正直、混乱してるんですけど(理由は最後のPart4にて)、とにかく FINAL EPISODE(Ep.13)があってよかったと思ってます!

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

前回のお話(Ep.11)が気になる方へ・・・

【Ep.11】 (1/4)

【Ep.11】 (2/4)

【Ep.11】 (3/4)

【Ep.11】 (4/4)

 

『AChanceToLovee(LBC2)』

【Ep.12】 (1/4)

 

~Gonhinの部屋~

Tinがイギリスに住むGhonhinを訊ねてきたところで、前回、終わりました。。。← Tinのファッションについて、いろいろ言いましたが、ちゃんと英国スタイルを意識したコーディネートってことで受け止めておりますですよ。(苦笑)

 

Ghonhinがお茶をいれている間、部屋の様子を見まわしているTin。

Hin「ずいぶん、狭い部屋でしょう」

Tin「(収入が)そんなによくないのか?」

Hin「一人暮らしですから・・・そんなに広い部屋は必要ありません」

小さく頷くTin。

Hin「それに、私の収入については、私がイギリスに来た時から、旦那様が勧めてくださった仕事ですから、私一人生活するのに、全く問題ありません。」

ここでもまた、自分の知らないところで、父親が陰で手を打っていたのだと気づかされるTin。

 

Tin「ここで、もう何年も生活してきて、誰かと付き合ったりすることに興味は?」

Tinに意外な質問をされて、どういうことなのか、戸惑うGonhin。

さっと話題を変えようとする。

Hin「あなたがここに来たのは、なにかあなたのためにやるべき仕事があるからですか?」

視線をそらさないTin。

この人に、こんな視線を向けられたら、丸裸にされそうだわ。

 Tin:べつにきーみをもとめてないけど♪ 笑い泣き

 

Tin「私の質問に答えてくれていない・・・」

Hin「私なんかに、そんなに丁寧な言葉を話す必要はありません。どうか、昔のように話してください」

戸惑いは、質問の内容だけではなかったようです。

Tin「いや、状況は変わっている」

Hin「そうは思いません。数年前、あなたは私のもとを訪れ、あなたを助けるよう、依頼をしました。ですから、私は当時と同じつもりでいます」

 

じっと、Gonhinの顔を射抜くように見つめるTin。

 

Tin「どうして、うちの兄のような奴を愛することができたのか?」

直球です。

Tulの話題が出て、うつむいてしまうGonhin。

その反応で、すべての線が結びついたと、頷くTin。

Tin「はじめは驚いた。タイに戻るとすぐ、父から、あなたのところに行けと言われた。最初、私は、父があなたに、私のアシスタントをさせようとしているのだ、と考えた。でも、今は、そうではなかったことを知っている。父は、私に、あなたの口から真実を聞かせたかったのだと・・・」

意外な話の展開に、さらに戸惑うGonhin。

さっきから、戸惑いっぱなし。。

 

Hin「旦那様は、なんと・・・?」

誤魔化しきれなくなったのだな・・・と、口元が緩むTin。

Tin「たとえ、父があなたと、あなたの住所を兄には決して教えない、と約束したとしても、それに、私は含まれてはいない。」

そういうことか、と認めたように、下を向くGonhin。

Hin「ほかには、何とおっしゃったんですか・・・?」

微笑むと、一口、紅茶を飲むTin。

 

~回想~

Tin「私は、Gonhinについて知りたいんです」

あの日、思いついてすぐに、パパに聞きにいったのね。

パパ「それが、彼の住所だ」

つまり、自分(パパ)の口からではなく、直接、Gonhinに聞きに行けっていう意味よね。

Tin「なにが望みなんですか? なぜ、彼の住所を僕に?」

パパ「よくわからない。」

短く答えるパパ。

さすが、答えの導き出させ方を知ってる人ね。

すぐさま、自然に、自分で考えたことを、パパにぶつけるTin。

Tin「もし、父さんが、Gonhinを僕の助手につけることを望んでないのなら・・・もしかして、兄さんとGonhinの関係について、僕に知ってほしいということですか?」

パパ「お前が、私の立場についてどう思っているのかわからんが、おそらくは、一族の家長であり、会社のCEOとしてみなしているかもしれない。しかし、実際には、自分の息子をどう助けていいのかもわからないただの愚かな大人にすぎないのだ」

