第39回エリザベス女王杯(GⅠ) | 下町育ちの馬券王 ~JRA全重賞予想大会・一口所有馬近況~

第39回エリザベス女王杯(GⅠ)

 天皇賞に続き、先週のアルゼンチン共和国杯も◎△△で三連複33,1倍の2週連続的中!今週から有馬記念まで7週連続のGⅠ開催で秋競馬から目が離せない。

■京都11R(15:35)・第39回エリザベス女王杯(GⅠ)
◎①ラキシス
○⑤ヌーヴォレコルト
▲⑱アロマティコ
△⑥メイショウマンボ
△⑫ショウナンパンドラ
△②フーラブライド
☆⑭サングレアル
☆③キャトルフィーユ


三連複①軸 ②・③・⑤・⑥・⑫・⑭・⑱ 計21点


 ◎①ラキシス。昨年の2着馬でキャリアはわずか10戦もうち9戦が2000m以上の競馬を使われている。坂を越える外回りの2200mは牝馬では過酷な距離。スピードよりはスタミナ面が非常に重要で年明けから京都記念4着、中日新聞杯2着、前走のオールカマー2着ならば合格点。ディープ産駒特有のキレ味よりは立ち回りの巧さとバテない末脚が魅力。京都大賞典よりも間隔の空いたオールカマーを中6週で使ってきた点にも好感が持てる。同舞台だったセントライト記念に比べて1週後のオールカマーは時計面で劣るが、3着クリールカイザーと6着フェイムゲームが先週のアルゼンチン共和国杯でワンツー。昨年より2キロ増で初めて背負う56キロも主戦の川田がスタミナ面を気にせずに騎乗できる点が心強い。今秋トレンドの重賞未勝利馬による下克上を期待する。


 ○⑤ヌーヴォレコルト。8年連続で馬券に食い込んでいる3歳馬と古馬との能力比較が毎年難解なのが本レースの特徴だが、クラシックで上位争いをしていれば2キロの斤量差を味方に通用できるのが例年の傾向。世代トップで凱旋門賞に臨んだハープスターが抜けた形になるが、本馬も春から桜花賞3着とオークス1着、秋華賞2着と大崩れがないのが強調材料。特に前走の秋華賞は前後半が58秒0ー57秒0の近年希に見るタフな流れ。京都が高速馬場であるためレコードを1秒1更新された1分57秒0の走破時計は評価と言うよりもレース後の疲れが気になるところ。内をすくったショウナンパンドラに比べて、外を回すロスがありながらクビ差まで迫る内容は外回りに変わって期待が高まる。気になるのは栗東滞在で10キロ増で臨めた前走と比べて予定していたジャパンカップを前倒ししての参戦と秋2戦から状態面でデキ落ちがないかどうか。厩舎としてはJRA賞の「最優秀3歳牝馬」の称号を手にするために勝つことが絶対条件だが、改めて人気を背負う立場なだけに過剰な信頼を置くのは危険か。


 ▲⑱アロマティコ。近2年の本レースは重馬場だったため参考外だが、過去10年をみてもレースの上がり3ハロンが35秒以上だったのが7回。京都の外回りだとイメージとしては33秒台の切れ味が要求されるように感じるが、上記にもあるように牝馬限定戦の2200mとなるとスタミナが要求され好位からの押し切りか持続する末脚が必要。前走のオールカマーはラキシス同様に中6週の本レースを睨んでの参戦。前残りの流れで4角15番手から脚を余したようにも見られた5着。2,3走前の巴賞1着、クイーンS2着にしても共に上がり3ハロン34秒台の上がり最速で連対しているように仕掛けどころ一つ。鞍上三浦の強引な騎乗に馬も応えており、昨年3着の際とは馬場が異なるが伏兵馬として軽く扱えない。


 △⑥メイショウマンボ。休み明けながら期待した京都大賞典は台風による順延開催で16キロ増とレース前から勝負にならなかった。昨年の秋華賞、今年のヴィクトリアマイルと休み明け2戦目の牝馬GⅠで結果を残しているのは周知の事実。また昨年のオークスと秋華賞、本レースと2000n以上の牝馬限定GⅠを3戦3勝としているのは驚異的。女同士の戦いでは崩れることがないだけに馬券の押さえには必要だ。


三連複①軸 ②・③・⑤・⑥・⑫・⑭・⑱ 計21点


 牝馬の頂上決戦らしく4世代のGⅠ馬6頭を含む出走12頭が重賞勝ち馬。ジャパンカップに向かうジェンティルドンナとハープスター、デニムアンドルビーが不在でも現役屈指の女馬が勢ぞろいして高レベルで拮抗している。


 秋華賞で金星を挙げた⑫ショウナンパンドラは当時が坂路での究極仕上げ。内回りの展開利があったにせよ新潟でも結果を出しており、外回りでも不安はない。しかし今年に入って9戦目。中間も坂路2本を連日追われているが状態のキープと古馬との力関係がカギ。昨年は先行できずに馬群に沈んだ⑩ヴィルシーナは春にヴィクトリアマイルで復活して、宝塚記念も馬場を味方につけて逃げて3着。実績だけならメイショウマンボと並ぶほどだが、府中牝馬Sを腰痛で回避。中間もポリトラックとウッドで軽めの調整ばかりでぶっつけとなるだけに人気以上の期待はできないとみて馬券では拾えない。⑮ディアデラマドレは前走の府中牝馬Sや3走前のマーメイドSで魅せたようにラキシスやアロマティコの真逆で軽いキレ脚が持ち味。当時54,53キロでいずれも軽量での台頭なだけに56キロとなる今回が試金石。人気的には狙えそうだが気性面の不安や牡馬混合やGⅠでの実績がないためにこちらも相手候補から切る。


 過去10年の3着以内30頭のうち14頭が1,2人気。2桁人気の台頭も大逃げ2頭で決まった09年の1,2着馬のみと京都外回りで力通りに決まる傾向が強い。その09年と昨年のみが三連複万馬券だが、半数の5回は50倍以下の決着となっている。世代別では3歳と古馬が5勝ずつの互角。近8年連続で計10頭が馬券絡みを果たしている3歳馬も成長が追いつく時期を考えると2キロの恩恵があるだけに軽視できない。


 馬券は◎から均等ながしと配当のバランスを考えると◎○2頭軸から印各馬への馬券も必要。半数以上は万馬券の買い目だが、混戦を呈しているだけに配当妙味あり。ヌーヴォレコルト(-10キロまで)とメイショウマンボ(-10キロ以上)、サングレアル(400キロ以上)は直前の馬体重も要チェック。

◇先週日曜の的中馬券


◇昨日土曜の予想結果
■第19回武蔵野ステークス(GⅢ)
1着7人×⑪ワイドバッハ
2着1人△①エアハリファ
3着11人×③グレープブランデー
4着12人×⑬ダノンカモン
5着4人▲⑫フィールザスマート
6着2人◎④レッドアルヴィス
三連複325.9倍不的中(予想21点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.11.09/AR共和国…三連複33.1倍的中(15点)
14.11.02/天皇賞  …三連複28.5倍的中(21点)
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)

11.15×武蔵野S …6着/2人…レッドアルヴィス
11.09◎AR共和国…1着/2人…フェイムゲーム
11.02△天皇賞 …3着/1人…イスラボニータ
11.01×スワンS …7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス…6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 …9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S …7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 …2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S…3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典…10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 …4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS…3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ…2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯…4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマ…1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライ…1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS …1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル…3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着