クラシック音楽とお散歩写真のブログ

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座右の銘は漁夫の利、他力本願、棚から牡丹餅!!
趣味のクラシック音楽をプログラミングする事に没頭、あとは散歩中に写真を撮りまくること。

中学受験応援しています。

フンメルノートと申します。

基本、クラシック音楽の作曲家フンメルを個人的に研究しています。

クラシック作曲家 ヨハン・ネポムク・フンメルの研究サイト
http://hummelnote.wixsite.com/hummelnote
フンメルノートの note
https://note.com/hummelnote


都合あってブログを二つに分けています。ブログはいろんなものを読ませていただいて楽しんでます。

第1趣味のクラシック音楽のこと、第2趣味の写真やカメラのこと、中学受験関係、その他なんでもありな感じになってきました。

アメブロは色んなブログを楽しむ為にアカウントを作成したようなものです。中学受験の過酷さ経験し、終了した後も頑張っている人達のブログを心の中で応援している感じで読ませていただいてます。

ここでは自分用のメモ的な独り言、写真だけアップ みたいな使い方するので、つまらん記事しかないため飛ばしてくださいヾ(@^▽^@)ノ


今年最後の記事になると思います。マニアックなDTMでのクラシック音楽の再生、他の作曲は年二、三曲にとどまり、たまーに映画音楽やスタンダードナンバーも打ち込んできたこのnoteにもたくさんの皆様からのアクセスやコメントをいただきました。
あらためましてお礼申し上げます。そして来年もよろしくお願いします。

 

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フンメルの代表作の一つをDTMで作りました。録音も多い曲ですので今更拙いDTMで聴く必要性は正直全くないんですが😛、今回は春に購入してようやく慣れてきた楽譜作成ソフトDorico5で規模も大きな作品を、しかもさまざまなサンプルとなる演奏が存在する規模の大きな作品で、自分の打ち込みのレベル感とか方向性を試すために取り組みました。

ヨハン・ネポムク・フンメルの「ピアノ協奏曲 第2番 イ短調 Op. 85」は、古典派からロマン派への過渡期を代表する傑作の一つです。
1816年頃に作曲(1821年出版)され、同じく傑作とされる「ロ短調 Op.89」と並ぶ、フンメルの円熟期を代表する作品として知られています。
モーツァルトの弟子であり、ベートーヴェンとも同時代にウィーンで活躍した彼の、魅力あふれる協奏曲Op.85を打ち込んでみました。

Programming Music 

J.N.Hummel/Piano concerto No.2 in A minor,Op.85

 

楽曲の構成(全3楽章)

18世紀後半から19世紀初頭にかけて、ピアノは急速に発展し、その音域と表現力が増していました。モーツァルトがピアノ協奏曲の形式を確立した後、ベートーヴェンがそれをさらに発展させ、ドラマティックな要素を加えました。フンメルは、この豊かな伝統の中で、自身の独自のスタイルを確立しました。彼はモーツァルトの弟子であり、ハイドンやベートーヴェンとも交流があったため、彼らの影響を受けつつも、独自の道を歩みました。伝統的な協奏曲の形式である3楽章で構成されています。

第1楽章: Allegro moderato (アレグロ・モデラート) イ短調

重厚で情熱的なオーケストラの序奏で始まります。ピアノが登場すると、華麗なパッセージや技巧的な跳躍が繰り広げられます。短調ならではの劇的な緊張感と、フンメルらしい優雅な旋律が巧みに織り交ぜられています。

第2楽章: Larghetto (ラルゲット) ヘ長調

非常に美しく、穏やかで叙情的な緩徐楽章です。ピアノが奏でる旋律は、まるでオペラのアリアのように歌い上げられます。繊細で夢見るような雰囲気が特徴です。

第3楽章: Rondo. Allegro moderato (ロンド. アレグロ・モデラート) イ短調

活気に満ちたロンド形式のフィナーレです。リズミカルで一度聴いたら耳に残るような、やや異国情緒(エキゾチック)な雰囲気を持つロンド主題が印象的です。この主題が華麗な変奏を伴いながら何度も現れ、ピアニストの卓越した技巧を披露する場となり、輝かしく曲を閉じます。


古典派とロマン派の「橋渡し」とショパンへの影響

この協奏曲の最大の特徴は、モーツァルト譲りの古典的な形式美と、次世代のロマン派を先取りするような華やかなヴィルトゥオーソ(超絶技巧)的なピアノ書法が、見事に融合している点にあります。