この言い方、Canちゃんの指摘が、よっぽど胸にストンと落ちたのかしら。

パパ「お前や、Tul、そして、Ghonhinのように、幼いころからよく知っている子・・・私は、誰一人助けてやることができなかった。」

パパの言葉に頷くTin。

Tin「それで、父さんは賭けに出て、Ghonhinの住所を僕に渡すことにしたと?」

パパ「すでに、私が何度も伝えたように、お前は、いつだっていい子だったんだよ、Tin」

その言葉で、なんでも、押し切られるのは、ちょっと不本意よね?

Tin「それで、父さんは、私のようないい子に、彼ら二人の関係の修復を望んでいるとでも?」

Tinの皮肉に、笑ってしまうパパ。

パパ「いや、私は・・・自分が生きている間に、自分の子供たちが幸せになるのを見たがっている、ただの利己的な大人だよ」

ん?

生きてる間?

Tinも、眉をひそめて、父親に問い直す。

Tin「どういう意味ですか?」

パパ「人生は短いんだよ、Tin。私は、ほんの少し前に、人生における愛を失ったばかりだと思っていたが、実際には、数十年も過ぎ去ってしまった。私は、私がしてきたように、お前たちに、お前たちの時間を無駄にしてほしくないんだ」

えっと・・・パパは具体的に、なにか病とかじゃないのよね。。。?

概念的な話よね?

 

そこまで聞くと、住所が書かれた紙をもって立ち上がるTin。

胸ポケットにしまい、「あまり期待しないでください」と父に告げるTin。

Tin「僕には、何も期待したことがない、と、ご自身でおっしゃったように・・・」

パパ「お前の望む通りにすればいい・・・」

小さく頷くTin。

Tinは、こうして、微かに頷くときのほうが、本当の気持ちなのよね。。。

Tinが部屋を出ていくと、小さく息を吐くパパ。

(回想おわり)

 

Hin「それでは、旦那様に行くように言われて、ここにいらしたのですね」

Tin「私は、誰かのためにここにきたわけではない。自分が来たくてここに来ただけだ。私が過去に犯した過ちを贖うために・・・。」

それを聞き、目じりを指で触れるGonhin。

そう、これこれ、最初にGhonhinが出て来たシーンで、(何話だっけ?)P'Zanookが、「(まるで古傷に触れる)ハリーポッターだ」って言ってた(笑)

ハリーポッターネタが被るね(笑)

なんか、そういうことって不思議とあるんだよね~。

 

Hin「Tul様の子供時代について、知りたいんですか?」

Tin「それがここにきた理由だ」

 

*********

~Tinの自宅の前庭~

ああ、このアングル!

家の正面の左側を撮ってるのねひらめき電球

なぜか、私は『LBC』の時から、間取りから何から、この家のことがとても気になるのでR。← 間違っても、この物件はUR賃貸住宅では取り扱ってません(笑)

 

一人、Gonhinの石を見つめながら、たそがれているTul。

 

そこへ、真っ白な上下のパンツスタイルのVadeeさんが登場。

 

この、大ぶりのピアスと、きりっとした眉が、意志ある女性って感じでいいねぇ。

Vadee「荷造り、終わったわ・・・。でも、まだ、全部を運び出せなかったの。明日、残りの荷物を運ぶように手配するわね。」

頷くTul。

Tul「わかったよ。」

Vadee「それから、私が置いていくものはすべて、あなたが処分してくれて構わないから・・・」

Tul「で、いつ、発つの?」

Vadee「来週には・・・」

Tul「Phuはきっと君を恋しがることだろうな。」

Vadee「Phuのこと、ちゃんと大切に面倒を見るって、約束してちょうだい。私は、こんなふうに、自分の息子を置いて出ていくような悪い人間だけど・・・。」

Tul「違うよ。俺こそ、君に感謝しないと・・・。Phuphaを俺と一緒にここに残すことを許可してくれて・・・」

さすがに視線をそらすVadee。

 

