【DTMクラシック】J.N.フンメル / ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調,Op.12 | クラシック音楽とお散歩写真のブログ

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第6番ホ長調,Op.83に続くピアノ三重奏曲の打ち込み第3弾です。

Programming Music
J.N.Hummel/Piano Trio No.2 in E-flat,Op.12

Sheet score createed by Dorico Pro 5
Computer Programming : Hummel Note
Sound:GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA 5/ARIA
Mix & Mastering:SSW10 Lite
Cover Thumbnail made by Ai(Copilot)
 
以前紹介した通りフンメルは8曲のピアノ三重奏曲を残しています。*その他3曲の小品Op.111やフルート・チェロ・ピアノの変奏曲もあります。
 
20年にわたって作曲されたフンメルのピアノ三重奏曲は、彼の芸術的発展のさまざまな段階を表しており、音楽愛好家から好評を博しました。ショパンもフンメルのホ長調,Op.83の三重奏曲を好んで弾いていたようです。しかし、これら三重奏曲の作曲された正確な日付は不明で、出版年や当時の出版記事や批評に頼るしかありません。
 
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調作品12は、1803年に作曲され1804年にウィーンで出版されました。
2小節ピアノの伴奏がヴァイオリンが奏でる第1楽章の主題へとつながります。同じ主題をピアノに引き継がれ、色合いを変化させていきます。第2主題とのつながりにはすでに発展的な特徴が見られ、第2主題自体は主題にモチーフ的に関連しており、最初は弦楽器で次にピアノでというように暴投と同様に現れます。再現部では、第2主題の弦楽器の役割を逆にすることで強度が増しています
 
3部構成の第2楽章は、5度を中心に短い間隔で展開する美しく シンプルな抒情楽章です。しかしすぐに目もくらむようなピアノと弦楽器の上昇音型が不安な気持ちにさせます。その情熱的な中間部から静かなチェロのカンティレーナが立ち上がり収束していきます。
 
第3楽章はせわしない三連符の連続の中で、ヴァイオリン、チェロ、ピアノが台頭に活躍し、対位法的手法で展開部まで引っ張っていきます。非常に躍動感があり、さまざまなテーマの想像力豊かな組み合わせとなっています。

 

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