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HSS型HSP×アダルトチルドレン~理由が分からない疎外感の正体~

 

人はいる。嫌われてもいない。会話もできている。

なのに、どこか"入れていない感じ"がずっとある。

その場にちゃんといるはずなのに、自分だけ少し外側にいるような感覚。

楽しそうな空気の中で、自分だけ温度が違う。

ママ友の輪の中にいても、グループに参加していても、

「内側にいる」という感覚がどうしてもない。

これを「なんで?」とずっと思ってきた人は、きっと多いと思う。

 

その違和感を「性格の問題」だと思っていた

「人付き合いが苦手だから?」

「コミュニケーション力が足りないから?」

そうやって、自分の性格を責めてきた人は少なくない。

でも、原因は性格じゃなかった。

 

アダルトチルドレンの多くは、

子どもの頃から「同じ空間にいる=つながっている」という体験をほとんどしてこなかった。

 

たとえば、こんな日常。

・家族でご飯を囲むことが少ない

・会話や気持ちの共有がない

・大人の輪の中に入れてもらえない

・甘えようとすると止められる、あるいは無視される

 

一つひとつは、大きな出来事には見えないかもしれない。

でも、こういう"日常の積み重ね"が、

「関係ってこういうもの」という前提をつくっていく。

「一緒にいるのに、つながらない」が当たり前になる

それが子どもの頃からの基準になってしまう。

 

大人になっても続く"自動反応"

その環境で育つと、心と体はある反応を覚えていく。

 

・相手の顔色を無意識に読み続ける

・自分の居場所を常に確認しようとする

・発言のタイミングを慎重に待ちすぎる

・自分から輪に入るより、まず様子を見る

 

これは意識してやっているわけじゃない。もう自動で起きている。

だから大人になっても、こういう感覚が続く。

 

・人はいるのに寂しい

・会話しているのに孤独

・仲良くなれている感じがしない

・その場にいるのに、参加できていない気がする

これは「孤独」ではなく、「疎外感」だ。

 

「嫌われていない」から、余計に苦しい

この疎外感の厄介なところは、

拒絶されているわけじゃないということ。

嫌われているわけでもない。

話しかけられることもある。

でも、内側に入れている感覚がない。

だから「理由が分からない」まま、ずっとグルグルする。

 

もっと明るく振る舞えばいい? 

もっと積極的にすればいい?

もっと人と関わればいい?

 

でも何をやっても、どこかズレたままでしんどい。

それはそうだ。アプローチの問題じゃないから。

 

「関係の入り方のクセ」が残っているだけ

この疎外感の正体は、能力の問題でも、性格の問題でもない。

子どもの頃に「関係の中に入れなかった体験」が残っているだけ。

そしてそこで身についた"関係の入り方のクセ"が、今も動き続けているということ。

だから必要なのは、人を増やすことじゃない。

「つながる経験」を増やすこと

 

「ここにいていい」を体に覚えさせていく

具体的には、こんな関係の中で少しずつ積み重ねていく。

 

・無理をしなくていい人と1対1で話す

・自然に会話が続く人と時間を過ごす

・自分のことを少し出しても大丈夫だと感じられる関係を持つ

 

そういう場の中で、「ここにいていい」「そのままで関われる」という感覚を、

少しずつ体に覚えさせていく。

最初は小さくていい。

 

・一言だけ自分の話を足す

・少しだけ会話に入ってみる

・様子見をほんの少しだけ短くする。

 

それだけで十分。

その積み重ねが、「人はいるのに寂しい」という感覚をちゃんと変えていく。

 

 

 

ずっと理由が分からなかった人へ。

それは性格じゃない。

ずっと感じてきた違和感は、間違っていない。

疎外感には、ちゃんと理由がある。

そしてそれは、ちゃんと変えていける。

 

 

 

つづく