あるパネルディスカッションに出た。
テーマはグローバル人材についてだったが、話の流れでパワハラ・セクハラの話に。
パネラーの一人が、管理職なりたての頃に出たパワハラ・セクハラ研修について話し出す。
そこで、講師の方がおっしゃっていた言葉が非常に印象に残ったそうで、紹介してくれた。
”これから、パワハラ・セクハラについて様々な注意や各論について説明するが、最初にこれだけ
言っておくので心に留めてほしい。君たちの部下は、君たちにとっては部下だけど、
家に帰ったら尊敬すべき父母、愛しい息子や娘なんだ。これを肝に銘じておけば、
パワハラ・セクハラはなくなる”
目頭が熱くなった。我々は、会社の部下や上司、同僚について、わずかな部分しか見ていない。
そのわずかな部分で判断をして必要以上に攻撃したりする。
その人のプライベートも含めた人間性・その家族を常に意識しておくことで、人間性を欠いたアプローチは、
なくなるということなんだと思う。
経営者は、社員に対してその本人だけでなく、家族も念頭に置きながら接していくべきと言われる。
現場もマネジャーも少なからず、そのスタンスが必要なんだろう。
古き良き昭和の日本企業であればそういったことも自然にあったのだろうが、
成果が厳しく求められる平成の管理職にとっては、どこか置き忘れた感覚なのかもしれない。