へっぽこアルピニストの登山日記 -6ページ目
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へっぽこアルピニストの登山日記(番外編)~京都の秋

■12月4日

朝9:30、今日は暇だし六甲でも行こうかと思い立った時、

「明日、京都の金蔵寺紅葉を見に行くつもり」と嫁が言い出しました。


このお寺は、最近でこそ少しメジャーになりましたが、

まだまだ知る人ぞ知る紅葉のきれいなお寺です。


しかし、小塩山という山の中腹にあるため、

「さすがにもう散っているだろう」と言うと、

「よかったら六甲に行かずに登って見て来て」とのこと。

予定変更してポンポン山から金蔵寺に歩くことにしました。


しかし、案の定、全て落葉して何も残っていませんでした。

わざわざタクシーに乗って見に来ているグループも一組いましたが、

残念、タクシー代はいかほどだったのでしょうか?


★参考までに何年か前の写真を掲載します。
へっぽこアルピニストの登山日記 (何年前の金蔵寺)


下山し、ふもとの大原野神社の前を通りました。

こちらはそこそこ綺麗でした。


へっぽこアルピニストの登山日記 (大原野神社)


洛西の山の麓なら綺麗だろうとのことで、

翌日は光明寺に行く事にしました。


■12月5日

7:30に車で京都に向かい9時前には寺の前に到着。

すでに何十人かは並んでいました。

光明寺は噂にたがわぬ綺麗な紅葉でした。


へっぽこアルピニストの登山日記


へっぽこアルピニストの登山日記


へっぽこアルピニストの登山日記


途中、茶店でみたらし団子と煎茶をいただきました。

「花より団子」ならぬ「紅葉より団子」といったところです。

へっぽこアルピニストの登山日記


せっかく朝早くから高速を使って京都に来たので、

以前京都に住んでいた頃によく買いに行った醤油屋さんに行きました。

鷹峰にある松野醤油というつくり醤油屋です。

江戸時代の文化2年創業とのことです。


この醤油、少々高めですが、風味がしっかりとしていて少量でも味が出ます。

ポン酢は、醤油辛さよりダシの香りが際立っており、

あっさりとした水炊きや野菜のお浸しなんかにぴったりです。


へっぽこアルピニストの登山日記 (左からポン酢、こいくち、うすくち)

※ラベルは何とも素朴です。


醤油購入後、向日町のほあんほあんという中華料理屋で

お昼を食べて帰りました。

ここの名物は「京風皿うどん」です。

鳥ガラスープをベースにしたあっさり塩味+けずり節の香りが最高。

麺は表面がかりっとした蒸し焼きです。


へっぽこアルピニストの登山日記 (京風皿うどん)


京都を久しぶりに満喫した一日でした。

へっぽこアルピニストの登山日記~2010夏

へっぽこアルピニスト40才、

三十路過ぎから登山を始めて約10年、

一般ルートの中級・上級もこなせるようになりました。


写真を撮っても活躍の場が無かったのですが、

アメブロ開設にともない、遅ればせながら、

たまった写真の一部を掲載します。

2年間から急に登山に目覚めた両親のガイド役で、

この夏、日本のマッターホルンこと槍ヶ岳に登りました。


かなり前に登った時は、ドシャ降りで山頂は完全にガスの中。

リベンジのつもりで再度チャレンジです。


■8月7日

深夜バスで大阪発、早朝に上高地に到着。

初日は梓川沿いにダラダラ歩き、槍沢ロッジに一泊です。


へっぽこアルピニストの登山日記 (上高地・梓川と穂高連峰)


■8月8日

翌朝、いよいよ槍の穂先へ向かって登ります。

ちなみに今日は娘の誕生日です。

父親のいない平和な誕生日パーティーができることでしょう。


へっぽこアルピニストの登山日記 (ニッコウキスゲ)


途中、ニッコウキスゲの鮮やかな色に心が安らぎます。


大曲、水俣乗越あたりから本格的なアルペンロードが始まります。

予想通り、両親のペースがダウン。



へっぽこアルピニストの登山日記 (大曲雪渓上部)


今年は雪渓も少なく歩きやすい道でした。

写真撮影をしながら何とか殺生ヒュッテの見える位置に着きました。


へっぽこアルピニストの登山日記 (殺生ヒュッテ分岐)

