田口裕史のブログ -9ページ目

田口裕史のブログ

戦争責任や戦後補償の情報を提供します

メールでいただいた情報です。

転載します。


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今年もキッド・アイラック・アート・ホールでの
JVJA写真展が以下のとおり開催されます。
全紙約130点を展示します。
日替わりトークショーもあります。
写真展は無料です。

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)写真展2009
「世界187の顔」~生命の現場から~
『こころの眼で聞き入るとき ことばの垣根は存在しない』
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)のメンバーたちは、
生命が危機にさらされている戦場や飢餓、被災地や環境破壊など
様々な現場を世界各地で取材し、伝えてきました。
そして民族も宗教もことばも異なる人々の多様な営みも見つめてきました。
今年で6回目と なるJVJAのキッド・アイラック・アート・ホール2009展は、
「世界187の顔」をテーマに選びました。これは今という時代を、
この地球に生きる人々の顔を見つめなおしてみようという試みです。
気候変動も、戦争も、自然災害も、遠くで起きているような出来事でも、
すべては私たちの毎日に関わっているのです。
「世界187の顔」は、昨日の私たちであり、今日の私たちであり、
明日の私たちなのかもしれません。
人間の生きる多様な世界を想像し、
隣人の心に触れていただければと願います。
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「世界187の顔」 ~生命の現場から~
時間  11:00~20:00 期間中無休 ※15日(最終日)は15:00まで
会場:キッド・アイラック・アート・ホール http://www.kidailack.co.jp
    東京都世田谷区松原2-43-11  京王線明大前下車徒歩2分
入場無料 ※期間中のトークショーは入場料が必要です。
写真・映像展出品者(JVJA会員):
        森住卓 國森康弘 綿井健陽 野田雅也 山本宗補 権徹
        古居みずえ 佐藤文則 豊田直巳 小林正典 桃井和馬
主催:日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
【期間中特別トーク開催】
11月3日(火・祝)~14日(土)
予約制/トーク時は入場料1000円(予約先着順・定員 40名)
予約受付:キッドアイラック・アートホール
TEL 03-3322-5564  E-mail
arthall@kidailack.co.jp
※予約で定員に達した場合は受付を終了します。あらかじめご了承ください。
※トークショー開催時は、一部の写真展会場に入場できません
会期中のトーク日程:
11月3日(火・祝):JVJAスペシャルトーク「世界に生きる187の顔」。
16:00 - 18:00 JVJAのメンバーが集まってトークします。参加予定メンバー:
         野田雅也、山本宗補、古居みずえ、森住卓、佐藤文則、国森康弘
         林克明
11月5日(木):「陰に追いやられる難民申請者-難民たちの肖像」
18:30 - 20:30   トーク:佐藤文則+在日ビルマ人
近年日本での難民申請者の数は増加している。難民申請者の現状と
       生活を語る
11月6日(金):「パレスチナで起こったこと、起こっていること」  
18:30 - 20:30  トーク:古居みずえ
昨年の12月から今年始めにかけて、イスラエル軍による侵攻で、
      1400人にものぼるパレスチナ人が亡くなった。ガザ地区で、何が起こり、
      その後どうなっているか、子どもたちの目を通して見つめる映像とトーク。
   
11月7日(土):「チベット難民が語るチベットの未来」  
16:00 - 18:00  トーク:野田雅也+シェラブ・ウーセル(チベット人編集者)+
         テンジン・チョジョル(チベット人フォトジャーナリスト)
インドのダラムサラから2人のチベット難民が緊急来日! 故郷チベットを
知らない難民2世のシェラブ、幼い頃にチベットから亡命したテンジン。
2人の切なる願いは、天空の国へ帰ること。そしてチベットの受難を
世界の人々に知ってもらうこと。半世紀を経ても解決の糸口が見えない
チベット問題。人生を翻弄されてきた2人が、国境を越えて伝える
心のメッセージ。
11月8日(日):「佐々井秀嶺師、インド仏教徒の最高指導者、44年ぶりの帰国」
16:00 - 18:00   トーク:山本宗補 
1億人を越え増え続けるインド仏教徒の最高指導者となった日本人僧、
        佐々井秀嶺師が44年ぶりに帰国した。二ヶ月間の報恩行脚で日本中を
回った佐々井師全密着同行取材と、インドでの「生きた仏教」実践者
としての活動ぶりを余すところなく伝えるスライドトーク。
11月10日(火):「いま話したいこと、考えたいこと。~ノンフィクション・ドキュメン
18:30-20:30  タリー・ジャーナリズムの現状~」  トーク:綿井健陽
         トークゲスト:青木理さん(ジャーナリスト/『絞首刑』著者)
11月12日(木):「終わらない”戦争”」  トーク:豊田直巳
18:30 - 20:30
11月13日(金):「核兵器廃絶はなぜ必要か。核実験場からの証言(仮題)」
18:30- 20:00 トーク:森住卓 

