ラスト
ホストやってよかったよ
みなさんに本当に感謝しています。
自分がたいしたことない人間なのに偉そうにして意地張っていたと思います。
夜の世界に溶け込もうと自分を大きく見せる事に必死だったと思います。
髪型も変えて服装も変えて、持ち物も精一杯に今持っているもので夜に武装していたように感じます。
下の子には散々偉そうに言ったし
嘘が下手なのに嘘をついたこともありました
今日でその武装を外します。
こんな僕と会話したりご飯食べたり飲みにいったり釣りに行ったり…
本当に感謝しています。
大学なんかよりめちゃくちゃ勉強になりました。
元ホストの親父にホストやれって言われた意味がわかりました。
本当ホストやってよかったです。
みなさんと出会えた事に感謝しています。
本当にありがとうございます。
出勤途中
地下鉄で出勤途中
僕の目の前におばあちゃんが座りました
おばあさんは1番端に座りました
おばあさんの横には銀色の手すりがあって、何を思ったのか持っていたビニール袋を手すりに結びました
そんなに重たくなさそうなのになぁって見てました
アナウンス「次は栄、栄です」
おばあさんが手すりに結んだビニール袋をほどきはじめました。
ガサガサ……
ガサガサガサガサ…
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ…
全然とれない
もう電車は止まってしまいそう
その時
おばあさん「お兄ちゃんこれ切ってくれんかね」
おもいっきり引っ張ってちぎって渡しました
おばあさん「ありがとう」
めちゃめちゃ複雑な気分
よかったのか悪かったのか
なんで結んだんだろ