Vadee「自分の息子をここに残していきたくなんかないわ。でも、私は・・・怖いのよ。」

Tul「怖い? 何をだ? 怖がることなど何もないだろう・・・」

Vadee「私が恐れているのはね・・・もし、あの子をあなたのもとに残していかなければ・・・・あなたは、もう、これ以上生きていくことができない気がして・・・。」

驚くTul。

Vadee「私が、あなたに何も言わなかったからと言って、それは、私がなにも気づいてないということではないのよ」

Tul「・・・・・・・・」

Vadee「いままでずっと、あなたが私と一緒にいたのは、私たちの息子が唯一の理由だったでしょ」

Tul「すまなかった。」

Vadee「すまなく思うことなんて、何もないわ。もうすでに、過去のことよ。それに、今までずっと、あなたはいつだって、私の事を大切に扱ってくれたわ。」

それに対しては、頷くTul。

Vadee「でもね、自分のパートナーから受け入れてもらえないことに耐えられる人なんて、どこにもいないの。キスもしない・・・どんな形であれ、スキンシップもない・・・、他のカップルがするみたいなこと、全部よ。」

その言葉を噛みしめるTul。

傷つけていることを自覚してきたけれど、こんなにはっきり言われたのは初めてだったのかな。

 

目にうっすらと涙がにじんでいるVadee。

Vadee「最後に、一度だけ、ハグしてくれない?」

その言葉で、無言のまま、Vadeeを抱きしめるTul。

Tul「これまでのこと全部・・・本当にごめん。」

Tulの肩越しに見えるVadeeが、必死に泣くのを堪えている。

どんなに惨めでも、問い詰めることも逃げだすこともできないくらい、この女性なりに耐えてきたんだよね。

 

フランスで、今度一緒になるというその人に出会うまでは・・・ずっと、自分の実家を逃げ場にするような、そういう生活がこの先も、ずっと続いていくと思っていたくらいには・・・。

 

ずっとずっと、Vadeeを抱きしめ続けるTul。

 

 

★【Ep 12】1/4 雑感★

スペシャルをやるというのは、一般にむけてはシークレットだっただけで、割と初期段階からの決定事項だったの?

そうでなければ、これが最終回だったのよね。

どっちに転んでもいいように作ったのかな? ← 転ぶって何?(笑) 

 

いやいや、今回で終わってたら、混乱しまくったであろう、私が、あとで出てきます!(笑)


ここの流れとして、TinとGhonhinとの会話を挟むカタチで、Vadeeがちゃんと出てきてくれて、よかったと思います。。。

Tulの謝罪には、あまり、重きを置いてないというか・・・彼には、この女性に負わせた傷を理解できる「核」のようなものがいまいち、感じられないので・・・← ごめん、にいちゃん、ぼろくそなことを言ってしまって。。。

彼には、人格形成期の歪(いびつ)さ故に、その余裕すらなかった、と、一応、擁護してみましょうか。

Vadeeが、他の人のセリフ上で消えてしまうという展開にならなかったのは、不幸中の幸い(?) まだ、ましだったと思います。← なんか、使い方、間違ってるわ。。。

 

どうしても、BLドラマでは、女性についての描写が類型的になりがちというか・・・基本、視聴者・読者は女性。。。 ← もちろん、男性の方がいらっしゃることは、百も承知なので、こっちも類型的な断定で申し訳ないけど。。。

 

つまり、心理描写など、

「説明せんでもわかるやろ・・・」という大前提があるので、バックグラウンドも出番も最小限。

だからこそ、描かれない部分が気になったりもするんです。

 

・・・とは言いつつ、これだけ尺を取ったとは言え、

 

こんなきれいな別れを、非現実としても、よしとしない人もいるかもしれない。

子供を手放せる・・というその1点だけで、彼女のすべてを受け入れられない人もいるかもしれない。

 

私は、Vadeeは、整理をつけるという意味では、とっくの昔に整理をつけていたように思います。

おそらく、結婚直後にね。

(関連原作を読んでいないので)夫への不審から、Ghonhinのことを調べたかどうかはわかりませんが、たとえ、檻の中のように感じていた絶望の日々であっても、その場を去る時には、やっぱり、Tulを無視できない想いがあふれるような気がして・・・。

現在形ではないから、過去形・・・そう単純なものでもないような気がするというか・・・、「情のある人」として、表現されていたので、その点は救われたように感じています。

 

★【Ep 12】2/4に続く★