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お馬鹿政治家は国家的損失 水銀法その4 ( ̄ー ̄)

こうしてみると、お馬鹿政治家だけでなく、科学音痴マスコミも害悪だと分かりますね。

一例に、
朝日新聞の重粒子線治療についての一面記事「10年間で10億円も使って何の成果も上がってないのはケシカラン」を検証してみませう。

重粒子線治療とは、加速器という大型の装置(「天使と悪魔」で欧州の大型加速器CERNが題材になりましたね)を使った癌の治療法です。加速器で言葉通り加速した粒子(重粒子線)を、病巣(癌細胞)に狙い定めてぶち当てる(照射する)ことによって、癌細胞を死滅させるのです。
とうぜん、加速器のようなでっかい装置を使うのですから、メンテナンスなどの維持費だけでも相当なお金が掛かります。
一般に、機材の年間維持費は、購入価格の1割といわれています。
加速器ですから製造コストは10億は下らないでしょう。病院のMRI等でさえ億はしますから・・・

ってことは、10年間で10億っていうのは、維持費しか予算がなかったと言うことです。
つまり、予算が足らなかったから、満足な実績が出せなかったのであって、もっと金を出せば充分な成果が期待できたわけです。
乏しい自分たちの価値基準で判断するのはそろそろ止めて欲しい (´∀`)

お馬鹿政治家は国家的損失 水銀法その3 ヾ( ´ー`)

第一、水銀や水銀合金のアマルガムで水銀中毒になるなら、虫歯の時の詰め物(パラジウムのアマルガム)で、歯科治療を受けた人は日本中で水銀中毒になってるはずでしょう。

日本の悲劇は、政治分野にも報道機関にも理系出身者がいないこと、および技術者や研究者から真摯に意見を聴く姿勢がないことです。
大企業でも、創業者を除き技術畑出身の経営者もしくは意思決定に関与できる役員が居ません。
朝日新聞を筆頭とする科学音痴マスコミや政経学部出身の政治屋国会議員に、この2つの「水銀法」の違いなど理解できる筈がありません。

かくして、
1953年末から発生した水俣病をうけて、「水銀法」の廃止が決定しました。
稼働中の水銀法工場を廃棄し、技術的に劣るアスベスト隔膜法の工場を建設するという世界でもまれな対策が、日本だけで取られたのです。
で、1986年6月に全ての逆行転換を終えました。これにより10年の歳月と4000億円以上の投資を無駄にしたといわれています。
なお、ちょうど「水銀法」中止が立法化された直後の1975年にオイルショック。
トイレットペーパー騒動も、紙を作るのに必要な苛性ソーダの不足が遠因の一つと言われます。

お馬鹿政治家は国家的損失 水銀法その1 (*´Д`)=з

製紙や製薬等に欠くべからざるものに、水酸化ナトリウムNaOH(苛性ソーダ)というものがあります。
苛性ソーダは、塩化ナトリウム(食塩)を電気分解してつくります。

苛性ソーダの電気分解には、アスベスト(石綿)をつかった隔膜法という方法が使われました。
隔膜法は、製品の苛性ソーダに不純物が混入しやすい効率の悪い方法でした。

その後、水銀を電極に使った水銀法という方法が開発されました。
苛性ソーダをつくる水銀法では、水銀は電気分解するための電解槽(食塩水を入れた水槽)と水槽(水銀に溶け込んだナトリウムと水を反応させて苛性ソーダをつくる水槽)の間を循環するだけで、環境(工場の外)に水銀が漏れ出すことは100%無いクローズドシステムになっています。
世界全体では、現在でも水銀法を多用しています。不純物が苛性ソーダに混ざることがなく、効率的で安全だからです。
しかし、日本では現在0%です。
1973年に水銀法を中止することが立法化されたからです。

そのため、それまで効率が悪く製品が低品位の隔膜法から、効率的で製品の品位が高い水銀法に転換していた日本の苛性ソーダ製造工場は、政策的に水銀法を捨てなければならなくなりました(続く