下町育ちの馬券王 ~JRA全重賞予想大会・一口所有馬近況~ -2ページ目

日曜の的中馬券

◇日曜の的中馬券
日曜京都11R マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

単勝⑫ 18,1倍×1,000
三連複③⑧⑫ 257.6倍×300


20141123京都11a


20141123京都11b

第31回マイルチャンピオンS(GⅠ)

 先週のエリザベス女王杯は◎○で印通りに決着するも人気薄とクビ差で3着が痛恨の抜け。不器用な予想ながら今週も皆さんにお話したい競馬があります。

■京都11R(15:40)・第31回マイルチャンピオンS(GⅠ)
◎⑫ダノンシャーク
○⑨ワールドエース
▲⑮ミッキーアイル
△⑬トーセンラー
△⑧フィエロ
△⑩ロゴタイプ
☆⑦エキストラエンド
☆③グランデッツァ


三連複⑫軸 ③・⑦・⑧・⑨・⑩・⑬・⑮ 計21点


 ◎⑫ダノンシャーク。前走の富士Sに続いて再び本命。陣営からは脚を溜める競馬がしたいようだが、土曜からの5日間はCコース開催で春から続く高速馬場はともかくこの秋の開催は前残りが顕著。先行脚質の本馬には大きなアドバンテージとなる。近3走はどれも休み明けを感じさせないスタートセンスの良さで3番手以内からの競馬。大方の予想通りにミッキーアイルがハナを叩けば、それに続いてレースを運ぶことが理想。連覇を狙った前走はユウイチのチョンボでラスト400mで早くも先頭へ。先行していた他の4頭が10着以下に敗れたように後方組に有利な流れの中で昨年の勝ち時計と同じ1分32秒5で7着。着順だけみれば軽視されるが、着差はわずかに0秒3差。1週前追い切りで鞍上強化となる岩田が騎乗して4ハロン51秒を切る好時計(2週前より坂路はウッドチップの入れ替え工事を行っているだけに全体の時計が掛かる傾向)をマークしているだけに、デキ落ちはないと判断。昨年の本レースは1人気で例年通りの流れながら前後半のラップが35秒1<34秒1と後傾ラップで勝ち馬に向いた展開で不運なものだった。6頭出走するディープインパクト産駒の中でマイルのGⅠ実績の安定感と臨戦過程は最右翼。連軸向きながら最後のGⅠ挑戦でなるであろう6歳秋に伏兵人気で岩田のイン突きが炸裂する。


 ○⑨ワールドエース。昨年のダービー後に左前脚に屈腱炎を発症。8ヶ月の休養を経てから休み明け2戦目のマイラーズCを1分31秒4のレコード勝ち。前半3ハロンは34秒9も1000m通過が57秒8。レースの上がり3ハロンが33秒6と地盤の堅い馬場だっただけに比較が難しいが、適性を加味すれば本命まで考えていたほど。しかし上記にあるように例年の本レースは昨年こそ後傾ラップだったが、前後半のラップがほぼ同じ(0秒3以内)か前傾(前半3ハロンが速い)ラップが多く、マイラーズCの流れとは異なる点が要注意。右回りが【4.2.0.0】で左回り(東京)が【0.0.0.1.2.1】と右回りで連対を外していない安定感は不気味だが、まだマイルでの実績が乏しいのも事実。休み明けや道悪などこれまでの敗因が明確なだけに過剰人気を承知で上位評価。


 ▲⑮ミッキーアイル。母スターアイルはロックオブジブラルタル産駒で現役時はダ1000mを2勝。秋緒戦で毎日王冠を使うのは距離面から考えて冒険よりも無謀と調教師自らが言い放ち、スワンS→マイルCS→阪神カップが理想ローテ。社台からもロードカナロアやデュランダル、タイキシャトルがそうであったようにマイルを勝つ馬なら1200mも勝たないとダメと告げられた。前走は二の足の速さでハナを叩く形になったが、後半5ハロンを56秒7と抜群のスピードで押し切った。2着サンライズメジャーや3着フィエロが古馬で56キロだったのにこちらは57キロ。同斤量だったサダムパテックは10着に敗れたことからも古馬相手に通用する実力を再認識できた。今回は古馬57キロに対して1キロ減の56キロ。あとは1ハロン伸びて凌げるかどうかがカギとなってくる。軸に据えるのは不安も逃げ先行脚質は今の馬場を考えると実力以上に有利。難関とされた東京マイルの逃げ切りも決め、00年アグネスデジタル以来の3歳馬による優勝と「最優秀短距離馬」の称号も視野に入れている。


 △⑬トーセンラー。昨年の上位3頭と一昨年の1,2着馬が出走してくるが84年の創設以降、本レースで連覇に挑んだ馬は11頭で結果は【5.0.0.6】。近年では06,07年ダイワメジャー(1,1人気)と03,04年デュランダル(5,1人気)が達成している。昨年は京都記念1着→天皇賞春2着の実績だったのに対し、今週は京都記念2着→安田記念14着と精彩を欠いている。陣営は富士Sを勝ったステファノスを使わずに同厩馬のフィエロと2頭出し。実力は本馬を評価しているが、上記に再三あるように展開が見事にハマった昨年の流れが2年連続で続くのが考えにくい。11戦して【4.2.2.1.0】と抜群の京都巧者であるだけに無視はできないが過大評価は禁物。


