クラシック音楽とお散歩写真のブログ

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座右の銘は漁夫の利、他力本願、棚から牡丹餅!!
趣味のクラシック音楽をプログラミングする事に没頭、あとは散歩中に写真を撮りまくること。

中学受験応援しています。

フンメルノートと申します。

基本、クラシック音楽の作曲家フンメルを個人的に研究しています。

クラシック作曲家 ヨハン・ネポムク・フンメルの研究サイト
http://hummelnote.wixsite.com/hummelnote
フンメルノートの note
https://note.com/hummelnote


都合あってブログを二つに分けています。ブログはいろんなものを読ませていただいて楽しんでます。

第1趣味のクラシック音楽のこと、第2趣味の写真やカメラのこと、中学受験関係、その他なんでもありな感じになってきました。

アメブロは色んなブログを楽しむ為にアカウントを作成したようなものです。中学受験の過酷さ経験し、終了した後も頑張っている人達のブログを心の中で応援している感じで読ませていただいてます。

ここでは自分用のメモ的な独り言、写真だけアップ みたいな使い方するので、つまらん記事しかないため飛ばしてくださいヾ(@^▽^@)ノ


10月17日はヨハン・ネポムク・フンメルの命日です。
1837年にワイマールで亡くなってから188年が経ちました。


今、フンメルの3つの弦楽四重奏曲集を打ち込んでますが何とか間に合いました。
3曲のうちの1曲目、フンメルの3つの弦楽四重奏,Op.30から第1番です。

古典派後期の様式とロマン派初期の萌芽が感じられる、魅力的な作品です。
 

1804年頃に出版された3つの弦楽四重奏曲 Op. 30は、ハイドンやモーツァルトが確立した弦楽四重奏の形式を受け継ぎつつも、フンメル独自の個性が光る作品群です。中でも第1番は、その明快で洗練された構成と、美しい旋律が魅力的で、3曲の中では一番ベートーヴェンの影響が強いかもしれません。

 

第1楽章: Allegro con brio

 

ハ短調の重々しい助走から一転して冒頭で提示される力強く上昇する明るいハ長調の主題が、楽章全体を特徴づけています。4つの楽器が対等に対話し、緻密でありながらも透明感のあるアンサンブルを聴かせます。フンメルらしい華やかで技巧的なパッセージも随所に見られ、聴き手を引き込みます。

 

第2楽章: Menuetto. Allegretto

 

ハ長調のメヌエットです。しかし、その性格はハイドンのような素朴な舞曲というよりは、ベートーヴェンのスケルツォに近い、より快活でリズミカルなものです。中間部(トリオ)では、柔らかな対比が生まれ、楽章に多様性を与えています。

 

第3楽章: Andante

 

ヘ長調の、穏やかで歌心あふれる緩徐楽章です。優美な旋律が第1ヴァイオリンによって奏でられ、他の楽器がそれを優しく支えます。古典的な気品と、ロマン派的な叙情性が見事に融合しており、フンメルの旋律家としての才能が存分に発揮されています。

 

第4楽章: Finale. Vivace

 

再びハ長調に戻り、軽快でエネルギッシュなフィナーレを迎えます。この楽章もソナタ形式で書かれており、技巧的で華やかな走句が特徴的です。終始、明るく前向きな力に満ちており、輝かしいコーダで全曲を締めくくります。

 

テンポ指定どおりBPM160-170で作成しましたが早すぎると思いますね。
でもまぁいいか、で終わらせています。

 

 

Programed by Hummel Note Daw&Sequencer:Dorico 5Sounds:Note Performer 5

 

 

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シカゴ - 「素直になれなくて (Hard to Say I'm Sorry)」

この曲は、アメリカのロックバンド、シカゴが1982年に発表した楽曲で、彼らのキャリアを代表する最大のヒット曲の一つです。
楽曲の基本情報

  • 原題: Hard to Say I'm Sorry

  • リリース年: 1982年

  • 収録アルバム: 『シカゴ16 (Chicago 16)』

  • 作詞・作曲: ピーター・セテラ、デイヴィッド・フォスター

  • リードボーカル: ピーター・セテラ

解説
1. 80年代を象徴するパワーバラード
「素直になれなくて」は、壮大なメロディと感動的なサビが特徴のパワーバラードです。当時のバンドのベーシスト兼ボーカリストであったピーター・セテラのハイトーンボイスが、切ない歌詞の世界観を完璧に表現しています。プロデューサーにデイヴィッド・フォスターを迎えたことで、それまでのブラス・ロックを主体としたシカゴのサウンドから、シンセサイザーを多用したモダンで洗練されたAOR(アダルト・コンテンポラリー・ロック)サウンドへと変化を遂げました。このサウンドの変化が、バンドに新たな成功をもたらしました。

