社員のキャリア開発支援を考えるPart3(5)キャリアコンサルティング(5)

みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

人材の戦力化や活用を考えるコラム、いまは「キャリア・コンサルティング」についてお話ししています。
今回も「自己理解」のお話です。

◆職業経験の棚卸し

キャリアコンサルティングにおける自己理解で、必ず行うのがこの「職業経験の棚卸し」です。

ここが自己理解の山場といってもいいかもしれません。



棚卸し作業では、まず時系列に職業経験を書き出していきます。

まず必要なのが、会社、部署、勤務地、役職といったオフィシャルな職務経歴です。

次に、担当した主な業務を書き出していきます。

部署が同じでも担当業務が変わっていれば、漏らさず記入します。

また、同じように見えても、内容が高度になったのであれば、それも書き出します。
こういう情報が大事なのです。

そして次に、受講した研修や身に着けた能力能力・スキルを書いていきます。

ここまでは、同じシートの中に記入していくのがいいでしょう。

◆人脈リストも作っておく

次に、これまでの職業経験などを通じて気づいてきた人脈を洗い出してみます。

名前だけでなく、いまどこで何をしているのか、得意分野・強みは何かといった情報を、把握している範囲で書いておきます。

このような情報が、キャリアプランを考えていくうえで役に立つのです。

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社員のキャリア開発支援を考えるPart3(4)キャリアコンサルティング(4)

みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

人材の戦力化や活用を考えるコラム、いまは「キャリア・コンサルティング」についてお話ししています。
今回も「自己理解」のお話です。



◆自分の価値観を知る

キャリアコンサルティングで行う自己理解では、自分の価値観を知るということが大事です。

これについては、以前にも一度ご紹介した、「キャリア・アンカー」の考えが役に立ちます。

これはアメリカの組織心理学者、E.H.シャインが提唱している理論。

「アンカー」すなわち「錨」ですね。

自分としてこれだけは譲れないという価値観を意味しています。

「キャリア・アンカー」は、当然人によって様々なものがあります。

それをシャインは次のように分類しました。

・専門：自分の専門性や技術が高まることに価値をおく

・全般管理：集団を統率し、組織の中で責任ある役割を担うことに価値をおく

・安定：組織に忠誠を尽くし、安定を得ることに価値をおく

・起業家：リスクを取り、新しいものを創り出すことに価値をおく

・自律、独立：組織のルールに縛られず、自分のやり方で仕事を進めていくことに価値をおく

・社会貢献：社会的に意義のあることを成し遂げることに価値をおく

・ワーク・ライフ・バランス：個人的な欲求や家族の願望、自分の仕事などとのバランスに価値をおく

・チャレンジ：解決困難な問題の解決や手ごわい相手との競争に価値をおく


キャリアコンサルティングではコンサルタントが、キャリア・アンカーを診断するためのシートを使いながら面談し、その人のアンカー、つまり、一番大事にしたいと思っている価値観を探っていきます。

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社員のキャリア開発支援を考えるPart3(3)キャリアコンサルティング(3)

みなさま、こんにちは。今日もお越しいただき、ありがとうございます。

人材の戦力化や活用を考えるコラム、いまは「キャリア・コンサルティング」についてお話ししていますが、今回はその中の「自己理解」についてお話しします。。

◆自己理解の内容

キャリアコンサルティングの最初に行う「自己理解」、これは次のような内容になりま
①キャリア指向性の明確化

・興味／パーソナリティ

・価値観（キャリアアンカー）

②職業経験の棚卸し

・職務歴

・学習歴

・資格・免許等

③職業能力の確認

④個人を取り巻く諸条件

・家庭的条件

・地域的条件




◆興味／パーソナリティ

アメリカの心理学者ホランドによると、人間のパーソナリティは次の６つに分類できます。（「ホランドの六角形」として知られています。）

・現実的
・研究的
・芸術的
・社会的
・企業的
・慣習的

自分の興味／パーソナリティを知るには、これまでの経験を振り返ってみるのがいいでしょう。

また、各種検査も開発されていますので、それを利用するという手もあります。

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