三連複⑫軸 ③・⑦・⑧・⑨・⑩・⑬・⑮ 計21点


 4年前の春にディープ産駒がターフに降り立ってから170勝を挙げているのが京都芝コースで2位キングカメハメハ産駒85勝にダブルスコア。主要4場の中で産駒が最も活躍している舞台である。京都の重賞も先週までに17鞍あったがうち同産駒が10勝。マイル戦は先週のデイリー杯には出走がなかったが、エキストラエンド@京都金杯からミッキーアイル@シンザン記念、ウリウリ@京都牝馬S、ワールドエース@マイラーズCと4戦4勝。


 マイル路線は安田記念を制したジャスタウェイがマイル部門では世界トップクラスに評価されているだけにようやく確固たるマイラーが出現したが、こちらは来週のジャパンカップへ。昨年は安田記念がロードカナロア、マイルCSがトーセンラー、一昨年がストリングリターンとサダムパテックと近5年の勝ち馬がレース毎に変わっている。今年は天皇賞組の参戦がなく、また新たなGⅠ馬の誕生に期待する。


 過去の傾向では距離短縮、延長組などが混沌としていながら思ったよりも波乱は少ない。勝ち馬5頭は1,2人気のどちらかで揃って3着以下になったのも11年の1回のみ。それでも2桁人気が馬券に台頭した4回が万馬券となっており、古馬のGⅠらしく実績が盲点となり人気を落としたケースが目立つ。


 馬券はその盲点を突いた◎からで単勝こそ20倍程度つくが、三連複などはヒモで人気になっている。ながしでトリガミがなく、買い目の6番手以降から万馬券。割れた人気にもなっており厚めに買う必要はなく均等買い。


◇先週日曜の的中馬券

◇先週日曜の予想結果
■第39回エリザベス女王杯(GⅠ)
1着3人◎①ラキシス
2着1人○⑤ヌーヴォレコルト
3着6人×⑮ディアデラマドレ
4着10人△②フーラブライド
5着8人☆③キャトルフィーユ
三連複30.3倍不的中(予想21点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.11.09/AR共和国…三連複33.1倍的中(15点)
14.11.02/天皇賞  …三連複28.5倍的中(21点)
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)


11.16◎エリザベス…1着/3人…ラキシス
11.15×武蔵野S …6着/2人…レッドアルヴィス
11.09◎AR共和国…1着/2人…フェイムゲーム
11.02△天皇賞 …3着/1人…イスラボニータ
11.01×スワンS …7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス…6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 …9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S …7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 …2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S…3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典…10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 …4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS…3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ…2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯…4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマ…1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライ…1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS …1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル…3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着

第39回エリザベス女王杯(GⅠ)

 天皇賞に続き、先週のアルゼンチン共和国杯も◎△△で三連複33,1倍の2週連続的中!今週から有馬記念まで7週連続のGⅠ開催で秋競馬から目が離せない。

■京都11R(15:35)・第39回エリザベス女王杯(GⅠ)
◎①ラキシス
○⑤ヌーヴォレコルト
▲⑱アロマティコ
△⑥メイショウマンボ
△⑫ショウナンパンドラ
△②フーラブライド
☆⑭サングレアル
☆③キャトルフィーユ


三連複①軸 ②・③・⑤・⑥・⑫・⑭・⑱ 計21点


 ◎①ラキシス。昨年の2着馬でキャリアはわずか10戦もうち9戦が2000m以上の競馬を使われている。坂を越える外回りの2200mは牝馬では過酷な距離。スピードよりはスタミナ面が非常に重要で年明けから京都記念4着、中日新聞杯2着、前走のオールカマー2着ならば合格点。ディープ産駒特有のキレ味よりは立ち回りの巧さとバテない末脚が魅力。京都大賞典よりも間隔の空いたオールカマーを中6週で使ってきた点にも好感が持てる。同舞台だったセントライト記念に比べて1週後のオールカマーは時計面で劣るが、3着クリールカイザーと6着フェイムゲームが先週のアルゼンチン共和国杯でワンツー。昨年より2キロ増で初めて背負う56キロも主戦の川田がスタミナ面を気にせずに騎乗できる点が心強い。今秋トレンドの重賞未勝利馬による下克上を期待する。


 ○⑤ヌーヴォレコルト。8年連続で馬券に食い込んでいる3歳馬と古馬との能力比較が毎年難解なのが本レースの特徴だが、クラシックで上位争いをしていれば2キロの斤量差を味方に通用できるのが例年の傾向。世代トップで凱旋門賞に臨んだハープスターが抜けた形になるが、本馬も春から桜花賞3着とオークス1着、秋華賞2着と大崩れがないのが強調材料。特に前走の秋華賞は前後半が58秒0ー57秒0の近年希に見るタフな流れ。京都が高速馬場であるためレコードを1秒1更新された1分57秒0の走破時計は評価と言うよりもレース後の疲れが気になるところ。内をすくったショウナンパンドラに比べて、外を回すロスがありながらクビ差まで迫る内容は外回りに変わって期待が高まる。気になるのは栗東滞在で10キロ増で臨めた前走と比べて予定していたジャパンカップを前倒ししての参戦と秋2戦から状態面でデキ落ちがないかどうか。厩舎としてはJRA賞の「最優秀3歳牝馬」の称号を手にするために勝つことが絶対条件だが、改めて人気を背負う立場なだけに過剰な信頼を置くのは危険か。


 ▲⑱アロマティコ。近2年の本レースは重馬場だったため参考外だが、過去10年をみてもレースの上がり3ハロンが35秒以上だったのが7回。京都の外回りだとイメージとしては33秒台の切れ味が要求されるように感じるが、上記にもあるように牝馬限定戦の2200mとなるとスタミナが要求され好位からの押し切りか持続する末脚が必要。前走のオールカマーはラキシス同様に中6週の本レースを睨んでの参戦。前残りの流れで4角15番手から脚を余したようにも見られた5着。2,3走前の巴賞1着、クイーンS2着にしても共に上がり3ハロン34秒台の上がり最速で連対しているように仕掛けどころ一つ。鞍上三浦の強引な騎乗に馬も応えており、昨年3着の際とは馬場が異なるが伏兵馬として軽く扱えない。


