60歳からの海外黄金ライフ -20ページ目
香港では建物を建てる際に風水を非常に重視します。車のナンバーも縁起のいいと言われている数字は売買の対象になります。車のナンバーは香港に限らず、先日タイから帰国した知人によると、バンコクであるナンバーが日本円で7000万円以上で落札されたとのことでした。特に商売をやる人は敏感で、6や8などを含んだナンバーは高値がつくことがあります。
ところで香港島の高層ビルの中でも、ひときわ威容を誇る中国銀行のビルは風水で物議をかもした建物です。風水では建物の鋭く尖った鋭角や外壁の反射を忌み嫌うため、このビルの建設当初からその形を疑問視する声が集まりました。鋭角や外壁の反射だけでなく、超高層で槍のような外観そのものも話題になりました。 そして建設が始まる頃から、恐れられていたことが起こりました。英国から派遣されていた長官3人がが相次いで病に倒れたり事故に遭遇したのです。風水が原因とする人たちは中国銀行のビルの鋭角が、長官が主である旧香港総督府の建物に向いていたことを指摘しています。
その後香港は97年に中国に返還になりました、初代の香港行政長官は旧香港総督府の建物ではなくセントラル合同庁舎を使い、旧香港総督府は一般公開されています。
旅行の楽しみのひとつに、普段とはひと味違う朝食の時間があります。
かつては海外でホテルに泊まると、朝食はルームサービスをオーダーしました。私は朝食はたくさんいただく方なので、パンとコーヒだけのコンチネンタルは物足りないためベーコンや卵料理が添えられたイングリッシュ式の朝食を部屋でいただくことが多かったです。
しかしここ数年は、ホテルのビュッフェを楽しむことの方が多くなりました。部屋からの眺めがすばらしい、部屋に電話がかかってくるなどの理由があるとき以外は、レストランに出向いてビュッフェをオーダーします。ここでの楽しみは、旅する人たちが集まるその雰囲気を味わう事です。いかにも商用という出で立ちの紳士や仲のいい老夫婦、ホテルによってはエアラインのクルーなどの姿を見かけることもあります。
もちろんコンチネンタルではなくビュッフェを注文するのですが、ホノルルのカハラのように、コンチネンタルでもバラエティに富んだ内容で、十分なこともあります。
このところ家電量販店に出かけて気づくのは、店員さんの商品知識が随分低くなっているのではないかとうことです。
商品知識だけでなく、こちらの要望を理解しようとせず、たまにいらいらすることもあります。携帯電話の販売店から出向している人はたくさん目につくのですが、カメラや家電について質問しようとしても店員さんがつかまらなかったり、質問してもしどろもどろだったりすることがあるので困ります。
かつてはさすがに素人とは違う視点や知識を持ったプロ意識のある店員さんがいて勉強になったものです。最近は売るだけしか考えていないような店員さんが目立ちます。社内の教育が変わったのでしょうか。
たまたま家電量販店を例に出しましたが、他の種類お店でも同じ傾向が目立ちます。 こんな中で、若くても受け答えがしっかりしていて、しかもこちらがびっくりするような商品知識を持った店員さんに出会うとほっとします。