ピアニスト=作曲家による革新

構成は古典的ですが、ピアノの使い方は非常に革新的です。流麗なアルペジオ、きらびやかな高音域のパッセージ、重厚な和音の使用などは、フンメル自身が当時のヨーロッパで最も偉大なピアニストの一人であったからこそ。ピアノという楽器の性能と表現力を最大限に引き出す書法を知り尽くしていました。

ショパンへの決定的な影響

この革新的なスタイルは、間違いなくショパンやメンデルスゾーンに多大な影響を与えました。
特にフレデリック・ショパンへの影響は決定的です。ショパンは若い頃フンメルを深く尊敬しており、彼自身の2つのピアノ協奏曲(第1番 ホ短調、第2番 ヘ短調)は、フンメルのこのイ短調協奏曲とロ短調協奏曲を直接的なモデルにしたと広く考えられています。
きらびやかなピアノの装飾音型や、管弦楽が伴奏に回りピアノが主役として輝く書法は、まさにショパンの協奏曲のスタイルそのものです。


DTM制作ノート

この曲はフンメルの作品の中でも特に人気が高く、多くの名演が存在します。そのため、これまで「録音されていない(または稀少な)曲」をメインにDTM制作をしてきた私としては、あえて取り組む必要性は低いと考えていました。
しかし、フンメルの本格的なピアノ協奏曲の打ち込みは、今回が初めての試みとなります。(※過去にモーツァルトの「戴冠式」用のカデンツァや、ピアノと管弦楽のための小品はいくつか制作しています。)
多くの理想的な名演録音があるため、今回の演奏表現はそれらを大いに参考にしています。

  • DAW&Sequencer: Dorico 5

  • Sounds: Note Performer 5, GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA (Piano)

  • Thumbnail images: CyberLink PowerDirector (AI生成)

【動画内の楽譜について】

動画に表示されている楽譜はDorico 5の再生画面です。これはMIDIデータの入力と調整(ダイナミクスやテンポの指示)を目的としており、自然な演奏表現を最優先にしているため、オリジナルの出版譜とは細部が異なります。あらかじめご了承ください。


名演紹介(おすすめCD・音源)

この曲には優れた録音がいくつもありますが、特に評価の高いものと、ご質問で挙がった録音をピックアップします。

1. スティーヴン・ハフ (Stephen Hough) - 決定盤

  • ピアノ: スティーヴン・ハフ (Stephen Hough)

  • オーケストラ: イギリス室内管弦楽団

  • 指揮: ブライデン・トムソン (Bryden Thomson)

  • レーベル: Chandos

  • 特徴: おそらく現在最も高く評価されている「決定盤」です。ハフのテクニックは完璧で、水晶のような透明感と輝かしい音色が特徴です。ブリリアント様式に必要な「華麗さ」と「優雅さ」を最高水準で両立させています。迷ったらまずこれをおすすめします。

フンメル:ピアノ協奏曲第2番、第3番(ハフ/イギリス室内管/トムソン)「フンメル:ピアノ協奏曲第2番、第3番(ハフ/イギリス室内管/トムソン)」(レーベル: Chandos)の試聴、全曲再生がml.naxos.jp

2. マティアス・キルシュネライト (Matthias Kirschnereit)

  • ピアノ: マティアス・キルシュネライト

  • オーケストラ: フランクフルト放送交響楽団 (hr-Sinfonieorchester)

  • 指揮: ミヒャエル・ザンデルリンク (Michael Sanderling)

  • レーベル: cpo (または Berlin Classics)

  • 特徴: アルバム「ピアノと管弦楽のための作品集」などに収録されています。ハフ盤と並び、現代の高性能なモダンピアノとオーケストラによる充実した演奏です。力強さとロマンティックな情熱の表現に優れており、作品のシンフォニックな側面も感じさせます。

フンメル/ウェーバー/メンデルスゾーン:ピアノと管弦楽のための作品集(キルシュネライト/フランクフルト放送響/M. ザンデルリンク)「フンメル/ウェーバー/メンデルスゾーン:ピアノと管弦楽のための作品集(キルシュネライト/フランクフルト放送響/M. ザンml.naxos.jp

3. アレッサンドロ・コンメラート (Alessandro Commellato) - 古楽器

  • ピアノ: アレッサンドロ・コンメラート (フォルテピアノ)

  • オーケストラ: ソリメンティ・ナトゥラーリ (Solamente Naturali)