 △⑥メイショウマンボ。休み明けながら期待した京都大賞典は台風による順延開催で16キロ増とレース前から勝負にならなかった。昨年の秋華賞、今年のヴィクトリアマイルと休み明け2戦目の牝馬GⅠで結果を残しているのは周知の事実。また昨年のオークスと秋華賞、本レースと2000n以上の牝馬限定GⅠを3戦3勝としているのは驚異的。女同士の戦いでは崩れることがないだけに馬券の押さえには必要だ。


三連複①軸 ②・③・⑤・⑥・⑫・⑭・⑱ 計21点


 牝馬の頂上決戦らしく4世代のGⅠ馬6頭を含む出走12頭が重賞勝ち馬。ジャパンカップに向かうジェンティルドンナとハープスター、デニムアンドルビーが不在でも現役屈指の女馬が勢ぞろいして高レベルで拮抗している。


 秋華賞で金星を挙げた⑫ショウナンパンドラは当時が坂路での究極仕上げ。内回りの展開利があったにせよ新潟でも結果を出しており、外回りでも不安はない。しかし今年に入って9戦目。中間も坂路2本を連日追われているが状態のキープと古馬との力関係がカギ。昨年は先行できずに馬群に沈んだ⑩ヴィルシーナは春にヴィクトリアマイルで復活して、宝塚記念も馬場を味方につけて逃げて3着。実績だけならメイショウマンボと並ぶほどだが、府中牝馬Sを腰痛で回避。中間もポリトラックとウッドで軽めの調整ばかりでぶっつけとなるだけに人気以上の期待はできないとみて馬券では拾えない。⑮ディアデラマドレは前走の府中牝馬Sや3走前のマーメイドSで魅せたようにラキシスやアロマティコの真逆で軽いキレ脚が持ち味。当時54,53キロでいずれも軽量での台頭なだけに56キロとなる今回が試金石。人気的には狙えそうだが気性面の不安や牡馬混合やGⅠでの実績がないためにこちらも相手候補から切る。


 過去10年の3着以内30頭のうち14頭が1,2人気。2桁人気の台頭も大逃げ2頭で決まった09年の1,2着馬のみと京都外回りで力通りに決まる傾向が強い。その09年と昨年のみが三連複万馬券だが、半数の5回は50倍以下の決着となっている。世代別では3歳と古馬が5勝ずつの互角。近8年連続で計10頭が馬券絡みを果たしている3歳馬も成長が追いつく時期を考えると2キロの恩恵があるだけに軽視できない。


 馬券は◎から均等ながしと配当のバランスを考えると◎○2頭軸から印各馬への馬券も必要。半数以上は万馬券の買い目だが、混戦を呈しているだけに配当妙味あり。ヌーヴォレコルト(-10キロまで)とメイショウマンボ(-10キロ以上)、サングレアル(400キロ以上)は直前の馬体重も要チェック。

◇先週日曜の的中馬券


◇昨日土曜の予想結果
■第19回武蔵野ステークス(GⅢ)
1着7人×⑪ワイドバッハ
2着1人△①エアハリファ
3着11人×③グレープブランデー
4着12人×⑬ダノンカモン
5着4人▲⑫フィールザスマート
6着2人◎④レッドアルヴィス
三連複325.9倍不的中(予想21点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.11.09/AR共和国…三連複33.1倍的中(15点)
14.11.02/天皇賞  …三連複28.5倍的中(21点)
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)

11.15×武蔵野S …6着/2人…レッドアルヴィス
11.09◎AR共和国…1着/2人…フェイムゲーム
11.02△天皇賞 …3着/1人…イスラボニータ
11.01×スワンS …7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス…6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 …9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S …7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 …2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S…3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典…10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 …4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS…3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ…2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯…4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマ…1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライ…1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS …1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル…3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着

第19回武蔵野ステークス(GⅢ)

 天皇賞に続き、先週のアルゼンチン共和国杯も◎△△で三連複33,1倍の2週連続的中!今週から有馬記念まで7週連続のGⅠ開催で秋競馬から目が離せない。

■東京11R(15:30)・第19回武蔵野ステークス(GⅢ)
◎④レッドアルヴィス
○⑮アドマイヤロイヤル
▲⑫フィールザスマート
△①エアハリファ
△⑭タールタン
△⑤キョウワダッフィー
☆⑧トウショウフリーク
☆⑩ゴールスキー


三連複④軸 ①・⑤・⑧・⑩・⑫・⑭・⑮ 計21点


 ◎④レッドアルヴィス。6月の三浦特別(1000万下)は今回と同じ東京マイルで初の古馬混合戦ながら不良馬場。着順は4着も走破時計が1分34秒5でレコード決着となり、勝ち馬からは0秒4差。先行勢が壊滅の中で4角2番手から一旦は先頭に立つ素振りは古馬顔負けだった。当時は評価してやれなかったものの、中一週で臨んだユニコーンSを快勝したことからもフロックではなかった。前走のレパードSは緩い流れで道中は我慢比べ。コーナー2つの東京マイル対して、新潟ダ1800mはコーナー4つの小回りも向かなかった。中堅からベテランまでが数多く占めるメンバーの中で夏を越して成長が著しいのが3歳馬の特徴。先月末から入念に坂路で乗り込まれ、最終追い切りはCウッドで6ハロン79秒0と上々。あとは古馬との力関係だけと陣営も強気に宣言。勝たなければチャンピオンズC(1着馬には優先出走権)に出走ができないが、逃げ志望の馬が多く道中の流れが速くなることが明白。好位で抜け出してからジリジリと前を捕らえる展開も向く。同期のライバルであるアジアエクスプレスは怪我で離脱中だが、GⅠ級からは1枚落ちる面々なだけに3歳でも充分に通用する。


