南大塚のゲリラ豪雨対策である「千川増強幹線工事」(貯水管設置工事)は終了し、現在は「千川増強幹線人孔設置工事」(貯水管と本管を接続する工事)が行われています。

昨年1月、3月のblogに記載した時点から変更点などがありますので、ご報告いたします。

⇒2022.1.31blog「南大塚ゲリラ豪雨対策 千川増強幹線工事の進捗について

⇒2022.3.1blog「南大塚ゲリラ豪雨対策 千川増強幹線工事の進捗について_1月の情報の追記

 

上池袋東公園は令和4年度中に工事が終わり公園復旧もなされる予定でしたが、工期が1年延びました

これは、上池袋東公園の工事ヤードからも横穴の工事を行う段取りに変更されたためです。

図2(東京都下水道局の資料、以下の図面は全て同じ)の右下の千川増強幹線に横穴を設置する工事を行っているところですが、上池袋東公園側から施行するのはφ1800の横穴を図面右側から掘る工事、宮仲公園側からの施工は同横穴の図面左側から掘る工事です。いずれも凍結工法による施工を行っているところです。

公園復旧は令和5年度末に行われる予定です。

宮仲公園での工期等に変更はなく、令和5年度末に公園復旧が行われる予定です。

 

文京区立窪町東公園の工事は、マンホール工事が令和5年秋頃に終了予定で、その後に公園再整備となります。

 

大塚駅北口のマンホール工施工位置が変更となりました

当初は北大塚1-16付近(巣鴨警察署入口の交差点付近)の予定でしたが、埋設物が輻輳しているなどの理由で施工が困難という判断になったようです。

新たな施工位置は、北大塚2-23付近(セブンイレブンと小倉庵の間の宮仲公園通り内)となりました

施工場所は都道内(車道)となり、車を通しながら工事は行われる予定です。

工期は他の工事と同じく令和5年度末

 

宮仲公園、北大塚付近、窪町東公園の3カ所の接続部の工事が終わると、千川増強幹線の効果が発揮され、上池袋から北大塚、南大塚などの千川幹線及び第二千川幹線付近の75ミリ/h降雨の工事が完了することになります。

令和5年度末、則ち令和6年(2024年)3月には開通予定

平成25年(2013年)8月から取り組んだ南大塚一丁目付近のゲリラ豪雨対策ですが、約10年かけてようやく一区切りとなります。

 

並行して、南大塚1丁目などで下水道管の再構築工事が計画されています。

再構築工事は、下水道本管及び取付管を更生工法という手法で道路を掘削せずに補修するものです。

工期は令和5年5月から7年3月までの予定

この工事は一連のゲリラ豪雨対策とは異なりますが、下水道管の内側が補修されることで古い管が破損することによる道路陥没等の危険性が低減される他、下水道管の流量が向上する効果も期待されます。

 

上述の通り、一連のゲリラ豪雨対策は一区切りとなります。

引き続き、都、区と連携をして情報発信の工夫や啓もう活動などソフト面の充実も図り、防災能力向上に努めたいです。