今回は、最後の4/4まで、時間差でアップしていきます⤴️⤴️
無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。
前回のお話(Ep06)が気になる方へ・・・
『AChanceToLovee(LBC2)』
【Ep.07】 (1/4)
~サッカー場~
Tinに、付き合ってほしい、と、ガチで告白されたCan。
じっと、Tinを見つめるCan。
そりゃ、Tinから、お前が好きだと言われた時から、いつかは、やって来る日だったわけで。。。
さっきの回れ右は、それを感じていたからなわけで・・・。
ただ、誰も、今日がその日だと、Canに教えてくれていなかっただけで・・・。
そして、戸惑いを抱えながら、視線をそらしたCanの言葉をじっと待つTin。
しばらく考えていたものの、首の後ろをかきむしり・・・「う~~~」と大声をあげるCan。
え?と、内心、たじろぐTin。
Tin「どうした?」
Can「俺、わかんないだよ」
Tin「どこが(どう)わからないんだ?」
わからないのは、こっちのほうだ、と言いたげなTin。
Tinのこの問いは、自分の告白の意味が、1から10まで全部わかんないと言われたら、立ち直れないからだろうか。。。(苦笑)
Can「だから、わかんないんだ。お前のことが好きなのか、そうじゃないのか・・・わかんないんだよ。俺たち、一緒に出掛けたり、飯食ったり、映画観たりできるじゃん。それで、十分なんじゃないか?なんで、付き合わなきゃならないんだ?」
Canも、自分の思ったままを正直に伝えようとしているの。
でも、Canの人生の中で、最大級の「未知」にぶち当たってる状態なの。
だけど、ここには、もっともっと心の奥底をさらけ出そうとしている人が、目の前に立っている。
Tin「・・・お前(の存在)は、俺が呼吸できる空気だからだ。俺は自分の家族といると、まるで水の中で溺れているような感じで、息ができずにいた。息が詰まるんだ。でも、お前といるときは、また、ちゃんと呼吸できてる。」
どちらも、真摯に向き合ってます。
Can「・・・だけど、まだ、よくわからないんだ。Aeを見てみろよ。Aeはまだ、悲しんでる。Aeのようになりたくないんだ・・・。もし俺たちが付き合わなければ、それなら、あとで、悲しむことなんてないだろう?」
別れた先のことを心配されても・・・・、今のTinに言葉はないよね。
Can「友達じゃだめなのか?」
Tinにとっては、明確に違うものなのです。。。
Canのすべてが欲しいから・・・。
Canの肩に手を乗せるTin。
Tin「俺は、ただの友達なんて、望んでない」
ですよね・・・。
うつむくしかないCan。
Can「でも・・・・俺はお前の友達でいたいんだよ、Tin」
その言葉が、“今まで通り”を壊すことになるかもしれない言葉だって、わかってるようで、ちゃんとわかってないのよ。
ゆっくりと、Canの肩から自分の手を滑りおとすTin。
不安な目で、Tinを見つめるCan。
目の前のTinは、必死に涙を堪えながらも、自分を必死に見つめている。
それ以上、耐え切れず、「家で用事がある、またな、Tin」と足早に立ち去ろうとするCan。
一瞬だけ、Tinのほうを気にするんだよね。。。
今回、その場に残されるのは・・・Tinなのね。
涙が一粒・・目のふちにかろうじて、踏みとどまってるけど、
いろんなことをあきらめてきたTinが・・・やっと、自分でほしいと思えるものを見つけたのに・・・。
**********
オープニング
**********
~Canの自宅~
あ、Canママだ~~~!
なぜ、こんな最も息子さんが大変なタイミングで登場?
