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余裕が出ると、なぜ逆に不安になるのか
【HSS型HSPの愛すべき個性】から解説していきます。
HSS型HSP×アダルトチルドレンの神経に起きていること
少し時間に余裕が出てきた。
予定も詰まりすぎていない。
焦りも前より減っている。
なのに、
・そわそわする
・何か忘れている気がする
・このままで大丈夫なのか不安になる
・逆に動きたくなる
HSS型HSP×アダルトチルドレンの人ほど、
この現象を強く感じます。
まず安心してほしいことがあります。
これは後退でも失敗でもありません。
むしろ、
回復の途中で必ず起きる“正常な反応”です。
●結論 余裕が不安になるのは「危険を回避してきた神経の名残」
HSS型HSP×アダルトチルドレンの神経は、
これまでずっとこう働いてきました。
「何も起きていない=安全」ではなくて「静かな時間は、次の問題の前触れ」
これは思い込みではなく、
過去の体験から学習した生存戦略です。
だから余裕が出ると、
神経は「異常事態」と判断します。
構造①アダルトチルドレンは「平穏な時間」を経験してこなかった
アダルトチルドレンの人は、
子どもの頃から
・家の空気を読む
・親の機嫌を先読みする
・問題が起きないように緊張する
こうした環境で過ごしてきたことが多いです。
その結果、
・何もない時間
・静かな空気
・予定のない状態
「次に何か起きる前の沈黙」
が、として身体に刻まれています。
だから余裕が出ると、
無意識に身構えてしまうのです。
構造② HSS型HSPは「刺激=生きている感覚」になりやすい
HSS型HSPは、
・刺激に反応しやすい
・切り替えが一気に起きる
・動いていると安心する
という特性があります。
この特性がACの育ちと重なると、
・忙しい
・追われている
・ギリギリと
という状態が「自分がちゃんと存在している感覚」
になりやすくなります。
そのため余裕が出ると、
・自分が薄くなった感じ
・地に足がつかない感じ
が出て、不安になります。
構造③余裕は「未完了の感情」を浮かび上がらせる
忙しさやギリギリは、
実はとても強力な感情のフタです。
余裕が出ると、
・抑えていた疲れ
・無視してきた悲しさ
・気づかないふりをしていた怒り
こうしたものが、自然に浮上してきます。
すると神経は、
・何かおかしい
・この感じは危険
と判断し、不安を出します。
でもこれは、壊れたサインではありません。
感じられる状態に戻ってきただけです。
構造④ 「ギリギリ=安全基地」になっていた
HSS型HSP×アダルトチルドレンにとって、
・忙しさ
・緊張
・追われている状態
は、本来つらいはずなのに、
慣れ親しんだ居場所でもありました。
だから余裕が出ると、
・居場所を失った感じ
・戻りたくなる衝動
が出てきます。
これは回復の途中で、必ず通る違和感です。
●よくある体験としての不安の出方
余裕が出始めた人ほど、
こんなことを言います。
・理由もなく落ち着かない
・急に将来が不安になる
・無意味に予定を入れたくなる
・昔の嫌な記憶を思い出す
これらはすべて、神経が「新しい安全」を学習中だから起きています。
●絶対にやってはいけないこと
この不安が出たときに、
一番やってしまいがちなのが、
・予定を詰め直す
・無理に動く
・また忙しさに戻る
これは一時的に楽になりますが、
回復を巻き戻します。
●正しい関わり方 不安を消そうとしない
この段階で必要なのは、
不安を消すことではありません。
やることはこれだけです。
・「あ、今これが出る時期なんだ」と気づく
・余裕を壊さない
・判断を増やさない
不安は、余裕に慣れていない神経の揺り戻しです。
慣れれば、必ず静まります。
●まとめ 余裕が怖いのは、あなたが弱いからではない
HSS型HSP×アダルトチルドレンにとって、
余裕 =
・サボり
・危険
・油断
ではありません。
それは、
これまで知らなかった「新しい安全圏」です。
怖さが出るのは、そこに足を踏み入れた証拠。
焦らず、戻らず、そのまま立ってみてください。
神経は、新しい安全に慣れるまで必ず学び直します。
☆☆☆☆☆
下の子が幼稚園年長さんの年に、PTAをやることになり、
卒業式後の謝恩会の準備で
卒業式の2週間前からは、毎日のように幼稚園に行っていて
準備や新たな人間関係で刺激まみれで疲れ切っていました…。
卒園式も、その後の謝恩会のことで頭がいっぱいで
じっくりと感動もしていられませんでした(泣)
そして、ようやく小学生になり、
送り迎えもなくなり、
なんかポカンと穴があいたような気になり、
「なにかしなければ!!!」と思い、
仕事をしようと考え始めます。
ところが、
頭は仕事をしなくては…と思っているのに
身体は動きたくない…と言っているのかのようにまったく気乗りがしない。
という矛盾に悩みました。
HSSの刺激を求めるというのが発動してはいるものの、
身体はブレーキをかける。
どっちつかずで、ブレブレに揺れまくりましたが、
子育て中に、ずっと我慢していた漫画を読むことにしてみました。
スマホで、無料の漫画を読むことから始めて、
ひたすら、興味のある漫画や、過去に読んでいた漫画を読んで
半年間、暇さえあれば漫画を読んで、家でゆっくりと過ごしていました。
小学生の頃に「りぼん」や「なかよし」や「ちゃお」を読んでいて
漫画を読むのがが大好きだったのに、
いつの間にか、大好きなことを置き去りにしていたんです…。
そうこうしているうちに、
何もしない、漫画ばかり読んでいて生産性のない時間が、
いつの間にか安心する時間に変わっていきました。
「こんなに漫画ばかり読んでて、大丈夫なのか?」という不安も
もちろん出てきますが、
過去に7年間ワンオペ育児をしていて、
夫の転職でワンオペ育児が終わっても、
上の子の荒れた時期に悩んだりして
子供が生まれてからは、今まで、
心の底から気が休まったことがなかったんです。
漫画を読んで、眠くなったら昼寝をしてと過ごしているうちに
ようやく、休んでもいいと少しずつ思えるようになっていきました。
そして、時間にも気持ちにも余裕が出てきたころに
HSS型HSPという特性を、たまたま知り、
そこからは、過去の未完了の感情が、
次々と浮かび上がってくるようになりました。
そして、HSS型HSPの特性を理解していくうちに
アダルトチルドレンの影響にも気づいていきました。
一度、半年間、ゆっくりと止まって休まなかったら、
きっと今も、なんで私の人生はこんなに生きづらいんだろう…と
悩み続けていたかもしれません。
つづく