2. 歌詞のテーマ
歌詞は、恋人とのすれ違いや過ちを犯してしまった男性が、関係を修復したいと願いながらも、「ごめん」の一言がなかなか言えないもどかしさや葛藤を歌っています。
Everybody needs a little time away, I heard her say, from each other (誰もが少し離れる時間が必要よ、と彼女は言った)
After all that we've been through, I will make it up to you, I promise to (僕たちが乗り越えてきた全てを考えれば、必ず君に埋め合わせをすると約束するよ)
And after all that's been said and done, you're just the part of me I can't let go (結局のところ、君は僕の一部で、手放すことなんてできないんだ)
プライドが邪魔をして素直に謝れないけれど、心から相手を愛しているという切実な想いが描かれており、多くの人々の共感を呼びました。

3. 商業的な大成功
この曲はシカゴにとって起死回生の一曲となりました。

  • 全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で2週連続1位を獲得。これは1976年の「愛ある別れ (If You Leave Me Now)」以来、バンドにとって2曲目の全米No.1シングルとなりました。

  • 世界中のチャートでも大ヒットを記録し、グラミー賞にもノミネートされるなど、商業的にも批評的にも大きな成功を収めました。

  • 日本でも洋楽の定番バラードとして、ラジオやテレビで頻繁に使用され、時代を超えて愛されています。

4. 楽曲の構成:「Get Away」との繋がり
アルバムに収録されているバージョンでは、「Hard to Say I'm Sorry」の静かなバラード部分が終わると、間髪入れずにアップテンポでエネルギッシュな**「ゲット・アウェイ (Get Away)」**という楽曲に繋がります。このパートでは、シカゴ本来の持ち味であるパワフルなブラス・セクションが活躍し、1曲で静と動のドラマティックな展開を楽しむことができます。シングルとしてカットされた際には、「Hard to Say I'm Sorry」の部分だけで終わることが多いですが、この2部構成こそが本来の形です。でも今回はGet Awayの部分は制作しませんでした(めんどいから)

データについて

今回のアレンジは原曲の雰囲気は壊さないようにしながらももっとまったりとしたBGMとして仕上げました。もちろん後半のアップテンポの部分はないです。ボーカル部分はテナーサックスをはめています。Dirico5で打ち込み、音源はすべてHALion Sonic7です。


「社交のロンド」について
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837)の「ピアノとオーケストラのためのロンド Op.117」は、一般的に「社交のロンド」(独: Gesellschafts-Rondo, 仏: Rondo de societe)として知られる、華やかで洗練された作品です。1829年に作曲されたこの楽曲は、古典派後期の様式を基盤としながらも、来るべきロマン派の息吹を感じさせるフンメルの晩年の作風を象徴しています。

 


 

楽曲の概要と背景
この作品が作曲された1820年代後半は、フンメルがヴァイマルの宮廷楽長として名声を確立し、ヨーロッパで最も著名なピアニスト兼作曲家の一人として活躍していた時期です。多くの弟子や接点のあった音楽家、例えばカール・フリードリヒ・ツェルター、カール・チェルニー、メンデルスゾーン姉弟らを通じてショパンやリストにも影響を与えたフンメルのピアノ書法は、この作品にも遺憾なく発揮されています。
「社交のロンド」というタイトルが示すように、当時の貴族や富裕な市民階級が集うサロンでの演奏を念頭に置いて作曲されたと考えられます。優雅さと共に、聴衆を魅了するための輝かしいヴィルトゥオジティ(名人芸)が盛り込まれているのが特徴です。

作品情報:

  • 正式名称: Gesellschafts-Rondo (Rondo de societe), Op. 117

  • 日本語訳: 社交のロンド

  • 作曲年: 1829年

  • 編成: ピアノ独奏、フルート、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2(任意)、弦楽合奏


楽曲の構成と音楽的特徴
優美な「序奏、アダージョ・コン・グラン・エスプレッシオーネ」(表情豊かに)で始まります。この序奏では、ピアノとオーケストラは互いに競い合うというよりは、心地よい対話に興じ、それはやがてピアノのための長大なカデンツァへと発展し、私たちを軽快な「ロンド、モルト・ヴィヴァーチェ」(きわめて快活に)へと淀みなく導いていきます。主題の巧みな扱いは音楽構造に素晴らしい一貫性をもたらしていますが、フンメルの演奏は時折、冷たく無感情だと批判されることもありました。ベートーヴェンに比較すると形式的、古典的、職人的な一面が色濃かったことが理由の一つでしょう。しかしよく聞くと、モーツァルトに共通する陰影の繊細な移り変わりを感じ取ることができると思います。意欲的な演奏家であればここに感情的和声とメロディーの見事な融合を見出すでしょう。この音楽は 見かけは易しいが奥が深い、または一見明るいが深い影が潜んでいるという成熟した表現が存在しています。作品を演奏するだけであれば必要なのは技巧だけですが、本質的に和声的な構造が持つ感情的な可能性を最大限に引き出すためには、さらなる探求と気づきが求められます。フンメルはこの構造を、非常に簡潔なオーケストラの伴奏の中で最大限に活かしています。職人技とも言える感覚が、この作品の隅々まで、最初から最後まで浸透しているのです。これらの技巧は、単なる指の練習とは異なり、常に音楽的な優雅さを失わない範囲で用いられています。これは、モーツァルトの弟子であったフンメルが持つ古典的な均整感覚と、来るべきロマン派のヴィルトゥオジティを見事に融合させた結果と言えるでしょう。

