南大塚のゲリラ豪雨対策である「千川増強幹線工事」(貯水管設置工事)は終了し、現在は「千川増強幹線人孔設置工事」(貯水管と本管を接続する工事)が行われています。

昨年7月29日に区立宮仲公園の工事現場内で火災が発生した影響により、昨年3月のblogに記載した時点から工期が延長されることとなりましたので、ご報告いたします。

⇒2023.3.19blog「南大塚ゲリラ豪雨対策 千川増強幹線人孔設置工事の続報

⇒2023.7.31blog「宮仲公園で火災、幸い人的被害なし 千川増強幹線工事への影響が懸念

 

人孔設置は、①宮仲公園、②北大塚二丁目付近、③文京区窪町東公園、の3か所で行われます。

昨年3月時点では今年度末までに宮仲公園・上池袋東公園の復旧工事まで終了する予定でしたが、8月末まで5か月程度完成時期が延期となります。

①③は8月末までに完成し、下水道の能力増強工事の効果が一部発揮されます。

なお、②は入札不調の影響で契約が遅れ、令和7年(2025年)8月までの工期で工事が行われます。

 

工事の範囲(東京都下水道局資料より)

 

<上池袋東公園>

二次覆工工事(トンネルを内面から仕上げる工事)は令和6年(2024年)2月末まで、その後に公園復旧工事。公園返却は6年8月末を予定。

遊具は現状と同程度の遊具を新たに設置、花壇は2か所のうち1か所を道路側へ復旧、トイレは新たにバリアフリー対応のトイレを設置します。

 

公園復旧イメージ(東京都下水道局資料より)

 

<宮仲公園>

マンホール工は令和6年3月末まで、その後に公園復旧工事。公園返却は6年8月末を予定。

植栽は移植前と同種の樹木(苗木)を新たに植えます。石碑は台座を新たに復旧、収納ベンチは移設前のベンチを復旧します。

 

公園復旧イメージ(東京都下水道局資料より)

 

<大塚駅北口のマンホール工>

上述の通り、入札不調の影響で完成予定が延びました。

施工場所は前回報告時と変わらず、北大塚2-23付近。

契約は令和7年8月までとなっています。

施工場所は都道内(車道)となり、車を通しながら工事は行われる予定です。

 

現時点での情報は以上です。

令和6年第1回定例会一般質問で千川増強幹線についても取り上げました。

・10年に及ぶ工事により、下水道能力の一部向上が今年8月からいよいよ達成されることについて、関係する地域の方々へ広報を行うこと。

・本区の洪水ハザードマップにも下水道能力が向上したことによる効果を反映させるべく、基となっている都の浸水予想区域図の更新を促し、同マップを早急に見直すべきこと。

上記を区へ提言し、いずれも前向きな答弁を得ています。

⇒6年第1回定例会一般質問「防災対策について(マンホールトイレ設置、千川増強幹線など)

 

地元待望の工事がいよいよ完成間近となりました。

関連の全ての工事が無事に完了する日を心待ちにしています。