11月14日(土):「沖縄戦を知る~沈黙を破った元兵士と住民たち」トーク:國森康弘
16:00 - 18:00 
        「沖縄戦では本土出身の日本兵7万人弱と、それをはるかに上回る
        15万人規模の沖縄住民が亡くなった。国内唯一の地上戦で一体何が
        起きていたのか―。戦後60余年、表に出ることの無かった元兵士たの
        証言を通して、その実相に迫る」
・予約/問い合わせ
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
東京都千代田区神田淡路町1-21 静和ビル2B
TEL 090-6101-6113 FAX 03-3252-7651
E-mail office@jvja.net
キッド・アイラック・アート・ホール
東京都世田谷区松原2-43-11
TEL 03-3322-5564
URL http://www.kidailack.co.jp

 昨年このブログで、英国人元捕虜の問題をあつかった書籍『日本人はなぜ謝りつづけるのか―日英“戦後和解”の失敗に学ぶ (生活人新書)』(日本放送協会出版)を紹介した。著者の中尾知代さん(岡山大学准教授)は、その後も貴重な調査・研究を続けており、ウェブサイト「POWOW.ASIA」にその成果の一部が公開されている。

 特に、多くの皆さんにお読みいただきたい三つの文章を紹介しておく。

 ひとつめは、「オランダ領東インドの人々の集まり「8月15日を心に刻む会」に参加して 2009年8月16日 デン・ハーグにて」。
 中尾さんが今年8月、オランダで、「蘭領東インドからの引揚者」の会合に参加した際のレポートだ。元抑留者・元捕虜の痛みは、いまだ深く残り続けている。したがって、日本人がこの会合に参加するのは、そう簡単なことではない。当日の会合の様子が詳しく紹介されており、非常に貴重なレポートだと感じる。JINの会(日本兵士を父に持つ人々の会)の男性との再会にかかわるエピソードも印象的だった。

 そして、「軍事協力と「和解」の奇妙な関係―日英和解はいかにして憲法改正と再軍備に利用されるか」と、「元捕虜の傷とオバマの言葉―「和解成功」の背景を読む」。
 前者は「岡山の記憶」第11号(2009年)に掲載、後者は「東京新聞」2009年8月18日夕刊に掲載された文章。日本では、英国人元捕虜との「和解」が成功したとするメディア情報が少なくないが、「「和解」の不自然なまでの成功強調の背後には、実は、9.11事件以後の、軍事協力に対する志向性が存在することを、安倍―ブレア日英共同宣言と額賀防衛庁長官の宣言(2006年、7年)に基づいて論じたもの」(上記リンク先の中尾さん自身による説明)である。
 上記リンク先の「記事」部分をクリックすると、どちらもPDF文書で読むことが出来る。

 
 そのほか、岡山大学学術成果リポジトリにも、中尾さんの論文「捕虜問題をめぐる日英「和解」の断層 (上) (中) (下)」が公開されている。
 『季刊戦争責任研究』(戦争責任資料センター)の第57号・58号(2007年)、第59号(2008年)に掲載された論文で、英国の元捕虜・元抑留者補償問題を考えるうえでは必読と言える内容だ。

 ぜひお読みいただきたい。







 小林トミ著(岩垂弘編)『「声なき声」をきけ―反戦市民運動の原点』(2003年同時代社)を読了。

 1960年、日米安全保障条約改定反対運動のなか、政党や労組等に組織されたデモだけではなく、「誰でも入れるデモをしなければ」という思いから、「声なき声の会」は生まれた。今日存在する多様な市民運動のさきがけともいえるだろう。著者の小林トミさんは、この運動をはじめた中心人物であり、2003年に亡くなるまで、会の運営にたずさわっていた。

 『「声なき声」をきけ』は、小林さんが書いた膨大な手記を編集したもの。60年安保からベトナム戦争、湾岸戦争とさまざまな問題を前に、小林さんは反戦の意思表示を続けてきた。それぞれの時代のなかで小林さんが何を考え、何をしてきたのかが、ここにはいきいきと記されている。

 印象的なのは、小林さんがいつも不安や戸惑いを抱えつつ運動を続けていた様子がみてとれることである。私たちの世代からすれば、反戦市民運動が活発におこなわれていたとみえる60年安保やベトナム反戦運動の中でも、「みんな去ってゆき、一人になってしまうような夢をみて、ときどきねむれなくなる」ことがあったという。会合の集まりが悪くなったという記述もみうけられる。もちろん、「誰でも入れるデモ」を続けるための運動論的な迷いも、そこにはあった。

 それでも小林さんは「各地で地道な活動を続けている人たちからの手紙を読むと勇気づけられた」。「声なき声の会」は、現在でもその活動を継続している。

 不安や戸惑いを抱えつつも息の長い運動を地道に続けた小林さんの姿は、あとに続く私たちに勇気をあたえてくれる。私たちの社会の、貴重な財産といえる本だと思う。



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