後悔に意味がない事を説く人はたくさんいらっしゃいます。そして多くの方がその通りだと理解されると思います。しかし本当に腹に落ちたかというと、実際の場面では後悔を繰返す事の方が多いのではないでしょうか。

 そこで今回は後悔することの無意味さを少し踏み込んで考えてみたいと思います。

 まず過去は変えられない等事実です。変えられない事実をああだこうだと議論したところで現状はおろか未来への道は開けません。まずこれがひとつ。

 次に過去に他の選択をしていたら、あなたが想像するように本当に良くなったかという疑問です。因果関係というのは人間が考えているほど単純ではありません。例えば、あの時あの会社を選択していればもっと年収が増えていたと考えたとしましょう。そう考えるのは、年収だけにフォーカスしているからです。他の会社を選択していた仮定が成り立つとすると、年収以外のあらゆる要素も変化するはずです。他の会社を選択していたら、出張時に大きな怪我をしていたかもしれません。ストレスで大病を患って、その結果年収が激減したかもしれません。

 そして3つ目は、あなたが後悔している過去、あるいは成功したと思っている過去、そのすべてがあって今があるのです。今生きているということは、過去のすべての出来事の上に成り立っているのです。

 私もかつては後悔ばかりしているタイプの人間でした。しかし今は、まがりなりにも生きていられるという現実だけでも喜ばしく思っています。従っていままではいやだと思っていた過去をすべて受け入れ、未来の可能性から自分が何を選択できるかに日々喜びを見いだしています。


 ある会社の社長さんの話を聞いて驚いた事があります。この方は何が起きても「よかった、よかった!」を口癖のようにつぶやくのだそうです。今月は減収になった、契約が成立しなかったときでも、「よかった、よかった!」と心から思うと、しばらくすると事態が好転するというのです。

 以前にこのブログでも触れたかもしれませんが、物事には本質的な意味での善し悪しはありません。善し悪しを選択するのは人間です。過去は変えられませんが、未来は選択可能です。起きてしまった事を後悔するという無意味な行為をやめて、現状を肯定して前向きなとらえかたをする方がはるかに建設的だと思います。現状を肯定して、知恵を働かせることで未来が開けるだけでなく、心も豊かになります。

 ここでは詳しい科学的説明を省きますが、この社長さんの習慣は単なるおまじないや気休めではなく、極めて建設的なものであると思います。
 東京も加湿器が活躍する季節になりました。ついこの春に加湿器を停めたと思っていたら早いものです。

 東京の家は、大きな吹き抜けと全館空調システムがあるので、大型の加湿器が必需品です。しばらく運転すると、水道水のカルキが内部のトレーやフィルターに付着します。これをどうやって除去するか東急ハンズで相談したところ、クエン酸か加湿器のメーカーが出している専用潜在がよいと言われました。改めて加湿器の取扱説明書を読むと、その通りのことが書いてありました。
 
 早速専用洗剤を取り寄せて使って取り扱い説明書を見ながら使ってみたところ、水で洗浄するのに比べて格段に綺麗になりました。

 続いて年末の大掃除前のプレ大掃除をしてみることにしました。古いダイソン2台を使っていますが、排気口につながるフィルターがかなり汚れていました。そこでこちらをクリーニングしたところ、明らかに吸い込む力がアップしました。

 暖房と加湿器を運転できるようになり、大掃除前のプレ大掃除が終わりすっきりしました。掃除と整理整頓をすると、心まですっきりすることを改めて実感した一日でした。