オーケストラの役割
オーケストラは、ピアノを壮麗に引き立てる役割を担います。ピアノが華麗なソロを繰り広げる場面では伴奏に徹し、主題が再現される場面では一体となって音楽を盛り上げます。特に木管楽器(フルート、クラリネットなど)の柔らかな響きが、ピアノの音色と美しく溶け合います。フンメルは自らフルートと弦楽四重奏、ピアノという室内楽編成でも演奏できるようにした編曲版も出版しています。


フンメルの音楽史上の位置づけとOp.117
フンメルは、モーツァルトに学び、ベートーヴェンとしのぎを削り、ショパンに影響を与えた、まさに古典派とロマン派の橋渡しをした重要な作曲家です。彼の音楽は、モーツァルト的な明晰さと形式美を保ちつつ、ピアノの表現力と演奏技巧を大きく発展させました。
この「社交のロンド Op.117」は、そうしたフンメルの特徴が凝縮された一曲です。構成は古典的でありながら、その華やかなピアノ技巧や洗練された表現には、ショパンやリストの作品を予感させるものがあります。今日では演奏機会の少ない作品ですが、当時のピアノ音楽の様式を知る上で、またフンメルのピアニズムを理解する上で非常に価値のある魅力的な作品です。
この作品の初演は、先述したベートーヴェンの死後数年が経った1829年頃に行われ、翌年フンメルがロンドン、パリ、ウィーンへ演奏旅行を行った際にも携えられました。しかし、これは事実上フンメルにとって最後の演奏旅行の一つとなり、その4年後、彼は病に倒れ、59歳で亡くなるまでゆっくりとキャリアを終えることになります。論争に影響されることのない、ある種の温和な偉大さの上に築かれた成功したキャリアでした。彼の音楽は、このロンドを初演したのと同じ年に出版して大成功を収めたピアノ教則本を通じて生き続けましたが、個人崇拝の風潮が高まるにつれて、フンメルの古典的な洗練という星は沈み始めました。ショパン、リスト、シューベルトといった他の作曲家たちが新たな潮流を形成することになりますが、彼ら、そしてその後に続く多くの人々は、フンメルが説いた光と、音楽性の本質的な理念という導きがなければ、その道ははるかに困難なものになっていたことでしょう。彼らはみな近現代、特に20世紀には忘れられ気づかれなかったフンメルの才能に気づいていた人たちなのです。


プロによる録音について
実は個人的には、彼の作品の中でホ長調,Op.110のピアノ協奏曲と並んで最も好きな作品であり続けています。なぜ演奏される機会が少ないのでしょう? 録音も少なくて残念ですが、2点ほど紹介いたします。
1.ハワード・シェリー (Howard Shelley) - ピアノ&指揮/ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ による Chandos盤(CHAN 9558-録音年: 1997年)
フンメルの協奏曲シリーズを残しているシェリーによる、現代における最も標準的な名演です。輝かしく洗練されたピアノと、手兵のオーケストラとの息の合った演奏を聴くことができます。現在でもCDやデジタル配信で最も入手しやすい録音です。
2.私が最初に手に入れ聴いたのはLPレコードの時代のアンヌ・ケフェレック (Anne Queffelec) - ピアノ
ジャン=フランソワ・パイヤール指揮、パイヤール室内管弦楽団による演奏です。Eratoというフランスの有名なレーベルから発売されていたし、モーツァルトの数々の名演で人気が高かったバイヤールのフンメル作品集でした。このLPでこの曲の他にマンドリン協奏曲とオーボエと管弦楽の為の変奏曲,Op.102にも初めて触れられた貴重な体験をもたらせてくれた録音で、CD化された際に手に入れています。録音年:は1972年とのこと。

DTM打ち込みについて
今回の音源は Dorico 5 をシーケンサーに用い、音源は NotePerformer 5 と Garritan Personal Orchestra(ピアノ音色) を組み合わせています。
映像に表示されるスコアはDoricoの再生画面であり、出版譜とは異なります。MIDI入力ソフトとして使用しているため、楽譜通りの精密さよりも、自然な強弱とテンポ表現を重視しました。
サムネイル画像と動画編集は CyberLink PowerDirector で制作しました。


Programming Music
J.N.Hummel/Gesellschafts-Rondo,Op.117(for Piano & Orchestra)
Programed by Hummel Note
Daw&Sequencer:Dorico 5
Sounds:Note Performer 5, GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA(Piano),
Thumbnail images are generated by CyberLink PowerDirector

 

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