 ○⑮アドマイヤロイヤル。7歳馬なので上積み面に期待するのは酷だが、久しぶりに56キロで出走できることから急浮上。2走前に3着だったアハルテケSは勝ったエアハリファには2馬身付けられたが0,5キロ増の57キロ半。昨年のプロキオンS以降は1年以上にわたり勝ち鞍がないが、本レースは4度目の出走で過去は3,4,2着(他に昨年のオアシスS2着)など東京マイルが絶好の舞台。近走が不振なだけに人気も急落の盲点。先週から復帰したウチパクの手腕にも期待したい。


 ▲⑫フィールザスマート。前走のウオッカM(例年の秋嶺S)は休み明けながら古馬を相手に東京マイルで3連勝を決めた。今回も55キロの斤量面がプラスになるが、前走はクビ差の勝利。縦長になった流れでスムーズに外に持ち出して追えた展開利があったことを付け加えたい。それでもダービーデイの500万では上がり35秒1(今年94レースの東京マイルで最速上がり)をマーク。キャリアはまだ8戦ながら決め手比べになれば、古馬相手でもヒケを取ることはない。また今年の3歳馬は6月以降の1600万以上~重賞までの対古馬混合戦で先週のみやこS2着(ランウェイワルツ)を含み連対率24,1%。昨年の同期間が20,8%、本レースがイジゲンとガンジスの3歳ワンツーだった一昨年の21,2%を数字上で上回っている。


三連複④軸 ①・⑤・⑧・⑩・⑫・⑭・⑮ 計21点


 今年から中京開催となるチャンピオンズCが例年通りダート界の頂上決戦。主力組はJBCクラシックや先週のみやこS経由となるが、こちらも1着馬には優先出走権がある。やや年齢層が高いもののGⅢクラス以上の実績馬が揃った印象だが、7ハロン向きの馬が多い点が要注意。


 過去10年の施行条件は変わっていないものの、ジャパンカップダートが阪神に移設となった08年以降の過去6回を対象とすると1人気は近2年の連勝を含む計4回が3着以内でその際は全て三連複50倍以内。2人気が1度も3着以内に入れない点で過剰人気馬を生んでいる傾向があるが、2桁人気は09年に11人気だったダイショウジェットの2着のみとタフな東京マイルの重賞らしく波乱要素が少ない。


 また今年出走してくる2頭の3歳馬は共に高く評価をしているが、過去6年で3歳馬は17頭が参戦して【3.1.2.0.2.9】と3着以内6頭のうち5頭は5人気以内(昨年3着のベストウォーリアだけが7人気3着)と成績はまずまずで斤量面の恩恵がある点は無視できない。


 ダートでは16戦連続で3着以内をキープしている⑤キョウワダッフィーは初の東京マイル。準オープンの7ハロンは2度出走するも勝ちきれない2,3着。芝スタートで1ハロンの延長がカギ。馬券では押さえに回す程度で良い。エルコンドルパサーM(例年のペルセウスS)を勝った⑪ワイドバッハも7ハロン巧者。東京マイルは久しく走っていないが2戦して共に着外。また前走の2,3着であるタールタンとゴールスキーとの斤量差が詰まる点と乗り替わりで見切りをつける。⑬ダノンカモンも8歳の年齢が示すとおりで昨年は出走がなかったものの2010年から本レース3年連続で2,2,3着だが、今年は地方交流に転戦して中央重賞は3戦全て着外なので消す。


 馬券は抜けた存在が不在でオッズが混戦状態と配当妙味大。◎から均等にながしてもトリガミはなく、半数以上の買い目が万馬券。印上位3頭で決まれば150倍。秋の重賞はコンスタントに的中を重ねているが配当が寂しい現状。このあたりで目の覚める一発が欲しい。前半3ハロンが35秒を切る流れと予想して決め手勝負が理想。


◇先週日曜の的中馬券
日曜東京11R アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
三連複③⑨⑪ 33.1倍×200


20141109東京11


◇先週日曜の予想結果
■第52回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
1着2人◎③フェイムゲーム
2着4人△⑨クリールカイザー
3着3人△⑪スーパームーン
4着9人×⑭アドマイヤケルソ
5着6人△⑰ラブリーデイ
三連複33.1倍的中!(予想15点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.11.09/AR共和国…三連複33.1倍的中(15点)
14.11.02/天皇賞  …三連複28.5倍的中(21点)
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)


11.09◎AR共和国…1着/2人…フェイムゲーム
11.02△天皇賞 …3着/1人…イスラボニータ
11.01×スワンS …7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス…6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 …9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S …7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 …2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S…3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典…10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 …4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS…3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ…2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯…4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマ…1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライ…1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS …1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル…3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着

第52回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

 先週の天皇賞は着順こそ入れ替わったが▲○◎の推奨上位3頭で決着して三連複28.5倍的中。日曜福島で出走したラブラバードもめでたく通算3勝目。本日は京都4Rで出資馬トゥルビネがデビュー。やや硬い捌きながらも最終追い切りでは格上馬に先着。あとは雨で渋った馬場にどう対応できるか。