あ、だからか。
夕食の準備が整ったところで、先に、Lemonが食べ始めちゃったところです。
ママ「Ley! まだ、食べちゃだめだって言ったでしょ!」
Ley「そんな、たいしたことないじゃない。」
ママ「ダメって言ったら、ダメなのよ。さぁ・・・」
もう一つ、お皿を食卓に乗せるママ。
ママ「お兄ちゃんだって、もうすぐ帰ってくるわよ。そうしたら、一緒に食べ始めましょう」
Ley「なにも、一緒に食べなくたっていいじゃん。パパだって、今日は遅くなるんだし・・・」
ママ「口答えするの?」
その時、ぼ~~っとした状態のCanが家の中に入ってくる。
ママ「あ、Canが帰ってきたわ。Can、晩御飯にしましょう」
Ley「私、先に食べてないからね。怒んないでよ。聞くのも疲れるから・・・」
視線を落としたまま、「食べていいよ・・・食欲ない」とだけ答え、2階に上がってしまうCan。
Ley「ちょっと、具合悪いの?」
ママ「え? 病気? まさか、あんた、お兄ちゃんになにかしたの?」
Ley「ママ~~~!なんで、私のこと、非難するの?私、なんにもしてないよ」
・・・となると、どういうことかしら、と心配そうに、階段を見上げるママ。
ママ「なにかあったのかしら?」
大ありです。
結局、機嫌を損ねたLeyが、むしゃむしゃ食べ始めたのを見て、またもや、叱るママ。
ママ「だから、先に食べちゃダメって言ったでしょ、ママより先はダメよ」
Ley「お腹すいてるの!」
ママ「まず、ママからでしょ。マナーがなってないわね」
わざと、スプーン山盛りのごはんを口に運ぼうとするLey。
ママ「そんなに食べるなら、もっと大きなスプーンが欲しい?」
Ley「オムレツも食べていい?」
ママ「4皿も、おかずあるのに、まだ、足りないの?」
ああ、あの食堂でのやりとりを思い出すねぇ。。。(笑)
~Canの部屋~
真っ暗な自分の部屋に戻ってきたCan。
お部屋のレイアウトが変わってます。
ドサっと、ベッドにうつぶせになるCan。
枕に顔を押し付けて、わ~~っと大声をあげる。
Can「わかんないんだよ。まだ、わかんないんだよ。辛い思いをしたくないんだ!俺だって、お前に、Aeみたいにつらい思いをしてほしくないんだ」
目を閉じて、浮かんでくる笑顔。
ほっぺをグリグリしたときね。(6話)
Can「俺、お前の笑ってる顔、見るのが好きなんだよ。だから、友達でいようよ。」
頬がかすかに緩むところ。
口元が微妙にあがるところ。
目元が線みたいに、細くなるところ。
自分を見て呆れかえる視線も見守る視線も、どんどん温かくなっていったところ。
きっと、それまでにも、Tinの微妙な表情の変化を、Canだけが全部、見てたんだよ。
あの日、嫉妬されてることにも気づかず、笑ってる人が好きだと言ってたのは、
前提に、Tinの笑顔が好きだから、ただ、普通に、不機嫌なTinに笑ってほしかったのね。
・・・と言ってはみたものの、すでに、Tinと共に、自分の笑顔もなくしてしまったCan。
~Tinの部屋~
一方、同じく、重い足取りで、部屋に戻って来たTin。
呆然としつつ、「はっ・・・」と溜息が口をついて出る。
Tin「お前は、俺が唯一欲しいと思った奴なんだ・・・。ほかの誰でもない。お前だけなんだ、Can。」
力なく、滑るように床に座り込むTin。
Canとの今までを思い出すTin。
泣きながら、自分で自分の肩を抱きしめるTin。
Tin「お前がいいんだ。お前だけだ」
~Canの部屋~
ベッドに横になり、泣きながら、Tinのことを想うCan。
ちょっと待って。
そもそも、なぜ、この二人は、泣かねばならないのでしょう?
