クラシック音楽とお散歩写真のブログ

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座右の銘は漁夫の利、他力本願、棚から牡丹餅!!
趣味のクラシック音楽をプログラミングする事に没頭、あとは散歩中に写真を撮りまくること。

中学受験応援しています。

フンメルノートと申します。

基本、クラシック音楽の作曲家フンメルを個人的に研究しています。

クラシック作曲家 ヨハン・ネポムク・フンメルの研究サイト
http://hummelnote.wixsite.com/hummelnote
フンメルノートの note
https://note.com/hummelnote


都合あってブログを二つに分けています。ブログはいろんなものを読ませていただいて楽しんでます。

第1趣味のクラシック音楽のこと、第2趣味の写真やカメラのこと、中学受験関係、その他なんでもありな感じになってきました。

アメブロは色んなブログを楽しむ為にアカウントを作成したようなものです。中学受験の過酷さ経験し、終了した後も頑張っている人達のブログを心の中で応援している感じで読ませていただいてます。

ここでは自分用のメモ的な独り言、写真だけアップ みたいな使い方するので、つまらん記事しかないため飛ばしてくださいヾ(@^▽^@)ノ


今回は、J.N.フンメルの作品の中から、「3つの易しい小品(3 Pièces faciles)」Op.111a(IJH 69)のDTM音源をお届けします。

 

フンメルの「Op.111」というと『ミサ曲 第3番 ニ長調』が広く知られていますが、こちらの「3つの易しい小品」も、ビーダーマイヤー時代のエレガントで親しみやすい空気感を纏った素晴らしい作品群です。もともとはヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲として構想されましたが、ピアノ独奏用としても広く親しまれています。逆に三重奏版の楽譜が見つかりません((+_+))

 

今回は、1998年に制作したMidiデータをリメイクしました。

 

 

🎵 楽曲解説

 

第1番:ローマ行進曲 変ホ長調 (Marche à la romain) 堂々としつつも、フンメルらしい上品な優雅さを失わない行進曲です。付点リズムの正確な表現と和音の豊かな響きが特徴で、ピアノの音色の中に金管楽器や打楽器のような壮大なニュアンスを感じさせます。

 

第2番:変奏曲とラプソディ ホ長調 (Variations et Finale rapsodique) 叙情的な主題から始まり、フンメルの真骨頂である「装飾音符の美しさ」が華やかに展開されます。テンポの揺れ(ルバート)を伴う狂詩曲風の展開は、感情豊かな表現力が求められる聴きどころの一つです。

 

第3番:コントルダンス風のロンドレット (Rondoletto comforme de Contredance) イギリス発祥の活発な民衆舞踊「コントルダンス」のリズムを取り入れた快活な小ロンドです。リズミカルな跳躍とコロコロと転がるような軽快なパッセージに、フンメルの洗練されたテクニックと純粋な楽しさが詰まっています。

 

 

 

💻 制作ノート(Production Notes)

 

今回の音源は、実は私がDTMを始めた初期の頃のデータを引っ張り出し、現代の環境で再構築(焼き直し)したものです。

 

最初にこの曲を打ち込んだのは1998年。当時は『Score Grapher lite』を使って、一音一音探りながらデータを作成していました。それから28年の時を経て、古いmidiデータを『SSW V10 (Singer Song Writer V10)』を使用して再編集(リエディット)を行いました。

 

昔の自分の打ち込みデータと向き合うのは少し気恥ずかしさもありますが、当時の熱量そのままに、より洗練された音響バランスでフンメルの魅力を引き出せたのではないかと思います。時代を超えて蘇ったフンメルの調べを、どうぞお楽しみください。

 

[Credits]

Programed by : Hummel Note

Created in : 1998

Daw & Sequencer : Score Grapher lite

Re-Edits : 2026

Sequencer : SSW V10

フンメルの生涯に出版された作品は127、交響曲を除いてすべてのジャンルに跨りますが、ピアノ曲はその半数以上を占めます。また未出版作品(WoO.)は39作品、遺作(Op.posth.)は9作品で、その他作品番号のないものも含めて体系的な作品リスト(S=suppl.no.[補遺番号]))を作成したのは、フンメル研究家のJoel.Sachsジョエル・ザックスです

私は自身のフンメル研究ノートというサイトで作品リストを公開していますが、これはジンマーシードの冒頭音符付カタログやニューグローヴ世界音楽大辞典、ザックスの作品目録、マーク・クロルの作品表やCD解説などを参考に判りうるだけの情報を掲載し作成したものですが、最も重要な参照文献は「ジンマーシードの冒頭音符付カタログ」とザックスの作品目録ということになります。

ジンマーシード冒頭音符付カタログを簡単に説明すると、作品の冒頭部分の譜面付フンメルの作品目録、ということ。 写真(下)でお解かりのように、冒頭のテーマ(譜面)の掲載と、作品番号、楽器編成、作曲年、出版年、その他情報が作品番号Op.1から順に掲載されています。 ただし、出版作品(Op)、未出版作品(WoO)、遺作(Op.posth)が取り上げられていて、Sachs(ザックス)の作品表と比べると掲載曲数は少なく(Opが127、WoOが39、Op.posthが9)、175曲にとどまっています。どこにも出版年が書かれていないため不明なのですが、私は20年ほど前に銀座ヤマハで注文して買うことができました。 貴重な一冊です。