■東京11R(15:35)・第52回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
◎③フェイムゲーム
○⑮ホッコーブレーヴ
▲⑬マイネルメダリスト
△⑪スーパームーン
△⑨クリールカイザー
△⑰ラブリーデイ
☆⑤ネオブラックダイヤ


三連複③軸 ⑤・⑨・⑪・⑬・⑮・⑰ 計15点


 ◎③フェイムゲーム。今年のダイヤモンドSと昨年の京成杯の重賞2勝馬。長期休養明けだった5走前のAJC杯で差のない3着や近2走の春の天皇賞(勝ち馬と0秒4差)と宝塚記念(2着カレンミロティックとは0秒3差)からGⅡの敷居はクリアしている。ハンデも57キロに収まり、日曜午後は雨の予報も出ているが渋ったスタミナ比べの馬場は持続的に使える脚が最も活きる。昨年本レース2着で先日のメルボルンカップ直後に死亡したアドマイヤラクティも同年のダイヤモンドS勝ち馬だったことから相性も良い。前走のオールカマー6着は新潟内回りの11ハロン戦でゴール手前の決め手比べと苦手な展開。ひと叩きして広い東京へのコース替わりは大歓迎。ジャパンカップや有馬記念の出走を目論むならば瀬戸際の一戦となる。


 ○⑮ホッコーブレーヴ。日経賞2着、春の天皇賞3着はこのメンバーなら大威張りができるがまだ重賞未勝利馬。覚醒前とは言え、昨年の本レースは後方から末脚のみで5着だった。こちらもフェイム同様に賞金を加算してジャパンカップが理想だが宝塚記念以来の休み明けと直線一気の末脚がハマるかどうか。


 ▲⑬マイネルメダリスト。当時54キロだったとは言え、人気薄で同舞台の目黒記念勝ちは評価できる。前走のオールカマーは直線の入口で戦意を喪失して最下位。中間の調教では来週のエリザベス女王杯に出走するホエールキャプチャを坂路で置き去りにする抜群の気配。東京では7戦して掲示板を外していないように目黒記念から2キロ増の56キロならば一変する余地を残している。


三連複③軸 ⑤・⑨・⑪・⑬・⑮・⑰ 計15点


 古馬の長距離ハンデ戦となると荒れるイメージがあるが、それは年明けの日経新春杯とダイヤモンドS。本レースは過去10年の1~3人気の計30頭のうち半数以上の17頭が馬券に絡んでいる。三連複万馬券は5回。07年1着アドマイヤジュピタや08年1着スクリーンヒーロー、10年1着トーセンジョーダン、昨年2着のアドマイヤラクティがその後GⅠ馬になっており出世レースでもある。


 軽ハンデの馬たちは6頭の53キロ以下が馬券絡みを果たしているが、近5年では2頭が3着まで。今年も条件馬や丹頂S経由の軽ハンデ馬が目立つが、馬券台頭は難しいと判断して実績上位馬を重視した。


 ④デスペラードは好調のノリが鞍上だが、トップハンデ58キロで脚質が定まらわないことや来月のステイヤーズS連覇が当面の目標であると判断して馬券からは消す。


 馬券は上記にもあるように◎から実績馬中心で配当の妙味は薄い。30倍前後の配当と予想して点数は15点が限界。相手が奇数番に集中したのは偶然。


◇先週日曜の的中馬券
日曜東京11R 天皇賞(GⅠ)
三連複①④⑮ 28.5倍×1.000


20141102東京11

日曜福島12R 二本松特別(3歳以上500万下)
単勝⑪ 3.6倍×5.000


20141102福島12


◇先週日曜の予想結果
■第150回天皇賞・秋(GⅠ)
1着5人▲④スピルバーグ
2着2人○①ジェンティルドンナ
3着1人◎⑮イスラボニータ
4着16人×⑪ラブイズブーシェ
5着10人×②ヒットザターゲット
三連複28.5倍的中!(予想21点)


■主な的中と過去2カ月の◎
14.11.02/天皇賞  …三連複28.5倍的中(21点)
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)


11.02△天皇賞 3着/1人…イスラボニータ
11.01×スワンS 7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス 6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S 7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S 3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典 10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS 3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ 2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯 4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマー 1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライト 1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS 1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル 3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着

出資馬勝利

◆出資馬勝利

2014年11月3日 福島12R 二本松特別(3歳以上500万下)

ラブラバード 1着/2人気

通算3勝目。出資馬は今季7勝目。



20141102福島12a


20141102福島12b

◆獲得賞金

3,490万円 (1着賞金+880万円)

※キャロットクラブ 10年産 14位/85頭


◆回収率

96% 募集価格3,600万円

※キャロットクラブ 10年産 18位/85頭


◆成績

16戦/3.3.0.2.1.7


◇出資馬今季成績

30戦/7.2.2.7.4.8 勝率.233


◇出資馬通算成績

270戦/37勝 勝率.137

出資18頭全馬中央デビュー


※上記データは2014年11月2日開催終了時点


日曜の的中馬券

◇日曜の的中馬券
日曜東京11R 天皇賞(GⅠ)
三連複①④⑮ 28.5倍×1.000


20141102東京11

日曜福島12R 二本松特別(3歳以上500万下)
単勝⑪ 3.6倍×5.000


20141102福島12

第150回天皇賞・秋(GⅠ)

 本日福島12Rの二本松特別にラブラバードが出走。福島への輸送次第となるが3走前には菊花賞馬トーホウジャッカルの2着。既に勝っているクラスで500万なら能力上位。ご声援願います!天皇賞は休み明け各馬の状態面が攻略のカギ。