  • 指揮: ディディエル・タルパイン (Didier Talpain)

  • レーベル: Brilliant Classics

  • 特徴: こちらはモダンピアノではなく、フンメルが生きていた時代の楽器であるフォルテピアノを使用しています。モダンピアノの輝かしさとは異なる、軽やかで明瞭な打鍵のニュアンスが特徴です。古楽器オーケストラとのバランスも絶妙で、ショパンが聴いていたであろう響きを追体験できます。

フンメル:ピアノ協奏曲集 1 (コッメッラート/ソラメンテ・ナトゥラーリ/タルペン)「フンメル:ピアノ協奏曲集 1 (コッメッラート/ソラメンテ・ナトゥラーリ/タルペン)」(レーベル: Brilliantml.naxos.jp


その他の主な録音(ディスコグラフィー)

この協奏曲を録音したその他の主なピアニスト(および指揮者・オーケストラ)の一覧です。
(※網羅的なものではなく、現在比較的入手しやすい、または歴史的に知られている録音を中心に掲載しています)

  • チャン・ヘウォン (Hae-Won Chang)
    (指揮: パール / ブダペスト室内管弦楽団) - Naxos ※入手しやすい

  • ダナ・プロトポペスク (Dana Protopopescu)
    (指揮: ガイイ / ベルギー新室内管弦楽団) - René Gailly

フンメル:ピアノ協奏曲第2番、第3番(チャン/ブダペスト室内管/パル)「フンメル:ピアノ協奏曲第2番、第3番(チャン/ブダペスト室内管/パル)」(レーベル: Naxos)の試聴、全曲再生ができml.naxos.jp

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(※以下は比較的古い録音です。中には楽譜の一部が省略(カット)されている演奏も含まれます)

  • ミヒャエル・ポンティ (Michael Ponti)
    (指揮: マーニャ / フィルハーモニア・フンガリカ) - Vox

  • マルティン・ガリング (Martin Galling)
    (指揮: バンベルガー / シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団) - Turnabout

  • アルトゥール・バルサム (Artur Balsam)
    (指揮: スウォボダ / ウィーン室内管弦楽団) - Rosenthal (1956年の歴史的録音)

今回は10年前からぽちぽちと続けてきたフンメルの「選び抜かれた12の序曲の四重奏編曲」シリーズから8曲目となる「ロンベルク(フンメル編曲)/管弦楽序曲の四重奏編曲版,S.114」です。
 

 

1. Andreas Jakob Romberg について

 

ドイツのヴァイオリニスト兼作曲家で、古典派からロマン派への移行期に活躍しました。

  • 人物: 北ドイツの音楽家一族ロンベルク家の出身。従弟のベルンハルト・ロンベルク(有名なチェリスト)と共に「ロンベルク兄弟(実際は従兄弟)」として欧州で名声を博しました。

  • ベートーヴェンとの関係: 若き日はボンでベートーヴェンと共に宮廷オーケストラで演奏した同僚であり、友人でした(ロンベルクがヴァイオリン、ベートーヴェンがヴィオラを担当したこともあります)。

  • 作風: ハイドンやモーツァルトの形式美を受け継ぎつつ、初期ロマン派の情緒を取り入れた作風です。存命中は非常に人気がありましたが、革新的なベートーヴェンの影に隠れ、死後は急速に忘れ去られました。

2. 代表作

彼は多作で、交響曲、協奏曲、室内楽、合唱曲など幅広いジャンルを残しています。数曲の交響曲や協奏曲、室内楽曲、合唱曲などCDで聞くことができますので興味ある方は是非。代表的なものは下記のとおりです。

  • 『鐘の歌』(Das Lied von der Glocke)Op. 25:
    フリードリヒ・シラーの有名な詩に基づくカンタータ(独唱、合唱、オーケストラ)。19世紀には爆発的な人気を誇り、ロンベルクの代名詞とも言える作品でした。

  • ヴァイオリン協奏曲(全23曲程度):
    特に第4番 ト長調などは、かつてヴァイオリン学習者の教材としても親しまれました。

  • 弦楽四重奏曲、フルート五重奏曲:
    室内楽作品も数多く、当時の家庭音楽のレパートリーとして重宝されました。

  • 交響曲:
    『交響曲第1番 変ホ長調』Op. 6 など。また、『おもちゃの交響曲(Symphonie burlesque)』を作曲したとも言われていますが、有名なレオポルド・モーツァルト(あるいはアンゲラー)の作品とは別物です。

