものです、と言わんばかりに、自宅でも職場でも、ストーカーされまくりなBun。
うん、この緊張感のなかで、Sorawitくんの存在は、貴重な癒しです