■東京11R(15:40)・第150回天皇賞・秋(GⅠ)
◎⑮イスラボニータ
○①ジェンティルドンナ
▲④スピルバーグ
△③デニムアンドルビー
△⑨フェノーメノ
△⑭マーティボロ
☆⑦サトノノブレス
☆⑥ダークシャドウ


三連複⑮軸 ①・③・④・⑥・⑦・⑨・⑭ 計21点


 ◎⑮イスラボニータ。前哨戦のセントライト記念をノーステッキで快勝。即座に菊花賞を見送り、本レースへの参戦を表明した。メンバーを見渡せば3歳馬なので実績面では見劣る感じは否めないが、他馬が勝ち負けになる状態に持って来ることができていない点も好材料で秋にひと叩きして順調に迎えられるのが最大の魅力。世代レベルとやや外目の7枠に入ってしまった点だけにケチがつくが、鞍上にルメールを起用して非の打ち所がない。当時中山開催だった本レースを勝ったシンボリクリスエスを除くと3歳馬の優勝は96年のバブルガムフェローにまで遡るが、90年以降に参戦した3歳馬26頭は【2.4.2.18】と直近では12年フェノーメノ2着(1人気)や08年ディープスカイ3着(3人気)、06年アドマイヤムーン3着(2人気)、02年シンボリクリスエス1着(3人気)など上位人気に支持されれば、より信頼度が高く連軸向き。ちなみに3歳馬による古馬GⅠ制覇は84年のグレード制導入後わずかに11例のみ。12年有馬記念@ゴールドシップ、11年有馬記念@オルフェーヴル、07年エリザベス女王杯@ダイワスカーレット、05年JCダート@カネヒキリなど。東京、新潟の左回りは7戦5勝2着2回のパーフェクト連対。デビューから8戦して未だに先着を許したのはハープスターとワンアンドオンリーの2頭だけである安定感も特筆もの。先週の菊花賞はワンアンドオンリーが7枠で距離ロスが災いしたことが頭をかすめるが、4年連続で馬券に絡んでいる外国人ジョッキーの腕に託したい。


 ○①ジェンティルドンナ。年明けの京都記念と不向きだった宝塚記念は負けるべくして敗れた敗戦だが、5歳牝馬が昨年のデキをキープできているかが最大のカギ。今秋最大目標は史上初のジャパンカップ3連覇。鞍上がユウイチ→ムーア→川田→戸崎へと次々にスイッチする様は気に入らないが、勝ちに行くならルメールにセットで依頼するのがベターだったのだろう。次に予定しているジャパンカップの鞍上はハープスター共々現在は調整中。左回りは東京とメイダンで6戦4勝(ジャパンカップ連覇、シーマクラシック、オークス)としており適性の高さは抜群。昨年はシルポートが1000m通過57秒台で引っ張る流れを先行しながら2着に粘っているだけにノーマークは切腹もの。単勝のオッズ自体には旨みがありそうだが、衰えか状態キープか。ハープスターとジャスタウェイが参戦してくる次走のジャパンカップは更にレベルが上がりそうだが秋緒戦の今回も当然注目。


 ▲④スピルバーグ。8年連続で馬券絡みを果たしている毎日王冠組の1,2着馬(エアソミュール、サンレイレーザー)が不在。繰り上げの形で重く見ているが、前走はプラス10キロで直線のラスト200mまでは勝ち馬と共に前が塞がりまともに追えず終い。それでも上がり33秒2を駆使して馬券内を確保。全兄トーセンラーとは異なり東京1800mがベストの舞台だが、1ハロン延長でも絶好枠に入ったことで評価を上げたい。重賞の連対経験がないため、出走馬の中で賞金順は最下位もやや過剰人気の感は否めない。それでも本馬の背中を知り尽くしているヒロシが騎乗して藤沢厩舎エースの食い込みに期待。


 △③デニムアンドルビー。エピファネイアと2頭出しする角居厩舎は毎日王冠の勝ち馬であるエアソミュールを何故か金鯱賞に引っ込めて2頭出し。春は胃潰瘍の影響で全く良いところなしだったが、稍重のフローラSや道悪だったローズSの内容から馬場状態は問わないクチ。また斤量が味方したが昨年のジャパンカップではメンバー最速の末脚で2着を確保。今回も男馬より2キロ軽い56キロと内枠で休み明けから好戦ができる舞台が揃った。人気が落ちてマークが薄くなれば馬券としても旨みが増す。


三連複⑮軸 ①・③・④・⑥・⑦・⑨・⑭ 計21点


 古馬の人気どころはいずれも休み明け。賞金面で魅力のあるジャパンカップを目標にしたひと叩きや有馬記念へと続く秋のGⅠ三連戦を使うには本レースの前哨戦などは使っていられない。その点で各陣営の力の入れ具合を把握しなければならないのが厄介。


 凱旋門賞出走組を除けば、歴代のダービー2着馬(イスラボニータ、エピファネイア、フェノーメノ)や本レース2着経験馬(ジェンティルドンナ、フェノーメノ、ダークシャドウ、ペルーサ)など東京巧者のGⅠクラスが集結。幸い魔の8枠に押し込められた人気馬はおらず、あとは土曜夜間まで降り続いた雨がどこまで回復するかに尽きる。


 人気の一角でもある⑤エピファネイアは昨年のクラシック三冠で2,2,1着と準パーフェクト。今年の2戦も決して内容が悪いわけではないのだが、古馬になってからしっかりと勝ち切ることができていない点で強調材料がない。人気にもなっており、上位勢の中で軽視するなら本馬と断定する。


