とうとう3月も終わりですね。
1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去ると申しますが、本当に月日の経つのは早いものでございます。
さて、本日は昨日のつづき、「お薬師さんの優しさ(奇跡)を体感しましたー」ってお話です。
薬師寺さん→唐招提寺さん→大安寺さん→帯解寺さんへの弾丸参拝をすませ、奈良の中心部・ひがしむき商店街へ戻ってきた私たち。
この商店街は駅に近いこともあり、観光客や修学旅行生向けのお店なんかも軒を連ねてましてね、そりゃー賑やかなんです。
「お腹も空いたし、どっかで晩ご飯いただこうか?」とキョロキョロしてたら・・・ガラスのショーウィンドーの中の、このパネルが目に飛び込んできたんです!
お薬師さんと、十種の造花!!
パネルの下には美しい散華も
薬師寺さんでも御本尊に供えられた造花は拝見できましたが、参拝者が多くてゆっくり見れなかったし、「もっと近くで見たいなー(・ω・`)」と思ってたんです。
こんな間近で、1本1本の造花をじっくり拝見できるとは・・・お薬師さま、ありがとうございます(´人`)(クリックで拡大しますよ)
薬師寺さんでは「藤・ユリ・かきつばた」などの造花も見られましたが、こちらでは牡丹や椿、菊などが供えられていました。スペースの問題かな?
しかし、これらの造花・・・紙で作られてると思えないぐらい素晴らしい出来栄えですよねー(うっとり)
ちなみに、「花会式」の名前の由来が、この十種(とくさ)の造花なんですって。
1107(嘉承2年)、堀河天皇は皇后の病気平癒を薬師如来に祈られました。
病気が回復した皇后はその翌年、女官とともに10種類の造花を作られて、お薬師様に供えられました。
これが花会式と呼ばれる法要の始まり、だそうです(クリックで拡大しますよ)
展示してた練行衆の衣にも興奮!
法螺貝と咒(しゅ)願文。(クリックで拡大しますよ)
※この咒願文がなにを意味してるのか不明。勉強不足ですねー
そして、31日の「鬼追い式」で用いられた・・・(クリックで拡大しますよ)
鬼の面も見ることができました!!
さらに(左)青鬼面、(右)黒鬼面 も!!
友人は「いま、薬師寺で法要やってますから来てねーって宣伝やろ?」と、いたってクールですが。
薬師寺さんの法要に参加しながらも、ゆっくりと造花が見れなくって(そして鬼追い式も行けなくって)、残念がってる私を、お薬師さんが憐れんでここに導いてくださった!と思えてならないんです。
まぁ・・・実際は友人の言うとおりなんでしょうがね(笑)
ただタイミングが合っただけやん、と思うより「うわー奇跡!これってミラクルやん!お薬師さま、ありがとうございます(´人`)」って喜べる方が、幸せやと思うんですが・・・
あなたはどう思われますか?