あるパネルディスカッションに出た。


テーマはグローバル人材についてだったが、話の流れでパワハラ・セクハラの話に。


パネラーの一人が、管理職なりたての頃に出たパワハラ・セクハラ研修について話し出す。


そこで、講師の方がおっしゃっていた言葉が非常に印象に残ったそうで、紹介してくれた。


”これから、パワハラ・セクハラについて様々な注意や各論について説明するが、最初にこれだけ


言っておくので心に留めてほしい。君たちの部下は、君たちにとっては部下だけど、


家に帰ったら尊敬すべき父母、愛しい息子や娘なんだ。これを肝に銘じておけば、


パワハラ・セクハラはなくなる”


目頭が熱くなった。我々は、会社の部下や上司、同僚について、わずかな部分しか見ていない。


そのわずかな部分で判断をして必要以上に攻撃したりする。


その人のプライベートも含めた人間性・その家族を常に意識しておくことで、人間性を欠いたアプローチは、


なくなるということなんだと思う。


経営者は、社員に対してその本人だけでなく、家族も念頭に置きながら接していくべきと言われる。


現場もマネジャーも少なからず、そのスタンスが必要なんだろう。


古き良き昭和の日本企業であればそういったことも自然にあったのだろうが、


成果が厳しく求められる平成の管理職にとっては、どこか置き忘れた感覚なのかもしれない。



ブログのアクセス履歴を見ると、2年前に書いた記事が最近アクセスを増やしている。


それは、これ。


目指すべきリーダー像


若手の研修で、有名人を並べ、目指したいリーダーを選んでもらったら


意外にもヒトラーが多かったという話。



変革期では、就くリーダーによってその後の国や組織の将来に大きく影響が出る。


日本も今、間違いなく歴史の変わり目。


短期的な方針に囚われず、自分たちの子孫がどのように生活してもらいたいかという視点で


リーダーを選ぶ必要があると強く思う。







井上井月の俳句。


今日は、まさにそんな朝だった。


こんな日は、改めて平日の自分から離れて、自分自身を見つめ直したくなる。


久しぶりの雪は、都会の喧騒、塵・埃を一切覆かくす。


マンションの窓から見える雪景色は、平日の理不尽な世界やごまかして生きてきた自分を


一旦リセットしてくれているようだ。


月曜日になれば、また元の世界・元の自分に戻るのだが、


この雪降る土日くらいは、純粋な心で過ごしていたい。



でも待てよ、本当にそうなのか?


本当は、こんな雪の日に感じる混じりけのない自分が本来の姿なのでは。


その証拠に、雪の日は自然体で心落ち着いていられる。


うその外壁に固められたオフィスビルに押し込められているうちに、


塵や埃を被り、本来の自分を隠してしまっているのだろう。


普段の生活でも、もっとそんな自然体の自分を大切にして蘇らせてあげよう。


今日の雪はそんなことを思い出させてくれた。



社内報で社長賞。


これが前職の事業会社で一番印象に残った功績。


部署は経営企画だったので、他に制度導入やら中期事業計画に携わり


それなりに面白い仕事をしていた。


その中でも一見地味な仕事、社内報。これで、社長賞をもらえたこと、すごく誇りに感じている。


導入時には多くの反対があり、四面楚歌状態で毎月発行していた。


”今の時代、紙媒体なんて”とか、


”そんな取材してなんの意味があるの?暇だね~”とか


モチベーションはがた落ち。どん底。


でも、これが縦割り組織の活性化になんらか影響し、会社が良い方向に行くという強い信念があった。


2年ほど毎月発刊したところで、社内報担当として表彰を受けた。


周りの嘲笑に耐えながら信念だけで仕事をするのって結構つらい。


それだけに苦労が報われた瞬間だった。


世の中の事業会社にはそんな人が大勢いる。


もしかしたら、客観的に見たら会社に大きな貢献をしているのに、会社はおろか上司にも評価されない。


もちろん、マネジャーがちゃんと見るべきだが、それは理想論。


マネジメントを補完する上で、表彰制度は意味あるものになる。


人事制度上、マネジメントの裁量ではなかなか上手く評価できない仕事や人が存在する。


それを表彰制度で認めていくと、人も会社ももっともっと元気になるのでは。




あるお客様でのお話。


ある人事担当者の二人。


全く違うタイプなのに、頗る相性が良いらしく、社内でドリームチームと言われているらしい。


本人へのインタビューや適性検査のデータを見ると、


Aさんは、外向的で、仕事はテキパキ効率的。たまに関係者と衝突する。


Bさんは、口数が少なく、丁寧な仕事の進め方でマイペース。


一見、AさんはBさんのペースにイラつき、Bさんは、Aさんのやや傍若無人な振る舞いに


嫌悪感が出そうなもの。


ただ、この二人に共通する性格特性が存在する。


それは、相手を理解しようとする力。


最初の数ヶ月で、自然と相手のスタンスを理解し、


上手くフォローし合いながら、仕事を進めていけるおようになったそうだ。


全く違う性格でも、お互いを理解し、補完関係になれば、強力なチームとなる。


この二人のように、もともと相手を慮る力があればいいのだが、普通は衝突する。


お互いの理解を促す触媒としてのコーチや管理職の役割がここに存在するのでは。