こんなにも、お互いを想って泣くほど、好きなのに・・・。
*************
~大学 オープンスペース~
昼食時かな。
Pond「お前のサッカーのセンスには感動したよ。もし、Aeがこの数か月、飲んだくれてなければ、もっと前に友達になってたのにな」
ちらりと、Pondを見るAe。
Job「よせよ。遅すぎるなんてことないさ。なぁ、一緒に、看護学部の子と遊ばないか?」
Pond「おーい、看護学部の女子か?みんな色白なんだよな・・・白衣の天使・・・。顔には、光り輝くような笑顔・・・うわ~、それから・・・“失礼しますね。お薬の時間ですよ”」
Pond・Job「「おい~~~!」」
同時に妄想できて、お手軽ね(笑)
Job「俺、今すぐ、病気になりたいよ」
Pond「俺もだよ。病院にいく言い訳、なにがいいかな?」
Ae「ChaAimに刺されたってのはどうだ?」
Ae、言うねぇ。。。(笑)
ていうか、やっと出て来たよ、ChaAimの名前が・・。
そもそも、設定としてどうなのかもわからず・・・いないことになってたらどうしようって、不安だったんだよ。
名前だけでも。。。いや、実際、Cherreen にも出てきてほしかったな、(涙)
Peteの急所に直撃!(笑)
Pond「うわ! やば! 誰がそんなナースと? 俺、興味もないよ」
急変したPondに、きょとんとなるJob。
Pond「俺は、リベラルアール学部の子、一筋なんだよ。もう彼女いるし。すっごい可愛いんだ。お前だけ、自由に、ほかの女子たちとよろしくやってくれ・・・」
Pondの掌返しに、あきれるAe(笑)
ああ、リベラルアーツだったんだ。。。
『LBC』の時は、ゲイの子が多いとか言ってたし、どこかで、芸術学部とか見かけたような気がしたんだけど。。。違ったんだね。
Pond「なんだよ、なんで、そんな風に見るんだよ」
Ae「お前、最低だな」
Pond「へへへ、お前、俺にそんなこと言ってもいいのか? 俺は命の恩人だぞ~~~」
相手にもしないAeです(笑)
Pond「それ、うまい?」
Job「試してみる?」
Jobの食べてるお菓子に話題が移ったころ、Canがやってくる。
Canが席に座るなり、ガサガサとお菓子類を片付けはじめるJob。
Job「俺の菓子、盗るなよ。全部、俺が自分で買ったんだからな。俺がおいしく食べるためのものだぞ・・・」
Jobを無表情に見るCan。
Can「腹なんか、減ってねぇよ」
テーブルに激震が走る。
Job「お前が、腹が減ってないだと?」
明らかに、元気がなく、様子がおかしいCan。
Ae「どうした?」
Can「俺、わかんないんだよ、Ae。何を食べても、全然、うまくないんだ。(ずっと腹が)便秘になったみたいな感じだし・・・。あいつのことを考えるのがやめられないんだ」
すぐには、なんとも答えようがないAe。
Can「あ~~、もうおかしくなりそうだ」
頭を抱えるCan。
顔を見合わせるPondとAe。
Job「お前は、いつもおかしくなってるようだけどな・・・」
この、真剣に悩んでるCanを前に、その発言、Job・・・完全にスベってるよ。
★【Ep 07】1/4 雑感★
『LBC』が、ドラマとしては、あんなふうに終わったものの、TinCanに関して、あれを決着点とすることがどうしてもできなくて、未消化だった分、今回、あの「友達でいたい」と告げたシーンを細かく見てしまいました。
ようやく、『LBC』の最終話に戻ってこれたっていう感覚です。
やり直し地点に立ちました。。。
見ながら思ったことは、全部、上に書いちゃってますが、とにかく「友達でいよう」と言った方の、Canの“気づいてないけど立派な失恋状態”の度合いもなかなかのものです。
それと同時に、ちょっと気になってるのは、Canが、やたら、Aeが苦しんでいることについて、自分の恋愛と重ねるところです。
今までも、折に触れて、恋することの怖さを、Aeの嘆きや苦しみ・悲しみになぞらえて、わからない、ああなりたくないから・・・と言ってました。
そして、今回、Tinにもああなってほしくないから・・・と言ってるんだよね。
恋愛に疎いCanなので、身近な人の恋愛と重ねあわせてしまっているだけなのかもしれないけれど。。。
友達の恋愛だから・・・っていうだけなのか、ちょっと違和感がないと言えば嘘になります。
ただ、完全な別離でないにしろ、ここで、二人は少し距離を置くのね。
・・・というか、初回の「もうどこにもいかないで」は、この経緯を踏まえて、Tinが、お菓子を持ってこなくなる Canの前に顔を見せなくなるということを意味してたのか。
なるほど。