5分登っては小休止の繰返しを数時間続け、ようやく槍の肩に到着。

昼食後、穂先へアタックします。

盆前の最盛期、アリの行列のような人の多さに、怖がりの両親も問題なし。

余裕の記念撮影です。


へっぽこアルピニストの登山日記 (鎖場の手前で大渋滞)


途中、「アルプス一万尺、小槍の上で、アルペン踊りを~」で有名な

小槍が見えました。とても上では踊れそうにありません。


へっぽこアルピニストの登山日記 (小槍)


梯子を登っていよいよ穂先に到着、見事なパノラマでした。


へっぽこアルピニストの登山日記 (山頂にて…標高3180m)


穂先から下り始めると雲が急に出て来ました。

肩に戻った頃には完全にガスの中。今回は非常にツイていました。


■8月9日

翌日は天候が回復、私は一人で天狗池を目指しました。

途中分岐でザックをデポして空身でピストンします。

やはり荷物が無いと楽ちんです。


天狗池に着いた途端、ガスが出て来ました。

池に映る逆さ槍は微妙な感じですが、

さすが氷河公園と呼ばれるだけの雰囲気です。

高価そうな一眼レフを持った人達が多数スタンバイしていましたが、

一向にガスが晴れそうにありません。

果たしてベストショットは撮れたのでしょうか?


へっぽこアルピニストの登山日記 (天狗池の逆さ槍)


横尾山荘まで下り両親と合流、徳澤まで下って一泊しました。


●両親曰く、来年は、奥穂高、北穂高に行きたいとのことです。
 この冬の体力アップが必須なようです。

へっぽこアルピニストの登山日記~2010秋

10月の3連休前、今年は夏の猛暑と急な気温低下で

「10年に一度の紅葉」と巷では噂されていました。


「10年に一度の逸材」と騒がれながら、

活躍できずに球界を去った高校野球のスター達、

例えば…とか少し感傷的な事を考えながら、

そして期待を裏切られる事を少々覚悟しながら

涸沢(からさわ)に行ってきました。

大渋滞を避け、3連休より一足早く出発です。


■10月8日

前夜は毎度お馴染みの横尾山荘に一泊。

天気は下り坂との予報でしたが、前穂の朝焼けは見事。

期待を持って登山開始。

今日は15回目の結婚記念日だったことに後から気付きました。

記念日好きの嫁でなくて良かったです。


へっぽこアルピニストの登山日記 (朝焼けの前穂)


樹林帯を歩き本谷橋を渡りいよいよ涸沢に入ります。

何度も歩いたコースとは言え、やはり結構な急登です。

ガレ場を過ぎていよいよ涸沢カールです。

「10年に一度」の触れ込みにウソは無かったようです。


へっぽこアルピニストの登山日記 (涸沢ヒュッテと涸沢小屋との分岐)

へっぽこアルピニストの登山日記 (ナナカマドの紅葉と涸沢岳)

へっぽこアルピニストの登山日記 (涸沢小屋と三段紅葉)


実は今回、涸沢でゆっくり過ごす予定でしたが、

あまりの紅葉の素晴らしさと天候の良さに、

北穂高岳へ登ることにしました。まだ8時半、11時の登頂が目標です。
途中、かなりしんどい登りでしたが、景色を見てリフレッシュします。


へっぽこアルピニストの登山日記 (奥穂高岳と吊尾根)


そしてようやく11時半前に登頂できました。

予定より30分遅れですが、上出来でしょう。

大キレットと槍ヶ岳の 眺めが素晴らしく、しばし見とれていました。


へっぽこアルピニストの登山日記 (大キレット)


折角なので、カップルの登山者に記念撮影してもらいました。

彼女はいわゆる山ガール、ファッショナブルないでたちでした。


へっぽこアルピニストの登山日記 (北穂山頂)


北穂高小屋のテラスでカレーライスを食べた後、下山開始。

やはり山は下りの方が大変だと実感しながら横尾山荘にもどりました。


★そして、ここ横尾山荘でサプライズがありました。


大阪・福島にある某飲み屋の常連Kさんに小屋の食堂で出会いました。

お互い驚き、そしてお酒を飲み交わしました。

ちなみにKさんは明日から涸沢に登るとのことでした。


へっぽこアルピニストの登山日記 (横尾山荘にて)


世の中が狭いのか、登山する人間の世界が狭いのか、

とにかく人との縁は大切にしたいと思いました。

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