『歩くという哲学』(フレデリック・グロ著 谷口亜沙子訳)
この本も娘の京都土産。
センスのない丸善のカバーがついている。
おれのためにというわけではないが。
出版社は、山と渓谷社!
著者グロさんもとうぜん歩くのが好きで、アルプスや哲学・文学を散策している。
ランボー、ルソー、ネルヴァル、ニーテェ、ソロー、ガンディー、キルケゴール、カント、ヘルダーリンを紹介している。
おれもふらふら歩くのが大好きだ。
バイクや車で爆走するばかりではないのである。
山を歩き、車が通らない路地を歩く。
風景とともに生活の息吹を嗅ぐ。
これは銭金に換算されない富と申せましょう。
換算されてたまるか!
おれの宝物は交換不能のものじゃないか。
ーチェは散歩が好きだった。
吉本隆明も彼を紹介していたな。
「ニヒリストよ! 根気よく座って仕事をするのは、まさしく聖霊に対する罪である。歩きながら得た思想のみが価値をもっている」とニーチェは言った(『偶像の黄昏』)。
「歩きながら得た思想でなければ信じるに足りない。」(『この人を見よ』)