 過去10年の傾向は1,2人気のいずれかが8回連対を果たしており、3着まで含めれば10年連続で延べ13頭が該当と安定した結果を残している。また近8年連続で3着までが7人気以内で収まっており、昨年の三連複14,0倍や10年の16,8倍、07年の7,1倍のように古馬GⅠの中では堅い決着が続いている。


 馬券は◎からの流しと印上位の⑮軸①③④⑨の計6点を厚め。上位人気が割れていることもあり、わずかではあるが配当妙味がある。押さえの他3頭は馬場の回復が遅れた場合に台頭できそうな穴馬。波乱要素が少ないことから、あまり大勝負には向いていない一戦となるだろう。


◇昨日土曜の的中馬券

◇昨日土曜の予想結果
■第57回スワンS(GⅡ)
1着1人▲⑪ミッキーアイル
2着4人△⑫サンライズメジャー
3着2人△⑤フィエロ
4着13人×③サドンストーム
5着5人○①ウイングザムーン
7着3人◎⑥ベルカント
三連複15.2倍不的中(予想21点)


■第3回アルテミスS(GⅢ)
1着9人△⑯ココロノアイ
2着1人○③レッツゴードンキ
3着11人×⑨トーセンラーク
4着5人△①フローレスダンサー
5着7人×⑰スマートプラネット
6着3人◎②シングウィズジョイ
三連複241.0倍不的中(予想21点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)


11.01×スワンS 7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス 6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S 7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S 3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典 10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS 3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ 2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯 4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマー 1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライト 1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS 1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル 3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着

第57回スワンS(GⅡ)

 本日京都10Rの西陣Sにロスヴァイセが出走。昇級戦&権利取り登録での出走となってしまったので強気にはなれませんがご声援願います!菊花賞は3~6番手評価の4頭が上位独占してしまい◎○は大圏外…。

■京都11R(15:35)・第57回スワンS(GⅡ)
◎⑥ベルカント
○①ウイングザムーン
▲⑪ミッキーアイル
△⑤フィエロ
△⑦サダムパテック
△⑫サンライズメジャー
☆②オリービン
☆⑩ニンジャ


三連複⑥軸 ①・②・⑤・⑦・⑩・⑪・⑫ 計21点

 ◎⑥ベルカント。3歳春までにファンタジーS(京都内回り)とフィリーズレビューの7ハロン重賞を2勝。桜花賞のみの敗戦で判断するのは早計かもしれないが近走をみてもやはりマイルは長く、父サクラバクシンオーでもありスプリント型。休養明けからサマースプリントに参戦。52キロの斤量を活かしきれずにCBC賞は勝ち馬から0秒4差、北九州記念は0秒3差に敗れている。しかし前走のスプリンターズSは勝ちに行っての5着。歴戦の古馬を相手にここ一番で先行して粘った点で再度見直したい。一旦緩めた中での調整だけに半信半疑ではあるが、スピード馬が台頭できる今の馬場は歓迎。少なくともマイルからの短縮組よりは積極的に狙える。鞍上のユタカも先行馬に乗せればペースの感覚に狂いはない。前半3ハロンを34秒後半~35秒台の流れにしたいミッキーに対し、前走で前半33秒台でも3番手をキープできた本馬にとって激流ペースでも古馬に揉まれたキャリアから不安は無い。マイルCSが明らかに長いため、次が阪神カップ目標なら間隔を考えてもココに全力投球。


 ○①ウイングザムーン。こちらもメンバー最多の5勝を誇る7ハロン巧者。ことに京都1400mは条件馬時代に1度4着があるがその後は1000万下、準オープン、安土城Sと当該条件は3連勝中。前半3ハロンが36秒1のスローだった2走前に対し、前走のレコード決着だったオパールS(4角で外からぶつけられる不利)は前半32秒6の流れにも対応して緩急自在の末脚を披露。重賞実績は乏しいがオープン特別では勝ち負けになっており、手薄なメンバーが相手なら最内枠でロスなく立ち回り痺れるほどの末脚を爆発できる。


 ▲⑪ミッキーアイル。ベルカントにも言えることだが11月開催となるため3歳馬は例年よりも1キロ重く斤量が科せられる。57キロを背負って古馬を相手に新たな課題をクリアできるかどうかが見物。当然人気を集めるだけに軸で狙う妙味がないが、NHKマイルまで4連勝で勝ち進んだ強力な逃げ馬。マイペースに持ち込まれると他馬が操られるだけに古馬相手に通用するかどうか。最終追い切りは栗東坂路で51秒1の快速時計をマーク。鞍上の浜中は昨年も3歳の逃げ馬コパノリチャード(当時8人気でその後の高松宮記念を制覇)で本レースを勝っているだけに人気馬でも侮れない。あとは得意のマイルから1ハロン短縮されて、これまでのラップよりは速い時計でどこまで対応できるかどうか。次走はマイルCSを睨んでおり、メイチ勝負ではないところに付け入る好きがありそう。


三連複⑥軸 ①・②・⑤・⑦・⑩・⑪・⑫ 計21点


 三連複発売開始の02年から12年連続で三連複は万馬券決着の大盤振る舞いのレース。スプリンターズS→スワンS→マイルCSの前哨戦に位置づけられているだけに、GⅠクラスの馬たちが斤量を背負って凡走するケースが目立つ。近3年は良馬場開催で1分21秒を切る決着が続いており、今開催も異常にレコードが塗り替えられている京都。午前中から雨予報だが、軽い雨ではそうそう時計の掛かる馬場にまで変貌しないと読んでいる。


 本命、対抗に牝馬を挙げているものの近10年では3頭の3着が最高位。苦戦を強いられている傾向があるが、今年はGⅡクラスの格を考えるとやや手薄で適性距離を重視して重い印を打った。