3. J.N.フンメルが編曲した Romberg Ouverture について

フンメルが編曲した「Romberg Ouverture」は、ロンベルクのオペラの序曲かなと思ったのですが、聞ける範囲では該当する曲が見当たりませんでした。フンメルの編曲版出版譜でも「ロンベルクの序曲」とだけ表記されているので原曲が私には調べきれませんでした(本気で探していないですけどね)。

  • フンメルの編曲版:
    フンメルは、当時の人気オペラ序曲を家庭で演奏できるように編曲した曲集『12の選ばれた序曲(Twelve Select Overtures)』をロンドンなどで出版しています。この曲集の中に、ベートーヴェンの『プロメテウス』やモーツァルトの『魔笛』と並んで、アンドレアス・ロンベルクの序曲が含まれており、それが今回の曲です。

YouTube Video

代表作である『鐘の歌』の録音をご紹介します。当時の彼がいかに劇的で美しい旋律を書いていたかが分かります。
Andreas Romberg - Das Lied von der Glocke, Op.25
この動画は、ロンベルクの最も有名な合唱作品であるカンタータ『鐘の歌』の演奏で、彼の作風を知るのに最適です。

 

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12月16日。それは、音楽の歴史を変えた偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンがこの世に生を受けた日です。
今回のDTMで製作したクラシック音楽は「コリオラン序曲 ハ短調, Op.62」です。



■不屈の精神が生んだ「楽聖」ベートーヴェン

ベートーヴェンといえば、多くの人が「運命」や「第九」を思い浮かべるでしょう。彼の音楽は、苦悩を乗り越え歓喜へと至る、力強い生命力に満ちています。聴力を失うという音楽家にとって致命的な困難に屈することなく、人類の宝とも言える傑作を生み出し続けたその生涯から、彼は「楽聖」と呼ばれています。
今回の「コリオラン序曲」もまた、彼の情熱的な個性が爆発した傑作の一つです。


■英雄の葛藤を描く音のドラマ「コリオラン序曲」

この序曲は、古代ローマの伝説的な英雄コリオラヌスの悲劇を描いた、ハインリヒ・フォン・コリンの戯曲『コリオラン』のために作曲されました。
【あらすじ】
ローマの英雄コリオラヌスは、その傲慢さから故国を追放されます。彼は復讐心に燃え、かつての敵国と手を組み、ローマへ進軍します。しかし、城門の前で母と妻に故国を滅ぼさないよう涙ながらに説得され、深く葛藤します。最終的に彼は軍を引きますが、その責任を問われ、自ら命を絶ってしまうのです。
この序曲では、二つの対照的なメロディが英雄の心の揺れ動きを巧みに描き出します。

  • 力強く、厳格な第一主題:英雄コリオラヌスの不屈の意志と、祖国への怒りを表します。

  • 優美で、哀願するような第二主題:母や妻の、切実な嘆願と愛情を表します。

この二つの主題がぶつかり合い、交錯しながら、物語は破滅的な結末へと突き進んでいきます。ベートーヴェンがいかに音楽で「物語」を語る天才であったかが、このわずか8分ほどの楽曲に凝縮されています。


■現代の技術で挑む、ベートーヴェンの響き

楽譜作成ソフトDorico5をMIDIデータの入力インターフェースとして活用し、オーケストラ音源NotePerformer5を鳴らしています。動画に映る楽譜はDoricoの再生画面で必ずしもオリジナルのスコアと同一ではありません。
それは、私が楽譜の「見た目」よりも、そこから生まれる「音」を最優先しているからです。記号通りに演奏させるのではなく、強弱(ダイナミクス)やテンポの揺らぎを、自分の耳で聴きながら最も自然で感情豊かに響くように、細部に至るまで調整を重ねました。強弱のコントラストをいかにうまく出せるか? というところが難しかったのですが、ラストの部分でホルンの強奏があるのですが、この部分はこれ以上大きく出せなくて残念でした。
255年前の12月16日、ベートーヴェンが生まれた奇跡に感謝しながら、彼の音楽と一夜を過ごします。

【作品クレジット】

Programming Music
L.v.Beethoven/Coriolan Overture,Op.62

Programed by Hummel Note
Daw&Sequencer:Dorico5
Sounds:NotePerformer5
Thumbnail images are generated by CyberLink PowerDirector

 

 

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