タイトル:THEMATISCHES VERZEICHNIS DER WARKE VON JOHANN NEPOMUK HUMMEL
著者:DIETER ZIMMRSCHIED

ジョエル・サックスの作品チェックリスト

今回紹介するのは、一時期Amazonの米サイトで入手できましたが今は手に入らない状況となっている(ネット検索すると画像は発見できます)ジョエル・サックスの作品チェックリストを日本語訳して紹介します。


ヨハン・ネポムク・フンメルの作品チェックリスト~序文(翻訳)

ジョエル・サックス著

過去の lesser masters(中堅作曲家)の中で、最近ヨハン・ネポムク・フンメルほど注目を集めた者はほとんどいません。生前は驚くほど成功を収めたものの、フンメルはすぐに忘れ去られ、ピアニストとしては記憶されていても、作曲家としては著しく無視されてきました。しかし、19世紀初頭の音楽への関心が最近再燃する中で、フンメルの真の業績(および欠点も含めて)が再評価され、古典主義からロマン主義への移行期における重要人物の一人としてその地位が認識されるようになりました。

フンメルを新たな視点で捉えることで、後期古典派音楽に対する私たちの理解が深まる一方、当時の prolific(多作な)作曲家たちの信頼できる作品リストがいかに欠けていたかという事実も明らかになりました。とりわけ非常に人気のあった作曲家に関しては、海賊版の初期出版が多く存在しており、権威ある楽譜の確立が困難になっています。今後も、より良い書誌目録が登場するまではこの問題が続くでしょう。

また、情報のまとまりのなさにより、個々の作曲家の発展の流れすら把握するのが困難です。要するに、19世紀初頭は、ある程度の秩序が整理されるまでは、楽譜が混乱の中に放り込まれた状態であり続けるでしょう。

このチェックリストは、歴史上もっとも成功した作曲家・演奏家の一人であるフンメルの創作人生を少しでも明確にすることを目的としています。これは、ディーター・ツィマシュリート博士が編纂した**『ヨハン・ネポムク・フンメル作品主題目録(Thematisches Verzeichnis der Werke von Johann Nepomuk Hummel)』**を補完することを意図しています。

この目録はフンメル作品の整理に向けた大きな一歩ではありますが、深刻な欠陥も多く存在します。最も顕著な問題は、約100の未出版作品が省かれていることです。他の問題としては、オーケストラ作品がピアノ作品として誤って分類されているケース(ピアノ編曲版しか出版されていないため)や、真正な英仏語版と海賊版との混同などがあります。

そして最終的には、索引の欠如により、作品番号(作品番号の先験的知識)なしには目録を使いこなせないという点もあります。このチェックリストは主題目録と併用することで、フンメルの作曲家としての活動をより包括的に理解する手助けとなるでしょう。

リストと番号付け
フンメルの作品を時系列で一覧にすることは不可能であるようです。出版年はかなり正確に特定できますが、作曲年は手稿譜からの推測に頼るしかない場合が多く、出版された作品の手稿が非常に少ないため、その起源を正確に特定するのは困難です。

作曲年と出版年を同一視する誘惑に抵抗しなければなりません。なぜならフンメルは頻繁に出版していましたが、時には出版を何年も(ピアノ協奏曲第110番の例では10年も)遅らせた証拠があるからです。

したがって、統一的な年代順リストを作ることはできず、出版作品と未出版作品にそれぞれ別個の年代順を採用する必要がありました。フンメルの作品は、通常演奏メディアごとにカテゴリ分けされ、各カテゴリの中で、出版された作品が年代順に並べられ(作曲年がわかる場合はそれに基づき)、その後に未出版作品が作曲年代順に並べられています。未完成の作品は各カテゴリの最後に記載されています。

出版作品の番号はツィマシュリート博士のカタログに従っていますが、未出版作品には新たに**補足番号(S番号)**が付けられています。主題カタログの「WoO番号」(作品番号なし)は年次とは関係がないため、括弧内に記載しています。

スコアリング(編成)
ピアノスコアしか出版されていない作品は、意図された本来の演奏メディアに従って分類されています。多くの作品については、原典の編成がフンメルの主題目録に記載されていますが、ツィマシュリート博士のカタログには正確な編成が記載されていない場合もあります。

詳細なリストを載せる余裕はありませんが、フンメルのオーケストラは通常、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン、トランペット各2、弦楽器、ティンパニを含んでいました。ダンス音楽のコーダなどではこの編成から逸脱することもあります。

残念ながら、ツィマシュリート博士のカタログには、管弦楽曲や他の作品の手稿譜が不足しており、その中には唯一無二の原典資料もあります。著者はそれらのうち把握しているものを付録IIに記載しました。

調性(C、c、Ebなど)や楽器の略称(pf=ピアノ、v=ヴァイオリン、vc=チェロなど)は、クラシック音楽の一般的な表記に準じて翻訳・補足しています。


最後に本編のチェックリストもPDFで公開していますのでご興味のおありの方はどうぞ。

 

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