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中学生時代
1年生のある男子に
校内で会うたびに
バカにしたような態度をとられ
そのころ同級生の男子につけられた
嫌なあだ名で呼ばれ
「やめて」と
言っても言っても
からんでくるということが
続きました。
からかってくる
男子たちに
「イヤだ」とか
「やめて」と
がんばって言い返す日々が続き
ガマンも限界に近づいて
思い切って
担任のМ先生に
相談しました。
先生にチクったって
思われたらどうしよう…とか
先生に言うことで
悪化してしまったら
どうしよう…とか考えこんでしまい
先生に言うにも
とても勇気がいったと思います。
М先生に泣きながら話して
その後すぐに
担任の先生が学級会で
あだ名で呼んだ子たちを
前に出して叱ってくれて
その日以来、
変なあだ名で呼ばれることは
なくなりました。
この出来事の
HSS型HSPの愛すべき個性の解説をしていきます。
「いやだ」「やめて」と
自分の気持ちを言葉にして伝えることは、
自分を守るためのとても勇気ある行動です。
それを何度も言えたということは、
きちんと「境界線(バウンダリー)」を理解し、
自分の尊厳を守ろうとしていた証拠です。
たとえ相手に伝わらなかったとしても、
その勇気は決して無駄ではありません。
HSS型HSPの人や、優しいタイプの人はとくに、
-
相手を傷つけたくない
-
空気を悪くしたくない
-
強く言うことに罪悪感を感じる
といった心理が働きやすいです。
そのため、言葉では「やめて」と言っても、
声のトーンや表情がやさしめになってしまうことがあり、
からかう側に
“まだ冗談として通じる”
と誤解されてしまうことがあります。
これはあなたが悪いわけではなく、
相手が相手の感受性の鈍さや思いやりの欠如を持っていたということです。
先生に相談することで感じた怖さや
「チクったと思われたらどうしよう」
「もっと悪化したらどうしよう」という不安は
【HSP的な先読み思考(予期不安)の特徴】です。
本当は怖いのに、外では強く見せようとする。
泣くほどつらかったのに、
最後まで「ちゃんと話す」ことを選んだのは
まさにHSS型特有の“勇敢な優しさ”です。
「怖くても行動に移せた」「助けを求められた」ことは、
【内的な勇気(感情的リスクを取る力)】の表れです。
HSS型HSPの人は、
外から見えないところで
深く感じ、よく考え、恐れながらも一歩を踏み出します。
その一歩が結果として状況を変えた
それはHSS型HSPの人が持つ
繊細さと行動力のバランスが、
うまく働いた瞬間だったんだと思います
HSS型HSPの人は、
「人の期待に応えたい」「強く見せたい」という気持ちが強く、
つらいことを“我慢して乗り越える”ことで
自分を保とうとする傾向があります。
だからこそ、
【嫌なことは嫌って言っていいんだよ】という言葉は、
HSS型HSPにとっての回復のキーワードなんです。
“がんばる”だけではなく、
“守る”勇気も大切だと教えてくれています。
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