 先週の富士Sでは3歳馬のステファノスが見事に古馬勢を撃破したが、NHKマイル組はその後苦戦を強いられているようにメンバーレベルが疑問。当時2着の④タガノブルグも夏の2戦で結果が出ていないだけに川田への手替わりでも様子見。⑥フィエロは高速決着だったマイラーズC2着と実績は十分。先に挙げたステファノス、トーセンラーが既にマイルCSへの出走切符を掴んでいるだけに同厩舎の本馬も本命視はできなかったが押さえておきたい1頭。ただし鞍上のユウイチはキーンランドC3着@マジンプロスパー以来、重賞では9戦連続(うち5頭が3人気以内)で馬券外と大一番での弱さが目立つ。


 馬券は13頭立てながら3人気に落ち着きそうな本命馬なので手広く波乱狙い。◎からのながしと配当的に印上位の⑥から①⑤⑦⑪⑫を厚めに買い増して勝負。50倍前後の配当を予想しているが、12年連続万馬券となっているレースなだけに1枚落ちても☆2頭の穴馬も差のない競馬をしており台頭に期待する。

第3回アルテミスS(GⅢ)

■東京11R(15:45)・第3回アルテミスS(GⅢ)
◎②シングウィズジョイ
○③レッツゴードンキ
▲⑤シャルール
△①フローレスダンサー
△⑬ステラスターライト
△⑯ココロノアイ
☆⑱テンダリーヴォイス
☆⑭メイショウメイゲツ


三連複②軸 ①・③・⑤・⑬・⑭・⑯・⑱ 計21点


 ◎②シングウィズジョイ。1枠で社台の染め分け帽。関西の上位人気馬が揃って内枠に入ったがその中で1番手。1戦1勝馬が多い中でスローの流れのみだがキャリア3戦も強み。前走の野路菊Sは男馬との混合戦。手前を上手く変えられなかった中で直線の切れ味勝負。一旦は先頭に抜け出したものの図ったように勝ち馬に捕らえられてしまったが、阪神の坂を苦にしないまずまずの伸びだった。雨交じりで底力が問われそうだが、母のシングライクバードはマイル~2400mまで広い守備範囲で全5勝。父マンハッタンカフェ×母父シンボリクリスエスで本馬も短い距離よりは長い距離向きの血統。輸送や重賞の流れなど課題はあるが、過去2年の勝ち馬コレクターアイテムやマーブルカテドラルもその後クラシック戦線で活躍しており好勝負に期待したい。


 ○③レッツゴードンキ。手綱がほとんど動かなかった新馬戦から中1週で参戦した前走の札幌2歳S。勝ったブライトエンブレムが大外一気を決めたように後方有利の馬場の中、4角4番手から3着。札幌2歳組は6着アルマワイオリや7着ミッキーユニバース、10着スワーヴジョージなど当時の下位勢がその後の巻き返しに成功しておりレベルが高いレースだったことが考えられる。軽い東京の芝は初経験となるが、雨で渋ればパワー型の本馬にも馬場が向いてくる。メンバーを見渡しても現時点で重賞実績のある馬は皆無。岩田を帯同させて参戦してくるだけに軽視はできない。


 ▲⑤シャルール。母グレイトフィーヴァーの産駒はラフォルジュルネ、ラブラバード(ともに父スペシャルウィーク)、サンジェナーロ(父マンハッタンカフェ)と3頭に出資しており全てが勝ち上がり。ゼンノロブロイ産駒で厩舎が変わったなどの理由で出資を見送ったが札幌の新馬戦がど派手なパフォーマンス。今後も活躍してしまうと後悔の念に駆られることは容易に想像ができるが、体調一息で人気もなかったデビュー戦で後続を6馬身ぶっちぎる内容は奥の深さを感じさせる。今回はソエで休養を挟んで仕切り直しの一戦。姉兄はキレ味タイプではなかっただけに父が変わって違った一面が見られた。1戦1勝馬であるために過剰評価は禁物だが、鞍上の四位は①フローレスダンサーの騎乗を見送り本馬を選択。ティルナノーグやコートシャルマンなど2歳勢に勢いのある幹夫厩舎は今世代注目。


三連複②軸 ①・③・⑤・⑬・⑭・⑯・⑱ 計21点


 重賞に格上げされて3年目。今年よりGⅢ表記となった。一昨年の1着馬、昨年の上位3頭の共通点は上級クラスでの実績。500万以上の連対か男馬相手の重賞5着以内の経験があった。今年も1戦1勝の人気馬が複数頭おり、気になるところ。札幌組がどこまでやれるか注目。


 東京の馬場は今週よりBコースへ変更。再びインコース有利の馬場になりそうで馬場読みも大事。大波乱まではなさそうだが、人気が割れており配当妙味はまずまず。


 馬券は◎からで◎○▲でも三連複20倍以上。50~100倍くらいのオッズも多数あり、手広く攻めても損はない。人気上位勢同士でも決着よりは馬場を考えても3着争いあたりには人気薄が前残りで食い込んでくるケースも考えたい。



◇先週日曜の的中馬券

◇先週日曜の予想結果
■第75回菊花賞(GⅠ)
1着3人△②トーホウジャッカル
2着4人△④サウンズオブアース
3着7人△⑩ゴールドアクター
4着10人▲⑫タガノグランパ
5着6人×⑥ショウナンラグーン
9着1人◎⑮ワンアンドオンリー
三連複133.4倍不的中(予想21点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)


10.26×菊花賞 9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S 7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S 3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典 10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS 3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ 2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯 4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマー 1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライト 1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS 1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル 3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着