藤尾秀昭監修、致知出版発行。

致知出版のメルマガから厳選されたものを一冊の本にしたものです。

個人的に一番感動したのは第五章「教え」 の無名有力の人・徳永康起の教え、「教員の仕事は教壇に立って教えることだ」です。

本文にある一部に書かれているんですが・・・・

熊本の歴史始まって以来、初めて三十代の若さで小学校の校長になられた程優秀でしたが、

「教員の仕事は教壇に立って教えることだ」と五年で校長を降り、自ら志願して一教員に戻った人でした。

二年ごとに学校を出されてしまうんだけど行く先々で教師たちが一番敬遠している難しいクラスを受け持って、みんなを勉強好きに変えてしまうんです。

とあります。このあと幾つかのエピソードが紹介されているのですが実に『粋』なんです。

是非読んでみて欲しいです。

山下朝史著、主婦と生活社発行。

もともとは自ら望んで農業に携わった訳ではなく日本料理店の知人から頼まれ始めたのがキッカケのようです。

それまでフランスへ渡ってから(渡仏したのも特にフランスにこだわっていた訳ではない)盆栽業、ゴルフ教師を経て、43才にして全くの素人から野菜づくりを始めた変わり種の方。

ただ本を読んでいると歩んだ道のりが野菜づくりに結ばれていってるなぁと感じます。

目の前のことをただ一生懸命やってるといるべき所に運ばれていくなぁと思いました。

正に『運命』ですね。
小学館発行、伊藤氏貴著。

橋本武さん、98才。旧制灘中学に赴任されたのが昭和九年。一冊の文庫本を三年がかりで読み込む授業を実践、内容を追体験しながら横道にそれつつも生徒の惹かれることを優先していく。

その生徒達は日本をリードする人材に育っていく。

また橋本武さんの生い立ちも紹介されているが二宮尊徳にそっくりで興味深い。

すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる・・・・本文に書かれているが刹那的に生きる、短絡的に生きる風潮の現代だが本書を通し学ぶことは多いと思う。

大和心が目覚める一冊になればイイなぁ。